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![]() 前回のモングラーに引き続き「ウルトラQの実在生物巨大化怪獣シリーズ」の2回目です ウルトラQは怪獣デザインにおいて革命を巻き起こし、その後の怪獣デザインの方向を決定づけた重要な番組であります 日本のテレビ怪獣はウルトラQ以前は「ゴジラ(恐竜・ティラノサウルス)か「キングコング(巨大なゴリラ)」の2択しかない状態でありました 詳しくは以前に書いた「テレビ怪獣黎明期」をご参考くださいませ そんな中で「ウルトラQ」は(おそらく)「映画で人気の怪獣をテレビのブラウン管に登場させよう」というコンセプトの元、毎週週替わりで新しい怪獣を登場させ続けます 第1話のゴメスはゴジラを改造した恐竜型怪獣(といっても設定の上では哺乳類なのですが) 第2話のゴローは巨大な猿で、これはゴリラではないにしてもキングコングと同様のコンセプトの下にある怪獣 放送2回にしてすでに当時のテレビ怪獣における限られた選択肢を使い切ってしまったわけですが、その後に続く怪獣は恐竜型、巨大ゴリラ型から飛び出し、大きく分けて2つのタイプに分けられます 1つは実在生物巨大化怪獣 もう1つは、天才怪獣デザイナー成田亨による革命的デザインの怪獣 言うまでもなく後の怪獣デザインの方向性を決定づけた怪獣デザインの進化におけるビッグバンを促したのは成田亨デザインの怪獣です 今回の記事を書くにあたってウルトラQの怪獣の中で成田亨のデザインした怪獣はそれぞれどれであるのかを調べようと思ったのですがウルトラQの怪獣デザイナーを表記した一覧のようなものは残念ながら見つかりませんでした(自分の調べ方が悪くて見つけられなかっただけなのかも?) ただ、今は絶版となっている「成田亨画集・ウルトラ怪獣編」を扱っている古書サイトの紹介ページに、画集に掲載されている怪獣の名前が記載されていましたので、それによると カネゴン ガラモン ケムール人 パゴス ペギラ ゴルゴス ゴーガ セミ人間 ラゴン バルンガ ピーター これらの怪獣は成田亨デザインであるようです ウルトラQの怪獣から「実在生物巨大化怪獣」を除いたものに大体一致しますね 微妙なのはナメゴンで、これは巨大なナメクジということが出来ますが実在するナメクジをそのまま巨大化した姿とは言い難く、海外SFパルプ小説に登場した宇宙怪獣、通称ベムが念頭にあったと思われるものです それでもナメゴンは成田亨の「怪獣をデザインする上での信条」からははずれるもののように思えますので、やはり成田氏の手によるものではなかったと思われます では成田氏の「怪獣をデザインする上での信条」とはなにかといますと、それは「怪獣デザイン3カ条」ともいうべきもので 1・怪獣は妖怪ではない。手足や首が増えたような妖怪的な怪獣は作らない。 2・動物をそのまま大きくしただけの怪獣は作らない。 3・身体が破壊されたような気味の悪い怪獣は作らない。 といううものです 成田氏がデザインしなかったウルトラQ怪獣のもう一方のスタイル、「実在生物の巨大化」は、ここで全部はじかれちゃうわけですね ナメゴンは見ようによっては妖怪っぽくも見えるし、巨大なナメクジとも言えるし、そしてなにより「気味が悪い」ところがありますから、やっぱり成田デザイン怪獣じゃないっぽいです ウルトラQ怪獣は実在生物巨大化と成田亨のデザイン3カ条に貫かれた革新的怪獣が混在していた番組であると言えます それは怪獣の歴史における進化の姿を如実に表していたものだと思いますね 「ただ実在生物を巨大化したもの」から独創的なアイディアを盛り込み、芸術として成立しうる怪獣へと飛躍的な進化がウルトラQという番組の中で実践されていたのです 怪獣デザインの世界においていかに成田亨という存在が大きなものであるかをここから伺うことが出来ますね 彼がウルトラQにおいて、「怪獣デザイン3カ条」に基づいた怪獣製作を行っていなかったら怪獣の歴史は明らかに変わっていました それはあるいは、成田亨がいなければ怪獣と言うものがここまで息長く続いていくことさえ無かったかもしれないと思わせるほどのものです 「実在生物巨大化」という手法しかなかったとしたら怪獣はたちまちネタギレとなり、新たなものが生まれないまま消えていったのかもしれません 成田亨とウルトラQが無かったら、怪獣ブームは無かったかもしれません さて、今回の記事は実は成田亨氏の手による革命的デザインのウルトラQ怪獣ではなく、成田亨自身が自らに「禁じ手」として課していた「実在生物の巨大化」怪獣についてのものであります 成田亨氏のウルトラQ怪獣の錚々たる顔ぶれに比べて、やや見劣りしなんだかどこか安直のように思われる実在生物巨大化怪獣 しかし彼らだってまったく魅力のない怪獣ではないと思います 特に「怪獣の根源的な姿」、「怪獣の原初」といったものについて考えてみたいと思った場合、これら成田氏からはじかれたウルトラQ怪獣は非常に興味深い存在であると言えます 巨大な実在生物、現実に目にすることのできる生き物と外見的にはあまり変わっていないように思える「怪獣」 これは大きな進化を遂げる以前の原子的な怪獣であり、怪獣と実在する生物との違い、境界とはどこであるのか?という疑問に答えてくれるものであると思います 「怪獣はなにを持ってして怪獣となり得るのか?」 怪獣の起源はやはり実在する生物が根底にあるものでしょう そんな生物に現実ではありえない要素、捻りを加えることにより、それは実在生物から怪獣へと転身するのではないか? ウルトラQの原初的でシンプルな怪獣たちを見ると、そんな思いが浮かんできます 現実ではありえない要素を、捻りを加え、それが現実の壁を飛び越え、異質の姿を浮かび上がらせるというコンセプトは、そのまま「ウルトラQ」という番組自体に言えると思います 「ウルトラQ」は見慣れた現実世界が、どこかバランスを崩し、非現実的なアンバランスゾーンへと姿を変えることをドラマのコンセプトとしています 実在生物巨大化怪獣は、ウルトラQという番組のドラマ上のコンセプトも象徴している気がしますね 現実の生物に現実ではありえないサイズを与えることにより、日常世界はアンバランスゾーンとなり、実在生物は怪獣へと生まれ変わるのです 生物が怪獣へと転身する要素はなにも「巨大化」に限定されたものではありませんが、しかし様々ある「非現実的要素」の中で「巨大化」というのは最もストレートに「怪獣らしさ」を表現しているのではないかと思いますね ではなぜ「巨大化」が1番「怪獣らしい」のか?というと・・・・・・実は今回はそこまで考察が進んでません、ごめんなさい! 「巨大化」が最も怪獣らしさを象徴するものであることについては、またいつか記事を書き、考察していこうと思います ウルトラQの実在生物巨大化怪獣(って長いな、なんかもっと短い言い方はないかな?)の中でも、抜きんでてシンプルで、あまりにシンプルであるため、あんまり怪獣らしくないんじゃないかとさえ思えるのが「鳥を見た」に登場したラルゲユウスです なんと!巨大な鳥です ほんとにただの鳥なんです われわれがどっかで普通に目にするようなどこにでも見られるような名前も知らないなんの変哲もない鳥 本編では「文鳥に似てる」なんて言われていました なるほど、確かにそうですね 実際に見て特に怖いと思えない、人間に特に害を与えることもないように見える、普通の鳥 それがラルゲユウスです 実際、本編でのラルゲユウスもほとんど「ただの鳥」でしかないシーンが続きます 子供の手のひらに収まるような可愛い小鳥です 日常の象徴ともいえるようなそんな鳥が、ドラマの後半になって巨大化し、日常のバランスを崩し、実在生物から「怪獣」へとその姿を変貌させてしまいます ラルゲユウスの巨大化する以前の姿が、あまりにも普通で日常的であるため、それがただ巨大化しただけで現実と、その生物としてのスタンスが異質なものへと変貌する「アンバランスゾーンの成立条件」が非常にシンプルでわかりやすく「怪獣誕生」の最も根源的な姿をここに見るような気になりますね 現実からの飛躍の距離が、他の怪獣映画、怪獣ドラマと比較して、比較的距離的に短いとも思います もちろん実際に小鳥が巨大化してしまったら大事件なんですが・・・・・ ただラルゲユウスを見ると「現実とアンバランスゾーンの違いはほんの少しだけ」、であるように思います 実在生物と怪獣の違いも同様ですね まあ、あんまりにも「ほんのちょっとだけ」であるためにラルゲユウスはあんまり「怪獣」っぽくもない気がしますが、でもやっぱりラルゲユウスは怪獣だと思います 厳密に言うとラルゲユウスは「実在する鳥が巨大化した怪獣」とはちょっと違います ラルゲユウスは古代の鳥類であり、時空を超える能力を持った実に非現実的な架空の鳥です 放射能を浴びて巨大化した蟻だとか、開発中の薬品を浴びて巨大化したモグラというたぐいとは違い、そもそも現実には存在しないのです ラルゲユウスは理由はわからないのですが・・・・というか、元から「巨大化する鳥」なのです ただ見た目は日常でよく見かける小鳥なのでそれがわからないんですね 巨大化さえしなければ、それが古代の鳥類で時空を飛び越えるものであるなんてわかりません あ、時空を超えて古代から現在に現れたのはラルゲユウスの持つ能力のせいじゃないのかな? ラルゲユウス自体にタイムスリップの能力はなく、時空の歪みにラルゲユウスが取り込まれただけなのかも? でも巨大化しちゃうんですからやっぱりラルゲユウスは非現実的ですよね 非現実の架空の鳥なんですが、でも見た目のあまりに普通っぽさから「実在する鳥が巨大化したもの」であるように見えてしまいます デザイン面だけでいえば「実在生物巨大化怪獣」でいいように思います 現実の鳥と特に違いがないように見えますし・・・・・鳥の専門家から見たらありえない姿のかもですが、鳥をあまり良く知らないものから見たらわからないですよね ラルゲユウスは日常の象徴、小鳥が巨大化によって怪獣化する、怪獣の最もシンプルな成り立ちを見せてくれる存在だと思うのですが、やはり日常の側面が他の怪獣と比較して大きいせいか怪獣らしさがいまひとつで、もうひとつ怪獣ファンからの人気が低いですね 似たような同じような鳥の怪獣がすでに第1話でリトラが登場していますしね しかしラルゲユウスが登場したエピソードである「鳥を見た」はシナリオの秀逸さ、ドラマ全体を覆う詩情、などから高く評価されています 孤独な少年と古代からやってきた小鳥の友情を描き、しかし周囲の無理解から、あるいは日常の住人である少年と異世界であるアンバランスゾーンの存在であるラルゲユウス、住む世界が違うため別れなくてはならなくなった「友達」の姿を描いています ラスト、どこかへ飛び去っていくラルゲユウスをいとおしそうに見つめ続ける少年の姿が海と空、そしておそらく夕陽を背景に美しく描かれています なんとも切なく、しかし温かな気持ちになり忘れられないシーンです ウルトラQのエピソードの中でも、最も抒情的で、ブラッドベリの短編小説のような詩情を感じさせられます このラストシーンが映し出される中、なんとも切ない調べの音楽が流れる中でドラマは終わるのですが、これはいつものウルトラQの終わり方と違っているんですね いつもはスタッフ、キャストのテロップは番組の最初に流れるのですが、この「鳥を見た」では最初のほうではテロップはなく、最後、この美しいラストシーンにBGMと重ねて流れていきます これがラルゲユウスとの別れを惜しむ少年の心情とマッチしているように思えて、なんだか胸が切なくなってきます 何気ないことのように思えますが、実に秀逸な演出で、番組スタッフの、このエピソードにおける「特別な思い」が伺えてきます ![]() # by pulog1 | 2009-09-29 23:08
![]() 怪獣は映像が生まれる以前、人類の歴史が始まった時からすでに神話の世界に現れていますので、「怪獣のルーツ」その原初の姿を辿ろうと思ったらどこまでも歴史を遡ってしまい、最終的にはおそらく古代の原始人が洞窟の壁に描いた壁画に描かれた怪物の姿へとたどり着いてしまうのではないかと思うのですが、それにつてはいろいろと調べなければわからないので、今回は「映像化された怪獣」に限って「怪獣の原初の姿」を考察しようと思います 映像と言うのはつまり映画のことですね 映画が発明されたのは今から100年以上前にエジソンが活動写真を発明したことからはじまるのですが、 その活動写真によって劇場で興行がはじまり「列車が駅のホームに入ってくる」だけの映画が上映され、見にきた観客は本当に列車が迫ってくるのだと勘違いしパニックを起こして劇場から逃げ出したという話が伝わっています この列車の映像は、ある意味観客にとって「怪獣」だったのではないか?なんて考え方は少々穿ち過ぎでしょうか? 巨大で恐ろしいものが自分たちに向かって襲い掛かってくる、という恐怖を描いた(撮影した人はそんなつもりはなかったんでしょうけど)映画と言ったらやはり怪獣映画を連想してしまいますから、この列車の映像は怪獣映画の原点、あるいは怪獣映画のルーツはこの列車の映像なのではないか?なんて思ったりしちゃいます しかしやっぱり怪獣は「生き物」として描くべきものであるとしたら、この列車映像は怪獣の原点から外さざるを得ませんね (でももしかしたら巨大ロボットの原点ではあるのかも?) となると映像化された怪獣の原点はなんなのか? 多分、世界で初めて「特撮映像」を撮ったジョルジュ・メリエスの作品の中に「実在しない想像上の生き物」の姿があったのではないかと思いますが、ちゃんと調べてないので今回それについては語れません、ごめんなさい>< でも有名な「頭がどんどん大きくなる男」とか「顔が付いている月」なんかは実在しない生き物だと言えるんじゃないかと思います でも「怪獣」という言葉のイメージからは遠いかな? さて、それでは現在おなじみの怪獣映画の原点となった映像はというと、もしかしたら「実在の生物」ならぬ「実在した生物の映像」なのでは?と考えてしまいました 映画が生まれたばかりの時代、アフリカなどの未開地を取材し、そこに住む生き物、ライオンや象などの猛獣を撮った映像が公開されていたと聞きます 「キングコング」はそんな撮影を行うクルーが未開の島「髑髏島」へと冒険に向かう物語でしたね 都市に住んでいては決して見ることのできない生き物の姿を撮影したものが「怪獣映画の原点」と言えるのではないか? 見たことのない生き物の姿を映像として見ること 間近で見たりしたら襲われてしまう危険のある生き物を映像を通して安全に鑑賞すること しかし、その生き物の恐ろしさを映像を通じて体感する行為 それが「怪獣映画」へと繋がっていったのではないか? この思いつきは割といい線いってるんじゃないかと思ってしまいます 猛獣映画についてはもう少し調べる必要があるので、今回はその可能性の示唆だけに留めておきますね と、なんだか今回は見切り発車のような記事で考察を全て後回しにしちゃってばかりですみません・・・・・ しかし、怪獣はやはり想像上の生き物で実在した生き物である時点で怪獣とは呼べない、と言われるかもしれません それは確かにその通りですが、しかしある1点の「非現実」、「空想」を加えることで「実在するのに実在しない」、怪獣へと変貌してしまうというマジックが働くように思うのです そのたった1点の「非現実」とはすなわち巨大化であります 実在する生物が、現実ではありえないほどに巨大であったら、それはもはや「怪獣」と呼ぶべきものになるのではないでしょうか? そして、そんな「実在生物の巨大化」は怪獣の原点と呼べるものではないか? 