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![]() 昨日の記事では余計なことばかり書いてしまってミラーマンの怪獣について書きたかったことをすべて書ききれなかったので、その続きを書かせていただきます。 ミラーマンの初期に登場した怪獣はそれまでの怪獣にはなかったような見たことのない独創性を持った個性的で異次元的なものでした。 こうした異次元的なデザインコンセプトを番組最後まで貫いてくれたら素晴らしかったのですが、残念ながらミラーマン怪獣は番組途中で息切れしてしまったかのように初期の独創的なデザインコンセプトは途絶え、ありきたりな印象の薄いものばかりになってしまいます。 wikipediaのミラーマンの項目を参照しながら、ミラーマン怪獣の変遷について考察してみます。 第1話「ミラーマン誕生」から第13話「笛を吹く魔女」に登場した怪獣はまさに他の怪獣とは明らかに違う独特のデザインコンセプトに基づいたいわゆる「ミラーマン初期怪獣」と言えます。 テレビの連続ドラマでは13話を1クールという1つの単位でまとめます。 週に1回の放送だとだいたい3ヶ月くらいの放送分が1クールですね。 ミラーマンの1クールに登場した怪獣の名前を挙げると 1話>アイアン 2話>キティファイヤー 3話>ダークロン 4話>マルチ 5話>インベラー 6話>キティファイヤー(2回目) 7話>ゴールドサタン 8話>アイアン(2回目) 9話>マルチ(2回目) 10話>重力マシン 11話>ザイラス 12話>ゴールドサタン(2回目) 13話>ノア と、なっています。 13話分の放送ですが、同じ怪獣が2回登場していたり、10話には怪獣は登場せず「重力マシン」という巨大なマシンが敵となる話なので、ここまでに13体の怪獣が出てくるわけではありません。 アイアン、キティファイヤー、ダークロン、マルチ、インベラー、ゴールドサタン、ザイラス、ノア この8体を「初期ミラーマン怪獣」と言っていいと思います。 1クールという番組的には区切りのいい話数(13話)で初期ミラーマン怪獣はでつくしていますね。 これ以降の怪獣は明らかに初期ミラーマン怪獣とは違う趣の、異次元性がさほど感じられない、ありふれた怪獣になります。 14話に登場したキンギガイザーは、初期ミラーマン怪獣に比べはっきり見劣りする、あまりかっこよくない、魅力も劣る怪獣だと自分は思っています。 人間の感覚は人それぞれですから誰もが自分と同じようにキングガイザーを魅力の無い怪獣だと思うわけではないでしょう。 しかし、それ以前のミラーマン怪獣のトータルデザインコンセプトとは明らかに異なる怪獣だという印象は多くの人が同じように抱くものだと思います。 ちょっと画像が見つからなくてキングガイザーをお見せすることが出来ないのですが、なんというか「ジョージ秋山の書いた気味の悪い子供そっくり」な怪獣なんですよね。 ボサボサ頭の髪に黒目の無い垂れ下がった目、ジョージ秋山の「ゴンズイ」という漫画をご存知の方はあの漫画に出てくる不気味な子供、ゴンズイの顔を思い浮かべてくださいませ。 ゴンズイをご存じない方は、そうですねえ・・・・・・・「可愛げのないヤメタランス」というのが、当たらずも遠からずなイメージを浮かべることが出来るんじゃないかと思います。 とにかく自分はあまり好きになれる怪獣ではないですね。 このキングガイザーからミラーマン怪獣の傾向はガラリと変わってしまいます。 15話は以前登場したザイラス、アイアン、キティファイヤーが再び登場します。 ジャバラというのも登場しますが、これは怪獣ではなく重力マシンのような機械であるようです。 どうも13話を越えてからの新しい怪獣をなかなか用意できず、前に登場した怪獣を使いまわしている印象があります。 