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以前書いたショッカーの幹部たちについて書いた記事にお客様の炎のエルクさまから「戦隊シリーズの幹部についても書いてください」とコメントを頂きまして、その時にまっさきに思い浮かべたのが「電子戦隊デンジマン」に登場したこのバンリキ魔王でした。 実はこのバンリキ魔王、敵組織の幹部というといささか語弊のある極めて曲者であります。 しかし、その曲者ぶりと、圧倒的な強さによって忘れられない存在であります。 バンリキ魔王はこれまで登場した特撮ヒーロー番組の悪役よりも個性的であり、最高のヒールであったと思います。 デンジマンどころか敵組織のベーダー一族さえも圧倒し、ついには自分と子分のバンリキモンスの2人だけでクーデターを起こし、ベーダー一族さえも乗っ取ってしまったのです。 それまで敵組織の幹部と言ったら悪とは言え自らが所属する組織には絶対の忠誠を誓っていたものです。 しかし宇宙の荒くれ者であり、自分より偉い奴は1人もいないと思いこんでいるバンリキ魔王にはそんな常識は通用しません。 何者にも縛られず、俺様こそが宇宙最強と豪語する宇宙一のアウトローであります。 この豪快さに当時中学生だった俺はシビレてしまい、すっかりバンリキ魔王のファンになってしまったのでした。 バンリキ魔王が登場したのはデンジマン第37話「蛮力バンリキ魔王」です。 もともとベーダー一族ではなく宇宙の流れ者であったバンリキ魔王ですが、デンジ星人とはなにか確執があったのかデンジ星人の生き残りであるデンジマンの臭いを嗅ぎつけ地球にやってきます。 5人揃えば無敵のデンジマン対策として、5人1度ではなく変身前の人間体であるデンジマンの1人1人に襲い掛かり確実にしとめていきます。 バンリキ魔王に重傷を負わされたデンジマンですが、なんとか5人揃ってバンリキ魔王に挑みますが大苦戦。 巨大化したバンリキ魔王に対し、巨大ロボ、ダイデンジンで対抗しますが、ベーダー怪物なら確実に倒せる必殺技「デンジ剣・電子満月斬り」を、なんと真剣白刃ト取りで止められてしまいます。 バンリキ魔王は「今日はここまで」と不敵に言い残し、勝負を途中で投げ出して帰ってしまいます。 デンジマンを前にして「おまえらなどいつでも倒せる」とでも言いたげな余裕綽々な態度。 かつてない強敵にデンジマンは戦慄し、俺はバンリキ魔王のその豪快さとふてぶてしさに1発でマイってしまいました。 「バンリキ魔王つええ~~~~!!!」 これはそれまで無名だったレスラー、ビック・バン・ベイダーをたけし軍団がプロデュースし、所詮はキワモノだろうと舐めてかかった日本のプロレスラーが軒並み相手にならないほどの凄まじい強さを見せ付けたときと同じような衝撃でしたね。 「なんだこいつは!?」 と目が点になるくらいの圧倒的な強さです。 本来、組織に属さないバンリキ魔王ですが、ある思惑を胸にベーダー一族に接近し、ベーダーの雇われ幹部に収まります。 とはいえベーダー一族はこのバンリキ魔王の曲者振りを薄々感じ取っていて、バンリキ魔王を完全に信用してはいません。 ただあまりにバンリキ魔王が強すぎるため、申し出を断ることが出来ずしぶしぶ幹部に収めたといった感じで、事実ヘドリアン女王からは疎まれ、女王の忠実な側近であるヘドラー将軍はあからさまにバンリキ魔王を嫌っていましたが、バンリキ魔王はそんなこと屁とも思っていない様子で涼しい顔してベーダー一族のアジトであるベーダー魔城で好き放題に振舞っています。 大酒を飲んで高いびきをかいて居眠りしてたり、ベーダー怪物の卵を酒のつまみにして食べてヘドリアン女王に怒られたりしたりと、幹部と言うより邪魔臭い怠け者の居候みたいでした。 バンリキ魔王は一応幹部の癖にほとんどベーダーの作戦には加わらず、酒飲んだり寝たり、ヘドリアン女王の側女であるミラーとケラーにちょっかいだしたりしてるだけです。 単なるスケベなダメ親父にしか見えません。 しかしそれはいずれベーダー一族乗っ取りを企むバンリキ魔王の演技であり、ヘドリアン女王、ヘドラー将軍の寝首をかくために油断させていたのでした。 バンリキ魔王はベーダー怪物サッカーラーを懐柔し、勲章をあげるから自分の側につけ、と誘惑します。 勲章に目がくらんだサッカーラーは(ってベーダー怪物ってそんなに勲章なんかが欲しいんだろうか?)一族を裏切りバンリキ魔王のクーデターに荷担します。 