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![]() 自分が生まれたときはすでにウルトラセブンが放送されていて、まだ乳幼児だった俺は当然リアルタイムでの第1次ウルトラシリーズを見ていなかった。 自分がはじめてリアルタイムで見たウルトラマンは「帰ってきたウルトラマン」からだ。 自分は第2次ウルトラ世代だと言える。 第1次ウルトラシリーズに対しては「伝説」というイメージを持っていた。 そういえば今の若い世代のロックファンって俺が若い頃に聞いていたバンドを「レジェンド(伝説)バンド」と呼んでいたりするそうですね。 BOOWYやユニコーン、ブルーハーツといったバンドは伝説なのだそうだ。 自分はこれらのバンドをリアルタイムで聞いていたのでピンとこないのだが、俺が第1次ウルトラシリーズに対して抱いていた憧れのようなものなんだろうな。 世代によって、それぞれ「心のヒーロー」、「心のウルトラマン」があるようだ。 今の子供たちにとってはやはり平成ウルトラシリーズなのであろうし、年代によって「心のウルトラマン」はティガだったり、コスモスだったり、ネクサスだったりするのだろう。 いままさにマックスが心のウルトラマンになっている子供たちもいるはずだ。 未来のマックス世代の子供たちにとってはコスモスでさえもレジェンドになるのかもしれない。 第2次ウルトラ世代の俺だが、自分にとっての「心のウルトラマン」は「ウルトラマンA」だ。 「帰ってきたウルトラマン」から見始めていたものの、そのころはまだ幼すぎてストーリーはまったく理解出来なかったし、それに「帰ってきた」は年齢層高めの視聴者をターゲットにした子供には難解なドラマだった。 「帰ってきた」に続くウルトラシリーズ第5作、「ウルトラマンA」は、自分が多少成長して来た事と、「帰ってきた」よりも低い年齢層をターゲットにしたことにより、当時の俺にとってまさにジャストな内容だった。 幼稚園児だったため、ストーリーは完全に理解していたとは言えないが、まったくわからない、ということもなかった。 なにより怪獣よりもすごいという超獣の魅力にシビれていた。 ディープな怪獣ファンには「見た目が派手過ぎて目にチカチカする」、「品の無いデザイン」と不評な超獣であるが、子供だった俺には、とにかく角やらキバやらがやたらとたくさん生えた超獣はかっこよくて仕方ないものだった。 おまけにド派手な彩色は見ていて楽しい。 サイケデリックという難しい言葉を覚えたのはずっと後だったが、自分はこの超獣によってサイケデリックという当時の最先端のアートを体験していたのだと思う。 アメリカのヒッピーがLSDなんかの幻覚剤を使って見る極彩色の幻覚を、俺はテレビのブラウン管を通して見ていたのだ。 超獣以前の怪獣は、多かれ少なかれ実在する生物の延長としての生物としてのリアリティを損なわない範囲でのデザインがなされていた。 が、Aの超獣は生物的リアリティを完全に無視していた。 まるで機械なのか生物なのかわからない、なんでもありのバケモノだった。 Aの第1話に登場した超獣第1号ベロクロンはミサイル超獣だ。 ミサイルを発射する超獣なのだ。 ロボットじゃないんだからミサイルを発射する生物なんてありえない。 しかし、超獣なら、それもアリなのだ! そういう「無理だろう」っていうようなことでも平気でやっちゃう超獣こそが俺にとっての怪獣の原点である。 つまり怪獣とは「なんでもアリ」なのだ! ロボットでなくたってミサイルを発射しちゃっていいのだ! 思えば超獣は「怪獣」、「ロボット」という子供にとって大好きなものを贅沢に1つにまとめちゃった最高のご馳走である。 ベロクロンもかっこいいが、なんといってもバキシムの工業芸術作品のようなメカニックなスタイルは最高である。 原色の赤や青や黄色といったド派手なカラーリングも、かっこいいの一言である。 それまで比較的、自然色に近かった怪獣のカラーリングから、一気に人工的な彩色をほどこされたリアリティ完全無視のデザインはアニメが人気になってきた当時の時代感覚にジャストだったと言える。 特撮の後発であるアニメからの影響を臆面もなく取り入れたところが超獣のすごいところである。 先発としてのプライドに縛られることなく、旧体的なセンスに囚われることをせずに、新しくてかっこいいものはどんどん取り入れていこうとする姿勢がよい。 そんな超獣の第1号ベロクロンは実にゴージャスな怪獣(超獣)である。 全身が真っ赤という目にまぶしいその姿。 その1つ1つがミサイルであるという無数の房を全身に身にまとい、豪華絢爛、なんとなく「お金をいっぱい持ってそうなモンスター」という気がする。 超獣第1号にふさわしい強烈なインパクトを持っている。 後に続く超獣たちもゴージャスな印象がある。 カメレキングにガランにブロッケンにガマスにバラバ。 どいつもこいつも闇雲なインパクトに満ちている。 こうしたサイケでイケイケな超獣たちに毎週ブラウン管で出会えるというのは最高に楽しい体験だった。 正直、主役のウルトラマンAを超獣は完全に食っていた。 また超獣の特徴の1つとして、地球でも宇宙でもない、異次元の怪獣であるという点が上げられる。 異次元なんてわけがわからないものを持ってこられたら、どんなバケモノが現れようと文句は言えないという感じだ。 超獣は番組中盤までは異次元人ヤプールが地球侵略のために送りこむ生物兵器という設定だった。 どこやらわからないトランシーな空間で実態もなくグニャグニャと揺れているヤプールは、まったく理解不能だが、とにかくスゲエ!と思ってしまった。 番組途中でついにヤプールは実体化し巨大ヤプールとなってAと戦うが、この巨大ヤプールもかっこよくて俺は好きだ。 超獣のようでもあり、宇宙人のようでもある、まさに異次元人といった感じの意味不明なのにもかかわらず説得力を持ったモンスターだった。 Aは作品としては第1次ウルトラシリーズ、つまり俺にとってのレジェンドウルトラに比べ、怪獣物語としての突出したクオリティが薄く、「帰ってきたウルトラマン」のようなハードなドラマ性もない、またAの後番組である「ウルトラマンタロウ」のように子供に強烈にアピールするエンターティメント性も弱かったために中途半端な印象を与える作品であった。 しかし、こと俺にとっては「超獣」という稀有のサイケデリックモンスターが登場したという点だけで大のお気に入りの作品であり、「心のウルトラマン」なのだ。 ウルトラマンAの再評価がこれから高まって欲しいと思っている。 俺は第2次ウルトラ世代というより、むしろA世代の怪獣ファンである。
by pulog1
| 2005-09-09 09:08
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