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![]() えーと、私事で恐縮なんですが今日6月6日は俺の誕生日です。 この世に生を受けてから30ンー年、ひたすら怪獣にこの身を捧げつづけてまいりました。(ちょっとおおげさ) 自分が生まれた歳はウルトラセブンが絶賛放送中というまさに第1次怪獣ブームの真っ只中。 そんな年に生まれたことは、まさに俺が怪獣ファンとなることを運命付けていたに違いありません。(おおげさ) もちろん生まれたての赤ん坊がテレビを見て、その内容を理解出来るなんてことは出来ませんので、俺が自覚的に怪獣に夢中になったのは「帰ってきたウルトラマン」から始まる第2次ウルトラブーム。 「帰ってきたウルトラマン」と再放送の「ウルトラQ」、「ウルトラマン」、「ウルトラセブン」の洗礼を受けた幼な子は、これで怪獣を好きになるなとは無理というものです。 こんなに面白くて、こんなにかっこよくて、そして魅力に溢れた摩訶不思議な生き物、「怪獣」がいっぱい出てくる番組を見て育った子供が怪獣ファンにならないわけがありません。 次々とテレビや映画に登場する怪獣を浴びるように見て過ごした幼少期。 そんなふうに自分は幸せな子供時代を過ごしました。 子供は成長と共に怪獣やヒーローといったものを自然と卒業するものと思われていましたが、俺に限ってはそんなことはありませんでした。 むしろ思春期を迎え、かつて自分と同じように怪獣が大好きだった友達たちがみんな怪獣、ヒーローから興味を失っていくのを信じられない思いでみていました。 なぜみんな変わってしまったんだ? 怪獣もヒーローも、いつまでもこんなにも魅力的じゃないか? 俺は怪獣から卒業した友達たちをひそかに「裏切り者」と心の中で呼び、そして自分だけは決して怪獣を裏切ったりしない、たとえ大人になっても、いつまでも怪獣を好きでいつづけようと誓ったのです。 そしてその誓いは今なお破られてはいないのです。 俺はいい大人になりました。 いい大人というのは「良い大人」、「立派な大人」という意味ではなく、ただ歳をとったという意味です。 俺は、自分ほど成長の無い大人って他にはいないんじゃないかと思うほどまったく子供の頃と変わっていない気がします。 鏡を見ると、そこに映っているのはやっぱりフケた顔したおっさんなのですが、しかしその中身は子供のまんまです。 俺はいつになったら本当の大人になれるのか? 俺には永遠にそんな時は訪れないのではないだろうか? ここはひとつ「永遠に少年の心を持った男」という都合のいい言葉で片付けてしまいましょう。 とにかくどんなに歳を重ねても怪獣だけはやめられません! 俺の次なる目標はヨボヨボの老人になっても怪獣を好きでいつづけることであります。 さてさて、今日はせっかく自分の誕生日なのだから、メモリアル的な記事を書こうと思って、さて(俺だけが)記念すべきこの日を飾るにふさわしい怪獣はなにかといろいろ考えたのですが、ふとハリーハウゼンの「アルゴ探検隊の冒険」に登場した動く巨大青銅像、タロスが思い浮かびました。 サイクロプスと並ぶハリーハウゼンの人気怪獣、こいつこそメモリアル記事を飾るにふさわしい怪獣だ。 タロス、君に決めた!(ポケモンのサトシくん風に) レイ・ハリーハウゼンはアメリカにおける怪獣の父です。 日本の怪獣の父が円谷英二ならアメリカの怪獣の父はハリーハウゼン。 あのゴジラを生み出すきっかけを作った怪獣映画史上の名作「原子怪獣現る」でデビューを果たした彼は、怪獣モデルを1コマずつ動かして合成しあたかも生きているかのように見せると言う気の遠くなるような撮影技法、モデル・アニメーション、通称「ダイナメーション」によって数々の怪獣に命を吹き込み、あたかも魔法のように作り物であるはずの怪獣モデルを自在に動かしたのでありました。 彼の作り出す奇跡の映像をはじめて見たのは「恐竜グワンジ」でありましたが、そのあまりにも生命感溢れる動きに驚愕し、幼い俺は、どうみても着ぐるみとは思えないその恐竜を「まさか本物の恐竜を撮影したのでは?」と半ば信じ込んでいました。 「恐竜グワンジ」の恐竜がモデル・アニメーションによって動かされていたこと、そしてそんな魔法を使っていた人物がレイ・ハリーハウゼンという名前であるということを知ったのはずっとあとになってからのことでした。 そんなハリーハウゼンの第2の衝撃は「アルゴ探検隊の冒険」 忘れもしない、小学校低学年の夏休み、まだ水野晴男が解説を務めていた「水曜ロードショー」でそれは放送されました。 