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![]() ここ「怪獣ブログ」では電子戦隊デンジマンに登場のベーダー怪物をリスペクトすることを宣言します! と言うことでベーダー怪物の第2弾です。 左の画像はシャボンラー。 シャボン玉の爆弾で攻撃する怪物であったと思うが、デザイン自体にモチーフはないように思える。 シャボンが武器だからシャボンラーという名前である。 画像は野口竜によるデザイン画だが惚れ惚れするほど素晴らしい。 ご覧の通り左右非対称のデザインがベーダー怪物に共通して見られる最大の特徴だろう。 自然界ではありえない、この「左右非対称」というアイディアを怪人デザインに持ちこんだのは画期的であった。 前例はマジンガーZのアシュラ男爵くらいか?(笑) あ、キカイダーがあったな! ちょうど真ん中から右と左が食い違っている姿はやはり自然の摂理に反しているせいか非常にシュールである。 と、同時にモンスターデザインの可能性の幅を大きく広げた革命的なものであった。 怪物を創造すること、デザインすることはもっともっと自由でいいんだということをベーダー怪物は改めて教えてくれたような気がする。 左右非対称怪人を発明した野口竜は、やはり並外れた才能の持ち主だ。 ベーダー怪物にはそれぞれ登場順にナンバーが振られており、このシャボンラーは「ベーダー01」である。 が、登場したのはデンジマンの第2話。 第1話に登場したのはムササビラーであり、ナンバーは「ベーダー00」だ。 ![]() これがデンジマンに初登場のベーダー怪物ムササビラー。 等身大で登場し、デンジマンと一戦交えた後に巨大化するというのがベーダー怪物のパターンであったが、ムササビラーは例外的にはじめから巨大化しており、都市を破壊しまくっていた。 このムササビラー都市破壊シーンは当時としては非常に迫力に満ちており、等身大ヒーローものとは思えないほどのまさに「怪獣映画」を見ている気分になった。 デンジマンの前番組、バトルフィーバーJのエゴス怪人も巨大化というか、そのエゴス怪人と同じ姿をした弟ロボットが登場するというパターンの基にあったが、このムササビラーのような迫力は感じられなかった。 等身大ヒーローもので映画並みの巨大怪獣を見ているようで、俺は非常に興奮したmのだった。 さらにムササビラーを初めて見たとき、その姿の異様さに圧倒された。 体の右側の腫瘍か、あるいは内臓・・・・胃や腸を思わせる体表はとてつもなく不気味であり、まさに「見てはいけないものを見ている」ような気持ちにさせられた。 デンジマンスタッフは意識的に敵モンスターをグロテスクに見せていたと思われる。 前にも書いたが「超人バロム1」のドルゲ魔人と同じ姿勢、見るものにトラウマを負わせるような怪物を確信犯的に作り上げていたと思われる。 自分はデンジマン放送当時、デンジマンファンクラブというサークルの発行していた「デンジアタック」あるいは「デンジスパーク」というファンジン(同人誌)を取り寄せて読んでいたのだが、非常に優れた同人誌であり、デンジマンに関する深い考察がなされていたり、オリジナルデンジマンのイラストやテレビマガジンに連載されていたデンジマンの漫画をレビューしていた。 今は戦隊ヒーローを扱ったファンジン(今ならむしろファンサイトか?)は珍しくないが、当時は誰もデンジマンをここまで追及するファンというものはなく、まさに戦隊ヒーローファンダムの先駆けとも言える素晴らしいサークルであり、素晴らしいファンジンだった。 幼児向け雑誌「テレビマガジン」などを除けば、デンジマンについての情報は乏しく、さらに深く突っ込んだ考察や評論などはどこを探しても無く、このデンジマンファンサークルが発行していたファンジンが当時、子供向けではない唯一のデンジマン情報源であった。 おそらく今読んでも貴重な情報が満載で、今でも持っていたとしたら非常に価値が高い、お宝本であるだろう。 不定期に刊行されていた同人誌でかなりの号数が発行されていたはずだが、自分は残念ながら、このファンジンを2冊しか買わなかった。 確かVol.2とVol.3の2冊だったと思う。 サークルの会長は確か栗巣万郎(くりす・まんろう、アメリカテレビドラマの俳優、クリス・マンローからとったペンネーム)だったと思う。 このデンジマンファンサークルについてなにかご存知の方は、ぜひコメント欄に一言書き込んでもらえないでしょうか? 俺にとっては非常に勉強させていただいたファンサークルであり同人誌でした。 ![]() リドリー・スコット監督による名作SFホラー「エイリアン」 その作品は各方面に影響を与えたが、東映ヒーローにおいてもその影響が及んだのだ。 デンジマンのベーダー怪物の、どこか悪魔的なグロテスクさは、H・R・ギーガーのデザインした、あのエイリアンが発想のもとになったのだと予想出来る。 人骨をモチーフにデザインされたというエイリアンは、それまでに見たことも無い奇怪なモンスターであった。 モンスターのニューウェーブとも呼ぶべきエイリアンを、日本的に・・・・・というより東映的にアレンジして生み出されたものがベーダー怪物であろう。 人骨、内臓といった、本来テレビで放送するには危なすぎる素材をモチーフに取りいれたデザインの数々からは、エイリアン、ギーガーのテイストを濃厚に感じる。 東映は、デンジマン以前に数多く生み出していた東映怪人に新たな新風を吹きこむために、当時のモンスターのニューモードであった「エイリアン」を参考にしたのだと思われる。 野口竜はH・Rギーガーから大きな影響を受けているというのが俺の持論だ。 ムササビラーはその姿そのものというより、そのデザインに込められたスピリッツがギーガーのエイリアンに共通するものだと俺は思う。 怪人デザインのマンネリ化から脱出を図ろうとした意図がベーダー怪物からは読み取れる。 非常に意欲的であり、革新的な怪人、モンスターであり、彼らがブラウン管に登場するのは刺激に満ちていた。 それこそ小さな子供にとってはトラウマを負ってしまうほどに。 ドルゲ魔人以来の強烈な怪人達である。 デザイナー野口竜はインタビューで戦隊の怪物をデザインするときに留意する点として 1・皆が話題に出来るもの 2・ロングからキャラクターの違いがわかるようなシルエットにすること 3・戦隊5人相手に攻撃されても「いじめらえてかわいそう」と思われないような、誰が見ても一目で「悪い奴!」とわかるもの の、3点をあげているのだそうだ。 一目で「悪い奴」とわかるようにする、という観点から、ベーダー怪物は極端にグロテスクな姿にデザインされていたのではないかと思う。 その姿は、なんだか「悪魔」を思わせる。 だが「5人相手に攻撃されてもかわいそう」と思わないかどうかは別であるが。 気味が悪く、悪魔的であっても、やはりベーダー怪物にはどこかユーモアとかわいげを感じてしまう。 もっともたとえ5人相手に攻撃されても泣き言をいうようなヤワな奴らでもない。 何人でもかかってこい!というような凄みや迫力を持っているのもベーダー怪物。 それだけ強烈な姿をしている。 やっぱり、こいつらは最高だ! そんなわけでベーダー怪物には並みならぬ愛着を感じていると自負している俺ですが、とはいえ、まだまだ勉強不足、これからもベーダー怪物や野口竜デザインのモンスターの魅力について追求し続けていこうと思います。 ベーダー怪物、野口竜デザインモンスターについては第3弾、第4弾と記事を書いていこうと思いますので、どうぞお楽しみに!
by pulog1
| 2005-05-10 11:31
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