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![]() 怪獣とは夢を与える存在である。 少なくとも俺は怪獣から夢を与えてもらった。 子供時代、怪獣を見ることにより、心の中では無限の想像力が広がっていった。 目に映る風景全てに怪獣の姿を重ね合わせて空想にふけっていた。 あのビルの谷間から巨大な怪獣がのそっと顔を覗かせたら・・・・・。 この高い空の遥か向こうから翼を持った怪獣が高らかに咆哮しながら飛来してきたら・・・・。 怪獣をテレビや映画、怪獣図鑑で眺めている時間以外においても、 起きて呼吸をしているすべての時間を、怪獣を想う事に捧げていた。 俺は少し夢を見すぎていたかもしれない。 怪獣が自分に与えてくれた「夢」以上のものを貪欲に夢見ようとしていたのかもしれない。 しかし、それは怪獣が幼い自分に与えてくれた「夢」があまりに大きすぎ、まだ小さな自分の胸のうちでは簡単に消化しきれるものではなかったからだ。 目が覚めている時間の全て・・・・・・いや、眠って夢を見ているときでさえも俺は怪獣と共に居たかった。 空想という手段で常に怪獣の側に居たかったのだ。 寝ては夢、起きては白昼夢のなかで、ただひたすらに怪獣のことばかり考えていた。 ぼくのゴジラ、ぼくのゴモラ、ぼくのレッドキング、ぼくのバルタン星人・・・・・ テレビやスクリーンに映る以外の彼らの姿を常に幻視し続けていたのだ。 そのなかにはもちろん「ぼくのガメラ」だっていた。 怪獣に対する「もっともっと」という欲求は空想のなかで大きく膨れ上がっていく。 そうした欲求は俺以外の全ての怪獣ファンの中にもあったに違いない。 少なくとも「平成ガメラ」を製作したスタッフたちは、子供時代にスクリーンに映る以上の「ガメラ」を空想の中で幻視し続けたに違いない。 そして彼らはその幻視したイメージの中のガメラを心の中に住まわせたままに大人へと成長し、彼らが幻視した「ガメラ」を「自分たちでガメラの映画を作る」ということで実現しようとしたに違いない。 「平成ガメラ」を見ると、少年期の「ガメラ妄想」が現実化し姿を現したと思えるのだ。 昭和の怪獣、ゴジラ、ウルトラ怪獣、そしてガメラは、それを見る子供達に大きな夢を与えようと円谷英二をはじめとする、多くの「夢の創造者」によって生み出されたものだったに違いないが、彼らが子供たちに与えた夢は彼らが想像していたものよりも遥かに大きな物だった。 寝ても覚めても怪獣のことばかり考えている子供達の心の中ではスクリーンやブラウン管を飛び出して、「夢の創造者」たちが描いた以上の怪獣たちの様様なシチュエーションや怪獣の登場する場面を思い描いていた。 そして子供達はみなこう思ったはずだ。 「ぼくの考えた怪獣が本当に映画やテレビになったら」と・・・。 ガメラも、もちろん子供達の想像の中で、その存在を大きく膨らませていった怪獣である。 そして昭和怪獣が子供達に与えたイマジネーションの力が奇跡的に現実化したのが「平成ガメラ」である。 昭和ガメラ以上のスケールや迫力、イメージの中で培われていったガメラ以上のガメラ。 それが平成ガメラだ。 ![]() 第1作ではまだ少年であり、第2作では青年に、そして第3作では成熟した大人へと成長しつづけた。 自分は断然、3作目の「怖い平成ガメラ」が好きだ。 これは子供時代に想像した「もっともっとすごいガメラ」が現実化したものだからだ。 その鬼のような形相は迫力に溢れ、昭和ガメラにはなかった凄みを感じさせる。 昭和ガメラはもちろん大好きな怪獣だ。 しかし子供は自分が見た以上の「もっともっとすごいガメラ」を夢想し続けていたのだ。 それがガメラ3の成体ガメラによって実現した。 夢の実現を目の当たりにしたのだ。 ガメラ3において渋谷でギャオスを完膚なきまでに打ち倒す無慈悲なほどの血気迫る成体ガメラ。 京都でのイリスとの命をかけた死闘。 これらはみな昭和ガメラを見た子供が夢想した「もっともっとすごいガメラ」ではないか? 強敵イリスとの戦闘中、自らの片腕を切断し、プラズマ火球を吐くガメラ。 ラスト、燃える京都市街に立ち、空から襲い来るギャオスの群れに単身戦いを挑むガメラ。 そう、これこそが昭和ガメラを見た子供達が夢想しつづけた「ガメラを超えたガメラ」の姿だ。 平成ガメラは子供の夢の実現、そして平成ガメラは、また新たな怪獣イメージの源泉となるのだった。 昭和ガメラ同様に平成ガメラは子供達に大きな夢を与えたことだろう。 そして今もなお子供達の心の中では「平成ガメラを越えたガメラ」が夢想され続けているに違いない。 怪獣は、映画に登場し、その映画がエンドクレジットを迎えるのと共に終わりを迎えるものではない。 たとえ映画が終了しても、怪獣はそれを見た子供、そして子供の心のまま大人になったものたちの心の中で永久に生き続けるのだ。 映画になかったシチュエーションや活躍場面が無限に想像されていく。 そうした夢想がいつしか現実化する日を待ちつづけているのだ。
by pulog1
| 2005-01-15 12:31
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