かくしてバンリキ魔王によるクーデターは開始され、ヘドラー将軍と剣を交えての一騎打ちが繰り広げられるのですが、このバンリキ魔王VSヘドラー将軍の対決が面白すぎでした。 わけもなくあちこちにテレポートしチャンバラを繰り広げるバンリキ魔王とヘドラー将軍ですが、しまいにゃなんと走る電車の車両の中で戦ったりしたりします。 電車に乗ってる乗客はびっくり! うーん、たとえ電車男でも、この戦いは止められないでしょう(笑) あっちへテレポート、こっちへテレポートし、チャンバラを繰り広げますが最終的にはバンリキ魔王が勝利し、ヘドラー将軍、ヘドリアン女王は牢屋へと幽閉されます。 が、バンリキ魔王に従い、ベーダーを裏切ったサッカーラーは、忠誠心の厚い2匹のベーダー怪物、ケンダマラーとカラクリラーから襲撃を受け倒されます。 ヘドリアン女王、ヘドラー将軍も牢から脱出、謀反を企てたバンリキ魔王はヘドリアン女王の魔力によって蝋燭の燭台にされてしまいます。 これは蝋燭の燭台そのものに変身させられるのではなくバンリキ魔王の姿のまま、蝋で体を固められ動きを止められて蝋燭立てにされてしまうと言うなんとも江戸川乱歩的な猟奇趣味であります。 無敵のバンリキ魔王もヘドリアン女王の魔力にはかなわなかったか。 哀れ燭台になりはてたバンリキ魔王ですが、それでも目だけはぎろぎろと動き、あきらめてはいませんでした。 燭台にされたバンリキ魔王をバンリキ魔王の1番弟子にして唯一の子分、バンリキモンスが救出します。 バンリキモンスは超強力な念力の使い手で最強のモンスター。 誰もバンリキモンスと復活したバンリキ魔王にはかないませんでした。 ベーダーはバンリキモンスの手中に握られてしまいました。 バンリキ魔王はバンリキモンスの念力によって小さくされたベーダーの戦闘員ダストラーをぽりぽりと食べて「珍味、珍味!」と言って高笑いします。 バンリキ魔王がヘドリアン女王に向かって投げたナイフから女王をかばって楯に変身した側女のケラーはナイフが刺さって死亡。 ミラーは「私は強い男が好き・・・・」といってバンリキ魔王に寝返りますが、実はバンリキ魔王を油断させて暗殺の機会をうかがっているのでした。 バンリキ魔王は傍若無人にふるまいます。 今まで仲の悪かったヘドラー将軍に「爆弾を抱えてデンジマンに突撃し爆死してこい!」などと無茶な命令をするのでした。 屈辱にまみれるヘドラー将軍ですがヘドリアン女王が「行ってはなりません」と止める中「デンジマンと刺し違えて死ねるなら本望」といさぎよく死地に向かおうとするのです。 あっぱれなりヘドラー将軍! まさに軍人、いや武士の心意気です。 この回のヘドラー将軍はかっこよかったですねえ。 結局爆弾を抱えての突撃はどうなったのかわかりませんが(忘れてしまいました)、結局ヘドラー将軍は巨大化し、ダイデンジンと一騎打ちの末にサムライらしく見事に散るのでした。 デンジマンは敵ながらヘドラー将軍に敬意を示し、「ヘドラー将軍に敬礼!」といってヘドラー将軍の死に際を敬礼で見送るのでした。 うーん、かっこいい! って、ついヘドラー将軍のかっこよさに熱くなってしまいましたがバンリキ魔王でしたね。 バンリキ魔王は結局のところヘドラー将軍がデンジマンを倒そうが倒すまいが関係なかったというか関心がなかったというか、死ぬと判っていながらヘドラー将軍をデンジマンと戦わせたようで、まさに極悪非道ですね。 結局、デンジマン、ダイデンジン以上に強い怪物であるバンリキモンスをデンジマンと戦わせますが強力な念力を操るバンリキモンスにはデンジマンはどうしてもかないません。 しかし、バンリキ魔王に寝返ったと見せかけていたミラーは、うまくバンリキ魔王の口からバンリキモンスの弱点は尻尾だと言う事を聞き出し、それを幽閉されているヘドリアン女王に伝えます。 ヘドリアン女王はテレパシーでデンジマンを指揮するデンシ犬アイシーにバンリキモンスの弱点を伝えるのでした。 今まで敵であったデンジマンですがバンリキモンスなんかにやられるよりは、デンジマンに買って欲しかったのでしょう。 アイシーからバンリキモンスの弱点を伝えられたデンジマンはバンリキモンスの尻尾を攻撃。 ついにバンリキモンスを倒すのでした。 ミラーが裏切ったことを知り、怒り狂ったバンリキ魔王はヘドリアン女王に襲いかかりますが、女王をかばったミラーが身代わりとなって殺されます。 一族全てを失ったヘドリアン女王は怒り、妖術でバンリキ魔王を失明させます。 