16話で新しい怪獣キンダーが登場しますが、これはアイアンにそっくりな怪獣で、もしかしたらアイアンの着ぐるみを改造したものかもしれません。 優れたデザインのアイアンにそっくりな怪獣ですから、見た目はそんなに悪くありません。 しかし、この時点でも新しい怪獣を作りあぐね、前に登場した怪獣にちょっと手を加え、新怪獣に仕立て上げた、という気がしてきます。 17話には新怪獣カメレゴン んー、なんというかやっぱり印象に残らない普通の怪獣でありまして、カメレオンの怪獣という視点は悪くないのですがどうしても同時期に放送していたウルトラマンAに登場した同じコンセプトのカメレキングと比較すると見劣りしてしまいます。 悪いとは言わないけれど、とりたてて「いい!」、「面白い!」ともいえない怪獣ですね。 18話にはアロザ 実はこのアロザ、なかなかかっこいい正統派恐竜型怪獣です。 ここにきてようやくシャキっとした新怪獣が登場したように思いますね。 ミラーマン怪獣の中でも人気の高い怪獣で自分も気に入ってます。 ただミラーマンの初期怪獣にあった異次元生物というコンセプトは感じられません。 この時点でミラーマンは初期の異次元生物としての怪獣というコンセプトは捨て、正統派のありふれた怪獣でやっていく、という路線に決定したようです。 以後の怪獣は初期ミラーマン怪獣と比較すると明らかに印象の薄い、ほとんどが恐竜型の怪獣が多くなってきます。 巨大な象の怪獣タイガンやハヌマーンで有名なタイのウルトラ映画「ウルトラ6兄弟対怪獣軍団」に、なぜかウルトラ怪獣に混じって登場していたダストパンなど、個人的に好きな怪獣も何匹かいるのですが、やはり初期ミラーマン怪獣と比較してしまうとデザインの面白さ、突出した個性などは見劣りしてしまいます。 ミラーマンんはおそらく、番組開始当初には「これまで見たこともないような新しい怪獣を登場させよう!」という意気込みがあったのだと思います。 それが初期の斬新なデザインと異様な存在感のある怪獣には感じられました。 しかし、悲しいかな? その意気込みは途中で息切れしてしまうんですね。 やはり新しい怪獣、それまで見たことないような斬新な怪獣を作り上げることは並大抵ではありません。 その大変である仕事を初期のミラーマンは見事に成し遂げました。 ミラーマンの初期の怪獣は間違いなく怪獣デザインの傑作であります。 それが番組の最後まで続けられなかっただけの事で、そしてこうしたことは特撮では良くあることなのです。 番組開始当初にはスタッフの新しい番組を作るんだ、新しい怪獣を作るんだ!という意気込みが伝わり、そして登場する怪獣も印象的で存在感があり、非常に面白いものが出てきます。 しかし、それはどこかで息切れしてしまい最後まで続けることは出来ないんですよね。 番組の初期に出てきた怪獣は素晴らしいが、後が続かなかったという例はほかに「シルバー仮面」がありますね。 皮肉な事に「シルバー仮面」は中央ではミラーマンの裏番組として放送されていました。 シルバー仮面の初期はウルトラセブンの宇宙人、怪獣を成田亨氏からバトンタッチした天才怪獣デザイナー、池谷仙克氏が手がけています。 チグリス星人、キルギス星人、ピューマ星人、シャイン星人と、やはりウルトラセブン同様、怪獣よりも宇宙人の敵が多く登場し、そしてそのデザインはさすが池谷仙克と言いたくなる様な素晴らしいものばかりで、はっきり「芸術」だと言える物ばかりでしたね。 素晴らしいデザインの怪獣が登場する特撮番組が同時に放送されていたわけです。 ミラーマンとシルバー仮面は、視聴率だけでなく、怪獣のデザインにおいても互いに争っていたのでした。 そしてその戦いの結果は、どうやら引き分けに終わったと言うしかないようです。 ミラーマンとまったく同じくシルバー仮面においても怪獣(ほとんど宇宙人でしたが)のデザインは途中から迷走しはじめ、やはり最終的には無難なありふれたものに落ち着き、さほど新鮮さは感じられないものとなりました。 