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東宝が「ゴジラ」、大映が「ガメラ」と怪獣映画をヒットさせる中で、映画界のもう1つの雄、東映は完全に出遅れていた。 「怪竜大戦争」などのわずかな怪獣映画を作っては見るものの、さっぱりヒットせず人気怪獣映画を作ることなく、このジャンルへの参入はあきらめているように見えた。 時代は流れ、怪獣の活躍の場は円谷のウルトラマンなどによりテレビへと移行する。 世はまさに怪獣の一大ブームの渦の中、そんな中、東映は「怪獣」に対する新しいアプローチにより、ついにこのジャンルに参入し、大成功を収める。 東映が行った怪獣に対する新しいアプローチは「怪人」という新しいスタイルのモンスターを生み出したことだった。 「怪獣」と「人間」の合体。 怪獣のようで人間のよう、人間のようであるが、あきらかに人外の化物、それが「怪人」である。 大きさは人間と同じ、ゴジラ、ガメラその他の怪獣のように巨大で都市の建物を破壊し暴れるといったことは無い。 人語を話し、その特徴は人間そのものであるが、あきらかに人間には無い怪物的な能力を持っている。 新たな概念による、「怪獣」とは違ったモンスター、それが東映が変身ヒーロー「仮面ライダー」のおける適役として登場させた「怪人」である。 「仮面ライダー」はウルトラマンといったヒーローと同じ構造を持つ、正義感溢れる若者が変身し、悪役のモンスターと戦うという構造のテレビドラマ。 1話ごとに新しいモンスターと戦い番組のオチはそのモンスターを倒すこと。 次の週にはまた新しいモンスターが襲ってくるという構造はウルトラマンと同様である。 しかし「仮面ライダー」はウルトラマンとは違い、人間と同じ大きさのヒーローなのである。 仮面ライダーと対決するモンスターもライダー同様、人間の「怪人」である。 人間大のヒーローとモンスター。 東映はこの画期的なヒーローとモンスターによって、ついにこれまで踏み入ることの出来なかった「怪獣作品」の中に殴り込みをかけるのだった。 結果は大成功である。 「仮面ライダー」はウルトラマンとならぶ新たなヒーローとして子供達に大絶賛され、一大ブームを築く。 と、同時にライダー怪人もウルトラ怪獣同様、大人気となった。 新たなるモンスターは大成功を収め、「怪人」の人気は現代の戦隊ヒーローもの、平成ライダーにも受け継がれ、今もテレビの中で暴れまわっている。 等身大モンスター、怪人の利点は番組の制作費用、コストを低く押さえられる点にある。 巨大怪獣もののように、都市のミニチュアセットを制作する必要が無い。 また人間と似たフォルムを有しているため、着ぐるみに予算をかける必要が無い。 人間の体型を生かしたまま、マスクとコスチュームにより、モンスターを創造出来るのだ。 「怪獣」に比べ、格段に金がかからない。 この利点により、テレビにおいては変身ヒーローもの、怪人番組が「怪獣番組」以上に量産される。 なかでも「仮面ライダー」を制作した東映はその等身大変身ヒーロー、怪人番組の王者となる。 、ライダーはシリーズ化され、またライダー以外の変身ヒーローも次々と量産する。 「変身忍者嵐」、「超人バロム1」、「ロボット刑事」、「イナズマン」、「アクマイザー3」、そして「秘密戦隊ゴレンジャー」。 ゴレンジャーからはじまる戦隊シリーズは長寿シリーズとなり、毎年新しい戦隊が現れ、今も新シリーズが放送されている。 東映ヒーロー、東映怪人は「仮面ライダー」から始まり、今も脈々と生き続けている。 現在の「怪人」は巨大化してロボットと戦ったり、時代と共に以前の怪人にはなかった新たなアレンジを加えられているものの、初期の怪人は実にシンプルなものであった。 怪人の基本となる仮面ライダーのショッカー怪人を例にとって、「怪人の基本」について記してみよう。 怪人の基本 1・人間と同じ体型と大きさ、そして人語を話すなど知能がある。 2・多くの場合、組織に属している。仮面ライダーの怪人の場合は悪の秘密結社ショッカーに属している。 怪人は組織内の一構成員であり、その活動は組織の上層部からの指令によって、さまざまな犯罪行為、破壊工作を行うことである。 3・怪人はその組織により生み出された、作られた存在である。 ショッカー怪人の場合は、悪人を、あるいは身体能力に優れた人間を誘拐し、改造手術を施し「怪人」を誕生させる。 ちなみに仮面ライダーもショッカーに改造された「怪人」であるが、脳を手術する前に逃げ出し、ショッカーに服従することはなく、逆にショッカーと戦うヒーローとなるのだった。 4・人間には無い怪物的な能力を持つ。 ショッカー怪人の場合は、主に人間以外の生き物、昆虫、動物、爬虫類などの能力を改造によって人間に付加し、その生物の持つ特性を有する怪人となる。 5・そのキャラクター、性格はモンスター的というよりは人間における悪党といった感じである。 人外のモンスターではあるが、あまりに人間の理解を超えた、怪獣的な思考や行動はとらない。 あくまで人間の悪党といった、ものの考え方や行動を行う。 悪党に怪物的な能力が付加されたものと考えてよい。 6・多くの場合、人間とは思えない奇声「ギーーーー!」とか「イーーーーーー!」などの非人間的、動物的な叫びをあげる。 以上が怪人の基本と言える。 ショッカー怪人を例に挙げたが、ショッカー怪人こそが怪人の基本であり、その後の怪人番組ではこの基本を押さえつつ様々なアレンジを加え進化していった。 「宇宙刑事ギャバン」からはじまる「宇宙刑事」シリーズにおける怪人は、この基本からより「怪獣的な怪人」を生み出した。 人語を理解して入るようだが、話さず、そのスタイルも他の怪人に比べ獣化したものだった。 怪人と怪獣のハイブリッドが「宇宙刑事」シリーズのモンスターの特徴であった。 怪獣を人間化することで生まれた「怪人」という新たなスタイルのモンスターは怪獣同様に魅力的である。 そんな怪人の第1号といえるのが、「仮面ライダー」の第1話「怪奇!蜘蛛男」の蜘蛛男だ。 御覧になってわかる通り、怪獣に比べ、低予算で作られたような造形であるにもかかわらず、なかなかにおどろおどろしく魅力に溢れている。 蜘蛛と人間を融合させた改造人間。 もちろん口から蜘蛛の糸を吐き、相手を絡めとり苦しめる、という攻撃を行う。 悪党であることを全身でアピールしている点など、低予算で制作されたとはいえ、ウルトラマン第1話に登場した凶悪怪獣ベムラーにも並ぶヒールっぷりではあるまいか? 怪獣に続くモンスターのニュースタイルにして、歴史ある怪人の第1号。 全ての怪人の先輩である蜘蛛男。 怪獣同様、怪人も大好きな俺は、この蜘蛛男をおおいにリスペクトする。
by pulog1
| 2004-08-06 09:45
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