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![]() 怪獣は映像が生まれる以前、人類の歴史が始まった時からすでに神話の世界に現れていますので、「怪獣のルーツ」その原初の姿を辿ろうと思ったらどこまでも歴史を遡ってしまい、最終的にはおそらく古代の原始人が洞窟の壁に描いた壁画に描かれた怪物の姿へとたどり着いてしまうのではないかと思うのですが、それにつてはいろいろと調べなければわからないので、今回は「映像化された怪獣」に限って「怪獣の原初の姿」を考察しようと思います 映像と言うのはつまり映画のことですね 映画が発明されたのは今から100年以上前にエジソンが活動写真を発明したことからはじまるのですが、 その活動写真によって劇場で興行がはじまり「列車が駅のホームに入ってくる」だけの映画が上映され、見にきた観客は本当に列車が迫ってくるのだと勘違いしパニックを起こして劇場から逃げ出したという話が伝わっています この列車の映像は、ある意味観客にとって「怪獣」だったのではないか?なんて考え方は少々穿ち過ぎでしょうか? 巨大で恐ろしいものが自分たちに向かって襲い掛かってくる、という恐怖を描いた(撮影した人はそんなつもりはなかったんでしょうけど)映画と言ったらやはり怪獣映画を連想してしまいますから、この列車の映像は怪獣映画の原点、あるいは怪獣映画のルーツはこの列車の映像なのではないか?なんて思ったりしちゃいます しかしやっぱり怪獣は「生き物」として描くべきものであるとしたら、この列車映像は怪獣の原点から外さざるを得ませんね (でももしかしたら巨大ロボットの原点ではあるのかも?) となると映像化された怪獣の原点はなんなのか? 多分、世界で初めて「特撮映像」を撮ったジョルジュ・メリエスの作品の中に「実在しない想像上の生き物」の姿があったのではないかと思いますが、ちゃんと調べてないので今回それについては語れません、ごめんなさい>< でも有名な「頭がどんどん大きくなる男」とか「顔が付いている月」なんかは実在しない生き物だと言えるんじゃないかと思います でも「怪獣」という言葉のイメージからは遠いかな? さて、それでは現在おなじみの怪獣映画の原点となった映像はというと、もしかしたら「実在の生物」ならぬ「実在した生物の映像」なのでは?と考えてしまいました 映画が生まれたばかりの時代、アフリカなどの未開地を取材し、そこに住む生き物、ライオンや象などの猛獣を撮った映像が公開されていたと聞きます 「キングコング」はそんな撮影を行うクルーが未開の島「髑髏島」へと冒険に向かう物語でしたね 都市に住んでいては決して見ることのできない生き物の姿を撮影したものが「怪獣映画の原点」と言えるのではないか? 見たことのない生き物の姿を映像として見ること 間近で見たりしたら襲われてしまう危険のある生き物を映像を通して安全に鑑賞すること しかし、その生き物の恐ろしさを映像を通じて体感する行為 それが「怪獣映画」へと繋がっていったのではないか? この思いつきは割といい線いってるんじゃないかと思ってしまいます 猛獣映画についてはもう少し調べる必要があるので、今回はその可能性の示唆だけに留めておきますね と、なんだか今回は見切り発車のような記事で考察を全て後回しにしちゃってばかりですみません・・・・・ しかし、怪獣はやはり想像上の生き物で実在した生き物である時点で怪獣とは呼べない、と言われるかもしれません それは確かにその通りですが、しかしある1点の「非現実」、「空想」を加えることで「実在するのに実在しない」、怪獣へと変貌してしまうというマジックが働くように思うのです そのたった1点の「非現実」とはすなわち巨大化であります 実在する生物が、現実ではありえないほどに巨大であったら、それはもはや「怪獣」と呼ぶべきものになるのではないでしょうか? そして、そんな「実在生物の巨大化」は怪獣の原点と呼べるものではないか? 怪獣映画の第1号と言われる「キングコング」は巨大なゴリラです ゴリラは近代になって発見された動物であり、それ以前には人間には知られていなかった生物です ゴリラが人類に発見されたばかりの時代の人々にとっては、それはほとんど未知の生物、「怪獣」に近い存在だったのかもしれません とはいえゴリラは実在する生物であり、「想像上の生物」である怪獣であるとは言えません しかし、そのゴリラが現実にはありえないほどに巨大であったとしたら、それは立派に怪獣であると言えると思います ゴリラは実在生物でありますが、現実にはありえないほどに巨大化したゴリラであるキングコングはやはり怪獣でありましょう 「実在する生物が巨大化することにより怪獣が生まれる」というキングコングを発端とする発想は、その後の怪獣映画においても繰り返されます 巨大なカマキリが大都市を襲う「デッドリーマンティス」や、巨大な蟻の「放射能X」、巨大な蜘蛛が登場する「タランチュラの襲撃」をはじめとする巨大昆虫映画は50年代のアメリカ産モンスタームービーで量産されていました 