怪獣映画の第1号と言われる「キングコング」は巨大なゴリラです ゴリラは近代になって発見された動物であり、それ以前には人間には知られていなかった生物です ゴリラが人類に発見されたばかりの時代の人々にとっては、それはほとんど未知の生物、「怪獣」に近い存在だったのかもしれません とはいえゴリラは実在する生物であり、「想像上の生物」である怪獣であるとは言えません しかし、そのゴリラが現実にはありえないほどに巨大であったとしたら、それは立派に怪獣であると言えると思います ゴリラは実在生物でありますが、現実にはありえないほどに巨大化したゴリラであるキングコングはやはり怪獣でありましょう 「実在する生物が巨大化することにより怪獣が生まれる」というキングコングを発端とする発想は、その後の怪獣映画においても繰り返されます 巨大なカマキリが大都市を襲う「デッドリーマンティス」や、巨大な蟻の「放射能X」、巨大な蜘蛛が登場する「タランチュラの襲撃」をはじめとする巨大昆虫映画は50年代のアメリカ産モンスタームービーで量産されていました 本来小さな生き物として認識されている昆虫が実際にあり得ないほどに巨大化するという発想は、人間の日常感覚を大きく揺るがすものとしてSFの分野で好んで使われていた発想でした 未知の生物を1から考えだし、形あるものして生み出すという現在における怪獣の主流とは違い、非常にシンプルでクラシックな怪獣の姿です 今の怪獣ファンには安易に思えてしまうかもしれませんが、こうしたクラシックな「実在生物巨大化怪獣」はシンプルで古典的であるが故、「怪獣の原点」にもっとも近いもののように思えます 実在生物の巨大化は恐竜のアレンジ型、「ゴジラ」や「原子怪獣現る」のリドサウルスと並んで、自分にとって「怪獣の原初」の姿として捉えているものであります 怪獣ブログのコメントにおいてお客様のasabatyouさんから「怪獣の恐さは、古代、人間が自然と共存していた時代に、猛獣や毒をもった虫などに対する恐怖や警戒心が元になっているのではないか?」というご意見を頂き、ハッと膝を打ってしまいました これはおそらく真実を言い当てたものではないかと思うのです 現在は都市に住む人間の多くは自然の驚異、実在する生き物に襲われる怖さと言ったものを身近に感じることなく過ごしている人がほとんどです しかし太古の人間、また現在においても自然と共存する生活をしている人々にとっては「実在する生き物」に対する脅威、恐ろしさを実感していた、または今なお実感していると思うのです それは映画の中の怪獣の恐ろしさに通じるもの、あるいは映画の中の怪獣の恐ろしさの源流なのであると思います 怪獣の原点は実在する生物の中にあり、それが人間をはるかに超えた存在「自然」を象徴する形で「巨大」というアレンジを加えられ「怪獣」として結実する そんな風に思っています 現代人の遺伝子の中に「太古における自然や獣、毒をもった昆虫の恐怖」が今なお受け継がれ、それが「怪獣」という形で表現された 自分はきっとそうではないかと思っていますね 実在する生物が巨大化した怪獣は日本における映像怪獣の中でも、おなじみでした 特にテレビ怪獣黎明期、「ウルトラQ」には頻繁に「実在する生物が巨大化した怪獣」が登場しています 第2話においてすでに巨大な猿、ゴローが登場していますが、これは怪獣のゴッドファーザー、キングコングの発想をそのまま頂いたものだと言えます 「ウルトラQ」ではさらに様々な実在生物を「巨大化」することにより「怪獣」へと変貌させていきました 巨大なモグラ、モングラーもその1つです とある研究施設で、ある蜂から取れる特殊な蜂蜜「ハニーゼリオン」が研究、開発されていました ハニーゼリオンの原液を口にした生き物は巨大化してしまうのです 使い方次第では非常に有益なものですが、こんなものが外に漏れだしたら大変なことになってしまうことは予想できます 厳重に管理されていたハニーゼリオンですが、何者かによってハニーゼリオンを保管していた建物の中にモグラを進入させられてしまいます ハニーゼリオンを口にしたモグラは巨大なモグラ、モングラーとなって地中から登場、列車を襲うなどして大変な被害を発生させてしまうのでした モングラーは放送当時「大モグラ」と呼ばれていて「モングラー」という名前は後からつけられていたと思いますが、これは「実在しない想像上の生き物」としての怪獣ではなく、あくまで実在する生き物「モグラ」が「巨大化」した姿であることを言い表していたかのように思いますね 実在する生物であるけれど、やはり現実には存在しない「巨大なモグラ」 モングラーは怪獣と実在生物の中間に位置する、「実在生物」と「怪獣」の両方を兼ねた生き物であります このモングラーをはじめとする「ウルトラQ」の実在生物巨大化怪獣は怪獣の原点を探る重要な手がかり、カギとなるものであるように思えるので、怪獣ブログでは引き続き「ウルトラQの実在生物巨大化怪獣」を取り上げ「怪獣の原点」と「原初の古典的怪獣スタイルが現在の多様性を獲得した過程」を考察していこうと思っています 「ウルトラQ」という番組自体が古典怪獣と現在の怪獣の架け橋、変換点であることですしね 次回の「シリーズ・ウルトラQの実在生物巨大化怪獣」をお楽しみに! PS:モングラーが登場したエピソード「甘い蜜の恐怖」には後にウルトラマンのハヤタを演じる黒部進さんがハニーゼリオンの開発者で、モングラーによる被害を自分の責任だと感じて苦悩する学者、秋山を演じていました このエピソードは「ウルトラQ」から「ウルトラマン」へと繋がる架け橋でもあるように思えましたね それとモングラーって可愛いですよね~ ぬいぐるみみたいです(着ぐるみですけど) こちらもあわせてお読みください特撮コメンテーターさん、ことpulog2さんの「特撮怪獣怪人を語るスレ」、モングラーの記事 # by pulog1 | 2009-09-09 22:52
![]() ベーダー怪物をはじめとする特撮怪人ファン必見のブログとして、ここ怪獣ブログともリンクさせていただいている「ひいろお@倶楽部」をご紹介いたします 怪獣ブログのお客さまは「ひいろお@倶楽部」を読んでおられる方も多いですよね おなじみのブログであると思いますが、しかし特撮怪人ブログとしては紹介しない訳にはいかない重要ブログであります 管理人のGun_Gun_Gさんとは自分がブログを始めた早い時期から仲良くさせていただいて、自分は勝手に「特撮怪人の魅力をネットを通じて世界に広める使命を担った同志」と思いこんでます(^^ Gさんのハンドルネームはスカイライダーに登場した自称正義のヒーロー、鉄のタヌキのかぶりものを被った男、ガンガンジーから名づけたものであります 更新が止まってばかりのここのブログと違ってGさんは実に精力的に記事を書き続けられておりまして、自分よりも後にブログをスタートさせたにも関わらず、たちまち記事件数で怪獣ブログを追い抜き、さらに記事を書き続けついに記事数1000件目前にまで迫っています 特撮怪人についての知識は自分など及びもつかないほどに豊富で、自分の知らない怪人についても数多く、そして詳しく御存知です さらにGさんはイラストが大変うまく、膨大な量の怪獣や怪人の素晴らしいイラストをブログに発表しています 有名怪獣や怪人だけでなく、ネットでは他では見たことがないマイナーな怪人のイラストがたくさん「ひいろお@倶楽部」では見られます 怪人ファンにはぜひ見ていただきたい素晴らしいサイトです ただ、そのGさんが体調を崩されてしまい現在入院されてしまったことを知りショックを受けています 忙しかったこともあり最近はGさんのブログにお邪魔出来なかったのですが、この前久しぶりに「ひいろお@倶楽部」に伺ったところブログ記事にてGさんが入院されていたことを知りました ブログの更新、コメントへのレスが現在はできない状態で「ひいろお@倶楽部」はやむなく休止されていますが、Gさんが元気になって再び「ひいろお@倶楽部」が復活し、記事数1000件突破されることをお祈りしています 管理人のGさんが不在とはいえ素晴らしいブログですので怪人ファンの方でまだ「ひいろお@倶楽部」をまだ見たことがないという方はぜひご覧になって頂きたいと思っています そしてこれほど素晴らしい特撮怪獣怪人の記事とイラストを書かれるGさんが早く元気になって、ブログを復活することを祈って頂きたいと思います Gさん、早く元気になってくださいね 復活をお待ちしております ベーダー怪物その7 今回はベーダー11、バーラー ベーダー12、アドバルラーをご紹介いたします ![]() ベーダー11、バーラー 薔薇のベーダー怪物 子供を誘拐し、その子供を巨大なバラの実(バラって実がなるんですか?)の中に閉じ込める するとバラの実の中で中に入れられた子供のコピー人間が培養されてしまう コピー人間の子供はバーラーからデンジピンクの暗殺を命じられる 顔見知りの子供、ゆみ子にそっくりなコピー人間をデンジピンク、桃井あきらはニセモノだとは気付かず、部屋に招いてピアノを教えるが、ゆみ子がどうも不審だと疑うデンジグリーン緑川はコピー人間の正体を暴く 人間を捕まえ植物の中で培養し、そっくりなコピー人間を作るというアイディアは有名なSF映画「ボディスナッチャー」からの発想ですね 「ボディスナッチャー」では人間は宇宙人の手によって巨大な豆のさやのようなものに閉じ込められコピーされてしまいます あとこの映画には「人面犬」なんてのも登場します デンジ犬アイシーの人面犬なんてのが出てきたら面白かったのですが、それは出てきませんでしたねw そしてバーラー、薔薇のベーダー怪物なのですがこれまでモチーフの選び方にヒネリがあったベーダー怪物において珍しくストレートなモチーフ 薔薇の怪人と言えばこれまでもバラリンガ(仮面ライダー)、バラバンバラと前例がありましたしね 怪獣ではウルトラマンタロウのバサラが薔薇モチーフでした しかしバラリンガ、バラバンバラが薔薇の花が顔になった花メインの怪人だったのに対し、バーラーは刺の生えた薔薇の茎が全身を覆った姿をしています タロウのバサラにより近い姿であると思います 植物モチーフのベーダー怪物はツタカズラーに続いて2体目ですね またバーラーはデンジマンにおいて初めて野口竜以外のデザイナーがデザインした怪物であります バーラーをデザインした久保宗雄はその後もジュクラー、パンチローラー、ハチドクラー、サビムシラー、ニンポーラーなど数々のベーダー怪物をデザインしていきます バーラーはデンジマンのお約束に従って等身大で戦って負けた後巨大化してダイデンジンとの対決となるのですが、対決の途中、また等身大に戻ってしまいます デンジマンはダイデンジンから降りて逃げたバーラーを追い、デンジブーメランでとどめを刺しますが、巨大化してダイデンジンのデンシ剣満月斬りでベーダー怪物を倒すというこれまでのパターンとは違った展開で「おや?」と思ってしまいましたね なぜそんな展開になったのかよくわかりません・・・・・ 今回のエピソードからグリーン緑川の刑事時代の知り合いの婦人警官、松尾千恵子、通称チーコが登場し、以後準レギュラーとして番組に出演します 今でいうドジっ子婦警さんで緑川を先輩と慕っています 緑川とチーコは付き合っちゃうんじゃないかと思ってましたがそんなことはなかったですねw しかしブリッコ全盛の80年代当時とはいえ「いやーん!」、「もう!やだー!」などと言うチーコは当時の目から見ても「こんな人いるかなあ?」なんて思っちゃったものですw ![]() ベーダー12、アドバルラー アドバルーンから取られたネーミングですが広告などが目的のあのアドバルーンではなく、縁日などで売っている風船の怪物です 風船おじさんに変身して藤村博士の娘、ミカに近づきます 藤村博士は「毒ガス浄化装置」を開発中だったのですが、こんなものが発明されては奇麗な空気が大嫌いなベーダーは大変だと思い、装置の破壊をアドバルラーに命じ、藤村博士の居場所を探るべくミカに接近したのでした アドバルラーを優しい風船おじさんだと信用したミカはなついてきますが、ベーダー怪物であるはずのアドバルラーはなんだか気持が癒されてきます しかし自分はベーダー、情に絆されてはいけない! ミカの見ていないところでベーダー怪物の姿になり毒ガス浄化装置を破壊します デンジマンがかけつけアドバルラーと対決 アドバルラーは怪我を負い、逃げた先で人間の姿となりますが、そこに現れたミカに手当てされ、かつて知らなかった「優しさ」に戸惑います 果たして自分はミカを裏切ってベーダーとしての任務を遂行出来るのか? なんと人間の、少女の美しい心に触れ、ベーダーにはありえないはずの「優しさ」を知るという異色の怪物 イタリアやフランスなどの古い名画を思わせるような、切なく物悲しい物語で、デンジマンファンには名作として語り継がれているエピソードです 一方、「ロリコンの怪人」なんていう恥ずかしいあだ名までつけられてしまった2重の意味で悲劇のベーダー怪物w しかし個性派ぞろいのベーダー怪物の中にあって「人に感動さえ与えた怪物」という異色中の異色といえるスタンスには際立ったものがあります ベーダー怪物は人間に恐怖だけでなく「感動」さえ与えてしまうのですね そしてアドバルラーのデザインはまさに出色の出来! 様々な色に塗り分けられたカラフルな風船を全身に纏い、しかもその風船には不気味な文様が描かれており、ベーダーらしさを表現しています ボディには空気入れと思われるボンベ、手に持つ武器はストロー(これはストローで息を吹き込み風船を膨らませるということをイメージしてのものでしょうか?) エピソードの良さと並んでその見た目も実に面白く、ストーリー、デザイン両面で傑作ともいえるベーダー怪物です ベーダー怪物と言うのは本当にアイディアの宝庫だなあとつくづく感心してしまいますね モチーフの選び方、デザイン、発想、さらにその内面までが実に面白く、味わい深い怪物たちばかりです 特撮怪人における傑作であるというのは何度も書いてきましたが、見て、調べていくうちにさらに魅力を知ることになる、噛めば噛むほど味が出る、そんなスルメのような怪物であります ベーダー怪物の魅力を伝えようとしている自分自身が、新しいベーダー怪物の魅力に気付かされ驚いてしまいますね # by pulog1 | 2009-09-03 04:56
