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![]() 「ゴジラ」の大ヒットにより東宝は続編「ゴジラの逆襲」を制作する。 ゴジラによって「怪獣の洗礼」を受けた多くのファンは驚喜した。 またゴジラが見れる!また怪獣が見れる! それだけではなかった。 「ゴジラの逆襲」にはゴジラ以外の「新怪獣」までもが登場するのだ! その名もアンギラス。 古代の恐竜アンキロサウルスをモデルにした四足歩行、長い尻尾と背中一面を覆う鋭い棘、そして狼のような顔の「新怪獣」である。 アンギラスは日本ではじめての「新怪獣」であった。 それまで怪獣はゴジラ1匹しかいなかったところへ、新しい怪獣として現れた怪獣第2号。 このアンギラスの登場に続き、続々と新しい怪獣が生まれる。 新しい怪獣映画には新しい怪獣が出てくる。 このパターンを築いたのがアンギラスなのである。 さらにアンギラスは「怪獣同士の対決」という怪獣映画にはかかせない大イベントを確立した。 「ゴジラの逆襲」でゴジラの宿敵として登場し北極の氷原、および大阪においての2ラウンド、激しい対決を繰り広げる。 まさに史上最大のスケールで繰り広げられた「格闘」であった。 怪獣同士の対決はその後の怪獣映画の定番となる。 「キングコング対ゴジラ」、「モスラ対ゴジラ」・・・・・ 怪獣映画とはすなわち2体の怪獣が対決する映画だという認識さえ確立された。 メイン怪獣対新怪獣の対決。 これこそが「怪獣映画」であるという認識が一般化する。 その認識に忠実であったのは大映のガメラシリーズだろう。 1作目こそガメラ単体による怪獣映画であったが、それはメイン怪獣がなんであるかを観客にはっきり認識させるためであり、ガメラシリーズの本領はそれ以降の新怪獣との対決シリーズにこそあった。 「ガメラ対バルゴン」、「ガメラ対ギャオス」・・・・いずれも怪獣対決史に残る名カード、名ラウンドであった。 「ゴジラ対・・・・」、「ガメラ対・・・・」、こうした怪獣対決の先駆けになったのが「ゴジラの逆襲」のゴジラ対アンギラスの対戦である。 都市を破壊する怪獣、自衛隊の攻撃をものともせず返り討ちにする怪獣、いずれもよいが、やはりなんといっても怪獣映画の醍醐味は巨大怪獣同士の激突である。 「ゴジラの逆襲」におけるゴジラ、アンギラスの対戦はその第1回目にふさわしい、まさに黙示録的な戦いであった。 冒頭の氷原での対決は、どこかコマ撮りの怪獣映画を思わせるフィルムの回転数を落としたカクカクした動きでスピーディーである。 製作側の意図ではないにしても、これはハリーハウゼンのモンスターファンには嬉しい演出だ。 これこそが怪獣の動きだ!と思わせるものである。 そして大阪に上陸したゴジラを追って海から現れるアンギラス。 北極での決着をつけんがために、再び宿敵ゴジラと合間見える。 周囲の建物をなぎ倒しながら激しく争うゴジラとアンギラス。 この2大怪獣の大喧嘩のとばっちりを受けて大阪城は瓦解する。 怪獣の対決がいかに激しいものかを物語る名シーンだ。 死闘を繰り広げた末にアンギラスはゴジラに倒される。 そしてこのゴジラ、アンギラスの対決が終了した時点で「ゴジラの逆襲」は終わったと見ていい。 後に続く話は蛇足に過ぎない。 「ゴジラの逆襲」はゴジラ、アンギラスの対決を撮るためだけに存在した映画と言っていい。 これ以上の見せ場は、もうこの映画にはない。 2大巨大生物の大格闘、それが「ゴジラの逆襲」の全てだ。 アンギラスはゴジラの宿敵、ライバルとして申し分ない怪獣であった。 しかしシリーズが進むにつれ、なぜかアンギラスはゴジラの舎弟という位置付けに落ちてしまう。 「ゴジラ対メカゴジラ」のアンギラスなど、たんにメカゴジラの引き立て役、やられ役に過ぎなかった。 ゴジラに化けたメカゴジラに口を裂かれてやられてしまう。 初代アンギラスのゴジラに引けをとらない堂々とした新怪獣ぶりは消えてしまった。 残念なことだ。 日本における怪獣第2号として、そして新怪獣第1号として、アンギラスは怪獣の歴史において重要な存在である。 少なくとも初代アンギラスはもっとリスペクトされてしかるべきであろう。
by pulog1
| 2004-08-24 13:19
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