本来小さな生き物として認識されている昆虫が実際にあり得ないほどに巨大化するという発想は、人間の日常感覚を大きく揺るがすものとしてSFの分野で好んで使われていた発想でした 未知の生物を1から考えだし、形あるものして生み出すという現在における怪獣の主流とは違い、非常にシンプルでクラシックな怪獣の姿です 今の怪獣ファンには安易に思えてしまうかもしれませんが、こうしたクラシックな「実在生物巨大化怪獣」はシンプルで古典的であるが故、「怪獣の原点」にもっとも近いもののように思えます 実在生物の巨大化は恐竜のアレンジ型、「ゴジラ」や「原子怪獣現る」のリドサウルスと並んで、自分にとって「怪獣の原初」の姿として捉えているものであります 怪獣ブログのコメントにおいてお客様のasabatyouさんから「怪獣の恐さは、古代、人間が自然と共存していた時代に、猛獣や毒をもった虫などに対する恐怖や警戒心が元になっているのではないか?」というご意見を頂き、ハッと膝を打ってしまいました これはおそらく真実を言い当てたものではないかと思うのです 現在は都市に住む人間の多くは自然の驚異、実在する生き物に襲われる怖さと言ったものを身近に感じることなく過ごしている人がほとんどです しかし太古の人間、また現在においても自然と共存する生活をしている人々にとっては「実在する生き物」に対する脅威、恐ろしさを実感していた、または今なお実感していると思うのです それは映画の中の怪獣の恐ろしさに通じるもの、あるいは映画の中の怪獣の恐ろしさの源流なのであると思います 怪獣の原点は実在する生物の中にあり、それが人間をはるかに超えた存在「自然」を象徴する形で「巨大」というアレンジを加えられ「怪獣」として結実する そんな風に思っています 現代人の遺伝子の中に「太古における自然や獣、毒をもった昆虫の恐怖」が今なお受け継がれ、それが「怪獣」という形で表現された 自分はきっとそうではないかと思っていますね 実在する生物が巨大化した怪獣は日本における映像怪獣の中でも、おなじみでした 特にテレビ怪獣黎明期、「ウルトラQ」には頻繁に「実在する生物が巨大化した怪獣」が登場しています 第2話においてすでに巨大な猿、ゴローが登場していますが、これは怪獣のゴッドファーザー、キングコングの発想をそのまま頂いたものだと言えます 「ウルトラQ」ではさらに様々な実在生物を「巨大化」することにより「怪獣」へと変貌させていきました 巨大なモグラ、モングラーもその1つです とある研究施設で、ある蜂から取れる特殊な蜂蜜「ハニーゼリオン」が研究、開発されていました ハニーゼリオンの原液を口にした生き物は巨大化してしまうのです 使い方次第では非常に有益なものですが、こんなものが外に漏れだしたら大変なことになってしまうことは予想できます 厳重に管理されていたハニーゼリオンですが、何者かによってハニーゼリオンを保管していた建物の中にモグラを進入させられてしまいます ハニーゼリオンを口にしたモグラは巨大なモグラ、モングラーとなって地中から登場、列車を襲うなどして大変な被害を発生させてしまうのでした モングラーは放送当時「大モグラ」と呼ばれていて「モングラー」という名前は後からつけられていたと思いますが、これは「実在しない想像上の生き物」としての怪獣ではなく、あくまで実在する生き物「モグラ」が「巨大化」した姿であることを言い表していたかのように思いますね 実在する生物であるけれど、やはり現実には存在しない「巨大なモグラ」 モングラーは怪獣と実在生物の中間に位置する、「実在生物」と「怪獣」の両方を兼ねた生き物であります このモングラーをはじめとする「ウルトラQ」の実在生物巨大化怪獣は怪獣の原点を探る重要な手がかり、カギとなるものであるように思えるので、怪獣ブログでは引き続き「ウルトラQの実在生物巨大化怪獣」を取り上げ「怪獣の原点」と「原初の古典的怪獣スタイルが現在の多様性を獲得した過程」を考察していこうと思っています 「ウルトラQ」という番組自体が古典怪獣と現在の怪獣の架け橋、変換点であることですしね 次回の「シリーズ・ウルトラQの実在生物巨大化怪獣」をお楽しみに! PS:モングラーが登場したエピソード「甘い蜜の恐怖」には後にウルトラマンのハヤタを演じる黒部進さんがハニーゼリオンの開発者で、モングラーによる被害を自分の責任だと感じて苦悩する学者、秋山を演じていました このエピソードは「ウルトラQ」から「ウルトラマン」へと繋がる架け橋でもあるように思えましたね それとモングラーって可愛いですよね~ ぬいぐるみみたいです(着ぐるみですけど) こちらもあわせてお読みください特撮コメンテーターさん、ことpulog2さんの「特撮怪獣怪人を語るスレ」、モングラーの記事
by pulog1
| 2009-09-09 22:52
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