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怪獣ブームはテレビ、映画の世界だけでなくおもちゃの世界にも広がっていった。 怪獣のおもちゃ、ソフビ人形や怪獣プラモは子供たちの必須アイテムとなった。 当時の男の子達の中で怪獣人形を持っていない子供なんて1人もいなかったであろう。 数多くの怪獣が商品化された。 マルサンやブルマァクの怪獣ソフビは、そんな怪獣商品の代表であろう。 こうしたソフビ化、おもちゃ化された怪獣たちは当然テレビや映画の人気怪獣だった。 ゴジラ人形、ウルトラ怪獣人形などである。 しかし、怪獣ブームに便乗して発売される謎の怪獣おもちゃが出回り、当時の子供達を混乱に陥れた。 いわゆるパチモン怪獣たちである。 子供達は巷に出回る見たことも無い怪獣のおもちゃにどうリアクションしていいのかわからなかった。 それらパチモン怪獣はテレビや映画では見たことの無い「知らない怪獣」だったのだ。 子供達の間では「テレビ、映画に出てくる怪獣は本物」で、そういうメディアに出てこない怪獣は「ニセモノ」であった。 そんなニセモノ怪獣が巷にあふれていた。 子供達は無意識的に、こうした「偽者怪獣」を「本物の怪獣」とはっきり区別し、1段低く見ていた。 パチモン怪獣は、ようするに怪獣番組を制作するプロダクションに怪獣の商品化を許諾してもらうライセンスを持っていないメーカーの商品だ。 ライセンスを持っていないため、テレビ、映画に出てくる「本物の怪獣」を商品化することが出来ず、仕方なくオリジナルの怪獣のおもちゃを発売するのである。 パチモン怪獣メーカーは、ブルマァクなどの本物の怪獣を商品化出来るライセンスをもった会社と違い、ようするに貧乏零細メーカーだったのだ。 ライセンス使用料を支払う金が無い。 そのせいかパチモン怪獣には本物怪獣にはない、ある種の「貧乏臭さ」が常に漂っていた。 本物の怪獣のおもちゃを販売できないにもかかわらず、パチモン怪獣のおもちゃを作ってしまうメーカー。 怪獣はそれだけ大人気だったのだ。 ライセンスをもっていないにもかかわらず、パチモンでもなんでも販売してしまう商魂のたくましさがパチモンメーカーにはあった。 俺はそうしたパチモン怪獣メーカーの図太さ、たくましさにある種の羨望の念さえ覚える。 そして俺は、そんなパチモン怪獣が好きでたまらなかった。 他の人のことは知らない。が、俺の価値観から言うとパチモン怪獣は「ニセモノ」、「テレビ、映画の怪獣よりもワンランク下」というよりも「テレビでも映画でも見ることの出来ない珍しい怪獣」だと思っていた。 パチモン怪獣も本物の怪獣も俺にとっては同列の、魅力溢れる存在だった。 よく親が子供を喜ばせるため、怪獣のおもちゃを買っていくが、親は当然その怪獣がテレビに出ている本物なのか、そうじゃないパチモンなのかがわからず、とにかく怪獣だからと思って買っていくと、子供に「これってニセモノの怪獣だ!」と言われ、せっかく子供のためを思って買ってきたのに逆に泣かれる、という悲しい話を耳にするが、俺にはそういったことはなかった。 逆にパチモン怪獣のおもちゃを買ってきてもらうとすごく喜んだくらいだ。 「こんな怪獣誰も持ってないぞ!」 そんな気持ちになったぐらいだ。 俺はパチモン怪獣が大好きなのだ。 日東というプラモメーカーから発売された怪獣ワニゴンとガマロンは、そんなパチモン怪獣の中でも特に有名なものである。 パチモンとはいえ、そのデザインはいかにも「映画に登場しそうな怪獣」である。 デザイン的には非常に優れた、魅力的なものであることは間違いない。 単にパチモンという理由だけで無視するにはあまりに惜しい怪獣だ。 特にワニゴンは「ガメラ対バルゴン」登場の「本物怪獣」バルゴンそっくりであるが、バルゴン以上に怪獣らしいのではないだろうか? 逆にバルゴンのほうが「どこかパチモン怪獣臭い」ような印象をもってしまうくらいだ。 ガマロンという怪獣も、このワニゴンと対決するという設定があるように思える。 怪獣映画定番の大怪獣同士の対決という図式を意識しての2大怪獣同時発売だったのだろう。 ちなみに、この日東のワニゴン、ガマロンはパッケージのイラストは迫力溢れる素晴らしいものだが、実際組み立てたプラモデルの出来はひどいものらしい。 しかし、このパッケージイラストだけで充分である。 パチモンとは思えない、迫力満点の大怪獣として描かれている。 そんなワニゴンとガマロンに魅了され、この2体をソフビ化してしまったメーカーがある。 「アマプロ」という名古屋のインディー玩具メーカーだ。 アマプロのワニゴン、ガマロンのソフビはなかなか素晴らしい出来だ。 ワニゴン ガマロン またアマプロは、たった5分ながらもワニゴンとガマロンが対決するショートフィルムを作っている。 ワニゴン対ガマロン たしかに自主制作のショートフィルムではあるが、これでワニゴン。ガマロンは共に、晴れて「映画に出てくる怪獣」になったのだ。 パチモン怪獣に対する思い入れは深い。 また機会があったらパチモン怪獣をとりあげ、より深く考察しようと思っている。
by pulog1
| 2004-08-07 12:14
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