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![]() 現在、ガメラシリーズの新作「小さき勇者たち」のキャンペーンの一環としてヤフー動画にて昭和ガメラシリーズの映画を無料配信中です。 これまでに「大怪獣ガメラ」、「ガメラ対ギャオス」が配信され、今は「ガメラ対深海怪獣ジグラ」が配信されています。 無料ですので以下のリンクからご覧下さい。 ヤフー動画「ガメラ対深海怪獣ジグラ」 「ガメラ対深海怪獣ジグラ」は4月27日までの配信となり、それ以降も昭和ガメラの配信は予定されていて、4月28日から5月4日までは「ガメラ対大魔獣ジャイガー」、5月5日から5月11日までは「ガメラ対大悪獣ギロン」が配信予定です。 「昭和ガメラ傑作選」 平成ガメラも素晴らしいですが、昔ながらのいかにも怪獣らしい怪獣の趣が色濃い、ストレートに怪獣の魅力を伝える昭和ガメラシリーズをぜひこの機会にご覧下さいませ。 東宝のゴジラのライバルとされながら、昭和ガメラはゴジラの世界的な成功には届かないまま、大映の倒産と共に姿を消すのですが、しかし平成の世になって新たに復活し、それまでの怪獣映画のイメージを維新させるリアルでマニアックな怪獣映画として高い評価を得て、ファンから絶賛され、ついには平成ゴジラシリーズを抜きさり、ライバルに対してついに勝利を勝ち取りました。 そんな平成ガメラシリーズももちろん高く評価していますが、自分は 洗練されないまま、王道的な怪獣映画としての路線を突き進んでいた昭和ガメラシリーズが好きなんですよね。 映画的には初期3部作「大怪獣ガメラ」、「ガメラ対バルゴン」、「ガメラ対ギャオス」が王道怪獣映画として傑作と言えるでしょう。 それ以後はやや映画としては力不足。 これは「ガメラ対ギャオス」で「ガメラは子供の味方」という設定をはっきり打ち出してしまったことから「子供映画としてのガメラ」という方向性に進んでいってしまったため、やや幼稚っぽく物足りないものになってしまったためですが、しかし映画的には微妙になってしまったものの登場するガメラと戦う敵怪獣はそれぞれに魅力的でありました。 昭和ガメラ怪獣は東宝ゴジラ怪獣、円谷ウルトラ怪獣に比べ、洗練されきっていない、野暮ったい印象があります。 しかし怪獣に関しては洗練されていることが必ずしも魅力に繋がるわけではなく、むしろ荒削りで野性味溢れ、荒々しくプリミティブな魅力、「怪獣らしさ」とでも言うべきものを洗練しないことによって浮き立たせるものであります。 バルゴンやジャイガーはこれぞ怪獣!と思わせるような王道的怪獣であり、 一方ギロンなんかはかなり遊び心の溢れる奇抜で面白い怪獣であります。 バイラスは古典的な宇宙モンスター、火星にはタコの宇宙人がいるなんて思われていた頃のおおらかなレトロSF的な発想による怪獣ですし、ギャオスはシャープなデザインがスマートで実にかっこいいです。 もちろんシリーズ通しての主役ガメラの堂々たる「怪獣っぷり」はゴジラと肩を並べるものであり、あのゴジラとライバルとして役不足ないだけの存在感を持つ怪獣といったら、やはりガメラをおいて他はありません。 ![]() そんな昭和ガメラ怪獣の中でも、際立ってかっこよく、異色とも言えるユニークなデザインの怪獣が昭和ガメラシリーズ最終作「ガメラ対深海怪獣ジグラ」に登場したジグラであります。 ギャオス的なシャープさとバイラス的なSFイメージ、ギロン的鋭角的形状を組み合わせた昭和ガメラ怪獣の集大成とも言える怪獣がこのジグラであります。 自分は昭和ガメラ怪獣の中では特にこのジグラが好きですね。 ただジグラは昭和ガメラ怪獣の中ではマイナーな存在だと言えるでしょう。 それは決してジグラが悪いのではなく、登場した作品「ガメラ対深海怪獣ジグラ」があんまり面白くないせいなんですね。 主人公は幼稚園児の男の子とその友達の西洋人の女の子。 ようするにチビッコ映画です。 チビッコが見て楽しめる映画を撮ろうという意図の元、制作された映画なのですが、やはりそうなると幼稚園児以上の子供や若者、大人にとっては見るのが厳しい映画です。 そしてまた幼稚園以下の子供が見て面白いかというとこれもまた微妙なところですね。 肝心の怪獣が登場するシーンは少なく、ジグラに操られたお姉さんが子供達を追い掛け回す、というのが映画のほとんどを占める作品で、怪獣が見たいチビッコにとっては退屈なシーンが続きます。 途中ガメラがところどころ顔を出し、間を持たせてはいるものの、映画の後半、ようやくジグラが登場するまでチビッコたちは辛抱しきれず映画から興味が失せてしまうんじゃないかと思えます。 せっかく昭和ガメラシリーズ屈指の名怪獣ジグラが登場するにも関わらず肝心の映画がグダグダで、それに引きずられる形でジグラの人気も伸びなかった。 ちょっともったいない気がしますね。 映画がもっと面白ければジグラはきっと人気怪獣になっていたことでしょう。 しかしそれでもやはりジグラはかっこいいです。 