パニックにかられてベーダー城から飛び出し地上に出たバンリキ魔王はちょうどそこに居合わせたデンジマンからデンジブーメランを投げつけられ爆死しました。 あの無敵を誇ったバンリキ魔王の最期は、あまりにもあっけないものでした。 野心に狩られ、そのあげく身を滅ぼしてしまったバンリキ魔王。 自らの力に溺れるバンリキ魔王はベーダー一族の堅い忠誠心に敗れたのです。 さて、バンリキ魔王を倒した後、残るヘドリアン女王のもとに向かったデンジマンですが、これまでデンジマンたちを何度も窮地に追い込んだベーダー一族の長とは思えぬほど、すっかり憔悴し抜け殻のようになったヘドリアン女王がそこにいました。 「ヘドラー将軍も、ミラーもケラーもいなくなってしまった・・・・・・・・・ 今の私はひとりぼっち・・・・・・・・・・・」 そうつぶやくヘドリアン女王に攻撃することを躊躇するデンジマン。 「勝ったと思うなよデンジマン・・・・・・・・・ 私は眠るだけだ・・・・・・・・ また会おうぞ・・・・・・・・」 そう言い残して姿を消していくヘドリアン女王。 これがデンジマンとベーダー一族の最後の戦いでありました。 デンジマンが基地に戻ると指揮官だったデンシ犬アイシーは姿を消していました。 えーと・・・・・・・アイシーは力尽きて死んでしまったのか、それともどこかへ帰って行ったのか記憶があいまいなのですが、とにかくアイシーはデンジマンのもとを去り、戦い終わったデンジマンはアイシーを偲んで少年サッカーにアイシー杯というのを作って子供たちとサッカーしたりします。 デンジマン終わり。 しかし次回から始まる太陽戦隊サンバルカンにはヘドリアン女王が復活。 悪の帝国ブラックマグマに今度はヘドリアン女王が雇われ幹部みたいな形で収まってたりしてました。 デンジマンはそれまでの特撮ヒーローにはなかった敵組織の内部抗争、お家騒動を描き、最終回近くは比類なきテンションでつっぱしりました。 今まで特撮ものでそんなドラマ展開は見たことがなく、たまらなく面白く興奮しましたね。 このベーダー一族の内部抗争は、その後の特撮にも引き継がれ、たびたび敵組織内部での抗争が描かれるのですが、やはり最初に見た衝撃は大きく、それゆえにこのドラマを1本道なものではなくかきまわすだけかきまわした暴れ者バンリキ魔王は印象に残っています。 特撮の悪役の中では1番ふてぶてしく、したたかなバンリキ魔王。 ぐうたらしているように見せかけて実は計算高く、卑劣極まりなく、ベーダーを乗っ取った後は傍若無人の限りをつくしヘドラー将軍に対しては人を人とも思わない屈辱を与えた挙句に死ぬことを無理強いする冷酷漢。 しかし特撮の悪役の中でも最も曲者でもあると言える最高のトリックスターであったバンリキ魔王を俺は忘れることが出来ません。 やはりこいつがいたからこそデンジマンの最終回はあんなにも盛りあがったのです。 また自分以外はなにものも信用していないようなバンリキ魔王ですが、唯一心を許したバンリキモンスとだけは強い信頼関係を結んでいたように思えますね。 バンリキ魔王にとってはバンリキモンスはかわいい子分。 バンリキモンスはバンリキ魔王を兄貴と慕っていたように見えます。 それだけに常にふてぶてしかったバンリキ魔王が唯一激しい感情にかられ我を忘れて怒り狂ったのはたった1人の自分の味方であったバンリキモンスがデンジマンに倒されたときでした。 バンリキ魔王は1匹狼のように見えていて、このバンリキモンスとのたった2人だけの関係を家族のように大切に思っていたように感じてしまいます。 バンリキ魔王とバンリキモンスの関係は、後の戦隊シリーズ「超電子バイオマン」のストロング金剛演じるモンスターと、モンスターの子分の怪人リキオウの関係を思い出させますね。 そのせいかバンリキ魔王とモンスターはよく混同されちゃったりしてるようです。 バンリキ魔王を演じたのはストロング金剛といった間違いをネットで見かけたりしますが、バンリキ魔王は大前均さんですね。 まさにこの人をおいて他にバンリキ魔王を演じられる人は他になし、といった名悪役でありました。 今回の記事は以下のページを参考にさせていただきました。 蛮力バンリキ魔王 ヘドラー将軍に敬礼! ベーダー一族 アウトロー・バンリキ魔王
by pulog1
| 2005-06-15 12:10
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