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前回の記事はウルトラマンAの超獣をデザインし、第2次怪獣ブーム後半を牽引し、ブーム終焉時、その第2次怪獣ブームを総括するような大傑作ロボット怪獣メカゴジラを生み出した井口昭彦しについて語りました 井口氏は成田氏、池谷氏同様、怪獣ファンにとってリスペクトするべき偉大なデザイナーでありますが、そんな井口氏が「ウルトラマンA」終了後に手がけたのは「流星人間ゾーン」の恐獣のデザインであります 池谷氏が「帰ってきたウルトラマン」の怪獣デザインから降りた後「シルバー仮面」や「アイアンキング」などの円谷プロ以外のプロダクションの怪獣デザインを精力的に行っていたのと同様、井口氏も円谷プロ以外の特撮番組の怪獣デザインに着手していったわけですね そしてそんな井口氏がデザインを手がけた「流星人間ゾーン」はあのゴジラの東宝が初めてテレビ特撮に進出を図った番組であります もともとゴジラ映画の特撮を引き受けてきたのが円谷プロですから、東宝と円谷プロは縁が深く、この「流星人間ゾーン」も円谷プロのスタッフが大勢関わっていたらしく、デザイン担当の井口氏もそんな円谷組の1人でありました ヒーローであるゾーンの外見はウルトラ戦士そっくりの巨大ヒーローで、特撮に詳しくない人が見たら、ウルトラ兄弟の1人であると勘違いしてしまうことでしょう 第2次怪獣ブームの真っ盛りに放送されていた「流星人間ゾーン」、自分は確かリアルタイムで見ていたはずなのですが、なにせこの時期は毎週大量の特撮番組、怪獣番組がテレビで放送されていたため、それらに埋もれたようになって、ゾーンに関する細かいことは記憶が薄れてしまっています・・・・ しかしこの番組、主題歌は滅茶苦茶カッコ良くて今でもよく覚えてますね ぎーんがーをジャンプ! 宇宙をはーしーりー 次元を割いーて飛んでくるー すごーいあーいーつー りゅうせーいにんげんゾーーーーン! ゾーーーーン! ゾーーーーン! ぼーくらーのーなーかーまー! 子門真人さんが歌う特撮ソングの中でも屈指の名曲だと思います そんな流星人間ゾーン、ウィキペディアで調べてみたらおおよそ以下のような内容のものだったようです 凶悪な宇宙人に滅ぼされた平和な星ピースランド星 なんとか逃亡したピースランド星人の家族は地球に逃れ、そこを第2の故郷として暮らすことを決意するがガロガの魔の手は地球にまで及んできた ガロガの操る怪獣、恐獣は恐獣ミサイルによって地球に打ち込まれ、そこから現れる恐獣により地球は破壊の危機に晒される ピースランド星人の家族の3人の子供はそれぞれゾーンファイター、ゾーンエンジェル、ゾーンジュニアに変身し、さらにゾーンファイターは2段変身、巨大ヒーロー、流星人間ゾーンとなって恐獣に挑むのだった 宇宙から飛来した正義のヒーローが変身して、侵略者の手から地球を守る 当時大量生産されていた巨大ヒーロー特撮の典型とも言える内容であったようです あまりに典型的すぎて他のヒーロー番組との差別化が見出せなかったため幾多の番組の中に埋もれてしまったのでしょうか? 自分はなんとなくゾーンのことは覚えているのですが、詳しい内容はすっかり忘れてしまいました ゾーンに登場した恐獣についても、後にケイブンシャの「全怪獣怪人大百科」に掲載されていた白黒の小さな写真で見て、「そういえばこんな怪獣出ていたような・・・・」と曖昧な印象しかなく、マイナー怪獣一派の一言で片づけてしまった・・・・というのが正直なところです しかし、それから30年余りを経てネットを始めてから、この流星人間ゾーンに登場した恐獣デストロキングの画像を発見、それを見てハッと息を飲んでしまいました うわ! なんてカッコいい怪獣なんだ! その外見は首が2つとはいえ、自分には「メカニカルなキングギドラ」というべき怪獣だと思いましたね 後に平成ゴジラシリーズでメカギドラが登場するのですが、自分としては断然このデストロキングのほうが好みですね またその頭部は昭和ガメラシリーズ最後の敵怪獣ジグラにも似ています さらに全身にこれでもかというばかりに鋭い角、キバが生えまくっていて、まさに子供が悪ノリして描いた怪獣のようであります 