![]() デンジマンが放送されていた時期、自分は中学生だったのですが自分には2つ下の妹がいました 妹はアニメが好きで絵を描くのがうまかったので、アニメのイラストを雑誌に投稿していましたね 妹が買っていた雑誌に「ふぁんろーど」という漫画やアニメの読者イラストを主に扱った雑誌があり、これは雑誌にイラストが掲載される競争率がなかなか高いものでした しかし妹のイラストは2回ほど掲載されていたのではなかったかと思います 「ふぁんろーど」にイラストが掲載されると妹はとても喜んでいました そして「ふぁんろーど」の同人誌サークルのメンバー募集の記事を見て、ある1つのイラストサークルのメンバーに応募してみました 当時の同人誌というのは今とは違って「サークルの会員になった人にだけ会誌として同人誌が送られる」というものが主でした さらにサークル会員からは「会費」が徴収されていたのです 今ならあるサークルの同人誌が読みたかったら、サークルにお金を支払い同人誌を郵送してもらえばいいのですが、この時代は会員になって会費を納めなければ読めない、というケースが多かったですね 妹に送られてきた同人誌にはなかなか上手なアニメのイラストが掲載されてはいたのですが、そのイラストを描いているのはサークルの会員の中の数名のメンバーであって会員全員がイラストを投稿しているというわけではなかったようです そしてその同人誌には「サークル会長からの言葉」としてこんなことが書いてありました 「サークルの会員なのに同人誌を送ってもらって読むだけでイラストを書かない幽霊会員が多すぎる」 「いつも決まったメンバーしかイラストを送ってこない、他の会員もサークルの一員としての自覚を持ってイラストを投稿してください」 というようなことが書いてあったのです 妹は 「イラストを描かないと会長から怒られる」 と言って一生懸命イラストを描いて投稿していました 妹のイラストはなかなかうまかったので会誌に掲載されていましたが、妹はなんだか「ふぁんろーど」にイラストが乗った時のように喜んではいませんでしたね 好きで書いたのではなく義務としてイラストを描かされていたような気持ちで、あんまり楽しくなかったのでしょう やがて妹はそのサークルをやめて、雑誌にイラストを投稿するようになりました サークルに入会するということはそれ以来ありませんでしたね まだコミケなんかも無かった同人誌文化、オタクサークル文化が始まったばかりのエピソードで、今となってはお金を払って同人誌を買ってくれるお客さんに対し「幽霊会員」だなんて言って叱りつけ、無償で会誌に載せるイラストを書くことを強制するだなんて考えられませんね さて、一方自分は妹の「ふぁんろーど」を見せてもらって同人誌コーナーに「デンジマン」のファンサークルが会員募集しているのを見つけ、妹がアニメイラストサークルに入会したのと同時に「デンジマンファンクラブ」に入会しました 特撮の同人誌は当時はゴジラや第1次ウルトラシリーズを扱ったものが主で東映ヒーロー、しかもその当時リアルタイムで放送していた番組のサークルというものはほとんどありませんでした 今自分が夢中になってる「デンジマン」のサークルがある! そして同人誌を発行している! 当時はデンジマンの情報といったらテレビマガジンのグラビア記事くらいしかなく、特撮専門誌「宇宙船」にもほとんど記事が載っていなかったものですから、自分はこのサークルのデンジマン同人誌が読みたくてたまらず、すかさず入会しましたね やがてそのサークル「地球無気力守備隊」から会誌「デンジスパーク」第2号が送られてきました 第1号は売り切れてしまって無かったのだそうです ワクワクしながらその憧れの同人誌を見てみると、その内容は自分が想像していた以上に素晴らしいデンジマン情報誌であり、プロの雑誌でもないのにここまでおもしろいものを作ってしまうなんて!と驚いてしまいましたね 巻頭特集は 「東映ヒーロー漫画化作品一覧」 仮面ライダーを除く東映ヒーローを漫画化した作品をほとんどすべて紹介したもので、テレビランド、テレビマガジン、冒険王、小学館の学年誌などに掲載されていた漫画化された東映ヒーロー作品が網羅されていました 「デンジマン」、「バトルフィーバーJ」は言うに及ばず、「キカイダー」、「イナズマン」、「ゴレンジャー」、「ロボット刑事」といった石森章太郎作品の原作者以外によって漫画化された作品も紹介されています 面白かったのは複数書かれているデンジマンの漫画の各デンジマンの比較で、ある雑誌でのデンジマンではデンジブルーはクールな2枚目、デンジイエローは太った食いしん坊キャラ、デンジグリーンは子供と「ゴレンジャー」のキャラのポジションそのまんまに描かれていたということですね 児童誌に掲載されていた特撮漫画に関する記事なんて他では読めなかったのですごく感動してしまいました さらに会誌にはデンジマンの考察、フォトストーリーや会員の考えたオリジナルデンジマンなどが掲載されていたのですが、そのどれもがクオリティ高く、驚かされましたね オリジナルデンジマンはプロ級のイラストによって描かれていて、テレビマガジンや小学館の学年誌などで「ぼくのかんがえたかいじゅう」などしか見たことのなかった自分は 「世の中にはこんなにすごいオリジナルヒーローを書くことのできる人がいるのか!」 とびっくりしました さらにオリジナルデンジマンの細かい設定なども詳細に描かれており、イラストだけでなく設定まで考えてしまうなんてファンがいることも当時は知らなかったのでこれにも驚きました 他、ギャグのコーナーみたいな記事もあり、「デンジピンク」のエッチな妄想なんかが書いてあって、これは中学生だった自分には刺激が強くてドキドキしてしまったんですがwww 「ベーダーに捕まって縛られて木に吊るされたデンジピンクを見て興奮した!」 とか書いてましたw まあ、今読んだらたいしたことない、単なるスケベネタだったんですけどね でもこのデンジピンクのスケベギャグは今の「ヒロインピンチマニア」の原点になったのかも? あとギャグのコーナーにはなぜかデンジマンとはまったく関係なく「ツービートがいかに素晴らしいか」という記事があったりしました 今や日本で最高のお笑い芸人どころか芸人飛び越して映画監督の巨匠にまでなってしまったビートたけしの漫才時代のツービートを早い段階から高く評価していた先見の明はさすがデンジマンファンだけあります! しかしなんでデンジマンと全然関係ないツービートがデンジマンファンクラブの会誌で大きく取り上げられていたのか今でも謎ですが・・・・ 他、オリジナルのサンバルカンの機械生命体のイラストもあったんですが「SM怪人サンカクモクバモンガー」とか「居酒屋怪人カラオケモンガー」とか、大人のギャグでしたね 中学だった自分はよくわかんなかったwww ちなみにカラオケモンガーの登場するエピソードのタイトルは「なぜだ!夜の酒場で泣く女」なのだそうです サンバルカンっていうより「特捜最前線」っぽいwww とにかく自分にとってデンジマンファンクラブの会誌はカルチャーショックとも言えるものでしたね 自分は中学生でしたが当時は中学にもなって特撮ヒーローに、それもゴジラ、第1次ウルトラシリーズではなく東映ヒーローに夢中になっているなんて、と偏見の強かった時代に、自分よりもずっと大人で(おそらく大学生くらい)デンジマンに夢中になっているファンがいること自体驚きでした さらにさすが大人の特撮ファンというべき素晴らしく面白くて充実した同人誌を作ってしまうのですから、自分はいかに特撮ファンとしてまだまだ甘いかということを思い知らされた気持ちにもなりましたね 自分も、デンジマンファンクラブの会員としてもっと頑張らなければ!と思っていた矢先に、先に述べた妹のアニメイラストサークルの会誌でその会長が「投稿しないで会誌だけ読む幽霊会員は許せない」発言を目にしてしまいます そのアニメサークルの会長はおそらく中学生か高校生だと思いますが、デンジマンファンクラブの会長はずっと大人でそんなことはまったく言っていなかったのですが自分は 「サークルの会員だったら会誌だけ読むだけじゃダメなのかな?」 「自分もイラストや記事を書いて投稿しなくちゃいけないんだろうか?」 と考え込んでしまいましたね 自分にはとてもデンジマンファンクラブ会誌に載っているようなすごく上手いイラストなんか描けません 記事だってこんなすごいもの自分には無理です 自分はデンジマンファンクラブの会員である資格がないのではないだろうか? おじけづいた自分は、その後会誌第3号が送られてきた後でデンジマンファンクラブを退会してしまいました 今思うとすごくもったいないことをしたと後悔しています なにもイラストを投稿したり記事を書かなくたってファンクラブの会員でありつづけても構わなかったと思います 少なくともデンジマンファンクラブの会長はそんなこと一言も言ってませんでした ファンクラブの会誌「デンジスパーク」はその後「デンジアタック」と名を変えてそれからも発行し続け、デンジマンが放送終了した後もデンジマン&サンバルカンファンクラブ、さらに戦隊シリーズファンクラブとして活動し続けていることは後に朝日ソノラマの特撮専門誌「宇宙船」の同人誌紹介コーナーなどで名前を見かけたことで知っています 当時においても、また今においてもデンジマン同人誌は貴重な資料であり、それを2冊しか読むことなく終わってしまったことをすごく後悔していますね ああ、「地球無気力守備隊」の会誌「デンジアタック」がすごく読みたい! でも今ではもうサークルは無くなり、同人誌も残ってないんだろうなあ・・・・・ 「怪獣ブログ」の読者の皆様の中で、もし以前デンジマンファンクラブ「地球無気力守備隊」のメンバーの方がおられましたら、会誌「デンジアタック」はその後、どんな記事を掲載していたのか、詳しいことを教えてくださいませ! さて、ベーダー怪物・その6 今回はベーダー09ハンバラーと、ベーダー10タイヤジコラーの2体を取り上げます ![]() ベーダー09、ハンバラー なんと驚きハンバーガーのベーダー怪物です! 食べた物の味覚を狂わせ、目で見たものの色彩感覚さえも奪ってしまうヘドロバーガーを「10円バーガー」として売り歩き、このハンバーガー、いや、このヘドロバーガーの商品名は正しくはハンバーカーなのですが、これを食べた子供たちはまるで覚せい剤中毒者のようにハンバーカー中毒になって他の食べ物は全く受け付けなくなり、さらにあらゆる感覚が狂って美しい花を見ると怒りだし、その花を滅茶苦茶にしたり、ヘドロの風呂に入って「いい湯だなあ~」などと言ったりします ハンバーカーばかり食べて凶暴になった子供たちと食いしん坊のデンジブルー青梅 まるで現在の「食育問題」を先取りしたかのようなエピソード ジャンクフードばっかり食べてると人間ダメになるってことでしょうかね? このハンバーカー、ヘドロバーガーですから全然うまいはずないんですがハンバラーが竪琴を引くと、その音を聞いたものには「おいしく感じる」という魔法が掛けられてしまいます ナレーションでは「ハンバラーは魔術師である」と言われてますがベーダー怪物はみんな多かれ少なかれ魔術師なんじゃないかと思うんですが・・・・ それにしてもユニークすぎますハンバラー われわれが見慣れた、そして食べなれたハンバーガーがこんな恐ろしい怪物になってしまうというのも驚きますが、やっぱりハンバーガーなので見てると笑ってしまいますw 顔はハンバーガー、胴体にはケチャップとマスタードのチューブ、手に持つ武器は一端がスプーン、もう一端がフォークという杖 ファーストフード感覚のデザインモチーフで統一されています これまでいろんな怪人を見てきましたが、さすがにハンバーガーまで怪人になるとは思ってませんでしたw 「どんなものでも怪人にしてしまう」というベーダー怪物のスタンスを象徴する怪物ですね ところで自分はハンバーガーが大好物です 今日もマOドOルドでチーズバーガーを2個食べてしまいましたが、最高にうまかったですねー 実際のハンバーガーは食べても凶暴化しませんのでご安心をw でも食べすぎには注意しましょう ![]() ベーダー10、タイヤジコラー タイヤのベーダー怪物 タイヤに変形し子供たちにぶつかり、その子供の魂を奪い、奪った魂はカプセルに封じ込め袋に入れてしまいこむ「魂泥棒」 タイヤと事故でタイヤジコラーというネーミングなわけですね 前回登場したハンバラーが強烈なインパクトがあったため、このタイヤジコラーは「なんか普通だな」と思ってあんまり印象になかったんですが良く見ると面白い怪物です 頭の後ろについているのはどうやら半分に切った車のハンドルのようですね 左右非対称の顔の目の位置が右と左で大きく違うのもベーダー怪物ならでは 武器として使うのは道路標識 タイヤジコラーに奪われた子供の魂を奪い返すためにベーダーのアジトに乗り込んだデンジレッドですが、逆にヘドラー将軍に捕まり(というかレッドはわざと捕まったのですが)、デンジマンの基地の場所を吐かせようとするヘドラー将軍ですが頑として口を割らないレッドに業を煮やしたヘドリアン女王はヘドラーに「ええい!もっと頭を使わんか!」と叱責します ヘドラー将軍は「ははっ!頭を使う、ですか」と言って考えた末、「答えないとタイヤジコラーに子供の魂を破壊させるぞ!」と言ってレッドを脅します これは正々堂々を旨とするヘドラーらしくなく、本気で言った言葉ではないようですね ヘドラーもなんだか自分に無理をしている様子で、これまで見たこともないテンションで激昂し 「さあ言うんだデンジレッド!」と詰め寄っています これは逆に自分に無理して言いたくないことを言っているように見えましたね さて、今回のベーダー怪物はいかがでしたでしょうか? みなさんのお気に入りのベーダー怪物はもう登場しましたか? まだ俺の好きなあの怪物が出ていないぞ!という方はもう少々お待ちくださいませ これからも怪獣ブログではベーダー怪物をどんどん紹介していきますね! ![]() # by pulog1 | 2009-08-26 21:03
