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![]() 今回も「ウルトラQ実在生物巨大化怪獣」シリーズです 前回「実在する生物が巨大化したら、それは怪獣だ」と自分は書いたのですが、実は「本当にそうだろうか?」という疑問がちょっとあります 「実在する生物が巨大化したら怪獣だと本当に言えるのか?」 自分がそんな疑問を感じてしまう「巨大なんだけど怪獣と言っていいのかどうかわからない」存在がウルトラQには登場します それが第22話「変身」に登場する「巨大化した人間」です ある若いカップルが山にデートに出かけます 山道でカップルの男はアマゾンにしか生息しないと言われる蝶「モルフォ蝶」を見かけます 昆虫マニアらしい男は蝶を追って山の奥深くまで分け入るのですが、彼女とはぐれてしまいます 姿を見失った恋人を追い、彼女は森の中を探しますが恋人の男性は森の奥深くで倒れ、その周りを巨大なモルフォ蝶が取り囲み飛び回っていました 彼女は駆け寄りますが男は蝶の毒を浴びたらしく、体が火のように熱く感じ水を求めて再び森の奥へと行ってしまいました 男は沼を見つけ、駆け寄って水を飲むのですが、激しく苦しみ出します またしても恋人を見失った彼女は何日も森を探し続けます そしてあの沼のそばまでいくとそこには、なんと巨大化した恋人がうずくまっているではありませんか! 姿は人間のまま、しかしそのサイズは人間ではありえない、まさに「怪獣」のように巨大なのです 驚いた彼女は逃げ出してしまいます 巨大化した人間「巨人」は人としての記憶や知能を失ってしまったかのように、まるで獣のように唸り声をあげるのでした 巨大な人間、すなわち「巨人」は世界各地の伝説、神話の中に存在します ドラゴンや悪魔と同じように人類の古い歴史のうちから登場していた「怪物」であり、それは時として「神」の姿でもありました それは「人間を超えた者」の象徴であり、人間以上であるということをその「大きさ」により表現された存在であると思えます ということは巨大なる人間はもはや人間ではなく「神」、「怪物」、そして「怪獣」であるのか? ウルトラQの巨人は神話に登場する巨人とはやや趣が違います それは、もともとは人間だったはずのものが、なぜか巨大化してしまったというところです 知性も言葉も失い、獣のように唸り、怒りにまかせて暴れて建物を破壊するその姿は確かに「怪獣」そっくりです でも元は人間であったはずの彼を巨大化したからといって「怪獣」とみなし、同時に「人間」とはみなさないというのは正しいのか? 彼は巨大化しただけであり、やはり人間ではないのか?怪獣とは言えないのではないだろうか? 鳥や蜘蛛が巨大化したら、それはなんの疑問もなく「怪獣」だと言ってのけるのに自分と同じ種族である「人間」が巨大化したら途端に「怪獣」と呼ぶことを躊躇する それはもしかしたら身勝手なことなのかもしれません また人間による「怪獣」の定義には「人ならざる者」という概念が根付いているのかもしれません 人間であると思える余地があるものは「怪獣」であると定義するのは気持ちの上でなかなか難しいことなのかもしれません さらに言えば「怪獣」とは「人間の目から見て自分たちの種族とは異なるもの」という主観が前提なのだろうか?とも考えてしまいます 「怪獣」を定義する「人間」という存在が無ければ「怪獣」は存在しない 人間は身勝手に自分たちの種族と異なるものを「けもの」、「妖怪」、そして「怪物」、「怪獣」と呼び、その人間の主観だけが「怪獣」という存在を生み出すのであって、人間がいなくなったら「怪獣」なんて実在するしないにかかわらず、概念自体が消滅し、無くなってしまう そんなことまで考えてしまいます そして人間があらゆる身勝手さ、エゴを捨てたとき「人間」も「怪獣」も区別しなくなるのか? そうしたら人間も怪獣も同じ生物でしかなく、「ひとならざるもの」である「怪獣」という概念はやはり消滅してしまうのか? うーん、ほんとに「怪獣」ってなんだろう? なんだか難しくなってきて自分でもわけがわからなくなってきましたが、実在する生物が巨大化したらそれは怪獣であると主張していた自分でも「人間が巨大化したら怪獣と呼んでいいのか?」と考えてしまいますね 人間は巨大化しようがどうしようがどこまでも人間なんだ、とヒューマニズムを貫きたい気持ちもありますが、ありえないほど巨大化した人間を自分は人間であると思えるのか? 同じジレンマを「変身」では巨人となった男の恋人の女性が抱えて深く悩みます 人間の実存的存在について考察しているかのようなこのエピソードは「ある朝目覚めるとグレゴール・ザムザは1匹の巨大な虫になっていた」という冒頭の一節が有名なフランツ・カフカの小説「変身」と同じタイトルであり、カフカの「変身」もウルトラQの「変身」も共通するテーマ、「人間の実存的存在の不明と不安」を語っているように思えます そしてそれは同時に「怪物」、「怪獣」の実存的存在における謎にも繋がります 「巨大化しても人間は怪獣には成りえないのか?」 「怪獣を定義するのは人間の主観に左右されるのか?」 「完全な公平性を人間が身につけたとき、怪獣は消滅するのか?」 「怪獣とはなんなのか?」 実在生物巨大化怪獣を考察していけば怪獣の本質に至れるのではないかと思っていた自分ですが、なんかますますわけがわからなくなってしまいました それでも「怪獣と同じくらいに巨大な人間はやっぱり怪獣なんじゃないの?」