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![]() 俺は昭和の怪獣が好きだ。 しかし平成の怪獣は、あまり詳しくない。 平成怪獣が嫌いなわけではなく、ただ昭和怪獣ほど熱心に入れ込んでいないだけである。 平成ゴジラシリーズも平成ウルトラマン、平成仮面ライダーなどもほとんど見ていない。 そのため新しい怪獣をほとんど知らない。 こんな「怪獣ブログ」なんてものを偉そうに書いているくせに、新しい怪獣についてはからっきしである。 昔は怪獣博士の名をほしいままにした子供だったときもあるが、今は偏った怪獣についてしか知らない中途半端な怪獣ファンに過ぎない。 平成になってからの怪獣で熱心に見ていたのは平成ガメラくらいである。 そんな俺の数少ない知っている平成怪獣、平成ガメラシリーズ怪獣の中で、「ガメラ3・邪神降臨」に登場したのがイリスだ。 イリスはいろんな意味で「新しい怪獣とはなにか?」を模索した怪獣である。 昭和の怪獣ブームにより、まるでビッグバンのように大量の怪獣が誕生した。 ありとあらゆる、様々な怪獣が生まれ、そしてネタギレになった。 怪獣ブームの後期、晩期になると、まるで出がらしのような状態になり、魅力をもった怪獣は生まれなくなり、過去の怪獣の劣化コピーのような怪獣、もしくは捻りも何もない 「ただ怪獣なだけ」 といったものばかりになり、怪獣は飽きられ、ブームは過ぎ去っていく。 怪獣ものに代わりアニメがブームとなり、しばらくの間、怪獣は世間から姿を消していた。 しかし古くからの根強い怪獣ファンは生き残り、新しい怪獣の誕生を待っていた。 そんな古くからの怪獣ファン、かつての怪獣少年たちが成長し、大人になり、製作者の側に周って作られたのが、平成ガメラをはじめとする現在の怪獣である。 平成ガメラはかつての怪獣少年が抱いた「こんな怪獣映画を見てみたい」という思いから作られたシリーズで、まさに怪獣ファンのツボを抑えた、マニアな怪獣映画である。 平成ゴジラが怪獣ファンの心理とはかけ離れた、商業主義的などこかズレた作品を量産する一方で、平成ガメラは真剣に怪獣と向き合った怪獣ファンのための映画であると言える。 そんな怪獣ファンの立場から「新しい怪獣とはなにか?」について真剣に考えられ、生み出されたのがイリスだ。 昭和の怪獣ブームによって、ありとあらゆる怪獣が考え尽くされた後で、「新しい怪獣」を生み出すのは実に困難である。 平成ガメラ1作目では、昭和の人気怪獣でガメラのライバルであったギャオスを復活させ、昭和より進化した造形技術でリアルにアレンジすることにより、「古くて新しい怪獣」を創造する。 ガメラ2では、いよいよ昭和の遺産に頼ることなく1から新しい怪獣を生み出すことにチャレンジし、レギオンを生み出す。 しかし、「ガメラ2」は映画として作品としては優れていたものの、新怪獣レギオンに魅力があったかどうかというと疑問が残る。 巨大な甲虫を思わせるレギオンだが、ちょっと考えすぎた結果生まれた怪獣といった感じである。 ごちゃごちゃごてごてとしたデザインは、なんだか「目にうるさい」ように見える。 少なくとも見ているだけで、ワクワクしてくるような怪獣的魅力に乏しい。 新怪獣レギオンは成功したとは言い難い。 そんな失敗を経て、「ガメラ3」において再度「新しい怪獣」の創造に挑む平成ガメラスタッフ。 昭和にはいなかったタイプの怪獣とは? 斬新なデザインでありながら怪獣的魅力を失わない怪獣とは? 様々な試行錯誤があったようだ。 「ガメラ3」監督、金子修介のインタビューに 「新しいデザインを考えていくと、どうしてもエヴァンゲリオンの使途そっくりになってしまう」 と告白していたことから、新怪獣のデザインには苦心していたことがうかがえる。 苦心、試行錯誤、を経て、ついに生み出された新怪獣がイリス。 そのデザインは確かに昭和にはありえなかった斬新なものだった。 ちょっとイジワルな言い方をするとイリスはやはりエヴァンゲリオンの使途を思わせるところがある。 エヴァの使途から完全に離れることは出来なかったようだ。 とはいえエヴァの使途に比べるとずっと「怪獣」らしい。 エヴァの使途・怪獣バージョンといったところか? イリスはどこかしらアニメからの影響が強いような気がする。 昭和怪獣の良く言うと生命感に満ちた、悪く言うと野暮ったいという面と正反対の怪獣だ。 それはイリス自身にも、良い面、悪い面の両方を兼ねたものだといえる。 良く言うと洗練されていてスマートだ。しかし悪く言うと生命感のようなものが感じられない無機質でぬくもりの感じられないデザイン。 それはなんというか「ゲーム世代の怪獣」とでも呼びたくなる、まさに現代という時代を象徴する怪獣だ。 俺はイリスからは昭和怪獣にはなかった新しさと、魅力を感じる。 同時に昭和怪獣にはあった怪獣的魅力をイリスからは感じられない。 新怪獣イリスは果たして、怪獣として成功したのか?失敗だったのか? 俺にはわからない。そのどちらでもあり、どちらでもない、という気がする。 しかしイリスは平成という時代を最もよく象徴する怪獣ではないかと思う。 俺はイリスを嫌いではない。 やはり新しい怪獣として魅力的だと思う。 と、同時に、どこか物足りなさも1部では感じている。 「新しい怪獣」を生み出す、という行為は想像以上に困難であるようだ。 しかし、怪獣ファンとしてはいつまでも、いままでにない「新しい怪獣」が現れることを待ちつづけている。 昭和怪獣は今でも充分に通用するかっこよさを持っている。 洗練されてアニメっぽくメカニカルな平成怪獣だって、悪くない。 それでも、やはり、今までに見たこともない新怪獣の誕生を待望せずにはいられない。 いつの日か、これまでに誕生した、どんな怪獣にも負けない、新しくて、スゴい怪獣が現れることを日々祈っている。
by pulog1
| 2004-09-13 18:23
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