![]() 「怪獣ブログ」のお客様にぜひ見て頂きたいブログをご紹介いたします 怪獣ブログともリンクさせていただいているモンライダーさんの「HEROブログ」です 「怪獣ブログ」では基本的に1件の記事において1体の怪獣および怪人を語っていくというスタンスなのですが、これはつまり子供のころから親しんでいるいわゆる「怪獣図鑑」を自分で作ってみたいという気持ちから来たスタイルなんですね 自分は子供のころ「自分ですべての怪獣を網羅した怪獣図鑑を作ってみよう」などと無謀なことを考えて、紙に怪獣の絵を描いて、その怪獣のデータを書き記していくということをしていましたが、いかんせん根気がないのですぐに挫折し、しばらくしてからまた思い立って自作「怪獣図鑑」に取り組むもののやはり3日坊主で終わるということを繰り返してきました 「あらゆる怪獣を網羅した怪獣図鑑」の作成は子供のころの果たせなかった夢として大人になった今でも引きずったままでいます そして年月が過ぎ、大人になってからインターネットをはじめ、ブログという自分で好きなように記事を書き発表できるツールの存在を知ったとき 「このブログで昔からやってみたかった自作怪獣図鑑が作れないだろうか?」と思って始めたのが「怪獣ブログ」です ブログですから各怪獣怪人のデータを書くよりは怪獣についての雑感、思い出話し、その怪獣について自分が言いたいこと、語りたいことを書いたほうがいいだろうと思い、「怪獣雑記」のようなものを書いていますので厳密には「怪獣図鑑」にはなっていないのですが気持ちとしては「怪獣図鑑」を作っている気分でいます しかし大人になっても根気がなく何か始めても結局は3日坊主というところは変わってなくてこのブログも更新が少なく長く続けている割には記事もそれほど増えてません・・・・・ たびたび中断して、しばらくたってからまた書き始めるということの繰り返しで、念願の「すべての怪獣を網羅した怪獣図鑑」には程遠い有様です うーん、気持の上では「怪獣ブログ」を書くことは自分にとってライフワークなんですが・・・・・ はてさて自分は死ぬまでに一体いくつの怪獣について語ることができるのか? こいつを語らないままでは死ねない!という怪獣がまだまだたくさんいるというのに! ほんとに俺は明日交通事故で死んでしまったらどうしよう? もっともっと怪獣と怪人について語るまでは死んでも死にきれません! 永遠の命が欲しい! 今のおれにはケムール人とワイルド星人の気持ちがよくわかります! 自分がなかなか書けないままでいて、なんだか歯がゆい思いをしていることの1つに「怪人」についての記事がまだまだ不足していることもあげられますね ブログのタイトルは「怪獣ブログ」ですが、もちろん怪人についても語りたいです 怪人は怪獣から進化発展した同種族であると思っていますからなんら区別はありません それなのに「怪獣ブログ」では怪人の記事がまだまだ少ない! 仮面ライダーの有名怪人についての記事も数えるほどしかない、というこの状況はなんとかしたいもの さらにライダー怪人だけでなく、数多くの東映ヒーロー怪人、戦隊怪人にも語りたい、語らずにはいられないものがたくさんあるというのに! それもこれも全部自分の怠け癖が悪いんですが、しかし怪獣ブログのお客様の多くは怪獣と同じく熱心な怪人ファンでもあるはず 怪人ファンの皆様の気持ちにもっとこたえたいです と、そんなときにふと目にしたモンライダーさんの「HEROブログ~風と光の戦士たち」、このブログは素晴らしいです! 「怪獣ブログ」同様、記事1件につき1つの怪獣、怪人を語るブログなのですが、昭和ライダーに深い思い入れのあるモンライダーさんらしく、怪獣のみならずライダー怪人の記事が非常に充実しています ライダーファンには人気の怪人から、実にマニアックな通な怪人まで! クモライオン、ネプチューン、マシンガンスネーク、モグラング、ガメレオジンなどなど自分の大好きな怪人の記事がたくさん読めて感動してしまいましたね さらに記事においては実に的確な批評、評価がなされ、モンライダーさん独自の視点で語られた怪人についての解釈にはハッとさせられるものも多いです このブログはもっと評価されるべき! ライダー怪人ファンには絶対のお勧めです もちろんライダー怪人以外の怪獣についての記事も面白いですよ! うーん、自分も怠けてばかりいないでモンライダーさんを見習ってもっと頑張ってブログ書かなきゃ! 怪人についての記事を少しでも充実させる意味を込めて、今回もデンジマンのベーダー怪物について書きます それにしてもベーダー怪物って、改めて素晴らしい怪人であると思ってしまいますね 前回取り上げたベーダー怪物、中でもウミツラーなんて本当に天才的なアイディアおよびデザインで、後になって「もっと深くつっこんで記事を書くべきだった」と思ってしまいました 30年前の怪人であるにも関わらず現代においてもなかなか見当たらないこの「新しさ」、「尖鋭性」はなんなんだ? 自分は「これからの新しい怪人の姿は、このベーダー怪物のようになるのではないだろうか?」と思ってしまいました ベーダー怪物はやはりもっともっと語られるべきです そんなわけで今回はベーダー07フィルムラーとベーダー08デンワラーについて語ります ![]() ベーダー07、フィルムラー 「おもかげ」という映画スナック、すなわちコーヒーやなんかを飲みながら映画を見られる店がオープンします しかしこれはベーダーが開いた店で、店におびき寄せた客にフィルムラーの「老化ガス」を浴びせかけて老人にしてしまおうという作戦 何も知らないデンジブルーこと青梅大五郎は子供たちと一緒にスナックに入ってしまいますが、待ち構えていたフィルムラーは不気味な老人の姿で現れ、さらにウルトラマンレオの円盤生物みたいなシュールな生き物の姿に変身!青梅と子供たちに「老化ガス」を浴びせかけます ちなみにフィルムラーが変身した不気味な老人を演じたのはキカイダーのプロフェッサー・ギル、イナズマンFのガイゼル総統を演じ、特撮ファンにはおなじみの安藤三男さん ![]() フィルムラー人間体・不気味な老人 ![]() フィルムラー・円盤生物形態 老化ガスを噴射する 老化ガスを浴びて老人になってしまった青梅と子供たち しゃべり方まで老人になってしまった青梅はデンジブルーに変身することもできず、デンジマンたちの家ともいえるアスレチッククラブに逃げ帰ります デンジマンたちはベーダーの仕業ではないかと怪しみ、映画スナックに向かいます フィルムラーが現れ、やはりベーダーだったと気づいたデンジマン 青梅もなんとかデンジブルーに変身できるようになります 逃走したフィルムラーは都市のビルの壁に見ただけで老人になってしまう映画を映写しようと企みます そんなことをされては大勢の人間が1度に老化してしまう! フィルムラーの悪だくみを阻止しようと駆けつけるデンジマン フィルムラーは体を小さくして映画フィルムの中に逃げ込みます 追うデンジマン 映画村での対決が始まります フィルムラーは巨大なカチンコを鳴らしてデンジマンを西部劇や時代劇、アメリカンフットボールの選手の姿に変えてしまうのですが、これは逆にデンジマンのほうが有利になってしまいます 西部劇のガンマンスタイルで戦闘員ダストラーを早打ちで打ち倒し、時代劇ではサムライの姿でダストラーとチャンバラ、アメリカンフットボールではスクラム組んでタックル、ダストラーを弾き飛ばします フィルムラーのこの能力はなんの意味があるんでしょうか? しかしいつものデンジマンとは違った戦闘シーンが見られて楽しいです(^^ 人間を老化し、さらに老化を進めて白骨化させてしまうという恐ろしい能力を持つフィルムラーですが、なんかやってることはどこかマヌケで笑えます デザインは頭部にフィルムリール、口というか目というか顔の前面に映画監督が使うようなメガホンが生えていて、デザイナーの野口竜が意図したのかどうかわかりませんが、なんだかタツノオトシゴに似ているように見えますね フィルムを蜘蛛の糸のように相手にからみつかせる技「フィルム窒息攻め」、手に持つ武器は巨大なカチンコと映画にまつわるモチーフで統一した実にユニークな怪物です デンジマンという番組自体、映像作品、すなわち「テレビ映画」と呼べるものですから、このフィルムラーという怪物はデンジマンを制作するスタッフたちの「仕事」を怪人にしてしまったというというところが面白いです 映像制作にかかわるスタッフにとってはフィルムラーは分身のような存在だったのではないでしょうか? 資料によると企画段階では「ハチミリラー」、(8ミリ映画)「ゲントラー」(映画のルーツともいえる幻灯機?)の名前も候補に挙がっていたそうです ![]() ベーダー08、デンワラー 美しい絵が大嫌いなヘドリアン女王は地上から美しい絵を消してしまえ!とヘドラー将軍に命じる ヘドラー将軍は卵からベーダー怪物デンワラーをふ化させ、美しい絵をかく画家の暗殺を言い渡す 不気味な絵をかく売れない画家、風間は自分を認めてくれない社会や美しい絵をかく有名な画家を恨んでいた まさに今回のベーダーの目的と一致する風間という男の存在 デンワラーはこの風間の恨み、憎しみを利用する 画商に変装したミラーとケラー、そしてヘドラー将軍は風間に「お前には才能がある」と持ち上げ、大金で風間の絵を買おうとい ただし条件がある、美しい絵をかく有名画家に呪いの電話をかけろ・・・・・ 絵を認められたことでヘドラーたちを信用し、さらにもとから恨んでいた有名画家に復讐するため風間はデンワラーの変身した呪いの電話で美しい絵を描く画家たちのもとに電話をかける 「地獄に堕ちろ・・・・・地獄に堕ちろ・・・・・」 電話を受けた画家たちは巨大化した電話に吸い込まれ、殺されてしまう 次々と画家たちを暗殺していく狂気の画家、風間 しかし風間はデンジピンク、桃井あきらに恋をする 醜いものしか描かなかった風間は初めて美しいものを書きたいという気持ちになりあきらに絵のモデルになってほしいと頼む しかし、「美しいもの」を認める気持の芽生えた風間は同時に自分のしてきた恐ろしい呪いにたいして罪の意識を感じ始め、罪悪感に苦しみ始める・・・・ 狂気の画家が恐ろしい事件に手を染めるというストーリーは仮面ライダーのネコヤモリのエピソードでも見られましたね また、ウルトラマンAのガランのエピソードでは画家ならぬ漫画家がヤプールに利用され、自分の書くマンガにより超獣ガランを操り、さらに恋する女性美川隊員を監禁するという凶行を働きます ホラーストーリーにおいては画家、芸術家と狂気の組み合わせはなぜか多いです このデンワラーのエピソードもそんな狂気に陥った画家を描いたものでした 不気味で恐ろしいですが、ラストは物悲しく切ない気持になります そしてデンワラーですがデンジマン初期における最高傑作なのではないかと思うほどに素晴らしく自分は大好きですね DVDを見ていてデンワラーが画面に登場したとき自分は 「おおーー!デンワラーかっこいいーーー!」 と声に出して言ってしまいました(^^; ハカイダーを徹底的にグロテスクにした姿と言いましょうか? 黒電話からの発想と思われる全身漆黒のボディ グロテスクでありながらもカッコよく、禍々しい悪のオーラが漂います 企画段階では「タバコラー」、「ハイガンラー」という名前が候補に挙がっていたらしく、電話モチーフではなく癌細胞がモチーフらしかったのですが、電話モチーフの怪物に決まった後も癌細胞モチーフの要素は引き継がれているみたいですね それにしても癌細胞がモチーフの怪物なんてちょっとシャレにならないほど怖いです でもカッコいい! これもベーダー的な美意識における美しさの体現でありますね こんな怖くてカッコいいデンワラーですが、デンジマンとの戦闘時には110番で警察にイタズラ電話して 「泥棒だ!逮捕しろ!追いかけろ!」 と言って、そのイタズラ電話の内容どおりにまるで泥棒を追いかける刑事のように猛スピードで走り、さらに119番で消防署に電話し 「火事だー!」 と叫ぶと、建物が燃え上がる、というなんとも不思議だけど、このカッコいいデンワラーには似合わないようなヘンテコな能力で戦ってましたw 癌細胞と電話が融合した、頭のぶっとんだ発想のデンワラーのデザインは細部まで実に面白く自分は感動してしまうのですがDVDで見て、これまで気付かなかったデザインにおけるアイディアを発見し、さらに感動しちゃいました ![]() デンワラーを横から見たところなんですが、なんと顔の横に歯の剥き出した口がついているのです 正面からデンワラーを見ると口は見えないのでデンワラーには口がないのだと思っていたんですがなんと横に口がついてたんですねー! 一見しただけではわからない部分にまでデザイン的な工夫が凝らされているベーダー怪物って奥が深い! 何度も見てじっくりとそのデザインを味わうべき怪物なんですね! 30年を経た今見ても様々に新しい発見のあるベーダー怪物って本当にすごいです! アイラブ・ベーダー怪物! みなさんにもベーダー怪物の面白さ、気持ち悪さ、カッコ良さ、素晴らしさが伝われば幸いです # by pulog1 | 2009-08-19 21:56
![]() 夏ですねー、暑いですねー こう暑いとやっぱり海に行きたくなっちゃいますね でも、その海がヘドロの海だったら君はどうする? さてさて今回はこんな暑い毎日絶対会いたくないような「夏休みは決まってヘドロの海で海水浴」しちゃいそうなベーダー一族のみなさんの登場です ミラーとケラーの水着姿だったら見たいんですけどねーw と、その前にみなさんにご紹介したい掲示板があります 怪獣ブログの常連様である特撮コメンテーターさんが私pulog1の名前を襲名(?)しpulog2さんの名前で、「特撮怪獣・怪人・キャラを語るスレ」を立ち上げました これは「みんなで作る怪獣ブログ」なのですね 自分は以前「怪獣ファンがみんなで自由に怪獣についての記事を書くことが出来るサイトが出来ないだろうか?」と考えたことがありましてwikiでそういうものを作ろうと思ったことがあるのですが、wikiの使い方がよくわからず挫折してしまったことがあります 自分は出来るだけたくさんの怪獣を取り上げ記事を書きたいと思っているのですが怪獣の数は膨大で、自分ひとりの力ではほんの1部の怪獣についてしか語れないだろうなあ、と思っていました しかし怪獣ブログにはたくさんの怪獣好きのお客様がいらっしゃってくださって活発にコメントしてくださいます 怪獣ファンのみなさまの力をお借りしたら1人で書くよりももっとたくさんの怪獣についての記事がネットで生まれるのではないだろうか? 「みんなーオラに元気を分けてくれー!」 の悟空状態で怪獣wikiを作ろうとしたのですが、wikiでの記事の作り方がさっぱりわからずあきらめてしまいました 「みんなで作る怪獣wiki」はすごく楽しいものになると思ったのですが・・・・・ あとになってもうすでに非常に充実した内容の「怪獣wiki」が存在していたことを知り 「ありゃ?俺の出る幕はなかったかな?」 と、思ってしまいましたね とはいえ「みんなで作る怪獣ブログ」はやはりいつかやってみたい・・・・・でもどうやってそういうものを作ったらいいのかよくわからない そんな気持ちのままでずっといたのですが特撮コメンテーターさんは実に軽々と「みんなで作る怪獣ブログ」を作られてしまいました! ネットをやっている方なら普段から使い慣れている「掲示板」でそれを作ってしまったのですね この怪獣ブログでもレンタルしているteacup掲示板は画像を貼り付けることも可能で、基本的に画像と記事さえあれば作れてしまう「怪獣ブログ」は掲示板でも出来てしまいます ブログはパスワードを知っている管理人だけが更新することが出来ますが掲示板なら誰でも記事が書ける! 実に単純な発想でありながら自分はまったく思いつけないままでした 特撮コメンテーターさんはそこに気付いてteacup掲示板で「みんなで作る怪獣ブログ」を作ってしまったんですね 怪獣ブログを読みに来て下さる皆様、コメントしてくださる皆様みんなでこの掲示板に記事を書きこんでくださったらすごく楽しくて面白いものになるのではないかと思ってしまいます みなさま、「よーしいっちょう俺も怪獣の記事を書いてやるか!」、「俺にも怪獣について語らせろ!」という方がおられましたらぜひ特撮コメンテーターさんことpulog2さんの「特撮怪獣・怪人・キャラについて語るスレ」に投稿してくださいませ! さて、それではいよいよ本題、おなじみデンジマンの敵怪人「ベーダー怪物・その4」でございます これまでベーダー00・ムササビラーからベーダー03ルパンカメラーをご紹介いたしましたので、今回はベーダー04、ツタカズラーからです ![]() ムササビラーからルパンカメラーまでを宿敵デンジマンの巨大ロボット、ダイデンジンによって倒されてしまいヘドリアン女王は悔しがります ダイデンジンを八つ裂きにせよ!