尊敬する人物は誰かと聞かれたら円谷英二と答えたい。
ゴジラ、およびウルトラ怪獣など、数々の怪獣を生み出した円谷英二は、それほど偉大な存在である。
円谷英二は、戦争映画における戦闘機の空中戦を撮影することで高い評価を受けていた特殊撮影監督だったそうだが、彼自身「飛行機」、「空」に強い思い入れがあったらしい。
そういうところはなんだか、現在日本の誇るアニメの巨匠、宮崎駿にも通じるところを感じる。
基本的に円谷英二はロマンの人だったのだろう。
そして円谷英二のロマンが行き着いた先が「怪獣」であった。
そう、怪獣とはロマンなのである。
どんなに恐ろしい存在であるとしても、怪獣からは大きなロマンを感じずにはいられない。
そして、そんなロマンの持ち主である円谷英二が日本に「怪獣」を生み出してくれたことを俺は嬉しく思う。
円谷英二でなければ「怪獣」をこんなにロマンあふれる存在として描けなかったであろう。
そして、そんなロマンあふれる怪獣を生み出してくれたからこそ、「ゴジラ」に続く多くの怪獣には、みなロマンがあるのだ。
怪獣はロマンであることを決定したのが円谷英二である。
やはり円谷英二は偉大だ。
敬意を払って「怪獣の神様」と呼びたい。