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「ウルトラQ」は1話ごとに新しい怪獣が登場し、数々の怪獣を生み出してきた番組だ。 しかし、その多くは実在の生物を巨大化させたもの、というものが多かった。 巨大な猿・ゴロー、巨大な蜘蛛・タランチュラ、巨大な植物・ジュラン、巨大な亀・ガメロン、巨大なもぐら・モングラー、巨大な鳥・リトラ、ラルゲユウス、巨大な蛸・スダール、巨大なとど・トドラ・・・・・・・ あるいは実在の生物にアレンジを加えたデザインの怪獣 ナメクジ怪獣ナメゴン、ペンギン怪獣ペギラ(もっともペギラの顔を見るとペンギンというよりアザラシのように見える)、セミと人間の合体したセミ人間。 もしくはゴジラの伝統にのっとった恐竜形、古代生物型、古代怪獣ゴメス、岩石怪獣ゴルゴス・・・・・。 そうした怪獣の中で、まったく斬新で今までに見たことの無いデザインの怪獣もいた。 その代表がガラモンである。 ガラモンをはじめて見たものはみな、その「ありえない」デザインに驚いてしまう。 ダルマのようなコロコロした体型に植物の葉のようなものがびっしりと生えている。 その顔はまるで人間とガマガエルの合いの子のような愛嬌のあるもの。 手足はガイコツのようである。 短い手を体の前に垂らし、ピョコピョコと飛び跳ねながら歩く姿はおかしく可愛らしくさえある。 地球上には存在しえない、デザイン。 このユニークすぎるシュールな姿のため、今でも多くのファンを持つ怪獣だ。 俺もガラモンは大好きである。 ありえない生き物、実在しない生き物としての怪獣。 ガラモンはそんな怪獣の象徴である。 ウルトラQの他の怪獣は、どこか人間の想像力の及ぶ範囲の形状をしているが、ガラモンは人間のイマジネーションを逸脱してしまったかのような感じである。 ガラモンは実はロボットだった、というオチがつくが、それにしたってこんなロボットありえない。 あまりにもぶっとんだデザインだったため、これを生き物だと言うことにスタッフは気が引けたのでロボットという設定にしてしまったのかもしれないが、いっそ「こんな生き物なんだ!」といってしまったほうがよかったのではないか? だって、それこそ「ありえない生物」すなわち怪獣ではないか? 円谷プロには敬意をはらっているが、ガラモンをロボットということにしてしまった及び腰には、一言いいたい。 ガラモンは作られたロボットなのではなく、こういう生き物なのだといって欲しかった。 まあ、でもガラモンのあまりにユニークすぎる姿を目の当たりにしては、多くの怪獣を作りつづけてきた円谷スタッフでも「ありえない・・・・・」と言うしかなく、生き物だとは言い切れなくてロボットという設定に逃げてしまった、という気持ちはわからないでもない。 とはいえガラモンは、その動作、仕草はロボット的なところはなく、まさに「謎の生物」そのものである。 設定を抜きにして見たままだけでいうと、とにかく奇妙極まりない不思議な怪獣である。 そしてガラモンの登場するエピソード「ガラダマ」は、ただ「ガラモンという奇妙奇天烈な怪物が現れる」というだけでストーリーを構成してしまった、いたってシンプルな物語である。 ただ、そこに存在しているだけで物語が成立してしまう。 ガラモンはそれほどのインパクトを持った怪獣なのである。 「ガラダマ」のストーリーは、ある山中の今は使われなくなった水の入っていないダムに宇宙からの隕石が落下する。 隕石ガラダマの中から、この「ありえない生物ガラモン」が登場し、ひょこひょこ動き回り、適当にダムの堤防を壊したりする。 それだけの物語である。ほとんどストーリーのようなものは無い。 だが、それで充分なのだ。 こんな奇妙な生き物が現れて、動き回るというだけで、充分に不可思議で強いインパクトがあるのだ。 「ガラダマ」は最もシンプルな怪獣ストーリーである。 怪獣が現れて、動き回る・・・・・・・・・・それだけで成立してしまった物語だ。 「ガラダマ」でのガラモンは都市に出て大暴れすることも無い。 ほとんど人気の無い廃ダムで、ちょっとだけ暴れるだけだ。 しかし、それで充分面白いのだからすごい。 それだけガラモンという存在が強烈なのである。 「ガラダマ」の後、「ガラモンの逆襲」でガラモンはついに都市へ出て怪獣らしく大暴れする。 しかも今度は2匹出てくる。 「ガラモンの逆襲」ではガラモンを操る宇宙人セミ人間なども登場し、「ガラダマ」より、ずっとストーリー性が強くなっている。 「ガラモンの逆襲」はガラモンファンには嬉しいボーナストラックのようなエピソードだ。 しかし、ガラモンは、はなからストーリーなど必要としないほど、その存在だけで物語を形成してしまうほどの怪獣なのだ。 ただ居るだけですごい、ただ動くだけですごい、そんな怪獣がガラモンである。 これは怪獣としての理想形であると言える。 とにかく強烈に狂っていて強烈にユニークな怪獣である。
by pulog1
| 2004-08-02 16:01
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