というヘドリアン女王の命令にヘドラー将軍はベーダー04、ツタカズラーを地上に放ちます ツタカズラーは最初は美しい花の姿でとある団地のそばに現れますが、その花を見つけた欲の深いおじさんが「こいつを売れば金になる」とツタカズラーを団地の自分の部屋に持ち帰ります ツタカズラーはそこでしばらく花の姿のまま過ごしていましたがある夜、花から本来の姿である怪物の姿となって強欲おじさんに襲い掛かります 体から触手のようにツタを伸ばし、おじさんに巻きついて殺してしまいました ツタカズラーに殺されたおじさんは全身から養分を吸い取られ真っ白になって絶命 このおじさんの死体はものすごく気持ち悪くて怖いです 特撮ヒーロー番組でこんな怖い死体の描写をすることは今では珍しくなりましたね ホラー映画から影響を受けていたデンジマンらしいシーンでちょっとトラウマになりそうです その後もツタカズラーは団地の住民に次々と襲いかかるのですがデンジマンに気付かれ戦闘になだれ込みます デンジブーメランにより倒されたツタカズラーは巨大化、デンジマンもダイデンジンに搭乗し、第2戦が開始されます ダイデンジンに勝つことこそが目的のツタカズラー、その対策とはいかなるものか? ツタカズラーは毒ガス攻撃を行い、ダイデンジンのコックピット内のデンジマンは苦しみ「換気」しようとするのですが・・・・・ 「!!!」 なんとダイデンジンの排気口はツタカズラーのツタが潜り込み詰まってしまいダイデンジンは換気が出来なくなっていたのです! あやうしダイデンジン!果たしてツタカズラーはダイデンジンもろともデンジマンを葬ってしまうのか!? ツタカズラーはその名の通り蔦蔓(つたかずら)をモチーフにした植物のベーダー怪物ですね 植物の怪獣、怪人が登場するエピソードはウルトラマンのケロニアやウルトラセブンのワイアール星人など、なぜかホラーテイストのものが多いのですがツタカズラーのエピソードも夜な夜な植物が団地の住民に襲い掛かるというホラータッチのストーリーでした ツタカズラーは右目がえぐれて無くなっているのですが、これも子供には怖かったのではないかと思います デザインしたのはデンジマンのメインデザイナーであった野口竜ですが、自分は野口竜のベーダー怪物デザインにはラグクラフトのクトゥルーなんかが念頭にあったのではないかと思うものがいくつかあります このツタカズラーも自分にはなんだかクトゥルーのように見えるんですよね 禍々しく怖いんですけどどこかカッコいいんですよ まさに「悪の華」といった趣のベーダー怪物です ![]() ベーダー怪物05、ヒゲキタコラー 悲劇とタコを合体させたという驚きのネーミング! 地下とゲリラのチカゲリラー、ルパンとカメラのルパンカメラーと並ぶベーダー3大珍名怪物の1人であります 人間の悲しみ、絶望がなにより好きなヘドリアン女王が地上に悲劇をまき散らすようにと送り込んだベーダー怪物です 義理の母親との関係がうまくいかない少女、香織は自殺しようと建物の上から飛び降りるのですが、偶然居合わせたデンジイエロー黄山とデンジグリーン緑川に助けられます ちなみに黄山と緑川は一緒に釣りをしてたんですよね ヒゲキタコラーは、この薄幸の少女に目をつけ、彼女に憑依します ヒゲキタコラーに乗り移られた香織は念力で物を宙に浮かばせ、義理の母親に向かって投げつけたりします 悪魔に乗り移られた少女、念力で襲い掛かる少女というのは名作ホラー映画「エクソシスト」、「キャリー」からの影響を伺わせますね 香織は黄山たちに誘われて、ある女の子のお誕生会に出席するのですが、そこに居合わせたデンジ犬アイシーを見て、異常に怖がり天井までジャンプしてベタっと天井に張りつきます ヒゲキタコラーって犬が苦手のようですが、まるでオバケのQ太郎みたいですw 普通の女の子が天井に張りつくなんてありえない! ベーダーが一枚かんでいることを察知したデンジマンはある作戦のもとに香織を遊園地に誘い、その正体を暴こうとします 悲劇が大好きなヘドリアン女王のために可哀想な女の子をさらに悲劇に陥れようとするヒゲキタコラー だからといって悲劇タコラーって名前はあんまりじゃないかって思いますがしかしこのインパクトある名前のおかげで印象深いんですよね 顔から触手の伸びたデザインは実にユニーク ヒゲキタコラーもやっぱりクトゥルーっぽいですよね? 余談ですが、このエピソードではヘドラー将軍が香織の日記を朗読するシーンがあるのですが 女の子のポエムを感情こめて声に出して読み上げるヘドラー将軍がおかしくてたまらなかったですwww ![]() ベーダー06、ウミツラーはかつてデンジ星を滅ぼしたベーダー怪物の子孫 デンジマンにとっては宿敵ともいえる怪物です フジツボやイソギンチャク、ホヤなどの海の軟体生物が合体したハイブリットな怪物ですが、さらになぜか「海釣りする人」まで合体してしまいました! 黄色い釣りジャケットを着た海の軟体生物・・・・・・すごすぎます! ギャグスレスレのハードシュールな姿の怪物ですが、さすが先祖はデンジ星を滅ぼしただけあってなかなかの強敵 水をたちまち腐らせヘドロの海にしてしまうという特殊能力を使い、海、ダム、水道水を腐らせ、さらにその腐った水はブロブ、スライムのような不定形の液体生物となって人間に襲い掛かるのでした 故郷を滅ぼされたデンジ犬アイシー、そしてデンジマンはリベンジを誓ってウミツラーに挑みます デンジ星は滅ぼされてしまったが、あの時はデンジマン、そしてダイデンジンはいなかった しかし今なら絶対に負けるものか! 暑い夏には絶対に会いたくない怪物ですねー 汗だらけになった体を洗おうとシャワーを浴びたらお湯がヘドロの怪物となって襲い掛かってくるなんてたまったもんじゃありません! しかしウミツラーはヘドロの海こそを最上の美と崇めるベーダー一族においてもっともベーダーらしい怪物であると言えましょう ヘドラやスペクトルマンの公害怪獣と並んで語られるべきおぞましき怪物であります 第7話という早い段階でデンジマンの宿敵と言える怪物が登場したのは驚きました さて、みなさん、暑い夏、これらベーダー怪物を見て少しは涼しい気持ちになったでしょうか? 夏といえばやっぱり怖い話、ホラーですからホラーテイストあふれるベーダー怪物は最高の納涼になったんじゃないかと思います え? 余計にうっとうしくなった、ですって? あるぇ~(・3・)変だなあ~? では、また日を改めまして自分の大好きなベーダー怪物を取り上げようと思います みなさん夏バテしないよう気をつけてくださいませ~ 最後にイラストのみで登場したウミツラーの先祖の画像を紹介いたします すごい迫力ですね~! ![]() # by pulog1 | 2009-08-12 19:37
![]() みなさま、毎度のことながら更新遅れてしまいまして申し訳ございません なんだかんだで忙しくなかなかブログのほうに来れませんでした コメントもたくさんありがとうございます 近いうちにレスいたしますのでもう少々お待ちくださいませ! うう、なんか俺って記事をアップするたびに誤ったり言い訳したりしてばっかだなあ・・・orz さて久しぶりの更新・・・・っていうか、怪獣ブログは毎回更新は決まって「久しぶり」なんですが、実は自分はこれまでにも増して文章を書くことのスランプに陥ってしまってなかなか文章をかけずにいます 実際昨日はいいかげん記事を書こうと思って書き始めてみたのですが、これがどうにもうまく書けず結局書きあがりませんでした 少なくとも月に一度は更新しようと思っていたのですが、今月はもうあと1日を残すのみ こりゃ今月は更新出来ないかな?とあきらめていたのですが、でも月に1度というゆる~い目標さえ守れないというのはちょっと情けない・・・・・ そう思い、うまく記事にならないまでもとりあえずエントリしてみようと思います さて、今回取り上げようと思う怪獣はウルトラマンAの宿敵、超獣を操る異次元人ヤプールです ウルトラシリーズは「ウルトラQ]から「帰ってきたウルトラマン」までは番組通しての敵というものはいませんでした 登場する怪獣あるいは宇宙人は特に組織に属しているわけでなく、それぞれ単独で登場し人間を、地球を襲ってきたわけです これは「怪獣、宇宙人はなぜか日本ばかりに現れる」というツッコミを決まってされていましたね ウルトラシリーズは日本を舞台にしているのですから、怪獣が日本以外のどこかに登場されては話にならないため、怪獣が決まって日本に現れるというのはお約束といいますか大人の事情で仕方ないことでしたが、不自然といえば不自然ですね しかし日本以外の国を怪獣が攻めてくることは無かったのに怪獣、宇宙人が「宇宙」に現れ、ウルトラマンがわざわざ宇宙まで出かけて怪獣退治するということはありました 「宇宙」は外国ではないので「日本」でなくてもOKなのでしょうか? それはともかく、特に共通の目的がなく単独行動をとっているはずの怪獣、宇宙人が日本ばかりを襲うウルトラシリーズに対し、ウルトラシリーズのライバルともいえる「仮面ライダー」ではそのあたりが実に自然に解釈することができました 「登場する怪人は1つの組織”ショッカー”に属し、共通の目的として日本の征服を企んでいる」という設定です ヒーローの敵が共通の組織に属しているという設定は非常に便利なものでありました ウルトラ怪獣が、登場するたびにその登場の理由を逐一考え出さなくてはいけない、あるいは考えなければならいところをあえてスルーし、「なんだかわからないけどどっかから怪獣が現れた」ですませてしまったのに対し仮面ライダーでは「ショッカーが新しい怪人を送り込んできた!」の一言で説明できてしまいます 円谷プロがウルトラシリーズにおける怪獣、宇宙人が決まって日本に現れることの不自然さを気にかけていたのか、あるいはライバル「仮面ライダー」が「シリーズ通してヒーローの敵となる組織」という便利な設定を使っているのを見て「やられた!」と思ったのかどうかはわかりませんが、「ウルトラマンA」においてはじめて番組通してヒーローと戦う敵が登場します それが異次元人ヤプールです ウルトラマンAはこれまでのウルトラシリーズにはなかった新しい要素を盛り込んでいこうという意欲がうかがえる番組でした これまでの怪獣とは違った新しいタイプのモンスターとして「超獣」を登場させたこともそうですが、この番組通してヒーローと対峙するヤプールのキャラクターも当時としては斬新でした 人間以上の知能と超能力(というかもはや魔力とも呼ぶべき未知の力)を有しているというところは、これまでのウルトラシリーズにも登場していた「宇宙人」と呼ぶべきものでありましたが、しかし「新しいタイプの敵」であるヤプールは安易に「宇宙人」であることを良しとしませんでした 宇宙人に似ているが宇宙人ではない、これまでになかった新しいタイプの敵として考えられたのが「地球」でも「宇宙」でもない第3の世界「異次元」の人間です 異次元とは何なのか?これが視聴者である子供にはよくわからなかった そしておそらく番組スタッフもわかってなかったのではないかと思います しかし、あえて「よくわからないまま」にしたままで異次元という未知の世界からの侵略者を打ち出してきました そして、実は「よくわからない」ままにしたことによってヤプールはかえって謎めいた、なにやら神秘的な存在を強烈にアピールしたのです ![]() ヤプールは地球侵略を目論んでいますが、この世界とは別の、我々には行くことも触れることもできない謎の世界に住み、そしてそこから我々の世界を虎視眈々と狙っているのです その世界でのヤプールの姿はなにやら様々な色彩がぐにょぐにょと不定形に歪んでいるとらえどころのないものです かろうじて、なんだかひょろひょろとやせっぽちであたまのとんがった人間のように見えるなにかが何人かうごめいているように見えるだけです このなんだかよくわからないものがヤプールなのです 確かに怪獣には見えませんし、宇宙人とも違うようです しかしなんだかよくわからないにも拘らず、これまでに見たことのない新しいタイプの「種族」であることを十分に伝えてきます そしてそのヤプールの姿は見る者になにやら「不安」、「見てはいけない禍々しさ」を感じさせます 事実ヤプールは人間を不安や恐怖に陥れることを目的としています 直接的な破壊行動より人間に精神的なダメージを与えることを好みます これまでのウルトラシリーズにおける敵、怪獣にはそうした悪意はありませんでした 怪獣は本能的に行動しているだけであって、人間に対する悪意を抱いていたわけではありません また宇宙人においても侵略行為を行うことはその宇宙人なりの理屈に基づいたものであって、それは「軍事的な行為」であり「悪意」というものとはまた別であったと思います しかしヤプールには怪獣や宇宙人に無かった「悪意」が感じられます それはこのヤプールという存在が「不条理」、「邪悪」さを体現している存在であるかのように思えます わかりやすく、直接的に言えばヤプールは「悪魔」そのものなのです 実際ウルトラマンAもヤプールを「本物の悪魔」と言っていました 異次元空間でのヤプールの姿、ひょろひょろとしていて尖った頭というのは言い伝えにある悪魔の姿によく似ています あるいは、トランプにおけるジョーカーのようにも見えますね ヤプールは次々と超獣を送り込み地球人に、そしてウルトラマンAに挑戦し続けましたが、ことごとく敗れてしまいます 業を煮やしたヤプールはついに直接自分たちが手を下すことを決意します ヤプールが行ったことは、見すぼらしい老人に姿を変え町に現れ 「この世は腐っている!」などと叫び道行く人々に説法を説き、暗黒舞踏の土方巽みたいな奇妙な踊りを踊りながら「お前は俺を信じなさい」、「お前はお前を信じなさい」と変な節回しの歌を歌って人々の気を引くのでした なにか怪しい宗教のようです この奇妙な歌と踊りに子供たちは夢中になり老人についていきます そして老人についていった子供たちはみな姿を消してしまうのでした ハーメルンの笛吹きのようにヤプールは世界中から子供を奪っていくのでした 世界から子供が消えてしまったら確かに人類は滅亡してしまうでしょうが、なんだかやりかたが回りくどい気がします 超獣を使って都市破壊を行うほうが直接的で時間もかからないように思えます(といってもヤプールはこれまでそのやり方で何度も失敗していますが) 世界中全ての子供を異次元に連れて行くのはずいぶん時間がかかるし効率が悪いはずなのに、あえてこんなことをしたのは、やはりひとえにヤプールの邪悪な悪意によるものではないかと思いますね 子供を消すことによって人々に与える「不安」、「絶望」、「悲しみ」 ヤプールはそれを狙っていたように思います 子供を異次元に連れ去ったのはヤプールだと気づいた北斗星司はTACの開発した「メビウスの輪」の原理で人間を異次元に送り込む装置(どういう原理なのかよくわかりませんが)で連れ去られた子供たちを助けに向かいます そこにゾフィーが現れ北斗と南夕子にウルトラマンAに変身してヤプールと戦うように進言します ゾフィーの力で南夕子も異次元にやってきて北斗とウルトラタッチ!Aに変身します ゾフィーはそれを見届けると帰っていきました ん?ゾフィーは一緒に戦ってくれるんじゃないのか? ヤプールは合体して巨大ヤプールに変身、Aと対決します その姿は超獣とも宇宙人ともつかない、その両方を思わせるものです 人間のようにも見えますがケモノのようでもある 近い姿のものを探せばそれは日本が古来より怖れ、崇める「鬼」の姿に似ています この国においては「鬼」が悪魔と呼べるのかもしれません ヤプールの姿として非常にふさわしいものと言えます そしてAとヤプールの異次元においての決戦が開始されるのですが・・・・・・ これまで様々な強敵超獣を操ってきたボス、ヤプールはどれほど強く、Aを苦しめるのか?と期待してかたずをのんで見守ると・・・・・・ あれ?普通にあっさりとAに負けちゃいました・・・・・ ヤプールは策謀には長けていたけど戦闘にはあまり向いていなかったのかな? 釈然としませんがヤプールは散り際に 「ヤプール死すとも超獣死なず!」 と言い残し姿を消すのです ヤプールを倒したことにより異次元に連れ去られた子供たちはみな無事に戻ることができました めでたしめでたし・・・・・・ と思っていたのですが、ヤプールはまだすべて滅んではいなかったのです ヤプールの残党はその後も現れ、AにTACに、そして地球人に挑戦し続けるのでした ヤプールはこれまでになかったタイプのウルトラマンの敵でした われわれ人間の理解を超えた存在であり、悪魔そのものの邪悪な存在 恐怖の象徴である恐るべき存在でしたが、しかしそれゆえ「立ち向かうべき敵」として強く意識されましたね 1度滅びてもその根深い怨念はAや人間に挑戦し続け、人間の弱い心に漬け込むその戦略に人間は幾度も負けそうになり、ときにはA自身もくじけそうになるほどに追い詰められます しかし決して負けてはいけないのだとAは立ち向かい続けます ヤプールとの戦いは我々の心への挑戦だったといえます 肉体的に負ける以上に精神的に負けてしまうことこそが本当の意味での敗北、すなわち「絶望」であるのだとウルトラマンAという番組では訴えていたように思えます ヤプールの卑劣さはウルトラシリーズ通しての敵の中でも抜きんでており、弱い心のままでは簡単に屈してしまいそうになります ヤプールと戦うには、心を強く持たなくてはいけない どんなに苦しくても絶望してはいけないのです そしてその心が邪悪に屈することがなければ、決してヤプールに負けることはないのだとウルトラマンAでは言っていたように思えますね これはなんだか今現在のモラルが崩壊し、心の豊かさが奪われ、犯罪が溢れるこの時代に向けたメッセージのように思えてなりません 心が邪悪に屈することこそが負け、絶望することこそが負け しかし希望を失わず、自身の心を強く持ち続ければ決してヤプールには負けないのだと・・・・ 多くの人が、ヤプールに負けそうになっている現在、この恐るべき敵と戦い続けたウルトラマンAのことを、また思いだす必要があるのかもしれません # by pulog1 | 2009-07-31 05:20
