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![]() 怪獣ファンの間ではウルトラシリーズは円谷英二が関わっていた初期3部作、つまり「ウルトラQ」、「ウルトラマン」、「ウルトラセブン」が傑作であり、円谷英二の死後作られた「第2期ウルトラシリーズ」つまり「帰ってきたウルトラマン」から「ウルトラマンレオ」までの作品は1段階低い位置にあるものとして認識されている。 かくいう俺も実は「第1次ウルトラシリーズ信者」であり、「第2期ウルトラシリーズ」は第1期にはかなわないものだと思っていた。 しかし、実を言うと俺の世代は第2期ウルトラシリーズにこそ最も大きな影響を受けていたのである。 自分の子供時代、物心がつき怪獣に夢中になり始めていた時期は「第2期ウルトラシリーズ」の時代だった。 「第1期ウルトラシリーズ」は自分が生まれたばかりのときにリアルタイムで放送されていて、俺はまだ赤ん坊だった。 赤ん坊から幼児へと成長したころにリアルタイムで放送されていたのは「第2期ウルトラシリーズ」であり、とくに俺は「ウルトラマンA」に多大なる影響を受けたと言える。 「ウルトラマンA」はウルトラファンの間でも特に評価の低い作品である。 大人びた怪獣ファンにとっては満足のいく作品ではなかった。 自分も「ウルトラマンA」は傑作初期ウルトラ3部作に比べると、あまりに子供じみた、大人の、あるいはマニアの鑑賞に堪えうる作品とは言えないと思う。 しかし、ただひとつ言えることは「子供」にとっては「ウルトラマンA」はたまらなく魅力的な作品であった、ということだ。 事実、俺は身をもって、ウルトラマンAという番組に夢中になり熱狂していた体験を持っている。 大人にはわからない、しかし子供の心のど真ん中にまっすぐ届く、たまらなく魅力的な作品であった。 成長するにつれ、「ウルトラマンA」から感じ取っていた魅力を、感動を忘れ、いっぱしの怪獣ファンを気取り「やっぱりウルトラは初期に限るよな」などという知った風な口を利くようになった俺。 しかし、最近になって、俺の怪獣魂に火をつけたのは「ウルトラマンA」の「超獣」であったことに思い当たった。 そう、ウルトラマンAに登場するのは「怪獣」ではなく「超獣」なのだ。 「怪獣を越えたもの」として、それまでの怪獣とは違ったコンセプトで生み出されたモンスター達。 それが「超獣」である。 ウルトラマンAの前番組「帰ってきたウルトラマン」では円谷英二亡き後、怪獣に対して試行錯誤を繰り返した作品である。 ベムスター、タッコングなどいくつかの傑作怪獣を生み出したものの、全体的に円谷英二の完璧な怪獣を越えることは出来ず、怪獣を創造するということに行き詰まりを感じさせられた作品であったように思う。 そこでスタッフは「帰ってきたウルトラマン」終了後、新番組においては怪獣を根底から捕らえなおすニュースタイルの怪獣を生み出し、閉塞状況に陥った「怪獣」に風穴をあけることを目論んだ。 まず「怪獣」という呼称を捨て、「怪獣のようで怪獣ではない」、「怪獣を越えたもの」、「今までの怪獣とは違う新しいもの」として「超獣」という概念をうち立てた。 ウルトラマンAの「超獣」は、たしかにそれまでの怪獣とは違っていた。 まず見てわかるのは、非常に派手でけばけばしいということだ。 これが怪獣ファンから見て評価の分かれるところで、「ゴテゴテしている」、「センスが悪い」などなど批判的な言葉を良く聞く。 そしてそれは確かにその通りの面もあるが、一言言わせてもらえば、超獣の、この派手でけばけばしく、ゴテゴテとしているデザインは子供にとってはたまらなくかっこいいものだったということだ。 幼いころの俺は超獣がたまらなくかっこよく見えていた。 