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1回のエピソードで複数の怪獣が登場すると無性に嬉しくなったものだ。 ペスターの記事でも引用した「怪獣王」の永野のりこと唐沢なおきの対談でも、そのことについて触れられている。 怪獣がたくさん出てくると嬉しいよね!って。 そうした怪獣がたくさん出てくるエピソードとして人気があるのはなんといってもウルトラマンの「怪獣無法地帯」と「怪彗星ツイフォン」だろう。 奇しくもどちらもレッドキングが登場するエピソードだ。 「怪獣無法地帯」は、怪獣がたくさん生息する、まさに「怪獣島」とも呼ぶべき多々良島(たたらじま)が舞台であり、多々良島の怪獣たちの頂点に君臨するレッドキングをはじめとし、チャンドラー、マグラ、ピグモン、スフランの5大怪獣が登場する。 正直、吸血植物のスフランもカウントしてしまうのは反則ではないかとも思うが、それでもこんなに怪獣が登場してくれるのは嬉しいし、怪獣好きの血がゾクゾクとなる。 「怪彗星ツイフォン」ではドラコ、ギガス、そしてレッドキングが登場。 どちらのエピソードも最終的にはウルトラマンとレッドキングの一気討ちとなり、他の怪獣は科特隊に倒されたり(ギガス)、レッドキングに倒されたり(チャンドラー)、あるいは単なる顔見世で終わったり(マグラ)してしまうのだが、それでもとにかく「怪獣が1度にたくさん見れる!」というのは怪獣ファンの子供にとってたまらないものだった。 そんな怪獣好き少年にとって夢のような出来事、なんと怪獣のボスと言うべき大怪獣が、その手下である60匹もの怪獣を復活させる、というエピソードが実現しそうになった。 酋長怪獣ジェロニモンが60匹の怪獣を甦らせ、総攻撃をしかけてくるというのだ! マジでっつ!!! 子供の頃の俺の胸は激しく高鳴った! なんと怪獣60匹である! もう失神しそうなくらいに興奮した! ジェロニモンの手下怪獣というのは今までにウルトラマンに倒された怪獣たちであるらしい。 つまりこれまでやられた怪獣たちが復活して登場する、いわゆる再生怪獣である、という噂だった。 ジェロニモンの登場する「小さな英雄」はウルトラマンの第37話。 たとえ1話に複数の怪獣が登場するエピソードがあったとしても、ウルトラマンには60匹も怪獣は出ていないはずだが、しかしそんな疑問さえも感じる暇もないほどに俺は興奮しまくっていた。 怪獣が60匹も登場するなんて! ああ、なんてすごいんだ!夢のようだ! しかし・・・・・・実際には復活した怪獣は、テレスドン、ドラコ、そしてピグモンの3匹だけだった。 俺はがっかりしてしまった。 「小さな英雄」を見るまでは、本気で60匹の怪獣大軍団が登場し、ウルトラマンと科特隊に襲い掛かるという大スペクタルシーンを夢想していたのだ。 どうやらジェロニモンは確かに怪獣を復活、再生する能力があり、その手下となる怪獣も60匹はいたらしい。 しかし、怪獣軍団をすべて復活させる前にウルトラマンと科特隊に阻止されてしまったため、60匹の怪獣軍団の登場は実現しなかったようだ。 ジェロニモンに復活させられたピグモンが科特隊に寝返ってジェロニモンの企みを科特隊にチクったせいだ。 チッ!ピグモンのやつ、余計なことしやがって! 俺はガラモンが大好きなのだが、ガラモンそっくりのピグモンが好きになれない。 それというのも人間に味方するという怪獣らしからぬところがどうにも気に入らん! ピグモンの余計な行動によって夢の怪獣軍団の実現が阻止されたとなると、これは許しがたき行為である! しかしテレスドン、ドラコの再生はなんとか間に合ったのは不幸中の幸いというべきか? 本音をいうとテレスドンはともかくドラコは地味だなあ、と物足りない気分であるが・・・。 でも実は俺は「怪彗星ツイフォン」に登場した初代ドラコより再生ドラコのほうが好きである。 初代ドラコの鎌と巻き上げた鞭の手というのが俺はなぜだかあまり気にいらないのだ。 