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ウルトラQの後番組として、巨大ヒーロー番組「ウルトラマン」が始まる。 巨大ヒーローはウルトラマン以前に「マグマ大使」が一瞬早く放送されていたが、ウルトラマンはマグマ大使に圧倒的な人気の差をつけ怪獣番組の代名詞にして、巨大ヒーローの代名詞となった。 「ウルトラQ」同様、毎週新しい怪獣が登場してウルトラマンと戦い最後には敗れるという構成。 怪獣番組の基本構成である。 ウルトラQでは登場する怪獣を撃退するのは、人間の英知であったり、人間は怪獣を撃退することは叶わず、怪獣が自然に帰っていくような形で終わる、という構成であったが、ウルトラマンにおいては物語のオチはウルトラマンが怪獣と格闘した末に撃退するというパターンが成立した。 もちろんフィニッシュはスペシウム光線によって決められる。 科学特捜隊という怪獣討伐専門隊が登場するものの、ほとんどは怪獣を退治し、物語にオチをつけるのはウルトラマンであって、「ウルトラQ」のように「どのようにして怪獣を撃退しオチをつけるか?」という点を考える必要がなくなった。 物語から「怪獣を撃退するための試行錯誤」という要素が薄くなり、そのため、より怪獣という存在そのものに焦点を絞ったより濃い物語が語られていったのではないかと俺は思っている。 「ウルトラマン」の世界は「ウルトラQ」よりも、もっとファンタジー色の強くなった「なんでもあり」の世界だった。 それだけ自由度が高くなり、多彩な怪獣と多彩なエピソードが生まれた。 ウルトラQのようなアダルトな要素は後退したものの、より進化した怪獣番組として颯爽と登場したのだった。 ウルトラマンの世界のファンタジーは第1話「ウルトラ作戦第1号」に登場する怪獣ベムラーの設定から窺い知ることが出来る。 このベムラー、どう見ても知性があるように見えない、恐竜形生物、巨大爬虫類なのだが、しかしこれでも宇宙から地球に脱走した「囚人」なのである。 ウルトラマンは脱走したベムラーを追って地球にやって来たという設定。 ベムラーは脱走囚、ウルトラマンは刑事といったところだ。 宇宙には地球人には知らされていない社会システムがあり、法律もあり、犯罪者もいる、そして犯罪者を取り締まる警察のような機関も存在するということが暗示されている。 そしてベムラーは囚人なのである。 囚人として扱われていると言うことは、宇宙の法律を理解し、それを尊重することを義務付けられている存在だということだ。 その法を理解することが出来、義務を負っていながらもそれを犯したためにベムラーは囚人となったわけだ。 つまり、ベムラーには少なくとも宇宙の法律を理解するだけの知性があったということだ。 見た目からはわからないがベムラーは高い知性を持った生物なのである。 どうみても獰猛なケダモノにしか見えないベムラーだが、高い知性を持っている。 宇宙にはそういう生き物もいるのだ。 「怪獣ベムラーが囚人である」という1点から、ウルトラマンはファンタジーの物語であるということが窺い知れる。 宇宙の囚人(ベムラー)とか宇宙の刑事(ウルトラマン)という設定はウルトラQではありえなかった、かなり現実から飛躍したものだ。 だが、こうした現実からの飛躍の大きさこそがウルトラマンの世界の魅力だと思う。 現実から自由であるからこそ、あらゆる出来事が起こりうるファンタジーとして、ウルトラマンは多種多様なエピソードと怪獣を生み出す豊かな物語性を有していた。 そしてベムラーだが、知的生命体であるにもかかわらず、文明を生み出すとは思えない使い辛そうな小さな手、この手はティラノザウルスを思わせる。 背中一面にびっしりと生えたトゲ、ズラリと鋭い歯が並ぶ口、凶悪な爬虫類、獰猛なトカゲという風貌で、まさに正義のヒーロー、ウルトラマンの最初の敵としてふさわしい悪役ヅラである。 正義のヒーローと悪の怪獣の対決、これがウルトラマンの基本構成であり、その後シリーズが進むにつれ「怪獣絶対悪」という基本構造に疑問を投げかけるエピソード(ジャミラのエピソードなど)が生まれるものの、あくまで基本は「正義のウルトラマン対悪の怪獣」というわかりやすいものだった。 そのわかりやすさゆえ、他の部分、特に怪獣という存在については、じっくりと書き込まれた、まさに「特濃怪獣物語」としてウルトラマンは語られていったと思う。 エピソードの1つ1つが実に豊かな「怪獣物語」であった。 ベムラーはそうした、多種多様かつ内容が濃く、豊かな怪獣物語の1番手として、まさにウルトラ怪獣を象徴するような見事な悪役であったと思う。 湖からざばざばと波しぶきをたてながら、姿を現し、恐ろしげな咆哮をあげるというところはまさに「怪獣登場!」と言った感じで素晴らしい。 凶悪な巨大爬虫類・・・・・・・・・・・まさに、これぞ「怪獣」といった感じである。
by pulog1
| 2004-08-03 14:41
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