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![]() 前回タロスの記事を書いたとき、タロスが神話をモチーフにした怪獣であることに触れ、「なぜ人間は怪獣を作り出すのか?」ということを少しだけ言及しました。 その答えはわからなかったものの、怪獣を生み出すと言うことは人間の本質に深く根ざしているのではないか?という考えに至りました。 人間は文明や歴史が築かれる以前から「神話」という物語の中で「怪獣」を登場させていました。 人類が「物語」を作るのとほぼ同時に「怪獣」は生み出されたのではないか? そして人間が怪獣を生み出すこと、すなわち想像すること、怪獣をイメージすることは人間の最も根源的な欲求なのではないか?と俺は思ったのです。 人間は怪獣をイメージせずにはいられなかった。 さらになんらかの形で怪獣を形にせずにはいられなかった。 古代文明の遺跡の中には様様な異形の者の彫刻が発見されていますし、さらに文明が進むと宗教画のなかにドラゴンという怪獣の最も原初的な形が描かれます。 神話、伝説、民間伝承の中に多くの怪獣が現れます。 さらに文明が発達し、書物が書かれるようになると、物語、小説の中に怪獣が現れ、怪物を描いた怪奇小説、そこからさらに発展してSF小説の中に宇宙からのモンスターが書かれます。 そしてさらに文明は発展し高度な機械文明の時代に至ると人間は映画を発明し、その中に怪獣を登場させます。 怪獣に姿を与え、命を与えようとするのです。 怪獣というイメージに肉体を与え、そこに存在させようとします。 人間は怪獣を生み出すことを渇望します。 次々と怪獣は生み出され、さらに映画からテレビへとその登場メディアを移し、特にここ日本では大量の怪獣を生み出すに至ります。 俺はこのテレビメディア怪獣が大量に生み出された時代に生まれました。 ですから怪獣というのはテレビの産物であるとの認識が強いです。 しかし怪獣というのはそれ以前から存在していたのです。 自分が生まれる遥か以前から。 その怪獣が生まれた瞬間というのは、あまりに太古に遡るため今となっては知る由もありません。 が、俺は怪獣というのは人間が空想すること、イメージすることを始めた瞬間からすでに生まれていたのではないかと考えています。 人類のイマジネーションの始まりと共に怪獣は生まれたのだと、そう思うのです。 怪獣とはイマジネーションの根源であり、それはすなわち「人類の手によることのありとあらゆる全ての根源」でもある、と俺は思っています。 人類が原始的な生活から、今に至る文明社会を気付いたのは、元を辿れば全てイメージすることによるものです。 今は実現していないものを実現している場面をイメージすることにより文明は発展してきました。 空を飛ぶことを空想することからはじまり、その空想を実現させることを考え、様様な試行錯誤を繰り返し、飛行機を発明する。 なにか新しいものを生み出す原動力となるのはイマジネーションです。 空想すること、イメージすることなくしてはなにものも生み出せません。 人間が作り上げたありとあらゆるものはイマジネーションによって生み出されたのです。 そして、そのあらゆるものを生み出すイマジネーションの根源に怪獣は位置している、イマジネーションのもっとも最初の段階で生み出されたものが怪獣である。 ゆえに 怪獣とはあらゆる物の根源である。 まあ多少極論ではあると思いますが、自分は「怪獣」の中に「あらゆる全ての根源」、「イマジネーションの始まりと共に生まれたもの」、なるものを垣間見てしまいます。 上に書いたことはかなり妄言であると自分でも思いますが、しかし怪獣が人類の文明以前に「神話」の中に登場していたというのは事実です。 その神話の中で登場する怪獣といえば、まずまっさきに思い浮かぶのはドラゴンですね。 多くの神話の中に現れるこのドラゴンこそが怪獣の原型でありましょう。 それは西洋ではドラゴン、東洋では竜と、はるかな古代において交流のなかったはずの別々の地域、文化においておそろしく似通った共通のイメージが独自に行われていたことに驚きます。 巨大な爬虫類、空を飛ぶ能力、口から火を吐く、あるいは雷を呼ぶ。 同じ怪獣を西洋と東洋で生み出していました。 それはなぜなのか? いくつか仮説を立ててみると 1・西洋と東洋に共通の神話が流布し、それぞれの地域特有のアレンジが施され、共通する特徴を有する伝説上の怪物が生まれた。 2・人類には民族の違いに関わらず共通する恐怖のイメージがあり、それは巨大な爬虫類の姿である。 