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![]() 先日、アマプロが主催するパチモン怪獣ファンによる1大イベント「パチ怪獣サミット2006・春」が開催されました。 いままでマニアの間でだけ密かに話題に登るパチモン怪獣でしたが近年その人気は高まり、雑誌「フィギュア王」で唐沢なおきが連載する「パチモン大王」で頻繁にパチモン怪獣カードやトランプが取り上げられるなどして徐々に知名度をあげ、ネットにおいてもパチモン怪獣を取り上げるサイトが増えてきました。 そうしたパチモン怪獣の盛り上がりを受けて開催された「パチ怪獣サミット」は今回でなんと3回目を迎えるという好評ぶり。 残念ながら自分は参加できなかったのですが、このブログのお客様、おおさかあゆむさんのブログ「怪獣亭非日常」において「パチ怪獣サミット2006」の詳細なレポートが書かれていますのでぜひお読みください。 おおさかさんのブログを読むと今回のパチ怪獣サミットも大盛況だったようで、なんとキジの怪獣ゴーゴンキジラや、雑誌「少年キング」のグラビア記事にのみ登場した怪獣、「ウニゴンとアゴラ」など、パチモン怪獣ファンでも驚くような未知の怪獣たちが数多く紹介されていたのだそうです。 このパチ怪獣サミット恒例の唐沢なおき氏によるオリジナルパチ怪獣、オニゴンのソフビも来場者全員に配られたそうで、やはりパチ怪獣ファンとしては行きたかったな~と思わせられますね。 次回からはパチ怪獣だけに関わらずあらゆる全てのパチモンを取り上げる「パチモンサミット」に変わるそうです。 怪獣以外のパチモンももちろん大好きなのですが、パチモン怪獣をもっと深く追求する研究会のようなこの「パチ怪獣サミット」、まだまだ続いて欲しかったですね。 さて、ここ「怪獣ブログ」でも微力ながらパチモン怪獣をもっと広く認知させるために力を注いでまいりました。 テレビ、映画に登場する正規の怪獣、いわゆる「ホンモノの怪獣」にも負けないパチモン怪獣の魅力と素晴らしさについて語ってきたつもりなんですが、やはり 「でも、なんだかんだいってパチモンはホンモノの怪獣にはかなわねえよ」 と思われる方も多いのではないかと思われます。 しかしながら今回、ホンモノ、パチモンのボーダーさえ消えうせてしまうかのような驚愕のパチモン怪獣を発見いたしました! って、発見したのは俺じゃなくてパチモン怪獣の記事を書く際には画像提供して頂いてご協力して頂いておりますパチモン怪獣サイト「room103」の管理人にして、パチモン怪獣カードコレクター、103さんなのですが! ワンダーフェスティバルでパチモン怪獣カードを唐沢なおきと奪い合った過去もある103さんが、今回発掘したのは唐沢なおきの「パチモン大王」でも紹介されたことのない、まったくのノーマークにして知るひとぞ、知らない!というくらいに極めてマイナーなパチ怪獣カード その名もサクラ・カード! パチモン怪獣カードと言ったらヨコプロを筆頭にヤマプロ、エスプロの3つのメーカーが御三家として有名ですが、このサクラカードはマイナーながらこの御三家をはるかに凌ぐ、パチモンを超えた、正規の怪獣に迫るほどの勢いの・・・・・いや! むしろ正規怪獣と肩を並べるか、あるいは追い抜いてしまったかのような信じられないようなパチモン怪獣カードなのであります! まずはサクラ怪獣カードの中の1枚「公害怪獣ヘドロ」をご覧下さい! いかがですか? パチモンとは思えないほどの緻密な書き込みと迫力! ヨコプロをはじめとする他のパチモン怪獣カードと比べれば、その画力の高さは一目瞭然! もはやパチモン怪獣のレベルを超えてしまっています。 それもそのはず このサクラ怪獣カードを描いたのは、あの小松崎茂なのです! 古くからの怪獣ファンにも、若い怪獣ファンにも、あまりに偉大な画家、小松崎茂の名は知れ渡っていることでしょう。 怪獣のみならず戦艦、戦闘機といった軍記ものの挿絵やプラモデルの箱絵を描き、小松崎が書かなければプラモデルは売れないとまで言わしめた永遠の少年の夢を描きつづけた偉人であります。 