![]() みなさんお久しぶりです なんだかんだで時間が取れなくてブログに来れずたくさんコメントを頂いたのにレスため込んでしまいまして申し訳ありません 次の休みにレス致しますのでどうぞお許しくださいませ それから6月6日は自分の誕生日だったのですがお祝いのコメントしてくださったみなさま、ありがとうございます 自分も40過ぎてすっかりおっさんになってしまいましたがこれからも怪獣についての探究を一層頑張っていこうと思います さて前回までは80年代の怪獣、怪人について書いてきました 怪獣ブーム以後の怪獣怪人がブームが過ぎた後、どのような変遷をたどり新しいスタイルを確立していったのか、について語ってきたわけですが今回は怪獣ブーム以前の怪獣についてちょっと触れたいと思います 80年代の怪獣怪人についてはまだ語らなくてはいけないことがたくさんあるのですが一旦休んでまたの機会に改めて書こうと思います そして怪獣ブーム以前の怪獣なんですが、ここには怪獣の本質を探る大きなカギがあるように自分には思えます 具体的に怪獣ブームがいつ始まったのかというとこれははっきりとはわかりません そもそも昭和29年に「ゴジラ」が上映されてからずっと怪獣は子供たちの間で人気者だったともいえるわけですし、それ以前に「キングコング」が日本で上映されたときから怪獣は人気を獲得していたのだともいえます 具体的にはっきりと「怪獣ブーム」はいつなのかを限定は出来ないかもしれませんが、しかし一般的に第1次怪獣ブームと呼ばれているのは「ウルトラQ」がテレビ放送された時から始まるようです それまで映画のスクリーンがおもな活躍の場だった怪獣がお茶の間のテレビに現れた 週替わりで新しい怪獣が次々と登場する これは革命的な出来事であり、怪獣の人気は以前にまして爆発的な人気を獲得し、怪獣ブームと呼ぶに間違いない盛り上がりを見せるのです しかし怪獣がテレビに登場したのはなにもウルトラQが初めてではありませんでした あまり語られる機会がありませんが怪獣はウルトラQ以前にもテレビにひっそりと登場していたのです そうしたウルトラQ以前にテレビに登場していた怪獣、テレビ怪獣黎明期について今回は語りたいと思います ・・・・・・が、なにしろこのあたりの怪獣については資料も乏しく、ネットでの情報も少ない上に自分が時間を取れないせいで(というか時間のやりくりがヘタで無駄に時間を費やしてしまうので)情報収集がままならず、片手落ち、中途半端な生地になってしまうことをどうぞご了承くださいませ またの機会に改めてもっとじっくり下調べした初期テレビ怪獣についての記事を書きますので、今回はざっと触りだけの記事になることをご理解ください 最初っから言い訳ばかりしてはなはだ頼りないスタートとなってしまいましたが、さてさてテレビ怪獣の元祖といったら真っ先に思い出されるのは「怪獣マリンコング」であります wikipedhiaで調べてみたところ放送されたのは1960年の4月から12月にかけて 全26話で13話までは「怪獣マリンコング」、14話から26話までは「マリンコングの逆襲」というタイトルで放送されていました wikiに記述されていないのですが1話の放送時間は子供向けドラマの放送時間が通常30分枠であることからやはりマリンコングも30分番組ではないかと予想するのですが実際はわかりません このマリンコング、これまでソフト化されたことは84年に限定版ビデオが出ているだけで、それ以後1度もソフト化されておらず、番組を見たのはこの限定版ビデオを見た数少ない人とリアルタイムで見ていた人だけというまさに幻のテレビ怪獣番組であります にも拘らずマリンコングはまさに伝説の怪獣番組として語り継がれているんですよね それはリアルタイムで見た人たちが一様に「マリンコングはものすごく怖かった」と口をそろえて語り継いでいるためです 子供のころにリアルタイムでマリンコングを見た人はみなマリンコングのあまりの恐さにトラウマを負い、忘れられない記憶として残っているのです それほどまでに怖いマリンコングとはどれほどに恐ろしい怪獣なのか? そこで上の画像を見て欲しいのですが、これがその恐怖の大怪獣マリンコングなのです! どうです怖いでしょう? え? 全然怖くない、ですって? ・・・・・・・そうなんですよね、全然怖くない・・・・・どころかなんか可愛いです 頭でっかちで目がギョロっと大きくて、怪獣にしては可愛すぎます こんな可愛い怪獣をリアルタイムで見た人はなぜ「怖かった」のでしょうか? そのあたりを問いただしてみてもなんだか要領を得ない答えが返ってきます マリンコングを怖かったと言っている人はみんな 「あるぇ~(・3・)、マリンコングってこんなに可愛かったっけ?子供の頃見た時はすごくこわかったんだけどな~」 と、本人が1番びっくりしてる始末です 当時はこんなキュートな怪獣でも十分怖かったんでしょうかね? いやいや、マリンコング以前にはゴジラという今見ても恐ろしい怪獣がすでに存在していました 初代ゴジラなんて歴代ゴジラの中で最高に怖いですよ! 怪獣史上最高に恐ろしい怪獣王ゴジラをすでに通過しているはずなのに、こんなに可愛らしいマリンコングを「怖かった」といっているリアルタイム世代の感覚は非常に不思議です もしかしてこんな可愛い怪獣でさえも恐ろしく思えてしまうような魔法のような演出テクニックが行われていたのでしょうか? 実際の映像を見る機会がなかなか無い現在の状況ではちょっと窺い知れませんね この怪獣ブログでも何度か言及している名著「怪獣王」では怪獣ファンの永野のりこがちょっと面白いコメントを残しています 「(自分はマリンコングを見ていないけど)リアルタイムでマリンコングを見てみたかった!そして怖がりたかった!そして後でマリンコングを見直して、え~、こんなに可愛かったの?って驚きたかった!」 なぜマリンコングが怖かったのか?そしてなぜ今になって見直すと全然怖く思えないのか? それは永遠の謎ですがかつては怖くてしょうがなかったものが改めて見直すと全然怖くないどころか、むしろ可愛いと思えるという体験はなんだかすごく貴重で羨ましくも思えてしまいますね そんなマリンコングですが実は怪獣ではなくて悪の組織が作ったロボットなのだそうです 悪の組織が作った怪獣型ロボットというとなにか横山光輝の「鉄人28号」を思い出してしまいますね 怪獣、ロボットという子供の大好きな2大要素を同時にそなえたマリンコングは古き良き時代の少年ノスタルジーを感じさせます ぜひいつの日かDVDなどのソフトとなって復活して欲しい番組です ![]() さて、テレビ番組において「ウルtラQ」以前に子供たちに人気があったのは何と言っても「月光仮面」をはじめとするレトロヒーローでした 仮面ライダーなどの特撮ヒーローのルーツといえますが怪獣番組ではなくヒーローが戦う敵は悪事を働く人間、というのが基本コンセプト しかしそんなレトロヒーローも怪獣と戦っていたのでした レトロヒーローの代表「月光仮面」は第3部「マンモスコング編」においてキングコングを彷彿させる巨大なゴリラ怪獣マンモスコングと対決します 等身大ヒーローである月光仮面、しかも仮面ライダーと違って生身の人間がコスプレしただけの彼ががどうやって巨大な怪獣マンモスコングと戦ったのか? そのあたりを調べなくてはいけないんですけどごめんなさい、時間が無くて調べることが出来ませんでした ただ自分はうんと子供の頃、テレビで月光仮面の再放送でマンモスコングを見たような記憶があるんですよ それは実に迫力に満ちたすごい怪獣を見た記憶です はっきりとした記憶は無いのですが、精巧なミニチュアで作られた都市を巨大なゴリラ、マンモスコングが破壊しているような場面が浮かびます そんな巨大怪獣に向かって人間と変わらない大きさの月光仮面がオートバイに向かって突進していく場面が思い出されます あんなに大きな怪獣にこんなに小さな月光仮面が向かって云って勝てるのか? 手に汗握るシーンが脳の片隅に残っています しかしその後のシーンはまったく記憶に残っていないのですね 果たして月光仮面はあの巨大なマンモスコングに打ち勝つことが出来たのか? 永い時を経て未だに謎のままです そんなマンモスコングですが、最近になってネットで画像を見て、想像していた以上に迫力のあるなかなかの大怪獣であることに驚いてしまいました 当時のレベルから考えてもなかなかに精巧に作られたモンスタースーツではないでしょうか? 本家キングコング、または和製キングコング「キングコング対ゴジラ」にも引けを取らないのではないかと思ってしまいます 「月光仮面・マンモスコング編」は現在DVDがリリースされていますのでいつか見てみたいですね 長年の謎が解き明かされるでしょうから でも・・・・・その反面、謎は謎のまま残しておきたいような気持もあります 「月光仮面」以外にも巨大怪獣と戦ったレトロヒーローといえばナショナルキッドがいます 自分は高校生の頃に当時は存在していた「ビデオ喫茶」においてナショナルキッドを見たことがあります 喫茶店に大きなスクリーンがあってプロジェクターによってビデオを上映しているのですが、今はそういう喫茶店なんて無くなってしまいましたね ビデオがまだ珍しく、ビデオを上映するというだけで客が集まる時代でした 自分は喫茶店のマスターにナショナルキッドを見せてくれとリクエストし、マスターは快くビデオを上映してくれました うーん、懐かしい・・・・あのマスター今でも元気かな? ところでそのナショナルキッドは、やはり時代が古すぎたせいか、見てもいま一つ面白く思えませんでした 古臭いという感覚がぬぐえず自分が見たいと言っておきながら退屈してしまいましたね 自分は上映中なのにもかかわらず「もう帰る」と言って店を出てしまいました 喫茶店に来ていた他の普通のお客さんは「ナショナルキッド」なんていうマニアしか見たがらないビデオを無理やり見せられて迷惑だったかもしれません しかもリクエストした本人が途中で変えるなんて腹たったかも知れないですね すみません・・・・・・あのころ俺は若かった しかし歳とった今ならナショナルキッドを面白く見れるような気がします あ、なんか話が脱線してしまいましたがそのナショナルキッドには巨大怪獣ギャプラが登場するエピソードがあるらしいのです 自分はギャプラ登場のエピソードは見ていませんでした、もしかするとビデオ喫茶で俺が店を出た後にギャプラが登場していたのだろうか? 最近になってネットでそのギャプラの画像を見ることが出来たのですが・・・・・ うわ!なんだこのバカっぽい怪獣は! ![]() 目玉が左右互い違いに向いていてしかも口からベロ出してます かっこ悪い! 基本的にはゴジラタイプの恐竜型怪獣ですが、なんか間違ってます どうもナショナルキッドのスタッフは怪獣のなんたるかをわかってなかったみたいですね おそらく「怪獣ってよくわかんないけどゴジラみたいな恐竜っぽい奴なんだろ?」 「で、なんか怪獣って怖いらしいからお化けみたいに口からベローンって舌とか出してりゃいいんじゃね?」 とか適当にやったっぽいです うーん、当時の視聴者がギャプラをどう評価していたのかはわかりませんが、これはあんまり人気なかったんじゃないかなあ? 怪獣についての理解がまだ浸透していないテレビ黎明期の感覚が伝わってくる怪獣であります でも、こういう怪獣って今ではまずお目にかかれないから逆に貴重かも? この時代でしか生まれえなかった怪獣なのかも知れませんね ![]() 最後に紹介するのは幻の怪獣として長らく名前だけがマニアに伝わっていた「怪獣アゴン」 映像ソフトはマリンコング同様、かつて限定版ビデオが少数出ていただけで幻と囁かれていたテレビ怪獣番組ですが最近になってDVD化され、怪獣マニアの間で急激に知名度が上がりました 放送されたのは1964年 マグマ大使の怪獣アロンは、このアゴンとそっくりだったため長らく「アロンはアゴンのスーツを流用した怪獣」であると言われていたのですが最近になって「細部を細かく見るとアゴンとアロンは別のスーツであるらしい」との見解がなされました 自分は今でもアゴンとアロンはどこがどう違うのかよくわかりません・・・・・ そんなアゴンですが、ギャプラ同様ゴジラタイプの恐竜型怪獣 しかしギャプラと違って実によくわかっている、非常にかっこいい怪獣です 以前自分はこの怪獣ブログでアロンこそ怪獣のもっともオーソドックスな姿であると書いていましたがアロンとそっくりのアゴンは、やはり「怪獣の最もオーソドックスな王道的スタイル」であります うん、文句なしにカッコイイ! なんというか怪獣はこうでなくちゃ!