大人的美的感覚から見ると呆れてしまうようなやりすぎのデザイン、しかしウルトラマンAの超獣が大好きな自分としてはこういうのは大好きです! そしてこのデストロキングが超獣的であるのも当然でデザインしたのはAで超獣をデザインした井口昭彦氏であったのです デストロキングの画像を見てからゾーンの恐獣に対して俄然興味が湧いてきましたが、やはりマイナーであるせいかネットでもなかなか画像を見かけません しかしつい先日、ある特撮掲示板でそのものズバリな「恐獣スレッド」を発見、いくつか画像を入手したのですが、これが想像を絶する素晴らしい怪獣であって、これまで恐獣に注目してこなかった自分を恥ずかしく思うほどであります そんな貴重な恐獣の画像を紹介しつつ、この素晴らしきゴテゴテケバケバ子供マインド全開怪獣達がこれから再評価されることを祈りたいと思います まず、この記事の1番上に乗せた恐獣スパイラー 前回の記事で「ウルトラマンAの超獣、ベロクロンとバキシムを合体させたような怪獣がゾーンに出ていたような気がします」というコメントを頂いたのですが、自分もなんとなく「そんな怪獣いたような気がしたなあ」と思っていました それがこのスパイラーであることは間違いありませんね 超獣ファンなら見てわかるとおり、あのベロクロンとバキシムをそのまま足して、2で割らずに足しっぱなしにしたような丸わかりの怪獣! 超獣の中でも特にカッコいい2体、ベロクロンとバキシムを合体させたら絶対にカッコ良くなるだろうと言う子供が思いついたようなストレートな発想をそのまま実現してしまった怪獣ですね 他の人がやったら「パクリじゃん!」言われてしまうようなところですがこのスパイラーをデザインしたのはベロクロンとバキシムをデザインした当の本人である井口氏ですから文句はありません(^^ そしてやはり最高にカッコいい超獣を2体合体させてしまったわけですから当然のごとく、このスパイラーも超カッコイイです! こんなにも凄い怪獣がゾーンに登場していたことにこれまで気づかなかった自分は迂闊でありました ちなみにこの画像が貼ってあった特撮掲示板には「パチモン怪獣カード、ヨコプロの臭いがする」、「大怪獣バキクロン、ベロキシムとか名前がつきそう」と書いてありました さもありなんという感じですw 人気怪獣を2つ、3つ、組み合わせてオリジナルな怪獣をデッチあげてしまうパチモン怪獣的発想が伺えてきますよね しかし、繰り返して言いますがスパイラーをデザインしたのはベロクロンとバキシムのデザイナーである井口氏 たとえパチモン臭くてもパチモンではなくれっきとした「公式怪獣」なのであります 続いてこの画像の恐獣はワルギルガー す、凄い・・・・・! この画像を見たときは息を飲んでしまいましたね 息を飲んでからしばらくして・・・・・ 「ちょwwwwwwおまwwwww」 と笑いが漏れてしまったほどです あまりに凄すぎて笑ってしまうほど、それだけ強烈なインパクトのある怪獣です まさにやりすぎの1歩手前というか・・・・その1歩を踏み越えてしまったかのような超絶デザイン! 自分はこれまでウルトラマンAの超獣を「怪獣の形態的進化の果てに行きついた究極のデザイン」であり「進化しすぎて奇形化してしまった」と言ってきましたがこのワルギルガーは、そんな超獣さえも遥かに凌駕していると思ってしまいました 超獣でさえ踏みとどまった1歩をひょいと飛び越え、なんだかとんでもないことになってしまった怪獣 竜のように長い首には無数のトゲトゲ、もうトゲというよりはムカデの足みたいに見えてしまいます その首にある顔は目玉の飛び出した虫のよう・・・・ユーモラスなのか不気味なのかもはやわかりませんw ナメゴン、ガンダーといったBEM系ウルトラ怪獣を思い出してしまいます そのボディはなにか鋼鉄の甲冑を着ているかのように見えます 型の部分は大げさなくらいに突き出していて、あたかもコウモリの翼のよう その甲冑に覆われていない腹の部分はキングギドラのそれそのもので黄金のうろこに覆われています さらに長い尻尾までもが宇宙怪獣の王者キングギドラのそれではありませんか! もうどこからつっこんだらいいのかわかりませんw このワルギルガーに比べたら「ゴテゴテケバケバ」と非難され続けた超獣なんて全然可愛いものです! しかしそれでも「なんだかスゲえ怪獣」という説得力を備えているように見えるのですから不思議です 第2次怪獣ブームがその進化の果てに辿り着いたのがこの壮絶な恐獣ワルギルガーではないでしょうか? うーむ、流星人間ゾーンには、他にもこんなとんでもない怪獣が出ていたんだろうか? 