番組初期の怪獣のみが成功していた、という点はミラーマンもシルバー仮面も同じです。 そして、同じ事は他のほとんどの怪獣番組にもいえることで初期の怪獣は素晴らしかったが、番組途中からありふれたものになる、というのはよくあるパターンで、どの番組もミラーマン、シルバー仮面と同様の迷走に陥ってしまうのでしょう。 中にはウルトラマンのように番組の最後まで素晴らしい怪獣、歴史に残る怪獣を生み出し続けた例もありますが、極めてまれですね。 とはいえ、たとえ最初だけといっても素晴らしい怪獣を生み出したならそれは後に残り、いつまでも怪獣ファンの心を捉え続けるものなのです。 ミラーマンの、シルバー仮面の、そして多くの意欲的な怪獣を生み出した全ての特撮番組の主に最初の方に出てきた怪獣は、「怪獣の歴史」に永遠にその名を刻むのです。 しかし、最後まで続けられなくても、素晴らしい怪獣を生み出したという事実は消えません。 自分は番組全体ではなく、怪獣単体で評価する、という視点が大事なんじゃないかと思っています。 そういう意味では全てではないけれど、いくつかは素晴らしい怪獣を生み出した特撮番組はたくさんあり、そうした怪獣1つ1つを評価していくべきだと思っていますね。 では、怪獣の歴史に輝かしい足跡を残した素晴らしいミラーマン初期怪獣をまとめて紹介いたします ![]() アイアン 前回紹介したアイアン モチーフがなんなのかさっぱりわからない、まさに異型の怪獣ですが、どこか深海にすむ軟体生物的に見えますね。 しかし全身が黄金色に輝く姿はエジプトのスフィンクス、あるいはツタンカーメンをも連想させ、なんだか神々しくさえ見えます。 胸の部分に人間の顔のようなものがありますが、頭部には赤い大きな目のようなものもあり、どちらが顔なのかわからなくなってきます。 まさに異次元的な理解不能の生物ですね ![]() キティファイヤー 燃え盛る炎がモチーフというのも驚きますがその炎に、まるで鬼のような恐ろしい形相の人面がついているのが凄みを感じさせます。 まさに阿修羅、といった感じの希薄に満ちた怪獣ですね。 怪獣でありながら顔だけは人間的なのがまたわれわれの理解を超えています。 もしかして伝説上の炎の魔神、イフリートが念頭にあったのでしょうか? それとも阿修羅、あるいは仁王象といった日本の怒れる神のイメージでしょうかね? ![]() ダークロン 鮮やかな黄色のボディカラーが目を引きますが、暖色系なのに氷のような冷たさを感じさせるダークロン ニヤニヤ笑っているように見える悪魔的な顔が不気味ですね 頭部の長い触手、脇腹のトゲのようなものは蟲のようにも見えます。 蟲と悪魔のハイブリットといった感じの怪獣でゾッとするような薄気味悪さを感じてしまいますが、なぜか美しくも感じるという矛盾したものを兼ねたわけのわからない生物ですね ミラーマン怪獣の中でも特にお気に入りなのがこのダークロンです なんというか悪の魅力、かっこよさを感じるんですよね ![]() マルチ これまた奇妙な怪獣です。 縦長の顔の両側に魚の背びれのようなものが広がっていて、その顔には黒目の無い無機質な目が妙にギラギラと光っています。 身体にはまるでメロンのような網目模様 腕も足も区別のつかない形をしています マルチもまた深海の軟体生物をイメージさせますね しかし、その顔がちょっとロボット風というのが奇妙です。 無機物的な要素と有機物的な要素を兼ねた、異様な生き物です。 ![]() インベラー 鳥の怪獣というのはとりたてて珍しくも無いのですが、このインベラーは実に斬新で美しいフォルムをしていて目を奪われてしまいますね。 見事な三角形のフォルム まるでジェット戦闘機のようです しかも、ミラーマン放送時にはまだ開発されていなかったはずの戦闘機「ステルス」そっくりです。 