って思う気持ちも半分あります ウルトラQ以外ではアメリカのクラシックモンスター映画「巨人獣」、その続編「戦慄!プルトニウム人間」が、やはり人間が巨大化して怪獣のように暴れまわる映画です この2本は頭のハゲた男が巨大化しますが、若い女性が巨大化する「妖怪巨大女」、そのパロディとしてダリル・ハンナ演じるが主婦が巨大化する「ジャイアントウーマン」という映画もあります なんか男が巨大化したら「怪獣」と言ってもいい気がしますが、女性が巨大化した時「あ!怪獣だ!」と言ったらちょっと失礼な気がするのはなんでだろう? あと、ギャグマンガでは巨大化した女性ってよくネタにされますね 「ストップ!ひばりくん」で有名な「連載がいつも中断する漫画家」の江口寿志の短編漫画では女子高生が巨大化して怪獣と戦ってましたし、特撮オタクの永野のり子の「GOD SAVE THE すげこまくん」でもマッドサイエンティストな高校生すげこまくんがクラスの女の子を巨大化し、やっぱり怪獣と戦いました で、このまえ「さよなら絶望先生」のアニメを見たらきっちり少女の木津千里ちゃんが巨大化して巨大ロボットをやっつけてました どんなに時代を経ても女の子が巨大化して怪獣と戦うというネタが繰り返され、しかも何回見ても笑えるのはどうしてでしょう? しまいにゃ「巨大女フェチ」なるものまでいるようです 巨大な女性のブラジャーに入りたい男性が近年増えているそうです 増えるなよ 真面目な話をしていたつもりがいつのまにかギャグの話になってしまった 再び真面目 な話に戻ると、「人間は怪獣にあらず」という説に異を唱える人もまた多いですね 「人間こそが最も恐ろしい怪物である」 という言葉はよく耳にします 残酷な殺人を犯したり、人を人とも思わないひどいことをする人間というのは確かに存在します ごく普通の人間であっても戦争になったら敵を躊躇なく殺し、人々が暮らす街に空から爆弾を落とします またそんな戦争をはじめる「国家」も人間によるもの 人間にとって恐怖となるものを怪獣と呼ぶなら、まさに「人間」こそが最も恐ろしい怪獣なのだ そういう話は納得してしまう部分もあるものの、怪獣に対して愛着を持つ自分としては否定したくなってしまいますね 人間が行うことによる恐怖、破壊行為と怪獣によるそれは質が異なるのだと自分は思っています 人間による「人間とは思えないようなひどい行為、恐ろしい行為」は怪獣が人間に与える行為とは違ってずっといびつなもの、悪意的なものであり、怪獣の行う破壊行為はそれがどんなに人間にとって恐ろしいことであっても、本能的で純粋なもの、悪意の介在しないものだと思っています 自分としては「人間こそが怪獣である」という言葉には賛成しません でも、以前の日記で書いた悪意の具現化とも言えるヤプール、またショッカー怪人などは人間的であるような気がします そう思うとまたなんか悩んじゃいますね・・・・ 「人間的」という言葉は本来いい意味でつかわれる言葉のはずなのに、ここでは「いびつで悪意的」という意味で使っているのもまた妙な気分です・・・・・ 逆になんか人間離れしたすごいパワーを持った人を怪獣に例えることもありますね 大リーガーの松井選手はゴジラと呼ばれていますが、松井選手は本当にゴジラそっくりです! 彼の顔を見て自分はまっさきに「初代ゴジラ」を連想しました しかしただ顔が似てるだけで松井選手がゴジラと呼ばれているのではなく、やはり野球選手としてすごいパワーを持っていたところが大きいような気がします 人間に対して怪物とかモンスターという場合、悪い意味で使われるばかりではないですね 怪獣を連想させるだけの底知れぬパワー、強さ、凄みを表現することが多かったりします 怪獣と人間はまったく異なる存在であると同時に、切っても切れない繋がりがあるのかもしれません あるいは人間の存在など怪獣は意に介さぬ超然とした存在であり、しかし人間は自分たちとは完全に断絶した存在であるはずの怪獣を自分たちと結び付けて考えずにはいられないのかもしれません うーん、なんか「片思い」みたいだw 人間である自分はこれからも永遠に「怪獣に片思い」し続けるんだろうなあ~ でも、もし両想いになれるなら相手は巨大化した美女がいいですね! ブラジャーの中に入りたいです! (入るな!) ![]() PS:ウルトラQの「変身」には巨大な人間だけでなく巨大な蝶、モルフォ蝶が登場します というかモルフォ蝶はこのエピソードにおいて重要な存在であるはずなのに謎が多いんですよね アマゾンにしか生息しないはずのモルフォ蝶がなぜ日本の山に生息していたのか? そして最初は小さな・・・普通の蝶と同じくらいのサイズだったモルフォ蝶が、それを追って倒れた男の周りを飛び回っていたときは人間に近いくらいの巨大なサイズに変わっていたのはなぜなのか? 巨人はモルフォ蝶の毒のせいで巨大化したのか? それとも、モルフォの毒を浴びて水を求めた男が飲んだ沼の水が生物を巨大化させるものだったのか? モルフォもこの沼の水を飲んで巨大化したのか? この沼はその後、消えてしまうのですがなぜ消えたのか? ううむ・・・・「変身」というエピソードには多くの謎が残されています しかし、巨人を怪獣と呼ぶべきかどうか悩む自分ですが巨大なモルフォ蝶は抵抗なく怪獣だと思ってしまいますね ![]()
by pulog1
| 2009-11-25 23:33
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