自分には想像がつかないです! さらに調べてみるとすごいことがわかりました ベロクロン+バキシム=スパイラー ムカデ+BEM+鋼鉄の甲冑+キングギドラ=ワルギルガー この2匹は「流星人間ゾーン」の第4話に同時に登場していたようなのです 1体ずつでもインパクト過剰な恐獣が同じ1つのエピソードで同時に登場するなんて贅沢というか、豪勢すぎてお腹がパンクしてしまいそうであります しかもそれだけにとどまらず、このエピソードにはなんとさらに、ゴジラまで登場しているのです! 流星人間ゾーンはゴジラ映画の東宝が製作したテレビ特撮番組でありますが、スクリーンの中こそが活躍の場だった大スターゴジラがゾーンには友情出演していました ゴジラはこの番組の中では正義の怪獣、ゾーンの味方であり、タッグを組んで恐獣と戦っていたのです スパイラー、ワルギルガー、そしてゴジラ あまりに凄すぎてこちらの脳の容量をオーバーしてしまいそうです なにもそこまでと思ってしまいますが、あの怪獣王ゴジラを相手にするには生半可な怪獣では務まらず、これだけの怪獣が2匹そろって初めて対戦カードが実現する、ということなのかもしれません ゾーンはこのエピソードの次にはなんとキングギドラが登場、ゾーンと戦っています 映画のキングギドラの別名が「宇宙超怪獣」であるのに対しゾーンのギドラは宇宙超恐獣 このことからゾーンに登場したキングギドラは映画に登場したギドラとは別物ではないかと言われています 自分もゾーンギドラは映画とは別だと捉えていますね なんというか個人的に全怪獣の中でも最強と思っている宇宙の王者キングギドラはテレビサイズの小さな画面で暴れるのは少々役不足、さらにガロガ星人という宇宙人に操られているという設定が不満なため、「ギドラにそっくりな別の怪獣」あるいは「映画に登場したギドラとは別の個体」であると思う、というか思いたいです しかしゴジラ、キングギドラという大スター怪獣を出演させてしまうのですから「流星人間ゾーン」という番組は実に豪華でありますね 井口昭彦氏は他にもゾーンの恐獣をデザインしているようで・・・・・というか全ての恐獣をデザインしているのだったかな? とにかくこのスパイラー、ワルギルガー、デストロキングといったメンツを見ただけで、凄い怪獣を作っていたんだなあ、と思い知らされてしまいます やりすぎだと叩かれていたウルトラマンAの超獣、そのさらに先の世界へ井口氏は踏み入っていたのですね それはあまりに先に進み過ぎていて、当時は付いていける人がなかなかいないため正しく評価されることのないまま今に至ってしまったようであります が、時を経てこうして井口氏の超絶的なゾーン恐獣デザインを見ていると、「怪獣デザイン臨界点突破!」ともいうべき素晴らしい創作の数々を称賛せずには居られません ブーム当時、確かにゾーン恐獣は時代の仇花でありました しかし現在の特撮デザイン、最近始まったばかりのゴセイジャーの敵、ウォースターのデザインなどを見ると、井口デザイン的なセンス、子供っぽい遊び心をふんだんに盛り込んだ感覚が伺えてくるように思うのです ゴテゴテでケバケバしいけど、それでも滅法カッコいい! 超獣→恐獣→ウォースター 時代を経て仇花はその種子を芽吹かせ、未来に咲き誇る そんな風に思ってしまいますね 21世紀、ようやく時代は井口怪獣、ゾーン恐獣に追いついた、あるいはこれから追いつき、正しく再評価されていくのではないかと思います ゾーンの恐獣については自分もまだまだ不勉強でわからないことばかりなのですが、しかし間違いなく第2次怪獣ブームという時代が現在に、あるいは未来に残した大いなる遺産であることに間違いはないと思います これからもゾーンの恐獣に注目していこうと思っています 最後にシップドローという恐獣の画像 うーん、ウルトラマンAの超獣キングカッパーにスペクトルマンのヘドロンを合体させたような感じに見える恐獣ですね これはちょっとどうだろう? でも今後高く評価されるかもしれない、未来感覚先取り過ぎの怪獣かもしれません! っていうか、自分は結構好きです(^^
by pulog1
| 2010-03-31 20:09
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