まるでステルス戦闘機のデザインの元になったのではないかと思うほどですね。 インベラーはロボットという設定ですが、確かにメカニカルな印象があります。 シャープで、そしてスピード感、高い機動力を感じさせますね。 本当に美しい怪獣です。 その他、ゴールドサタン、ザイラス、ノアの3体がいるのですが残念ながら画像がありません。 しかしこの3体もまた素晴らしい怪獣です。 ゴールドサタンは全身金色に輝く、デスマスクのような不気味な顔の怪獣 ザイラスは南米かどこかの儀式に使用する仮面のような顔をした怪獣 ノアはロボット怪獣ですが、これまた実にかっこいいデザインで素晴らしいです。 ■
[PR] ▲ by pulog1 | 2007-08-04 18:22
![]() またまたネットカフェから更新しています。 最近は新旧問わず、様々な特撮がDVDで見れたり、CSテレビで放送されていますが、自分が子供の頃はDVDはおろかビデオもなく、およそ動く映像を録画できるツールなんてものはありませんでした。 まったくいい時代になったものです。 昔は特撮を見れるのはテレビでの本放送のみ。 もし見逃したら再放送でもされない限り2度と巡り合えないものでした。 そのため特撮(まあ特撮に限らず全てのテレビ番組ですが)を見ることはいつも真剣勝負! 気を抜いてみるなんて事は許されません! ブラウン管に映し出されたもの、一瞬たりとも見逃せず全神経を研ぎ澄ませて集中して見ていたものでした。 今日の放送で出会った怪獣とはこの先いつ出会えるかわからない! まさに怪獣とは一期一会! 出会えるのは1度きり! 怪獣図鑑や児童雑誌で写真を見ることは出来ますが動く姿を見ることは、再放送を待つ意外にないのです。 ですから特撮番組に出てくる動く怪獣は目蓋に焼付け、脳裏に刻み込もうと真剣になってみていました。 動く怪獣を見ることは子供にとって1大イベント。 まさに毎週毎週大きなイベントが行われているようなものでした。 それだけ怪獣というものは「ありがたい」ものだったわけです。 怪獣が動いているというだけで「ありがたやありがたや」と拝んでおりました(ちょっと嘘) そうはいっても時々番組の放送を見逃してしまい、見ることの出来なかった怪獣というのもいっぱいいましたけどね。 怪獣をうっかり見逃してしまったときはとても悔しかったものです。 怪獣を見るというこんあ大事なイベントをうっかり忘れてしまうなんて自分はなんてバカなんだドジなんだダメ人間なんだと悔しがり、血だらけになるまで壁に頭をゴンゴンぶつけていましたね(ちょっと嘘) やっぱり怪獣ファンにとって怪獣が動いているところを見ることはこの上なく楽しく嬉しいことだったのです。 しかしどんなに望んでも決して見ることの出来ない怪獣がいました。 それは自分の住んでいる地方放送されていない特撮番組に出てくる怪獣です。 自分は子供の頃、田舎に住んでいまして、そこはテレビのチャンネルはNHKを覗いて2局しか映らず、東京などの都市に比べて格段に放送される番組が少なかったのです。 人気のある番組は放送されていましたが、それほど人気のない番組というのは放送されませんでした。 特に視聴者が子供しか期待できない子供向け番組、特撮やアニメなんかはまっさきに数少ない放送枠から削られていましたね。 ですから自分の住んでいる田舎では大きな都市部では放送されているけれど、こっちでは放送されない特撮、アニメがたくさんありました。 ミラーマンもその1つです。 番組が放送されていないといっても児童誌などではミラーマンは紹介されていましたからその存在は知っていました。 おりしも時代は第2次怪獣ブーム 様々な怪獣番組、ヒーロー番組がブラウン管を賑わせ、毎週次々と魅力的な怪獣が生まれていた時代です。 子供にとっての黄金時代。 