巻き上げた鞭も、ちゃんと伸ばして鞭として使用する場面があったならともかく、そんなシーンはなかったので、ただの丸い、なんだかペロペロキャンディみたいな手であるのが、俺にはどうにも気に入らない。 しかし再生ドラコにおいてはその鎌と巻き上げ鞭の手は普通の怪獣らしい手になっており、こっちのほうが俺は好きである。 そしてテレスドンとドラコは力を合わせてウルトラマンと科特隊に立ち向かう! ・・・・・・なんてことはなくて、復活早々喧嘩したりする。 同じ怪獣軍団といえど、統制はあんまりとれていないらしくお互い好き勝手に暴れるようである。 そして肝心の怪獣軍団の首領である酋長怪獣ジェロニモン。 ごくありふれたゴジラ型の恐竜タイプ怪獣にインディアンの羽根飾りと立派なあご髭を付け加えただけの姿であるが貫禄は充分である。 だが、飛びぬけて強い怪獣でもなかった。 羽根を手裏剣のように飛ばし、ウルトラマンをそれなりに苦戦させはしたがウルトラマン、そしてイデの協力によってわりとあっけなく倒されてしまう。 怪獣軍団の総司令官として全ての怪獣を従わせるだけの実力を持っていると思っていたのだが、少々拍子抜けしてしまった。 決して弱い怪獣ではないと思うが、最初に想像していたものとギャップが大きかったために、ちょっとがっかりしてしまった。 夢のままで終わってしまった怪獣軍団総進撃。 ぜひ実現して欲しかったのだが未遂に終わり残念だ。 こうした大量の怪獣軍団は、後に小学館の学年誌のグラビアなどで実現され、俺はたくさんの怪獣が1度に登場しウルトラマンに襲いかかるイラストを飽きずに眺めて興奮していたものであった。 さらにウルトラでは実現しなかった再生怪獣軍団は、仮面ライダーにおいてトカゲロン、およびカミキリキッドらが、ライダーに倒された怪人を復活させ、再生怪人軍団によりライダーに総攻撃をしかけるという胸躍る名場面を実現してくれた。 そうそう、東宝の「怪獣総進撃」も忘れちゃいけない。 キングギドラを迎え撃つ東宝怪獣軍団のすさまじい決戦は怪獣ファンなら誰でもワクワクしたに違いない。 マニアには酷評されることが多い「怪獣総進撃」だが、怪獣ファンの夢を実現してくれた素晴らしい作品であったと思う。 実際、海外では非常に評価が高い作品であると聞く。 ジェロニモンの登場した「小さな英雄」は怪獣軍団総進撃のスペクタルではなく、科学特捜隊の存在意義を問うというのがテーマだった。 ウルトラマンを見ていた子供たちがちょっと大きくなってから誰もがするツッコミ。 「ウルトラマンがいたら科特隊いらないじゃん!」 に対する回答というべき作品だ。 怪獣が登場しても最終的にはウルトラマンが怪獣を倒し、解決してしまう。 科特隊である自分に存在意義を見失ったイデが葛藤するというエピソードであり、これは番組の基本設定に揺さぶりをかける、いうなればあえて言わずにお約束として流してしまうべき問題について自ら言及した、へたをすれば自分で自分の首をしめかねないテーマである。 が、それでも見てみぬ振りをせず、自ら切り込んでいった「ウルトラマン」という番組は偉い。 もっとも怪獣討伐隊の存在意義を問うのはここまでで、以後のシリーズにおいてそれは、わかってても言ってはいけないお約束事になってしまったのだが。 怪獣軍団を実現しなかったという点において、子供の頃は不満に思っていたエピソードの「小さな英雄」だが、大人になって見れば円谷プロが本気で「ウルトラマン」という「物語」に取り組んでいたことが判る、高く評価できるエピソードである。 しかし、俺は今でもジェロニモンが60匹からなる怪獣軍団の復活を実現させていたら、と夢想する。 かつてないほどの壮大なスケールの怪獣名場面になっていたことだろう。 ついに実現しなかったジェロニモンの野望は俺の心の中で繰り返し再現されつづけるのだ。 60匹の怪獣軍団総進撃。 それは怪獣ファンの見果てぬ夢である。
by pulog1
| 2005-05-14 17:31
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