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![]() サクラカードの小松崎茂が描いたパチモン怪獣があまりにも素晴らしいので、また紹介しちゃいます。 これはスモガ ヘドロと同じ公害怪獣ですが、ヘドロがその名の通りヘドロの怪獣、水質汚染の申し子であるのに対し、スモガはスモッグ、大気汚染の怪獣のようですね。 パチモン怪獣にはなぜか「公害怪獣」が異常に多いんですよね。 おそらくパチモン怪獣が盛んに出回っていた時期は公害が社会問題として大きく取り上げられていた時期であるか、もしくは「スペクトルマン」の影響ではないかと思われます。 パチモン怪獣が盛んだった頃は第2次怪獣ブーム、すなわち「スペクトルマン」放送前後ではないかと予想されています。 スペクトルマンはその番組の初期、タイトルが「宇宙猿人ゴリ」、「宇宙猿人ゴリ対スペクトルマン」だったころは公害怪獣が登場していました。 番組当初は登場する怪獣は全て公害をモチーフにしたものという方針らしかったのですが、番組途中から特に公害とは関係ない、怪獣だったらなんでも有りの状態になっちゃいました。 パチモン怪獣業者にはなぜかこのスペクトルマンの怪獣の影響が見られるものが多く、有名なのはスペクトルマンそっくりなパチモンヒーロー、ファイト仮面ですね。 一つ目のラーや首が2つあるミドロンなど、やはりスペクトルマン怪獣をパチった怪獣と戦うパチカードがヨコプロから多数発売されていました。 ヨコプロ以外でもスペクトルマンの怪獣に似たパチモン怪獣は大勢いて、パチモン業界でのスペクトルマンの影響はなぜだか大きなものがあったようです。 怪獣番組は他にもあったのになぜスペクトルマンなんだろう? 「帰ってきたウルトラマン」だって同時期に放送していたのに・・・・。 ![]() 思うに、スペクトルマンの怪獣は正規の怪獣であるにも関わらず、どことなくパチ臭かったところがパチモン業者にシンパシーを感じさせたんじゃないでしょうかね? 「帰ってきたウルトラマン」のデザイン的に優れた怪獣はパチ業者にはピンとこなかったのかもしれません。 スペクトルマンの怪獣こそがパチ業者のみなさんにとって「お、かっこいいじゃん!」って思える怪獣らしい怪獣だと思えたのではないでしょうか? パチ業者といえど彼らには彼らなりの美意識があり、それが1番しっくりくる怪獣というのはスペクトルマンに登場する公害怪獣であったに違いありません。 ウルトラ怪獣はそんなにかっこいいとは思わなかったのかも知れませんね。 そして、そんなパチ怪獣業者の気持ちも俺はわかるんですよね。 ウルトラ怪獣はもちろん大好きなのですが、怪獣の中ではハイクオリティ過ぎて、どれもシャレてるように思います。 その点、スペクトルマンをはじめとするピープロの怪獣はなんだか泥臭くて野暮ったいんですが、でもだからこそ怪獣の本質に最も近い、わかりやすい、怪獣らしい怪獣だと思えるんですよね。 そういう野暮ったさやわかりやすさが、怪獣にそれほど愛着のないパチ怪獣業者のみなさんにとっては好ましく思えたんじゃないでしょうか? きっとウルトラ怪獣を見て、なんとなくオシャレでエリートっぽい雰囲気を感じ取って 「ケッツ!気取ってんじゃねえ!」 と思ったのです。 しかし、ピープロの怪獣にはウルトラ怪獣に見られるエリートっぽさがなく、なんだか自分達、パチ業界でしのぎを削るハミダシ者のアウトローと同じ臭いを嗅ぎ取り親近感を持ったのではないでしょうか? 「こいつらは俺たちに似ている・・・・」 きっとそう思ったのです。 さて、スモガですがあの小松崎茂が描いただけあって、情け容赦ないほどに緻密に描かれた神がかり的なパチモン怪獣で眺めているとあまりの素晴らしさにため息が漏れてしまいますねえ。 こんな強い怪獣いないんじゃないか?ってくらいに迫力に満ち溢れ、大暴れしています。 そしてやっぱりヘドロ同様、ここまでクオリティ高い絵でありながらパチモン怪獣らしさを忘れていません。 やっぱりどこか、正規の怪獣にはない、いい意味での「下品さ」、「アウトローっぽさ」を感じさせます。 海外パルプSF雑誌の表紙を飾った宇宙モンスター、BEMの雰囲気もありますね。 ヘドロもそうでしたが、このスモガもどこか「宇宙水爆戦」のメタルナ・ミュータントからの影響をうかがわせます。 そういう意味ではこのスモガはSFイラストとしても傑作なのではないでしょうか? 日本のSF作家で特にスペースオペラを数多く書いてきた野田昌弘は海外SFパルプマガジンのコレクターで、特にパルプマガジンの表紙を飾るレトロなSFイラストに深い愛着を持ち 「SFは絵だ!」 という名言を残しています。 このスモガのカード(あるいはプラモの箱絵)も野田昌弘さんは気に入ってくれるんじゃないでしょうか? レトロSFの醍醐味が、この絵には溢れているんじゃないでしょうか?
by pulog1
| 2006-04-21 16:11
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