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ウルトラメカニックス出動スタンバイ編 feat. ゲスラ ウルトラマン「沿岸警備命令」に登場するゲスラはウルトラQのピーターを改造した怪獣だが、もとは爬虫類、カメレオンのようだったピーターから見事に魚、オコゼのように変身し、もとがピーターであったというのは良く見ないとわからないほどだ。 海から現れ貨物船を襲う怪獣なのだからゲスラはやはり魚の怪獣であるのがふさわしい。 しかし、このゲスラ、魚ではなくトカゲの1種が汚染した海水を浴びたために怪獣化したという設定らしい。 どう見ても魚だけどなあ?トカゲにはあまり見えないぞ。 いや、トカゲならまだいい。 他のウルトラ怪獣について書かれた資料によってはゲスラはなんと「虫の幼虫」が怪獣化したものだとしているものもあるのだ。 ゲスラが虫??? しかも幼虫??? こればっかりはとうてい信じられない。 しかし俺が子供の頃に読んだ怪獣図鑑では大体「ゲスラは虫の幼虫が怪獣になった」と書かれていたので、子供の俺は「大人の書いた怪獣図鑑がそう言ってるんだから、たぶん間違いないのだろう」、と素直に信じていた。 虫の幼虫が怪獣化して魚そっくりになる。 そんなぶっとんだ飛躍が平然と行われるのが初代ウルトラの世界なのだ。 どう考えてもありえないことでも初代ウルトラの世界の中では起こりうる。 だから俺は長いことゲスラは「虫の幼虫が巨大化した怪獣」だと思い込んでいた。 が、後になってこれが間違いだったことがわかる。 実はゲスラは脚本段階ではモスラの幼虫を改造した怪獣が登場する予定だったらしい。 しかし撮影間際になってモスラの幼虫を使用することを急遽変更。 ピーターを改造し、魚型の怪獣ゲスラを作り、これを使用することになったらしい。 ゲスラが虫の幼虫の怪獣だったという設定は脚本段階の初期の設定であり、このボツになった設定を、怪獣図鑑はそのまま書いていたのだ。 大人が書いた怪獣図鑑に間違いなんかあるはず無い、と思っていたが、これは大間違いだった、というわけである。 しかしモスラの幼虫を改造した、ゲスラ。幻となったこの怪獣を見たかったかというと、俺は絶対に見たくない。 あんなモスラの幼虫なんかが貨物船を襲ったり、ウルトラマンと戦ったりしたって絶対に面白くない。 この魚類怪獣ゲスラだからこそいいのだ。 ちなみにゲスラが魚類型怪獣に変更になった後でも、脚本の変更は無かったらしく、ゲスラを見た子供が科特隊に怪獣の目撃談を語るセリフでは 「背中にトゲトゲがあって、2つの角があって、モコモコモコ・・・・」 と言ったりしている。 モコモコモコなんてのは幼虫モスラの動きを表した表現であり、魚類怪獣ゲスラにはしっくりこない。 晴れて幼虫モスラではなく、立派なこの魚類怪獣に落ち着いたゲスラだが、この怪獣の特筆すべき点は、やはりチョコレートが大好物だということだろう。 正確にはチョコレートの原料となるカカオ豆が鉱物で、カカオ豆を輸送する貨物船を襲撃したりするのだ。 変なものを食べるのが大好きな怪獣というのは多い。 石油を食べるペスター、ウランが好きなガボラ、そして真珠が好物のガマクジラ。 どれも「なんでそんなものを食べるんだよ」と共感することが出来ないものばかりだが、ゲスラは違う。 ゲスラはぼくらと同じようにチョコレートが好きなのだ。 そんなゲスラに親近感を持った子供達は多いはず。 なにしろチョコといったらお菓子の中でも1番おいしい! 怪獣にもチョコのおいしさはわかるんだなあ、となんだか嬉しい気持ちになったものだ。 ゲスラは正直かなりブサイクな怪獣である。 名前も「ゲスラ」なんて、いくら怪獣とはいえちょっとあんまりである。 しかしゲスラをかっこ悪いとか、気に入らないなんて思ったことは無い。 なぜだかわからないがゲスラには怪獣的な魅力がある。 うまく説明できないが怪獣には、我々人間が普段使う意味での「美」とはまた違った特殊な「美」というものを備えているのだと思う。 醜い怪獣ゲスラ、しかし怪獣として見ると、けっして醜くなんかなく、「かっこいい」、「美しい」と言ってしまえる。 この特殊な「怪獣美」は、言ってみれば生物としての美しさ、であると思う。 ゲスラのその生命感溢れる姿は、間違いなく美しい。 そしてゲスラや他の怪獣が放つ「怪獣美」、「生物美」こそが本質的な「美」であると俺は思う。 人間が社会と言う枠の中で便宜的に定義した「美」から開放された真の美しさだ。 そうした本質に直感的に気づくのはやはり、社会に毒されていない子供の目であると思う。 だから、ゲスラこそが「かっこいい」と思える子供の審美眼こそが本物なのだ。 魚そっくりのゲスラが美しいということは、すなわち神のデザインした魚類が美しいということにつながる。 水中での生活において極限まで機能的にデザインされた魚類の美しさ。 そしてその魚類をモチーフにしたゲスラは、神のデザインからインスピレーションを受けた、やはり美しい怪獣である。
by pulog1
| 2004-12-20 11:24
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