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![]() ウルトラセブンは「ウルトラマン」と違って年齢層の高い大人向けのSFドラマだった。 そして個々のエピソードの質は非常に高く、見終わった後でも深い余韻を残し、いろいろと考えさせるストーリーが多かった。 「ダークゾーン」は、そんなセブンの中でも屈指の名エピソードである。 宇宙を放浪するペガッサシティが制御不能になり地球と衝突しそうになる。 ペガッサシティは地球に軌道の修正を要請する。 しかし、地球には惑星の軌道を修正するほどのテクノロジーはない。 このまま激突すればペガッサシティも地球も滅んでしまう。 地球を守るため、やむなくペガッサシティを強力爆弾で破壊するウルトラ警備隊。 地球は救われたが、罪の無いペッガサシティの住民はウルトラ警備隊によって全滅させられる。 ウルトラ警備隊のしたことは正義だったのか? ペガッサ星人は黒い影ダークゾーンに身を隠して、アンヌ隊員の部屋に潜んでいた臆病な宇宙人。 セブンに登場するほかの宇宙人と違い、地球人に危害を加えるつもりはないという紳士的な宇宙人だった。 アンヌとダンはペガッサ星人と打解け、種族を超えた異星人同士の友情のようなものを感じ始める。 しかしペガッサ星人の真の目的は、地球がペガッサシティの要請にしたがわなかった場合、地球を爆破する任務を帯びた、エージェントであった。 もちろん、その場合はペガッサ星人自身の命も無い。 命を捨ててまで祖国を守ろうとする気高き宇宙人、それがペガッサ星人だった。 しかしアンヌやダンと仲良くなって地球を爆破することがなかなか出来なかった。 ついにタイムリミットが近づき、やむなく地球を爆破することを決断するペガッサ星人。 しかしペガッサシティがウルトラ警備隊に爆破、滅亡したことをダンから聞かされるペガッサ星人。 祖国を失ったペガッサ星人は、怒りにかられ、ダン=ウルトラセブンに襲い掛かる。 しかし、ペガッサは戦闘の途中、いきなり走り去る。 セブンと戦ったところでペガッサシティが戻ってくるわけではない、と気づいたのだろうか? その後、行方知れずとなったペガッサ星人。 彼はこの異星、地球でひとりぼっちのまま、どこかの影の中にひっそりと身を潜めているのかもしれない。 アンヌはダンに言う 「影を見るたびに、あのペガッサ星人がこっそり隠れているような気がするわ」 ダンはにっこり笑って言う 「いいやつだったな。またあいつに会いたいなあ」 ペガッサ星人は、果たして良い宇宙人だったのか、悪い宇宙人だったのか? 子供時代の俺は「ダークゾーン」を見終わった後、それがわからずに混乱した。 子供の俺にとっては「ダークゾーン」は難しく複雑すぎて、さっぱり内容がわからなかった。 俺は怪獣、宇宙人は悪ければ悪いほど大好きで、ピグモン、モスラのように人間に味方するような良い怪獣が嫌いだった、ということは「サンダとガイラ」の記事でも書いたことだが、さてこのペガッサ星人は良い宇宙人なのか悪い宇宙人なのか? それがわからずペガッサ星人は長いこと、俺の中で、どう位置付けてよいのかわからない宇宙人として、胸のしこりのようにつっかかり、すっきりしないキャラクターであった。 どうも悪い宇宙人ではないらしいが、地球人を憎んでいる。 ペガッサ星人も地球人も悪くなく、ただ自分達の同朋を救うために仕方なく相手を滅ぼそうとする。 そんな複雑な状況に立たされた宇宙人だった。 だからペガッサ星人が、いったいどんな宇宙人であったのかを理解したのは大人になってからだった。 ペガッサ星人は悲劇の宇宙人であり、気の毒なやつだったのだ。 気の毒な宇宙人なんていう存在を子供はなかなか理解できないが大人になってからは、ペガッサ星人は同情すべき愛すべき宇宙人であることが理解できた。 では良い怪獣が嫌いで悪い怪獣が好きな俺にとって、ペガッサ星人は好きなのか嫌いなのか? やはり俺はペガッサ星人が好きである。 彼は悪い宇宙人ではないが地球人の味方でもない。 地球人、人間に媚びる怪獣、宇宙人をどうしても好きになれない俺だが、ペガッサ星人は悪い奴ではないが人間の味方でもない、という意味で嫌いにはならない。 ペガッサにしても、他の「悪い宇宙人」にしても、同朋のために地球を攻撃する、という点では共通している。 ただ、ペガッサは、あまりにいい奴であり、そしてあまりに複雑な立場に置かれていただけなのだ。 また、ペガッサはそのデザインもかっこいい。 黒い巨大なナメクジのような外見であるにもかかわらず、気持ち悪いというより、かっこいいと思ってしまう。 かなり大胆で未来的なデザインであるとおもう。 黒光りするボディに白い外骨格のようなものをまとい、黄色く光るハート型の胸。 セブンの宇宙人デザインはどれも優れているが、このペガッサ星人のデザインも屈指の出来である。 クオリティの高いストーリーにクオリティの高いデザインの宇宙人。 この合わせ技で「ダークゾーン」はセブン全話を通じての名作、傑作となっている。 ちなみに有名な髪をとかすアンヌの背後から襲いかかろうとするペガッサ星人のスチール写真だが、これは劇中にはないシーンである。 このスチールの印象から、俺は幼い頃ペガッサ星人はザラブ星人のように友好的な宇宙人を演じておきながら、実はこっそりと地球人に襲いかかろうとするずるがしこい宇宙人なのだとばかり思っていた。 しかし劇中にはないシーンとはいえ、この場面はなかなかいい雰囲気であると思うのは俺だけだろうか? なんだか見ているとドキドキする場面だ。 背後に迫る不気味な宇宙人に気づかずに髪をとかしつづける美女。 なんとなく古典的ホラーのシチュエーションっぽくって、非常によいと俺は思います。
by pulog1
| 2004-09-01 17:53
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