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![]() 「怪獣博士」を自称する子供にとって一番悔しいことは「知らない怪獣」がいるということだ。 怪獣のことならなんでも知っていることが自慢の怪獣少年にとってこれは屈辱である。 もちろんこれだけ数多くの怪獣がいるのだから、その全てを知っている人間なんて、いくら怪獣が好きでも皆無であろう。 怪獣博士の少年でも、ありとあらゆる怪獣を知るなどということは無理である。 それは怪獣博士少年にだってわかっている。 マイナーな怪獣までフォローしきるのは無理だ。 サンダーマスクやマグマ大使、ジャンボーグAに出てきた怪獣を知らなくてもそれは無理も無い。 しかし「ウルトラセブン」の怪獣を知らなかったりしたら・・・・・・・・それは重大な見落としとなる。 あのウルトラセブン怪獣は怪獣博士なら知ってて当たり前。 しらないことは恥じであり、「怪獣博士」を返上しなくてはならない。 そして俺は、「怪獣博士」を返上しなくてはいけない事態に直面した。 俺はウルトラQ、ウルトラマン、ウルトラセブンの初期ウルトラ3部作に登場した怪獣は全て頭の中にそのデータが入っていると自負していた。 漏れはないはずだった。 しかし、ある日、小学校の友達が持っていた「怪獣下敷き」を見せてもらって愕然とする。 その下敷きには様様なウルトラ怪獣のイラストが書かれていたのだが、その中に見たことの無い怪獣を1匹見つけてしまったのだ。 ぶよぶよとした、まるでつぶれた饅頭のような不恰好な怪獣。 そんな怪獣は見たことが無かった。 下敷きにはその怪獣の名前は「ペテロ」と書かれていた。 俺の知らない怪獣・・・・・・・こんなやつがいるのか? 俺は焦った。 マイナーな怪獣番組の怪獣ならいざしらず、あの「ウリトラセブン」に登場した怪獣をチェック漏れしていただなんて! 俺は猛省し、もっともっと怪獣を勉強しなくてはいけないとかたく決心する。 ペテロは俺の持っているウルトラ怪獣図鑑には掲載されていない怪獣だった。 ウルトラQからウルトラセブンの怪獣の全てを掲載している怪獣図鑑であるはずだったが、このつぶれ饅頭怪獣ペテロは載っていなかった。 そのせいでペテロの存在を知らなかったのであるが、ウルトラセブンにはペテロ以外の怪獣もたくさんチェック漏れしていたことが、後に調べてわかってきた。 まずペテロを操るザンパ星人、こいつもしらなかった。 カナン星人もチェック漏れしていた。 さらに人間と同じ姿をしているシャドウマンやマゼラン星人マヤなどは怪獣として分類されていなかったため図鑑にも載っていないことが多く、知らないままだった。 セブン本編には姿を現さない恐竜戦車を操るキール星人やアイアンロックスを操るミミー星人のことも知らなかった。 ウルトラセブンは番組本編は再放送が始まるまで見たことが無かったので、実物を見たのは幼稚園~小学校低学年のころで、しかも見逃したエピソードも多く、手持ちの怪獣図鑑に載っていないものは知らないままでいた。 ウルトラマンの怪獣は完璧だったのだが、セブン怪獣に関しては俺は少々甘かった。 ペテロはそんな俺の勉強不足のために見逃していた怪獣の1つであり、俺にさらなる怪獣の勉強をうながした怪獣である。 しかし、このペテロ。 はっきり言ってウルトラ怪獣の中ではマイナーな存在である。 知らないのも無理は無いのではないかと、今になって思ってしまう。 なによりペテロはあまりにもかっこ悪く、怪獣ファンから人気が出そうも無い。 まるでヘドラの弟分のような姿のペテロだが、ヘドラほどの毒々しいインパクトは無く、適当に粘泥を積み上げたような不恰好極まりない怪獣だ。 もっと身も蓋も無い言い方をすれば、まるで「うんこ」みたいに見える。 こんな奴、名作ウルトラセブンの怪獣だと認めてやりたくない、というのが本音だ。 なかなか好きになるのが難しい怪獣である。 ただ、このペテロ、登場したエピソード「月世界の戦慄」を見るとなかなかの強敵でセブンをピンチに追い詰めた。 体の発光部分から発射する光線で攻撃し、さらに白い液体を勢い良く発射してセブンを苦しめた。 地球ではなく月を舞台にセブンと戦うのだが、寒さに弱いセブンは月の零下180度の気温に耐えきれず戦闘能力は衰えていく。 偶然、近くに落下した隕石により巻きあがった炎によって救われ、なんとかペテロを撃退したセブンだったが、もし隕石が落下しなかったらセブンはペテロに負けていたかもしれない。 こんな「うんこ」みたいな怪獣にセブンが負けてしまうなんて考えたくも無いが、なにはともあれセブン負けなくてよかった。 怪獣のことは大好きで、どんな怪獣であっても覚えておきたい、というのが怪獣好きの子供である。 しかし、そんな子供だった俺が成長して今思うと、覚えなくていい怪獣もいるんじゃないか?と考えてしまう。 必死に脳細胞にペテロなんて怪獣のことを刻み付ける必要なんてなかったんじゃないだろうか? もっと他に覚えておくべき大事なことが他にもあったはずだろう。 ペテロなんか覚えこんだせいで、頭に入っていない大事なことがきっとある。 しかし、俺はやっぱり必死にペテロを覚えようとした。 決して忘れてはならないと、深く頭に叩き込んだ。 俺はそうするより他はなかったのだ。 怪獣がこの世の中のどんなことよりも大切だったのだ。 分数の計算の仕方がわからなくても、ペテロは覚えておかなくてはならない。 そう、怪獣博士の意地にかけても・・・・・・・・・。 たとえどんなに無駄で、役に立たなくても、怪獣の名前だけはしっかりと覚えておかずにはいられない。 それが「怪獣博士」というものだ。
by pulog1
| 2005-03-20 16:24
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