という感じですね 「怪獣アゴン」は放送されたのは1968年ですが製作されたのは64年 ウルトラQ以前の怪獣番組です しかし放送当時、この番組を見ていた人はほとんどいなかったという話です 怪獣ブームの渦中に放送されていたにも拘らず誰も見ていなかったのは放送されたのが正月の2日から5日にかけていたため、ほとんどの人はテレビを見ないで出掛けていたか家にいても家族そろって見られるようなかくし芸大会見たいな番組を見ていたためなんじゃないかと予想しますね 誰からも顧みられず、わずかな怪獣マニアの記憶の中にのみ留められていたアゴンですが、21世紀に入ってようやくDVDがリリースされ多くの人が目にすることができました そんなアゴンですが、自分も見てみました! その感想は実にストレートな怪獣ストーリー 水爆実験によって蘇った太古の恐竜アゴンが海から上陸 海のふもとの町で暴れるのですが科学研究所の博士、新聞記者の若者、博士の助手の美人女学生の活躍により撃退 再び海に帰ります 第2章では大金を盗んだ強盗グループが海の中に隠した現金を取り戻そうとしたところアゴンが再び現れ、やはり都市(というかほとんど建物のない町はずれの工場地帯)で暴れる、強盗はアゴンにやられ、博士と助手、新聞記者が再びアゴンを撃退、といったシンプルなものです やはり昔の番組ですから作品のトーンはどこかのんびりしていてあんまり緊張感が感じられませんが、それでも古き良きノスタルジーと正統派怪獣の普遍的なカッコよさは感じられますね 以上、怪獣ブーム到来以前の初期テレビ怪獣を紹介してきましたが、情報が少ないため、これ以外にこの時期に他にもテレビに怪獣が登場していたのか自分はちょっとわかりません もしかしたら他にも魅力的なテレビ怪獣がいたかもしれませんね 御存知の方はコメントなどで書きこんでいただけたら嬉しいです そしてこの後にウルトラQが放送され、様々な新しいタイプの怪獣が出現するわけですが、ウルトラQによる怪獣の多様化を迎える以前のテレビ怪獣は実にプリミティブな怪獣における月初の姿を垣間見せてくれます それはぶっちゃけていうと「怪獣はゴジラとキングコングの2種類である」という身も蓋もない、しかしある意味実に本質的な怪獣の有り様を言い当てたものです マリンコングはゴジラモチーフではありますが、そのネーミングはキングコングから由来しています マンモスコングはストレートなキングコングの再現 ギャプラは大いに間違ったゴジラ再現 そしてアゴンはそのデザインからドラマにおける立ち位置までゴジラを踏襲しています 今だったらこうしたモチーフのあからさまさは「パクリ」だと非難されるのでしょうが、この時代においては 「怪獣とはこういうものである」という認識に忠実に従ったスタイルであるといえます 実にクラシックで、しかし本質を捉えた怪獣の姿がこのテレビ黎明期の怪獣にはあります 怪獣とはなにかという本質的命題に対する答えが、これら初期テレビ怪獣にはあるような気がしてなりません ゴジラとキングコング 恐竜と巨大なゴリラ それこそが怪獣であると・・・・・ それは怪獣のスタート地点であり、この限定されたスタイルが進化することによってありとあらゆる多様なスタイルを獲得していったのだと自分は確信してしまいますね このことを念頭に置いて、自分は怪獣についての考察を進めていこうと思っています 本当はもっと深く突っ込んで語るべきだと思うのですが、今回はこの辺で終わらせたいと思います また改めて、同じテーマで記事を書いて怪獣の本質についてさらに迫っていこうと思います 今回はさわりというか「ヒント」の提示だけで終わってしまうことをどうぞご勘弁くださいませ それでは! # by pulog1 | 2009-06-11 03:11
![]() 第1次、第2次怪獣ブーム終了後、怪獣氷河期を経て80年代に入り再び怪獣やヒーローが注目され、第1次や第2次ほどではないにしても怪獣ブームが到来、ウルトラシリーズはアニメでザ・ウルトラマン、そして実写としてウルトラマン80が復活 仮面ライダーも「仮面ライダー」のタイトルでスカイライダーが続いて仮面ライダースーパー1が復活します それらの番組はかつてのファンから絶賛され、世は再び怪獣、ヒーロー旋風が吹き荒れる・・・・・とは正直行かなかったんですよね・・・・ 自分はこの時期、1時的な特撮離れがあったものの戦隊シリーズ「バトルフィーバーJ」、「デンジマン」で再び特撮ファンに戻り、積極的に特撮、怪獣に取り組む決意を新たにしたのですが・・・・・子供の頃のようにこの時期の特撮番組に夢中になれない自分に戸惑っていました 自分は中学生になり、自分はもう子供ではない、早く大人になりたいという気持ちが芽生えていたのです ですがこの時期の特撮番組は自分の目には子供っぽく思え、かつてのように熱狂出来ませんでした 戦隊シリーズもデンジマンまでは熱狂していたのですが続くサンバルカンはやはり子供っぽく思えて見なくなってしまいました 特撮離れから再び特撮ファンに復帰したかと思ったら、また特撮離れをしてしまいそうになるのですが・・・・ しかし自分は踏みとどまったのです それはこの時期に特撮や怪獣を子供の視点ではなく大人向けの視点でとらえたメディアが相次いで生まれたからでした まずは朝日ソノラマが刊行した特撮関連の書籍、ファンタスティックコレクションと特撮専門雑誌「宇宙船」 ファンタスティックコレクションはこれまでヒーローや怪獣に関する書籍といえば子供向けのものというのが常識を覆した画期的なシリーズです 「ウルトラマン」や「仮面ライダー」、「ゴジラ」、「ガメラ」といったヒーロー、怪獣を番組単位で1冊の書籍で取り上げ詳細なデータ、および解説を掲載した明らかに子供向けではない、高校生、大学生、社会人といったこれまでの常識から考えると「怪獣やヒーローに夢中にならない年代」に向けた本でした 今でいう宝島社から出版されている「僕たちの好きなOO」シリーズのような本、雑誌と書籍が合体したかのようなものでいわゆるムック(MOOK)であります そして「宇宙船」は怪獣やヒーローを扱った雑誌と言うと「テレビマガジン」や「テレビランド」といった子供向け雑誌、および「小学O年生」といった小学館刊行の学年誌くらいしかなかった中に、特撮、怪獣マニアに向けた専門誌です 今では大人向けの特撮関連書籍があたりまえのように存在していますが当時これは画期的でした ヒーローや怪獣が大人が夢中になるものだとは世間一般においてはありえないこととして認識されていました しかし実際は子供のころにヒーローや怪獣に熱中し、大人になってもその気持ちが変わらないという人が大勢いました そうした人たちが子供向けではない大人向けの怪獣に関する資料や情報を求めていたのです 朝日ソノラマはそのことを敏感に察知し、ファンタスティクコレクションシリーズや「宇宙船」を刊行し、それらはベストセラーとまではいかないまでも根強いファン層に支えられ支持されたのでした 朝日ソノラマが中心となって行っていった特撮の大人向けメディア展開は書籍のみならず特撮サウンドトラックレコード、ビデオの普及により特撮映画、番組のソフト化など、子供のおこずかいでは買えないような高価な商品として展開されていきます こうした特撮の大人なメディア展開は、早く大人になりたい気持でいっぱいの中学生の自分にとってはとても眩しく目に映りましたね 朝日ソノラマの書籍やレコード、ビデオなどは中学生の乏しいお小遣いではなかなか手が出せないものでしたが、自分もいつか特撮本やレコードなどを買うくらいに大人な特撮マニアになりたい!という気持ちにさせられました そのためにはもっと特撮を勉強しなくちゃ!なんて気持ちにもなりましたね お小遣いは乏しかったのですが、それでも雑誌「宇宙船」はどうしても欲しくなりVol.3から買い始めました 当時「宇宙船」は季刊誌、つまり春夏秋冬と年に四回発行するもので値段は780円でした 780円という値段は今はともかくこの時代は雑誌としては高価な部類に属するものでしたね 自分の月のお小遣いの額は確か1000円もいかなかったとおもいますので「宇宙船」1冊買ったら小遣い1月分がほとんど飛んでしまうほどでしたが、それでもどうしても読みたくて他の物を買うのを我慢して4か月に1度の発売を心待ちにしていました そうして手に入れた「宇宙船」はお小遣いのほとんどを失っても、それに十分見合うほどに読み応えのある素晴らしい雑誌でした 自称怪獣博士の自分でしたが、「宇宙船」を読んで特撮や怪獣についてほとんど知らないことばかりだったことを知るのです ウルトラマンの怪獣をデザインした人は成田亨、ゴジラを監督した人は本田猪四朗、デンジマンの音楽を作曲した人は渡辺宙明・・・・・・ およそテレビの画面の中でしか特撮、怪獣を見ていなかった自分は、その外側に特撮、怪獣を実際に作ったクリエイターが現実に存在することを知るのです 特撮、怪獣の世界は自分が思っている以上に広く大きなものだった そうしたことを「宇宙船」を読むことによって気づき、特撮、怪獣を見る目が大きく変わったのです 自分は学校の勉強そっちのけで「宇宙船」をむさぼり読み、特撮と怪獣について「勉強」していましたね 自分の特撮や怪獣に関する知識のほとんどはこのとき「宇宙船」を読むことで培ったといっても過言ではありません そして「宇宙船」の読者投稿欄や特撮ファンジン紹介コーナー、自主制作映画クリエイターなどの活動報告記事などを見て、自分なんか敵わないようなすごいマニアが大勢いることを知ります こんな人たちのような立派なマニアになりたい! 自分はマニアとはいかないまでも特撮マニアに憧れるマニア未満の特撮ファンになっていました さて、「宇宙船」では多くのマニアが特撮についての熱い思いを語っているのを目にするのですが、それらの内容はほぼ同時代の特撮ではなくそれ以前の過去の名作、ゴジラ映画や第1次ウルトラシリーズ、仮面ライダーから始まる東映石森ヒーローに偏っていて、その時代にリアルタイムで放送されていた特撮について語っているものは少なかったのでした いや、そもそも当時、特撮は戦隊シリーズをはじめ、子供向け番組が数本放送されるにとどまり、語ろうにも番組自体がほとんどないような状態でありました 「宇宙船」では特撮についての熱い気持ちが読者、編集者双方から渦巻いているにもかかわらず、どこか「特撮は過去のもの」、「特撮は終わった」というムードが漂っていたのです 「宇宙船」という雑誌自体が過去を懐かしんで特撮を語る内容担っていたような気がしました それではいけない、特撮を終わらせないためにも今の特撮をもっと評価しよう、という声も当然上がったのですが雑誌でリアルタイムの番組をとりあげても反応は薄かったように思います 「宇宙船」読者は子供とは言えない年齢の高い層が占めていたのに、その時代における特撮は子供向けのものしかなかったからです 自分は過去の特撮についての記事を読んだり、勉強したりすることももちろん楽しかったのですが、自分の世代の特撮番組というものが無くなってしまったことを寂しく思っていましたね 「宇宙船」で取り上げられるような過去の名作、ウルトラシリーズや仮面ライダー、ゴジラ、ガメラのような作品がまた現れて欲しい そう思っていました 「宇宙船」ではこれほど特撮が盛り上がっているのだから、子供向けではない、大人向けの特撮が作られたら絶対ヒットするはず それにテレビ製作者の人たちはいつか気付いてくれるはずだ、と大いに期待していたのですがなかなかそうはなりませんでした なんだか「宇宙船」誌面での熱い盛り上がりと、その外側の世間での温度差が感じられてなりませんでした 自分たち特撮ファンの声は外の世界には届かないのだろうか? そんな風に思って半分あきらめかけていたのですが、80年代の半ばに差し掛かろうとした時代、我ら特撮ファンの声を聞き届けてくれたかのような新番組がスタートします それは「宇宙刑事ギャバン」でした 今なお人気の高いメタルヒーローシリーズの第1作目です ギャバンは正統派特撮ヒーローに新しい感覚を盛り込んだ斬新なヒーロー、および番組でありました 特撮ヒーローはゴレンジャーあたりから子供の目を意識した、どこかコミカルな演出が多用されはじめ、シリアスさは薄れていったのですがギャバンではそうしたコミカルな要素を極力排し、終始シリアスに展開していきます これは当たり前のように思えることですが、当時ギャバンを見ていた特撮ファンは「これは自分たちファンの目を意識した番組だ!」と瞬時に理解したのです スターウォーズのヒットから活発になったSFブームからの影響も見られる要素も数多くあります 敵の組織マクーの空中巨大要塞、戦闘機、ギャバンの搭乗する飛行メカ、ドルギランなどはスターウォーズのメカからの影響が見られます ギャバンの武器、レーザーブレードは言うまでもなくスターウォーズのライトセーバーの直接的な影響を受けたものですね またなによりヒーロー、ギャバンのデザインが新しかった! 全身銀色に光り輝くメタリックボディ、体の各パーツに取り付けられたライトがチカチカと点滅する姿はまさにSF,当時はそんな言葉はありませんでしたがサイバーな感覚に満ち溢れた実にデジタルなセンスに満ちたヒーローでした 新しい感覚をふんだんに取り入れたギャバンというヒーローは子供よりももっと上の世代にアピールするヒーローであり、そんなヒーローが現れたことは特撮ファンの声が製作者に届いたことの証でもあったのです 「宇宙船」を熱心に読んでいた読者にとって待望のニューヒーロー、それがギャバンでした ギャバンについてはその斬新な変身「蒸着」や大葉健二演じる主人公、一条寺烈のかっこよさ、マクー空間なる異次元での斬新でシュールな戦闘など語ることがたくさんあるのですが長くなってしまうので今回は省略しますが、「怪獣ブログ」としてはギャバンの怪人、いや怪獣?怪人とも怪獣ともつかない、いわばその両方ともいえる敵、ベム怪獣について触れないわけにはいきません ギャバンの敵は地球制服を企む宇宙犯罪組織マクー、首領はドン・ホラーであり配下として幹部のハンターキラー、戦闘の指揮を執るダブルマン、戦闘員のクラッシャーで構成されていますが、ダブルマンはそれまでの東映ヒーローにおける怪人のスタンス 毎回1人のダブルマンが作戦を実行し、戦闘員クラッシャーがそれを補佐します 従来の東映特撮ヒーローにおいては、1つのエピソードに怪人1人が登場、時には2人以上の怪人が現れることもありますが、基本的には1エピソードにつき怪人1人というスタイルであります しかしギャバンはちょっと変則的でして1つのエピソードにつき怪人のスタンスにいるダブルマンにプラスしてベム怪獣が登場します ギャバンは1つのエピソードでダブルマン、ベム怪獣の2体を相手に戦うわけですね ベム怪獣は基本的に言葉をしゃべらない、怪人というよりは怪獣に近い生物ですが大きさは人間と同じくらいのサイズです 仮面ライダーのショッカー怪人同様、実在の地球上の生物をモチーフにしておりモチーフにした生き物の名前の後にモンスターとついた名前がついています 第1話に登場したのは寿司ネタなどで有名な海の生き物シャコをモチーフにしたシャコモンスター しかしモチーフのデザインにおける解釈が非常に独創的 実際のシャコの姿とは大きく違っていますがそれでもどこかしらシャコっぽさを感じさせます これは以後に登場するベム怪獣全てに共通しますね モチーフそのままのデザインではなく、デザイナーが自由に解釈しアレンジしたユニークなモンスターであるのがベム怪獣の特徴です そしてベム怪獣は、なんというかユニークではあってもコミカルではない、子供受けではなくもっと上の年齢層のファンをうならせるマニアックなデザインであり、ギャバンという作品のカラーにマッチしたモンスターなのです 海外のSF映画、やはりスターウォーズなどに登場したクリーチャーからの影響が伺えます シャコモンスターは異論はあるかと思いますが自分は「エイリアン」を連想してしまいますね 当時としては非常に斬新で先鋭的、いや今の目で見ても実に魅力的で自分は大好きです また個人的な感覚なんですけど「モンスター」というネーミングが実にクールでイカしてます 変に凝ったネーミングではなくシンプルに「OOモンスター」とそっけなく呼ぶところが実に大人っぽくて当時の自分はシビレてしまいました シャコモンスターは新感覚のモンスター、ベム怪獣の第1号を飾るにふさわしいずっしりとした重量感を備えたボリュームのあるモンスターです 以後のメタルヒーローシリーズの第1話に登場したモンスターもシャコモンスター同様、重量感、ボリュームを感じさせるものばかりですね シャリバンではゴリビースト、シャイダーでは不思議獣バリバリ、いずれも第1話を飾るにふさわしい貫禄があります メタルヒーローの怪人(怪獣?)