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ウルトラマンに登場した三面怪獣ダダ。 3つの違った顔を持つことから三面怪獣の異名を持つダダだが、実際に見てみると「怪獣」ではなくて「宇宙人」である。 なぜ三面「怪獣」なのだ? そしてなぜ「ダダ星人」ではなく「ダダ」なのか? ちなみに「ダダ星人」はウルトラマンよりずっとあとにテレビ放映された東映の変身ヒーロー「宇宙鉄人キョーダイン」の敵の名前になっている。 なんとなくキョーダインの「ダダ星人」のネーミングからは、ウルトラマンのダダが「星人」を付け忘れていることに便乗した、ちょっとずるいネーミングだと、子供のときに思ったものだ。 しかしダダ星人と呼ぶより、「ダダ」と簡潔に言いきってしまったほうがインパクトがある。 ダダはダダ星人ではなくて正解だったのかも知れない。 人間の標本を採集するためにこっそりと地球に侵入したダダであるが、このダダを見てトラウマを負った子供は多いらしい。 小さい頃、このダダを見て、その不気味さが恐ろしく、夜中トイレにダダがいるような気がして非常に怖かった、というような「ダダ・トラウマ」の話をよく聞くのだが、個人的に俺はダダがトラウマになるほど怖かったという印象はなく、むしろケロニアのほうにトラウマを負っていた。 しかし幼い頃、ダダが怖かったと言う話は理解できないわけでもない。 ダダはケムール人の系統につながる、シュールな意味不明の存在であり、その人間の理解を超えた人間のようなもの、という部分がケムール同様、幼いものに恐怖感を与えるのだろうということはわかる。 ダダというネーミングもブルトンにつづくシュールレアリズム芸術から由来するもので、シュールレアリズムの影響下に生まれたダダイズムがダダの名の語源であろう。 ダダイズムは超現実主義的な部分はシュールレアリズムと通じるが、その超現実感から感じる不安感、理性の届かぬアートであることが特徴であり、既存の概念を破壊することを目的としている。 そんなダダイズムの超現実的な不安感と破壊性が、やはりダダにもある。 シマウマを思わせる白黒モノトーンのスタイルは、非常にアーティスティックである。 顔が3種類あるという点も、なにやら不安を煽り、理性を超えたものであるように思う。 ダダイズムの怪獣化した姿がダダである。 しかし、そんなダダであるが、子供にとって恐怖と笑いは表裏一体、ダダがトラウマという子供がいる一方で、ダダはなんだか笑えるヘンテコな怪獣だと思っていた子供も多い。 ダダという名前の言葉の響きにも「子供的ヘンテコセンス」が感じられる。 へんてこ怪獣ダダ。 俺もそんなふうに感じていた1人だ。 ダダの有名なスチール写真で、地面に横たわって片手を挙げているものがあるが、それを見るたびに「変な格好をしてるなあ」と思っていた。 友達と一緒にダダのそのポーズを「セクシーポーズ」などと呼び、大ウケしていたものである。 ダダの3つの顔も、どれも「変な顔」に見えていた。 変な顔の友達に「ダダ」なんてあだ名をつけていた人も多いのではなかろうか? ダダは自分にとって笑える怪獣、ウケる怪獣だった。 つまりはダダイズムなんて理解しようも無い子供だったというわけだ。 大人になった今見ると、ダダからは高度な芸術性を感じることが出来る。 しかし、子供にダダイズムを理解しろといったって無理な話である。 ダダイズム芸術に基づいてデザインされたダダは、子供にとってはやっぱり「変な怪獣」なのである。 ただ間違えないで欲しいのは「変な怪獣」だと思うことは、決してバカにしているわけではないのだ。 むしろ「変な怪獣」は子供にとって、お気に入りであり、思い入れが深いのである。 だから多くの子供はダダのことを大好きだったのである。 ダダを見るたびに友達とともに大爆笑していた日々を思い出す。 しょーもない子供時代の思い出だがかけがえのない思い出でもある。 そんな大切な思い出をくれたダダには感謝している。 ダダが子供に与えた影響は一方では「トラウマ」 一方では「爆笑」と両極端であるが、しかしその両方とも、それぞれの子供の心を豊かにする感受性の発達の助けになったものである。 ものすごく変な奴だが、ものすごくいい奴。 ダダはなんだか、そんな怪獣にも思えてしまう。
by pulog1
| 2004-12-19 17:08
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