そしてそんな時代に自らを「怪獣博士」と自称する少年にとっては「都会の人は見れるのに自分は見れない」怪獣がいることがとても悔しく思えたのでした。 ミラーマンに出てくる怪獣を見てみたい! 児童雑誌だけでその姿をうかがえる幻の怪獣を見ることを自分は夢見ていました。 「いつかミラーマンがぼくのすんでるところでもテレビでやらないかな?」 そう祈り続けていましたが、祈りはついぞ届かずミラーマン怪獣は自分にとって 「決して届かない夢のような怪獣」であり続けました。 そうなるとなんだかミラーマンの怪獣というのはテレビで見たことがある怪獣よりずっとすごいものに思えてきました。 アイアン、キティファイヤー、ダークロン、マルチ、インベラー、ゴールドサタン・・・・・ テレビで見たことないくせに名前だけはしかり頭に叩き込んだこれらミラーマン怪獣は自分にとって「夢の怪獣」でありつづけました。 時代は過ぎて、なんと1度きりしか見れないはずのテレビ番組を録画していつでも好きなときに見られるビデオレコーダーが発明、発売されます。 ビデオの登場は自分にとって大きな衝撃でしたね。 特撮番組を見るたびに 「この番組をとっておいて、後でまた見れたら良いのになあ」 と思い続けていたものでしたが、そんな夢のような話あるわけないと思ってました。 そうしたらそんな子供の頃の夢が、自分が高校生になったころに現実になってしまったのです! 信じられない気持ちでした。 そうしたらあれか? 放送されている特撮は録画して、後で好きなときに見られるのか? うはー!!!なんてすごいんだ!!! 当時ビデオはまだまだ効果でしたが、しばらくしたら値段も下がってきて一般家庭でも買えるくらいになりました。 俺は父親にねだって、根気よく説得して我が家でもビデオを買う事に成功しました! 一生懸命勉強するから!という俺の出来もしない約束を信じてビデオ買ってくれたお父さんありがとう! ついに我が家にビデオがやってきます! 真っ赤なソニーのベータビデオデッキ! そのときは「ベータのほうがコンパクトだし性能もいいし画質も良いからVHSなんかにしないでベータを買った方が後まで残る。VHSはそのうちなくなる!」 と自信を持ってベータに決定したのですが、まさかまったく逆でベータが消えてVHSが残ってしまうとは思いもよりませんでしたが・・・・・ まあ、そんなわけでついにビデオデッキを手に入れた俺です。 本当は自分のものではなくて家族全員のものなんですが主にビデオを使うのは特撮狂いの俺でした。 毎週必ず「宇宙刑事シャリバン」や「バイオマン」を録画し、何度も繰り返し見ていましたね。 おかげでまったく勉強しなくなりビデオばっかり見ていたので父親にこっぴどくしかられましたが・・・・。 さらにしばらくすると巷には「ビデオレンタル」なるものが現れて、いろんな映画や特撮、アニメのビデオを貸してくれるようになりました。 自分は出来たばかりのビデオレンタルの会員になって、それまで特撮本でしか読んだ事のない名作怪獣映画「ゴジラ」、「ゴジラの逆襲」、「三大怪獣・地球最大の決戦」、「ガメラ対バルゴン」などを借りてむさぼるように見まくりました。 もう楽しくて楽しくて仕方ありませんでしたね。 そんなビデオライフを満喫しているうちに、ふと思い出すのは子供の頃の夢だった「ミラーマン」を見ることです。 昔は見たくても見れなかった「ミラーマン」ですが、ビデオがある今は「ミラーマン」も見れるんじゃないか? アイアンも、キティファイヤーも、ダークロンも・・・・・ 怪獣図鑑でしか見たことのなかったミラーマン怪獣が動いている姿を見れるんじゃないか? まさに念願がついにかなうと思いました。 自分は会員になったビデオレンタルに出かけてミラーマンを借りようと思ったのですが・・・・ ミラーマンのビデオはそこには置いてありませんでしたね。 ビデオがリリースされてなかったのか、ビデオはあるけどその店では仕入れてなかったか。 