怪獣、戦艦、戦車、戦闘機にとどまらずサンダーバードシリーズをはじめとする、リアルで、しかしどことなくノスタルジーを感じさせるメカ絵を描き、当時はまだ書き手の少なかったSFイラストの第1人者となり、およそ日本におけるSFの発展の影には小松崎茂が常にいたのでした。 怪獣、プラモデル、そしてSF界におよぼした小松崎茂の影響と貢献は計り知れないものがあります。 そんな、まさに日本SFイラストの父とも言える小松崎茂が、まさかパチモン怪獣を描いていたとは! にわかには信じられない事実ですが、しかしこの「ヘドロ」の神がかり的な筆のタッチを見れば、これが小松崎茂本人の手によるものであることがわかるでしょう。 それにしてもなぜ小松崎茂ほどの人がパチモン怪獣なんかを手がけていたのか? 詳細は不明ですが、しかしサクラカードの怪獣は、どこかのプラモデルメーカーが発売したオリジナル怪獣プラモの箱絵をそのまま流用したものらしいのです。 プラモデルの箱絵をおもに手がけていた小松崎茂ですから、これもその縁で怪獣プラモの箱絵を小松崎茂に書いてもらおうとメーカーが仕事を依頼したのかもしれません。 なにしろ「小松崎が箱絵を書かないとプラモは売れない」とまで言われていたほどでしたから。 肝心のプラモデルの出来が悪くても小松崎茂が箱絵を描いてさえいれば、そのプラモデルは大いに売れたという時代だったのです。 ですから、怪獣ブームに目をつけたあるプラモデルメーカーが「怪獣ならやっぱり小松崎茂に」ということで依頼した仕事がこの「ヘドロ」であったのでしょう。 そして他に「スモガ」、「ギャオー」という小松崎茂が描いたサクラカード怪獣がいます。 いずれもプラモデルとして発売されたオリジナル怪獣であったようです。 ただ、箱絵は文句なしに素晴らしかったのですが肝心のプラモデルの出来は散々であったという話です。 まあ、昔はそういうプラモがけっこうありました。 プラモデルを買うということは、そのお金の半分か、あるいはそれ以上が箱絵に対して払うものだった、みたいな時代でした。 プラモデルのほうは残りませんでしたが、小松崎茂の描いた箱絵の怪獣はこうしてパチモン怪獣カードへと流用され、そして時を経てパチモン怪獣コレクター、103さんの手に渡り、パチモン怪獣再評価が高まる今こうして再びその姿を現したのでした。 それにしてもさすがは小松崎茂! このヘドロ、なんとも素晴らしい怪獣ではありませんか! これだけクオリティの高い画力で描かれているにもかかわらず、それでもやっぱり「パチモン臭さ」がプンプンと漂ってきます。 しかし我々パチモン怪獣ファンは、その「パチ臭さ」をこそ愛しているんですけどね。 どこかしら水木しげるの描く妖怪を思わせるユーモラスな風貌の怪獣ですね。 海坊主というか、ヘドラというか、はたまた古典SF映画「宇宙水爆戦」に登場したメタルナ・ミュータントを思わせるハイブリットな怪獣ですが、その全てを混ぜるとなんともパチ臭くなる、というのがたまらないではないですか! もしや小松崎茂は、この時点ですでに 「パチモン怪獣とはなにか?」 をわかっていたのではないでしょうか? それくらいにパチモン怪獣として完璧です。 たかがパチモン怪獣 されどパチモン怪獣 他のパチモン怪獣絵師のほとんどが、真剣に仕事をしていない中で、たとえパチモン怪獣であろうとも全力で描き、まるで芸術の域にまで達してしまった、このサクラカードの怪獣を描いた小松崎茂は、やはり偉大な画家であります。 パチモンであるかホンモノであるかなんて、このサクラ怪獣カードを見ていたらどうでもよくなってしまいますね。 小松崎茂のパチモン怪獣は、パチモンでありながらホンモノの怪獣を越えてしまったのではないでしょうか? room103の103さん 画像を使用させて頂きましてありがとうございます。
by pulog1
| 2006-04-20 20:47
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