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![]() 3億5000年前のタイムカプセル(3億5千万年ではなく3億5千年というところがミソ)に古代人によって液状化され封じ込められていた2体の怪獣、青いアボラスと赤いバニラ。 怪獣同士の対決が怪獣ものの醍醐味であるということは「アンギラス」の記事でも書いたが、このアボラス、バニラによるオリンピック競技場を舞台にした2大怪獣の激突はウルトラマンにおける名場面の1つ。 ウルトラマンにおいてはそれ以前にレッドキングとチャンドラーの対決も描かれているが、これはレッドキングがチャンドラーを圧倒する一方的な試合であったのに対し、アボラスとバニラは実力の拮抗した力のある怪獣同士の好カードだ。 一般的にバニラはアボラスに負けた負け犬怪獣のイメージがあるが、そんなことはない。 2匹の実力は同等であるのだが、科学特捜隊がちょっかいを出してバニラを攻撃を仕掛けたため、バニラに隙が出来、その隙を狙ってアビラスは強力な溶解力を持つ泡を吐き、バニラを溶かしたのだ。 もし科特隊の介入が無ければ、あるいはバニラがアボラスに勝っていたかもしれない。 怪獣同士の真剣勝負に横から手を出した科学特捜隊は良くないと思うぞ! 古代人をして「悪魔」と恐れられた怪獣同士の対決は、レッドキング、チャンドラーの対戦を上回る手に汗握る白熱した対決だった。 それにしてもバニラ、アボラスは実にユニークで魅力的な造形をしている。 バニラはタツノオトシゴをモチーフにした怪獣であろうが、もととなったタツノオトシゴがそもそも実に変ったユニークな形状の生き物であるだけにバニラのその姿はなんともいえない面白さをかもし出している。 怪獣にしては重量感がなくスリムな部類に入るバニラだが、ずっしりとしたアボラスとの対比が面白い。 その毒々しく真っ赤なボディも、なにやら禍禍しく古代人が「悪魔」と呼んでいたのもわかる。 こうしてみるとレッドキングが手違いで赤くカラーリングされなかったことは正解であるように思う。 真っ赤というのはかなり毒々しい。やはり血のイメージがあるだろうか? 血に濡れた巨大なタツノオトシゴ・・・・・なんていったら、ちょっと気味が悪いが、こんな生物ありえない。実にユニークである。 対するアボラスのモチーフはなんと言ったらいいのかわからないものだ。 その巨大な頭と巨大な口。 ゴツゴツしたイメージから岩石を思わせるが、あのギザギザの耳まで避けた巨大な口は一体なにをモチーフにしたのか? 大きな貝にあんなものがなかっただろうか?たしかシャコ貝といった巨大な貝は、あのアボラスの口みたいにギザギザとはいわないけど、なにやら波打った大きな貝殻が2枚重なったもので、獲物を食べるときはガバっと開いて、挟まれたら人間でもはずすことは出来ないといったような話しを聞いた事がある。 アボラスの口はそんなシャコ貝を思わせる。 さらにアボラスはそのあまりにインパクトのある頭部と青いカラーリングによってボディはレッドキングを流用したものだということをまったく気づかせないところがすごい。 俺も言われるまでまったく気づかなかったが、ちゃんとみると、アボラスのボディはレッドキングをそのまま使っている。 色を塗り替え、頭をすげ替えただけだ。 レッドキングの長い首と小さな頭とは正反対の首がなく巨大に頭でっかちなアボラス。 まったく異なる形状の頭部であるため、レッドキングをイメージするなんてことはなかった。 見事な改造である。 ![]() そんな魅力溢れる2大怪獣の激突はたまらない。 怪獣というのは戦わずにはいられない存在なのだろうか? 怪獣の対決の動機は、つねに闘争本能という言葉で説明される。 怪獣は本能によって戦うものらしい。 そこに種の違う怪獣がいたら、なんの理由も無くとにかく戦うのである。 どちらが強いのかを決めずにはいられない存在なのだ。 なんとも難儀な性質だなあ、とは思うが、しかし怪獣同士が出会って戦ってくれなければこちらとしては物足りない。 やはり怪獣にはどちらかが死ぬまで戦って欲しい。 そして事実、怪獣はどちらかが死ぬまで戦いつづける。 戦いこそが怪獣の人生だ。生まれついての戦士であり、格闘家。 いや、それ以上のものが怪獣にはある。戦争や格闘などというレベルではすまない闘争の要求。 それが常に怪獣をかき立てる。戦わなくては怪獣ではない! ![]() このアボラス、バニラの戦いは結果的にはアボラスが勝利したものの、負けたバニラもあっぱれといいたい。 よくぞ死力をつくして戦い抜いたぞバニラ! 一般的に子供の怪獣ファンは強い怪獣が好きであるから、アボラスに負けたバニラは人気があまりない。 しかし、俺はバニラが好きだった。 子供の頃、怪獣ごっこをしたときは俺は他の子とは違ってウルトラマンではなく、進んで怪獣役をやりたがったものだ。 あるとき、友達がウルトラマンになり、俺が怪獣をやるときに、俺はバニラをやる、と言った。 友達は怪獣にあまり詳しくなかったのでバニラと聞いて「なにそれ?アイスクリーム?」と聞いてきた。 バニラは子供の間での知名度は低く、むしろバニラ味のアイスクリームのほうが人気があった。 俺としてはテレビでは実現されなかったウルトラマン対バニラの対決を、俺なりに再現したい気持ちでいたのだ。 バニラにもウルトラマンと戦わせてやりたかった。 怪獣として実力充分であったにもかかわらず不運にも敗れ、ウルトラマンとの対戦を実現できなかった。 そんなバニラに対する俺なりの追悼の意であった。 バニラならきっとウルトラマンと戦ってもいい勝負をしたことであろう。
by pulog1
| 2004-08-28 08:48
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