全身が毒々しい真っ赤なカラーリングで、数え切れないほどの房を身にまとったミサイル怪獣ベロクロン、まるでケンタウロスのように四足歩行の胴に2つの手を(その手がキバの生えた口になっている)をもったもうひとつの胴体を持つブロッケン、全身凶器とも言える数え切れない角とキバ、剣の手を持つバラバ・・・・・・・・角だ牙だ剣だハサミだミサイルだ、どいつもこいつも、これでもかというくらいに過剰装飾を施された狂ったようなデザインの超獣たち。 まともな人間には呆れ果てられるであろうが、こと子供にとっては、この超獣の過剰装飾がたまらなかった。 すごい!とにかくすごい! 強そうだ!なんだか強そうだ! そう、悪趣味と言われる超獣のデザインは子供の美意識に照らし合わせると、とてつもなくかっこいいものであったのだ。 大人の価値観と子供の価値観には大きな隔たりがある。 そこに着目したのか「ウルトラマンA」のスタッフは、徹底して子供の美意識に忠実なスーパーモンスターを生み出していった。 そう、超獣は明らかに怪獣を越えていた。 超えられなかった円谷英二怪獣の壁を「子供マインド」によって乗り越えたのだ。 もう1度言うが、超獣は大人にとっては失笑もののやりすぎのデザインかも知れないが子供にとってはこの上なくイカしているのである。 怪獣は大人だけのものではない。 いや子供を夢中にすることが出来なくてなにが怪獣か? だから、怪獣以上に子供を熱狂させる超獣は、やはり怪獣を越えているのである。 そんな超獣の中でも抜きん出てかっこいいのはなんといってもバキシムであろう。 見てわかる通り、バキシムは非常にメカニカルな硬質な質感の超獣だ。 これは、あくまで生物的であろうとした初期ウルトラ怪獣にはありえなかったデザインだ。 アニメロボットからの影響を臆面もなく前面に押し出したこのデザインは結果として最高にかっこいいモンスターとなった。 メカニカルだがロボットには見えない、かといって有機体としての怪獣にも見えない。 やはり怪獣を越えた超獣としか言えないものだ。 このバキシムの登場シーンがまたイカしている。 なんと大空をまるでガラスを砕くように叩き割って姿を現すのだ! こんな芸当は、それ以前の「怪獣」には出来なかったであろう、あまりにも大胆なものだ。 あらゆる生命体の限界をぶっちぎった超越的生物、超獣だからこそなせる技だ。 頭に生えた1本の角、あざやかなイエローのカラーリング、全体的なフォルムも超獣屈指のかっこよさだ。 俺は幼いころ、このバキシムを見てどんなに胸を高鳴らせたことか? そして、大人になった今、バキシムを見ると、幼いときとかわらず激しく胸を高鳴らせてしまう。 そう、バキシムは文句なくかっこいい! 幼いころは素直に感動した超獣のかっこよさ。 思春期になり、ちょっとひねくれはじめ超獣を否定し始めたが、さらに歳を重ね、思春期的青さから離れて超獣を見ると、やはりこれは否定しようもなくカッコイイものであることがわかってくる。 そう、大人になった怪獣ファンにこそ、改めて超獣を見て欲しいと思う。 超獣には、大人の狭いこころではなかなか難しい、制限なしの無限のイマジネーションの広がり、「なんでもあり」の心が息づいている。 超獣によって、怪獣はさらに可能性を広げたと言っても過言ではない。 怪獣とは「なんでもあり」あのだ。 今回のバキシムのイラストはホームページ「麻田起奈の画像部屋」の管理人様、麻田起奈さんのご好意で許可を得て使用させていただきました。 麻田さん、どうもありがとうございました! 麻田さんのホームページは怪獣ファン感涙の他では見れない素晴らしい怪獣イラストが満載です! みなさん、ぜひご覧ください! 「麻田起奈の画像部屋」
by pulog1
| 2004-12-06 16:00
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