いずれにせよ、やはり自分にとってはミラーマンは夢のまま、幻のままであり続けるのでした。 やはり自分の手は永遠にミラーマンには届かないのかもしれない。 そんな気がしましたね やがて自分はあんなに好きだった特撮にも飽きてきてだんだん見なくなってしまいました。 特撮より洋画のほうに興味が移り、ビデオも特撮以外の映画を借りてみるようになりましたね。 ちょうど「宇宙刑事シャイダー」の途中あたり、戦隊シリーズは「チェンジマン」の頃に、自分は特撮離れをするのでした・・・・・・ やがて時が過ぎ、自分は大人になります。 ずっと特撮から離れ、怪獣についても忘れかけていた頃、パソコンのインターネットをはじめますが 「そういえば昔好きだった怪獣や特撮ってネットでは人気あるのかな?」 と思って「怪獣」と打ち込んで検索すると・・・・・・ あるわあるわ! 大量の特撮、怪獣のサイトがネットにはあふれていました! 夢中になってサイトを見ているうちに自分の中で眠っていた怪獣魂が再び燃え上がりました。 やっぱり怪獣はいい!!! 毎日のように様々な怪獣サイトを見ているうちに、自分でも怪獣のサイトを作ってみたくなりました。 しかし自分はホームページの作り方は難しくてよくわからず、何度も挑戦しては挫折してしまいました。 諦めかけていた頃、ホームページより簡単に作れるブログが登場! さっそく「怪獣ブログ」を解説してみます。 ようやく自分は怪獣についてネットで語れる事ができるようになりました。 怪獣について語るのは楽しく、夢中でブログを書き続けましたね。 おかげさまで読者の方からも喜んでいただき、非常に嬉しく思っています。 最近はなんだかんだでなかなか更新しなくなってしまいましたが、それでも怪獣について語る事はこの上なく楽しいことなので時間を見つけて「怪獣ブログ」を更新していきたいと思います。 おかげさまで「怪獣ブログ」は、たびたび中断しながらも先月7月26日で3年目に突入いたしました。 これもひとえに読者の皆様のおかげです。 ありがとうございます! 「怪獣ブログ」をこれからもよろしくお願い致します! ・・・・・・・・・・・・・・・・・・あ 気がついたら長々と自分史を語ってしまいました!!! すみません、そうじゃなくて今回は自分にとっての幻の怪獣であるミtラーマン怪獣について語るはずでした!!! なんかいろいろと余計な事を書いてしまいましたが、子供の頃に都市ではなく田舎に住んでいた子供にとっては地元では放送されず、見たことのない特撮番組に登場した怪獣には憧れと羨望を感じるものだという事はおわかりいただけたと思います。 自分にとってそれはミラーマンの怪獣でした。 そしてビデオ、DVDなどで過去の作品が続々とリリースされる現在ですが、自分は未だにミラーマンを見ていません。 レンタルなどにもミラーマンのビデオ、DVDは置いてないようですね。 おそらくリリースはされていると思うのですが今となっては古い作品であり、怪獣ファン以外には知名度の低いマイナー番組の為、レンタルでもソフトを仕入れていないのでしょう。 そんな自分にとってのミラーマン怪獣ですが、しかし動いているところを見たことがないとはいえ、そのあまりに斬新なデザインの数々に怪獣魂が揺さぶられます。 ミラーマンはウルトラシリーズの円谷プロがウルトラ以外でも巨大ヒーロー、怪獣番組を作ってみようと試みた作品です。 ウルトラシリーズとの差別化をはかり、鏡の世界の超人という斬新な設定の下に新しいヒーロー像を作り上げ、さらにドラマ面でもサスペンスタッチで大人向けの内容というウルトラとはまた違った方向性を勧めて行ったようです。 中でも明らかにウルトラとは違う、差別化、新しさを打ち立てたのが怪獣ですね。 ミラーマンの敵は異次元からやってきたという未知の存在インベーダー 黒ずくめのスーツにサングラスというまるでマフィアかCIAのエージェントのような姿をしていますが、その存在はこの世界のものではなく「異次元」という理解不能な場所です。 