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![]() 「フランケンシュタインの怪獣、サンダ対ガイラ」は、「フランケンシュタイン対地底怪獣(バラゴン)」の続編である。 「フランケンシュタイン対地底怪獣」が好評だったためにつくられた続編というより、「フランケンシュタイン・・・・」の失敗点を反省して仕切り直した作品であるように思う。 「フランケンシュタイン対地底怪獣」の失敗点とは「バラゴン」の記事にも書いたが、メインとなるのがただの人間にフランケンのメイクをしただけのまったく魅力の無いモンスターであったところだ。 やはり「怪獣」をメインにしなくては誰も食いついてこない。 そう考えたスタッフにより、「フランケンシュタイン」を、怪獣化したサンダとガイラを生み出した。 この2体の怪獣は前作のフランケンシュタインとは見違えるように魅力的になり、これで正解だといえる。 やはり人間ではいけないのだ。怪獣でなくてはならない。 サンダとガイラは同じフランケンシュタインの細胞が分裂して生まれた双子の怪獣。 サンダは山の怪獣でガイラは海の怪獣。 「山」を「さん」とよんでサンダ。 「海」は「かい」と読むが、「カイラ」では怪獣の名前としては、どうもしまらないので濁音にしてガイラとしたのであろう。 サンダは全身を毛で覆われているが、ガイラは鱗で覆われている。 そしてサンダは穏やかな優しい顔つきをしているが、ガイラは凶暴な恐ろしい面構え。 そっくりな双子に見えるが、よくみるとまったく違っている。 サンダは人間の見方、正義の怪獣であるが、ガイラは人間を食う、凶悪な怪獣である。 さて、上で「この2体の怪獣は前作のフランケンシュタインとは見違えるように魅力的になり」と書いたが、正確に言うと「ガイラ」だけが魅力的である。 サンダは正義の怪獣であるにもかかわらず、ガイラに比べて怪獣としての魅力に劣る。 サンダのおだやかな顔つきは迫力に欠けるが、ガイラの鬼のような形相は迫力満点だ。 さらに、怪獣というものは人間の味方や正義になるととたんに魅力を失ってしまう。 怪獣は悪ければ悪いほど魅力が増すものである。 人間に味方する怪獣はどうも好きになれない。 ウルトラマンのピグモンは、あのウルトラQの名怪獣ガラモンと同じ姿形をしているにもかかわらず「人間に味方する友好的な怪獣」という設定だけで、とたんにつまらない怪獣に思えてしまう。 ゴジラも人類の恐怖であった頃は、とてつもない魅力を放っていたにも関わらず、シリーズが進みいつのまにか人間の味方になってしまったころには、すっかり魅力を失ってしまった。 また、俺はモスラがどうしても好きになれない。 インファント島の守り神モスラの、平和のイメージというのは、「怪獣のイメージ」とはかけ離れたものだと思う。 一般化は出来ないが少なくとも俺は人間の味方をする正義の怪獣が好きではない。 怪獣とは常に人類にとって脅威となる存在、そして何物にも縛られず、思いのままに暴れまわる究極のアナーキストであって欲しいと思っている。 怪獣の重要な魅力には「強さ」、「巨大さ」などがあげられるが、「悪さ」というのも非常に重要な要素である。 「正義と悪」という点では、怪獣はヒーローとは明確に区別されるべきだと思っている。 まあ、若干の例外はある。 ウルトラセブンの「カプセル怪獣」、ウィンダム、アギラ、ミクラスの3体はウルトラセブンの忠実なしもべとして正義の側に立つ怪獣であるが、こいつらのことはまあ正義の怪獣であっても例外的に好きだったりする。 カプセル怪獣という魅力的な設定と優れたデザインが、「正義」であることを許せてしまうのだ。 それでも、カプセル怪獣の3体が、もし悪の怪獣であったなら、今以上に好きになったかもしれない。 また、ガメラくらいになると、たとえ正義の怪獣であっても嫌いにはなれない。 もっともガメラは第1作目では「子供にだけは優しい」という設定ではあるが、初期ゴジラにまけない都市破壊を行う悪の怪獣だった。 ガメラは人間の味方という訳ではなく、あくまで「子供にだけは優しい」というだけの本質的には人類の敵であるのだと思う。 平成ガメラにおいては、その辺はもうすこし深く設定つけられていて、「ガメラはあくまで、地球の守護者であって、人類の味方ではない。人類が地球に危害を及ぼす存在となった場合は人類を滅ぼす怪獣になる」と、されている。 そういう点でガメラは人類の味方ではないと言えるので、俺はガメラのことは好きだ。 正義の怪獣と悪の怪獣という2律構造を明確に描いたのが「サンダ対ガイラ」だ。 そしてこの映画によって、やはり「怪獣は悪でなくてはならない」ということがはっきりと理解出来る。 サンダはどうにもパッとしないにもかかわらず、悪の権化、ガイラのなんとかっこいいことか! 冒頭の海での巨大なタコとの格闘、人間をつかまえ食べるというショッキングな描写、どれも迫力満点で素晴らしい。 サンダ、ガイラを比較することによって、どっちが怪獣としてかっこいいかが明確にわかるのだ。 怪獣には善悪の区別などない。 怪獣はその本能に従って生きているだけなのだ。 その怪獣の本能を「悪」だと」決め付けるのは人間の価値観に照らしてのことだ。 怪獣に人間なんかの価値観など関係ない。 だから、人間の価値観に従う正義の怪獣というのは不自然に思えて仕方が無いのだ。 正義の怪獣なんてありえない、というのが俺の自論だ。 怪獣は、人類の驚異であるのが自然であり、その自然さが人間にとって「悪」なだけである。 悪の怪獣は、それだけ人類にとっての脅威であり、それだけすごい怪獣であるということだ。 だから、俺は悪の怪獣、悪い怪獣が好きだ。 凶暴、凶悪であればあるほどいい。 「サンダ対ガイラ」においては割を食っているのは、むしろ正義の役回りをやらされているサンダのほうだ。 怪獣なら悪役のほうが断然かっこいいのだ。
by pulog1
| 2004-08-27 11:54
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