「地球の美しい海は我々のように美しい生物にこそふさわしい」 と自ら語るほどにジグラは非常に美しい怪獣だと言えましょう。 真っ白な全身はサメをモチーフにした流線型と鋭角的な突起を組み合わせた流れるようにシャープで、かつ鋭く、芸術的ともいえるフォルムを浮かび上がらせます。 水中形態と2足歩行形態の2つの姿を持つジグラですが、やはりまるで戦闘機を思わせる流麗な水中形態が人気が高いですね。 しかし自分は、戦闘機、潜水艦などを思わせるこの姿でありながらも、「よっこらしょ」という感じで直立した歩行形態が好きです。 頭でっかちでアンバランスなんですが、それだからこその迫力があり、怪獣としての貫禄が溢れているんですよね。 もっとも映画本編ではジグラのこの直立した姿はほんの少ししかないのが残念ですが・・・・。 ジグラは海にすむ知的生命体であり、母星の海が汚染され棲むことが出来なくなったために、全体の70パーセントが海という母星ジグラ星に良く似た地球を侵略しようともくろみます。 どうもジグラはたった1匹で地球を侵略しにきた様子で、月面基地で捕らえた女性を催眠術にかけ地球侵略作戦の尖兵とするんですが、このジグラに催眠術をかけられた女性もなんだか頼りなく、チビッコを追いまわすだけでたいしたことはしません。 まあ、マグネチュード13というとんでもない地震を発生させて東京を壊滅させたりと、すごいことをしているはずなんですが、この東京壊滅の様子はジグラ星の円盤内部のモニターに廃墟となった東京が映し出されるくらいで簡単に描写されているだけですので、ほんとにそんなすごいことをしたのかどうかあまり伝わってきません。 なにより映画のムードがのどかで緊張感がありませんし。 ジグラは地球の美しい海を汚染する地球人をこのままにしてはせっかくの海の美しさが台無しになると考え、地球人を支配し海を管理しようと考えるのですが、一応、理にはかなった目的があります。 ジグラの言うことももっともだと思ってしまいますね。 またジグラは人間が魚を食べるのと同様、地上に住む生物、つまり人間を食料にする生物であり、せっかくの食料を無闇に殺すべきではない、と考えてるらしいです。 それにしてはマグネチュード13の地震で東京を壊滅させたり、荒っぽいことをして大量殺戮してるんですから言ってることとやってることが矛盾してます。 そんなジグラは主人公の子供とその父親が乗る潜水艇バチスカーフを人質に取り人類に降伏を迫るのですが、なんと居眠りしてしまい、その隙にガメラに人質のバチスカーフを奪われてしまいます。 居眠り中のジグラにガメラは石を投げつけたりしてみせるんですが、ジグラは「・・・・ん?」とばかりに一瞬目を覚ますんですが、寝ぼけて目の前にガメラがいるというのに、また寝てしまいます。 正直マヌケな怪獣ですね。 ガメラがバチスカーフを無事地上に持ち帰った後にようやく目を覚まし、人質がなくなっていることに気付き、慌てて地上にやってくるのですが、そこに待ち構えていたガメラに返り討ちに会います。 水中生物であるジグラには地上戦は完全に不利でガメラにいいようにやられてしまいます。 額から「細胞活動停止光線」を発射したりして頑張るものの、転ばされてジタバタとひれをバタつかせるジグラをガメラはまるで腹を抱えて笑っているかのようなしぐさをして見せ、挙句の果てになにか棒のようなものでジグラの背びれをポコポコたたき、木琴のように「ガメラマーチ」(強いぞガメラ、強いぞガメラ、強いぞガーメーラー♪)を奏でてみせます。 ジグラ、完全にガメラに遊ばれています。 散々弄ばれた挙句、ジグラはガメラの火炎放射で焼き払われ、あわれ黒焦げになって死んでしまいます。 水中で戦ったらまだガメラに勝てたかもしれないものの、陸上ではまったくガメラに歯が立たないジグラでありました。 うーん、せっかくかっこいいジグラなのにマヌケだったり、弱すぎてガメラに笑われたりとまったくいいところがないのが残念です。 もっとガメラを窮地に追い込む強敵怪獣でいて欲しかったなあ。 登場する怪獣は最高に好きなのに、映画が不満というパターンはよくあるのですが「ガメラ対ジグラ」もそんな作品ですね。 ジグラのあんまりものマヌケっぽりや弱さはチビッコの観客の笑いを狙ったものと思われますが、きっと子供は誰も笑わなかったでしょう。 子供達はマヌケな怪獣なんかじゃなくて、強くてかっこいい怪獣を求めているのですから。 その辺を読み違えた大映は、大失敗をしてしまってると思いました。 なんとなく、そうした大映の読みのマズさが、この後すぐに会社が倒産してしまうことの原因になったんじゃないかなあ?と思ってしまいます。 「ガメラ対ジグラ」がチビッコ映画なんかではなく、ものすごい強い怪獣であるジグラがガメラを死の淵にまで追い込むくらいの血みどろの戦いを繰り広げていたとしたら、映画は大ヒットし、大映は倒産なんかしなかったんじゃないかなあ?と思いますね。
by pulog1
| 2006-04-23 15:45
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