となるとなかなか語られる機会が無いのですが、素晴らしいものが多く、高く評価されるものばかりだと思います ベム怪獣はギャバンのシリーズ後半において、ダブルマンと合体したダブルモンスターとモデルチェンジします 怪人でも怪獣でもなく、あるいは怪人、怪獣の両方でもあるところがベム怪獣の魅力であったのですが、ダブルマンと合体することにより人間に近いスタイルとなり、知能がアップし言葉もしゃべれるようになったダブルモンスターは結果的に従来の東映怪人と変わらないものになってしまい、ベム怪獣にあった感覚的な新しさが後退してしまった気がして個人的には残念に思います しかし1つのエピソードでダブルマン、ベム怪獣と2種類の怪人を登場させることは予算的にも、また演出の面においても難しいことであったのかもしれません 等身大のヒーローと絡むにはやはり怪人のように言葉をしゃべり、憎々しげなセリフでヒーローに挑戦するというほうが場面を盛り上げるもので、言葉をしゃべれないベム怪獣ではそうした演出が出来ないため場面においていろいろ制限が出てくるものなのかもしれません そういえば仮面ライダーアマゾンも前半では敵の獣人は言葉がしゃべれませんでしたが番組後半になると獣人も言葉をしゃべっていましたね ・・・・・・・・・・・・・・・ところが宇宙刑事第2弾のシャリバンでは敵である魔怪獣はベム怪獣同様、言葉をしゃべらない、その名の通り怪獣的存在となっていました ヒーローと怪人の丁々発矢のセリフの応酬も見どころではあるのですが、セリフのないままヒーローの掛け声とモンスターの唸り声だけで展開する戦闘のほうが宇宙刑事シリーズにおける、ある種のクールさにはマッチしているかのように個人的には思ってしまいます そういう細かいところも宇宙刑事シリーズからは「大人っぽさ」を感じてしまいますね そろそろまとめにはいらないといけないので中途半端な記事になったのを承知で結論付けますと、80年代における特撮の子供向けメディアからの脱却は朝日ソノラマの出版物をスタートとし、宇宙刑事シリーズに到達 特撮は「子供向け」という枠組みから1歩抜けだし、さらに先へと足を踏み出していったのです そしてそれは怪獣、怪人においても反映されベム怪獣のような新しいモンスターを生み出し、怪獣、怪人の新たな可能性を広げたのでした 現在、特撮というメディアは子供、大人を問わず幅広い層のファンを獲得していますが、そこに至るまでの大きな変換点となるものが80年代にはあったわけですね 80年代は大きな怪獣ブームというものはなかったかのように思えますが特撮、怪獣にとって非常に重要な時代ではなかったのかと、振り返って思います うーん、なんか今回の記事はいろいろと見落としや書き洩らしがあるように思えてならないのですが、また日を改めて80年代特撮メディアと怪獣について語りたいと思います ![]() # by pulog1 | 2009-05-28 00:09
![]() 前回ムササビラーの記事を書いたのですが引き続きデンジマンのベーダー怪物についての記事を書きたいと思います この記事のタイトルは「ベーダー怪物・その3」ですがこれまでに怪獣ブログでは4回ベーダー怪物についての記事を書いてきましたね ベーダー怪物 ベーダー怪物・その2 ミミラー ムササビラー ですから今回の記事は「ベーダー怪物・その5」になるのですが、これまでの記事のうち2回はミミラー、ムササビラーと個別のベーダー怪物の名称を記事のタイトルにしているため今回の記事タイトルは「ベーダー怪物・その3」と相成りました なんかわかりづらくて申し訳ありません さて自分がこれまでベーダー怪物の記事を繰り返し書いてきたのはもちろんベーダー怪物が大好きだからという理由によるものなんですが、それとは別にベーダー怪物をはじめとする東映怪人、戦隊シリーズの怪人がネットをはじめとする情報媒体でなかなか取り上げられていないという現状をなんとかするべきではないか?との思いもあってのことです 日本のテレビ特撮を代表するものといえばウルトラマンシリーズ、仮面ライダーシリーズ、そして戦隊シリーズがまさに3本柱としてあると思うのですがウルトラ怪獣、ライダー怪人に対して戦隊シリーズの怪人の扱いがあまり良くないような気がしています いや実はウルトラ怪獣やライダー怪人の情報メディアにおける扱いだって十分ではないとも思っています ウルトラ怪獣はこれまでネットをはじめとする情報媒体で繰り返し取り上げられてはいるものの、それはウルトラQ,ウルトラマン、ウルトラセブンの初期3部作における怪獣が中心であって第2次ウルトラシリーズ、帰ってきたウルトラマンからウルトラマンレオまで、さらにはウルトラマン80や平成ウルトラシリーズの怪獣などにおいては、人気の高いメジャーな怪獣が何体かが語られているに止まり、まだまだ十分に語られていない怪獣がほとんどです 仮面ライダーの怪人においても同様で「仮面ライダー」のショッカー怪人、V3の初期デストロン怪人について語られたものはよく目にするものの仮面ライダーV3中期以降の怪人においてはほとんど情報が無いかのように思えます それはネットや書籍においてだけではなくフィギュア、食玩等のホビーにおいてもウルトラ怪獣、ライダー怪人のメジャーな個体においてはアイテムが豊富であるのに対しマイナーな個体においてはなかなかアイテムが存在しない、ということからもうかがえます もっともフィギュア、そしてソフビに関してはインディーズのメーカーが積極的にメジャーでは商品化されていないアイテムを製造しようとしていますが。 時々びっくりするようなアイテムが各インディーズフィギュア、ソフビメーカーから発表され驚かされます こうしたインディーズメーカーの姿勢はやはりメジャー怪獣、および怪人におけるメディアでの冷遇をなんとかしようという意識の表れではないかと思います ウルトラ怪獣、ライダー怪人はこれからももっと語られていくべきだと思います マイナーな怪獣、怪人になるほど語るのは難しいとは思いますが、無視するべきではないですよね それはなにもウルトラやライダーに関わらず、多くの特撮番組や映画における大量のまだ語られざる怪獣怪人においても言えることではあります と、なんとも偉そうに語ってしまいましたがそういう自分はどうなんだ?と問い返されると言葉に詰まってしまいます 「怪獣ブログ」ではこれまで何度かメジャーとは言えないマイナー怪獣についても語ろうとはしてきましたが、やはりメジャー怪獣中心でマイナー怪獣についてはまだまだ・・・・・どころかほとんど語っていないというのが現状です やはり「怪獣ブログ」を名乗る以上、これだけははずせないという重要怪獣から先に記事を書いてしまうためマイナー怪獣においては後手後手に回ってしまっています 自分としてはまだ十分に語られていない怪獣、怪人を積極的に取り上げ、これらの怪獣怪人の知られざる魅力の数々を伝えたいという気持ちでいるのですがなかなか思うようにいきません というかそもそも自分がブログをサボってばかりいるのが悪いんですよね・・・・・ どんどん記事を書いてメジャーな怪獣については書きつくし、さらにマイナー怪獣にまで手を伸ばす、ということになっていれば怪獣ブログにはもっとマイナー怪獣、怪人の記事が充実していたというのに・・・・・ いや、怪獣怪人の個体総数はそれこそ膨大で全てを語るというのはまさに実現不可能な夢のような話でありますが、しかしそうはいっても自分がもう少し頻繁にブログを更新していれば少しはマイナー怪獣についても取り上げる機会があったろうに、まったく俺はダメダメだあ~~~~~!!! こんなダメダメな俺は穴掘って埋まってますう~~~~(by・アイドルマスター雪歩) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ と、つい愚痴を言ってしまいましたが、しかし本心ではもっともっと語りたい怪獣怪人がいるのだということをどうかみなさんわかってくださいませ・・・・・・・ さて、まだまだ十分に語られていない怪獣怪人、取り上げられていない怪獣怪人が実に大量に存在するということはわかっていただけたと思いますが、しかし中でも戦隊怪人のメディアにおける冷遇はウルトラ怪獣やライダー怪人以上であると思えます ウルトラやライダーと並ぶ人気シリーズであるというのにヒーロー中心に語られることが多く怪人の多くは見過ごされたままです 長い期間放送され続けている人気シリーズであり、これまでに登場した怪人の数は非常に膨大 しかしその個体をとりあげて語られる機会は極端に少ない 魅力的なもの、興味深いものがたくさん存在しているのも関わらず、そのほとんどが埋もれたままになっている現状は非常にもったいないと思ってしまいます と、言いつつ自分はそこまで戦隊怪人について詳しいのか?と問われれば実は自分もほとんど戦隊怪人について知らないというのが真相であります・・・・・・ しかしそんな中、心強いブログが登場しました! しろめぐさんの「女王陛下のスプリングマン」というブログでなんとこれまでなかなか取り上げられる機会のなかった戦隊怪人についての記事が大量に書かれているのです ブログの左側のカテゴリ欄に「スーパー戦隊怪人(80年代)」、「スーパー戦隊怪人(90年代)」とカテゴリが2つあり、クリックするとネットでもなかなか見かけない戦隊怪人の記事が読めます まさに「待ってました!」という感じのブログですね また戦隊怪人以外の怪獣怪人、特撮についての記事も充実していて個人的に応援しているブログです みなさんもぜひご覧くださいませ! ネットの普及によってあらゆる情報が手に入れられると言われていますがマイナー怪獣怪人についてはまだまだであるように思えます しかしネットの今後の展開いかんによってはまだ手のつけられていない領域についてこれから書かれていくことになるのではないかと期待しています まだ未開拓の領域とは意外に広いのではないかと思っているのですが戦隊シリーズの怪人をはじめとする膨大な数のマイナー怪獣怪人もそんないまだ発見されざる鉱脈の1つではないかと思っています さてしろめぐさんの「女王陛下のスプリングマン」に負けないように怪獣ブログも戦隊怪人の魅力の普及にわずかながらでも尽力しようと思います 自分の大好きなベーダー怪物からムササビラー以降に登場した3匹の怪物、シャボンラー、チカゲリラー、ルパンカメラーをとりあげます ベーダー怪物はみんな魅力的なのですが初期のこの怪物はベーダー怪物という新しい怪人のスタイルを視聴者の子供、および特撮ファンに広く知らしめそうとする気迫に満ちたイケイケの存在感を感じさせ実に印象深い連中です ![]() ベーダー01、シャボンラー ムササビラーがベーダー00であったため、ベーダー01は第2話に登場したこのシャボンラーになります 美しいものが大嫌いで口から吐くシャボンで奇麗な花をからしたり美女を溶かしたりしていました ベーダー怪物の基本スタイルは左右非対称であり第1話のムササビラーからそのスタイルはとられていましたがムササビラーは顔面においてのみ左右とも対称的でした 顔が左右非対称となったのはシャボンラーからでしたね 目がどことなくウルトラマンのように見え、さらに左右が色の違うアンシンメトリーであることからキカイダーをも連想させ、こんな奇怪な姿であるにもかかわらずなんだかヒーローっぽくも見えてしまうのは自分だけでしょうか? ![]() ベーダー02、チカゲリラー 巨大なタコのような頭が非常に印象的な怪物です 右肩にはコウモリの翼のようなものが生えていてタコとコウモリの融合というとなんだかクトゥルーを思い浮かべてしまいますね デザイナーの野口竜はもしかしたらクトゥルーを念頭に置いていたのかもしれません 地下での破壊活動を得意とするベーダー怪物で、その行動性質から「地下のゲリラ」すなわちチカゲリラーと名付けられたようです チカゲリラなんて言葉は存在しないのですが、そんな聞いたことのないような言葉で怪人をネーミングしてしまうところがなんだか実にベーダー怪物らしいですね 同じようなネーミングのベーダー怪物には次に紹介するルパンカメラー、悲劇とタコをかけあわせたというぶっとんだ発想のヒゲキタコラーなどがあります ![]() ベーダー03、ルパンカメラー 内臓を思わせるムササビラーをさらに発展させたスタイルのベーダー怪物で、スマートになったノウゲルゲという感じの不気味なベーダー怪物 人間の姿に化けてカメラマンの武藤礼と名乗り、美女の写真を撮り、その写真をヘドリアン女王に進呈 ヘドリアン女王がその写真を破壊すると写真に撮られた美女は同じように破壊されて死んでしまいます まさに人間の魂を盗むカメラマン 盗むというところから当時大ヒットしていたアニメ「ルパン3世」で有名な怪盗アルセーヌ・ルパンのルパンとカメラをかけあわせた名前ではないかと思うのですが、それにしてもルパンカメラーなんてネーミングセンスはぶっ飛んでます 変な名前の怪獣怪人はいっぱいいますがこのルパンカメラーは中でもトップクラスではないかと思いますね ルパンカメラーの変身したカメラマン武藤が怪しいと睨んだデンジブルーこと青梅大五郎はサーカスで働いていたときの妹分であるサチコに協力してもらい、武藤に接近、その正体を暴きました サチコを演じていたのは当時人気アイドルだったあの三原順子で、ドラマ「3年B組金八先生」ではスケバン キャラを演じていたのとは正反対のピュアで清純なサチコ役は非常に新鮮で可愛らしかったです それにしてもルパンカメラーはグロいです 脳、あるいは腸を思わせるその姿もさることながら左半分が紫色というのが実に毒々しい 人間とは正反対の美意識の持ち主であるベーダーらしさが伝わってきます ベーダー一族においてはこのルパンカメラーはイケメンだったのではないでしょうか?w 以上簡単にではありますがデンジマン初期に登場したベーダー怪物を紹介いたしました 改めてこいつらは実にイカれた奴らだなあと実感してしまいますね しかし「人間とは違う美意識」なるものがビシビシ伝わってきて、もしかして悪魔というのはこんな連中なのではないかと思えてきます 「悪魔の美しさ」とはベーダー怪物にささげられるべき言葉であるのかもしれません やはりこんなスゴい奴らがいるのですから戦隊怪人、マイナー怪獣怪人は見逃せませんね! # by pulog1 | 2009-04-30 00:20
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