地球でもない、また宇宙とも違う、異次元という新しい世界から来た侵略者はその姿を巨大な怪獣に変えることが出来る、あるいは巨大怪獣が人間の姿に化けたものがインベーダーだったのです。 ウルトラシリーズの怪獣とは明らかに雰囲気の違う、異形の姿、まさに異次元の生物としか言いようのないミラーマン怪獣は、われわれの理解を超えた姿をしています。 ウルトラ怪獣なんかだと、まだ地球の生物とはそこまでかけ離れていない、生物として理解できる範囲の形状をしているものがほとんどでした。 しかしミラーマンに登場する異次元の怪獣は、こんな生物がいるなんて信じられないといいたくなるような突飛な姿をしています。 第1話に登場したアイアンを例にとっても、その形状は際立って地球の生物とは異質であり、また他の怪獣、ウルトラ怪獣などと比べても明らかに種類の違うものである事をうかがわせます。 この全身黄金色に輝く怪獣アイアンの形状をなんと説明したらいいのでしょう? 別名は「鋼鉄竜」といいますが「龍」と聞いて思い浮かべる、いわゆる「ドラゴン」とはかなりかけ離れています。 地球上の生物に当てはめてみようとしても、哺乳類には見えない、鳥には見えない、魚や昆虫ともまた違います。 かといってロボットのように見えるかというと、そうも見えません。 まさに異次元の生き物だとしか形容できません。 明らかにこれまで見てきた怪獣とはまったく異質のものです。 ミラーマン怪獣はこれまでになかった新しい怪獣像を作り上げる事に成功していました。 さらに新しいだけでなく、その姿は非常に美し、くまるで現代アートのようにさえ見えます。 個人的な印象かもしれませんが、このアイアンは「芸術は爆発だ!」で有名な岡本太郎の「太陽の塔」に通じるものを感じてしまいます。 アイアンはどこか「生きた芸術作品」のように思える怪獣です。 異次元感覚としかいえない、この摩訶不思議で、そして非常に魅力的な怪獣像は、アイアン以後も続きます。 真っ赤な炎に鬼のような人面がついたキティファイヤー 鮮やかな黄色いホディに何本もの触手を生やし、まるで死神のような薄ら笑いを浮かべたデスマスクの顔のダークロン 縦に長い、なんだか「ちくわ」みたいな奇妙な顔に、深海に住む軟体生物のような身体、妙に冷たい目を光らせる奇怪な怪獣マルチ どれもこれも、それまで見たことのない新しさを感じさせ、この世のものではない異次元からの怪獣という説得力を持っています。 怪獣デザインのニューウェーブ、怪獣デザインのヌーヴェルバーグとでもいいたくなるような、実に現代芸術的な怪獣ばかりです。 こうしたミラーマン怪獣の、まるでシュルレアリズムアートを鑑賞させるかのような独特の美しいデザインを、俺は子供の頃に怪獣図鑑でうっとりと眺め、いつかは動いているところを見てみたいものだと思い続けてきました。 ミラーマン怪獣は、新しい独自性と方向性を打ち出した、かつてないほどの斬新な怪獣であります。 怪獣史において、決して無視してはいけない、重要なものであるのです。 と・・・・・・こんなふうにまとめて終われればいいのですが・・・・・・実はミラーマン怪獣のこの芸術性、革新性は長くは続きませんでした。 残念な事に、こうした他にはない魅力を持った怪獣は番組の初期だけであり、最後までこの路線を貫く事は出来なかったのです。 ちょっと余計な事を書きすぎて無駄に長くなってしまいましたので、今回はここまでとして次回、失速してしまったミラーマン後期怪獣について語りたいと思います。 みなさん、長々とすみませんでした。 ■
[PR] ▲ by pulog1 | 2007-08-03 17:44
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