アメリカ製によるギリシャ神話をモチーフにした大冒険活劇。 今ならヒロイックファンタジームービーなんて言葉で呼ばれそうな作品ですが、これはまごうことなき「怪獣映画」でありました。 勇敢な勇者率いるアルゴ探検隊は完全にハリーハウゼンの創造した数々の怪獣に主役の座を食われてしまっています。 動く巨大な青銅像タロス、9つの首を持つ竜、翼を持った悪鬼ハーピー、そして骸骨剣士。 まさしく驚異の映像、息を飲むスペクタル! アメリカ怪獣映画の名作中の名作です。 見なれた着ぐるみ怪獣とは違ったその目を疑うような幻想的な動きで動き回る数々の怪獣を見せられて夢中にならない子供がいるでしょうか? あの子供の頃に過ごした夏休みの一夜を俺は忘れることは出来ません。 「アルゴ探検隊」を見ていた、その夏の夜は、まさに一生の思い出であり、至福の時間でありました。 ![]() 数十年ぶりに見る「アルゴ探検隊」はまったく色褪せることなく子供の頃に感じた感動を俺に伝えました。 特にタロスのシーンは今見ても息を飲む素晴らしさです。 タロスはとある島にある神々の財宝を収めた神殿を守る宝の番人です。 台座の上に剣をかまえた格好で、動く気配など見せずに静かに佇んでいますが、探検隊のメンバーが神殿に入りこみ、宝を奪っていったと見るや、それまで微動だにしなかった青銅の巨人像がクイと顔を向けて財宝泥棒を睨みつける場面はゾクリとします。 そして逃げる泥棒を追って台座から降り、キイーキイーと金属のきしむ音を立てながらゆっくりとズシン、ズシンと歩くその姿の悠然としたかっこよさはまさに神懸り的であり神秘であります。 もちろん硬い青銅のボディの持ち主であるタロスには弓も槍も聞きません。 ズシンズシンと地響きをたてて海岸を進み探検隊を追い詰めていく巨人タロス。 しかし勇気ある探検隊の隊長の機転により、タロスはその急所である足のくるぶしにある蓋をはずされ、そこから燃料となるオイルのような液体が漏れだし、苦しみながら全身に無数のひびを走らせゆっくりと倒れ砕け散るのでした。 俺は悪いのは財宝を盗んだ泥棒なのにタロスを壊してしまうのはかわいそうじゃないかとおもってしまいましたね。 それとタロスって、どうやらオイルのような燃料で動く、いわばロボットというかカラクリ人形であったというのも子供の頃には知らなかったというかすっかり忘れていたことでした。 タロスって怪獣と言うよりロボットに分類したほうがいいんだろうか?と一瞬悩みますが、やっぱりタロスは怪獣だと思いますね。 オイルが漏れて苦しそうにもがくところなどはやはり機械ではなく生き物を思わせます。 青銅のボディに立派な髭、かっこいい兜と剣など実に威厳に満ちた怪獣であります。 ![]() 巨大な石像というのはそれだけで「怪獣」を思わせますね。 奈良や鎌倉の大仏にしても、エジプトのスフィンクスにしても俺は「怪獣」を感じます。 もしこのデッカイやつが動いたらどうなるだろう?っていうことは誰もが空想したことではないでしょうか? 巨大な石像を見ると俺はいつもタロスを思い出します。 こいつもタロスみたいに動いて欲しい! 子供の頃は旅行などで大きな石像を見る度に「動け~動け~!」と心の中で念じていたりしましたねえ。 またタロスが神話の世界をモチーフにした怪獣であるということもいろいろなことを考えさせます。 いったい怪獣とはいつ生まれたんだろう? それは人類が文明を築く以前から神話という世界の中に登場していました。 なぜ人間は「怪獣」を生み出したのか? 巨大で恐ろしく、卑小な人類にとって脅威となる生き物をなぜわざわざ考え出すのか? なにか人間と言うものは、「怪獣」を生み出さずにはいられない存在なのかもしれません。 そして、それがどんなに恐ろしいものであっても強く惹かれ、魅力を感じ、深く愛してしまうのではないでしょうか? 「怪獣」とは、人間のイマジネーションの本質なのではないかと俺は思います。 人間である限り怪獣を好きでいることはあたりまえであるに違いありません。 そんな怪獣を歳をとったからといって嫌いになったり興味を失っていくのは、おそらく人間の本質からかけはなれた間違ったことであるのです。 だから怪獣を好きでいることは正しいのです! 俺はこれからも、前よりももっともっと怪獣のことを好きになって、そして怪獣好きのままで死んでいこう。 だって怪獣を好きなのは人間にとって1番大切なことなのだから! (ちょっとおおげさ)
by pulog1
| 2005-06-06 13:39
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