3・実はドラゴン=竜は実在していて西洋、東洋の両方に生息し、古代の人間を恐怖に落とし入れていた。 ドラゴン、竜の登場する神話、伝説は実在した怪物をもとに伝わったものである。 さてさて、どれが真相なのでしょう? 現実的に思えるのが1、逆に現実にありそうにないのが3でしょうか? でも俺はこの中では2の仮説が真相なのではないかと睨んでいます。 人類全てに共通する恐怖のイメージ 確か心理学者のユングが全ての人類には先祖から伝わる共通した心理をその深層に潜めているといった説を唱えていたと思うのですが、ちょっと俺は勉強不足で詳しくは判りません。 しかし、全ての人類がその先祖から受け継いだ共通する恐怖の体験が遺伝子に記憶されており、それがドラゴンであるのではないかと思います。 では全ての人類の遺伝子に刻まれた恐怖の体験とは何か? 俺はこれは遥か古代に実在し、絶滅した恐竜である、と思うのです。 恐竜は人類が誕生する何億年も前にすでに絶滅していたじゃないか?と言われるかもしれません。(何億年かな?何千万年だっけ?) 確かに人類が誕生したのは恐竜が絶滅したずっと後です。 しかし、恐竜の記憶というのは遺伝子に刻まれたものであって、それは人類がまだ人類として進化する以前の人類の祖先となる生き物であった時代に刻まれたものではないかと思うのです。 すなわち、最初の哺乳類です。 確か最初の哺乳類、小さなネズミのような姿をしたデジタリウムはまだ恐竜が生息していた時代に誕生していたと思います。 彼ら哺乳類は恐竜にとって餌であり常に捕食される危険性がありました。 哺乳類にとって恐竜は天敵であり、かなうはずもない相手であり、そして恐怖であったはずです。 そんな原始時代の恐怖の記憶が遺伝子に深く刻まれ、その記憶を抱えたままに進化し、人類にまで受け継がれたのです。 ですから人類はすでに絶滅した恐竜の恐怖を抱えたまま今も生きているのであります。 哺乳類であったときに受けた恐怖の記憶がドラゴンへと姿を変え、各地での伝説、神話の中で語られていったのではないでしょうか? すなわち、怪獣の起源はドラゴン、そしてそのドラゴンの起源は古代に実在していた恐竜であるのです。 と、もっともらしいことを書いてしまいましたが、すみません、全部適当に考えた話です(^^;) 実際、恐竜と哺乳類の先祖デジタリウムは同じ時代に生息していたのかどうかわかりません。 子供の頃に読んだ「きょうりゅうずかん」には恐竜の時代にデジタリウムが生きていた、というようなことが書いてあったのですが、これってほんとなのかどうかわかりません。 恐竜とデジタリウムは同じ時代に生きていなかったかも? そうだとしたら俺のこの仮説はまったく的外れですね(笑) でも、ドラゴンのその姿は古代に実在した恐竜とあまりにも似ているので、ドラゴンはどこかで人類が無意識、深層心理の奥深く、遺伝子に刻んだ恐竜の記憶が元になってるんじゃないかなあ? まあ、これも妄言であることはわかってますが、ドラゴンと恐竜があまりにもそっくりなので、ついついそう考えてしまいます。 さてさて、神話の中に登場するドラゴンも怪獣ファンにとっては魅力的な存在です。 おそらく全ての怪獣の始祖とも言える存在ですからね。 そんなドラゴンを神話の怪物をモチーフにして創造してきたハリーハウゼンが見逃すはずはありません。 「シンドバッド七回目の航海」に登場したドラゴンは悪い魔法使いによって、そのアジトである洞窟の入り口に鎖でつながれ番犬の役割を担わされています。 魔法使いの飼い犬のような扱いのドラゴンですが、実はけっこう強く、あのサイクロプスと激しい戦いを繰り広げ、そしてサイクロプスに勝つのです。 シンドバッドによって巨大な矢で射抜かれて死にますが、まさに壮絶な最後と呼ぶべき死に様でドラゴンの最後は哀れみを感じてしまいました。 映画の中ではサイクロプスの影に隠れて印象が薄いですが、それでもハリーハウゼンの手により動くドラゴンの姿は一見の価値ありで、なにより怪獣ファンにとってはその伝説の中から抜け出してきたような姿は見ているだけでうっとりとしてしまいます。 鮮やかな青の体、立派な角、長い尻尾と実に堂々とした風格を漂わせていましたね。 神話、ファンタジーにドラゴンはかかせません。 なにしろドラゴンは怪獣の元祖であり、あらゆるイマジネーションの根源であるのですから。
by pulog1
| 2005-06-08 07:57
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