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![]() 第1次怪獣ブームのさなか、怪獣テレビ番組は円谷プロ、すなわちウルトラシリーズの一人勝ちの状態にありましたが、そんな強敵「円谷ウルトラシリーズ」に果敢に挑戦し怪獣番組を作ろうとしていたのが東映、ピープロでした。 どちらも検討したのですが、しかしウルトラシリーズの飛びぬけた人気にはついにかないませんでした。 しかし東映もピープロも怪獣番組を作ることをあきらめませんでした。 第1次怪獣ブームでは「ジャイアントロボ」、「キャプテンウルトラ」、「仮面の忍者赤影」などウルトラシリーズにはかなわなかったものの良質な怪獣番組を制作した東映は続いて訪れた「第2次怪獣ブーム」において、まさにコロンブスの卵的な発想「等身大の怪獣、怪獣と人間の融合である怪人」、「怪人と戦う等身大変身ヒーロー」というアイディアを思いつき「仮面ライダー」を製作します。 巨大な怪獣番組に比べて等身大ヒーロー、そして怪人番組はセット、建物のミニチュアなどを製作しなくてもよい点などから格段に安いコストで製作することが出来ます。 そしてその分、巨大怪獣、巨大ヒーローでは不可能な、人間に近い体型をしたヒーロー、怪人だからこそ可能なキビキビしたアクションをふんだんに盛り込んだのです。 それまでになかった新しいタイプの怪獣である「怪人」そして見たことも無いような鮮やかなアクションを見せるヒーローはたちまち人気となり、「仮面ライダー」は「ウルトラマン」と肩を並べる絶大なる人気を獲得した、という「史実」はみなさんご存知のとおりです。 「仮面ライダー」も「ウルトラマン」同様シリーズ化され長くブラウン管を賑わせました。 「仮面ライダー」、「仮面ライダーV3」、「仮面ライダーX」、「仮面ライダーアマゾン」、「仮面ライダーストロンガー」・・・・・・・・・・・・・・・・・ ロボットアニメブームの到来により実写特撮ヒーローの人気が下降するまで「仮面ライダー」は活躍を続けたのです。 その後ライダーは間隔をあけながらも何度も復活し現在人気沸騰中の「平成ライダーシリーズ」へと続いていくのですが、その話はまた後ほど。 今回は「仮面ライダー」人気によってビックバン的に大量に生み出された東映の等身大ヒーロー番組と、その怪人たちについて書きたいと思います。 安いコストで生産出来る等身大ヒーロー番組を東映は「仮面ライダー」と同時進行で次々と送り込みました。 「仮面ライダー」放映中にも東映は「人造人間キカイダー」、「変身忍者嵐」、「超人バロム1」を同時に放映、そしてその後も「キカイダー01」、「イナズマン」、「ロボット刑事」、「アクマイザー3」、「ゴレンジャー」、「超人ビビューン」、「宇宙鉄人キョーダイン」、「ザ・カゲスター」、「忍者キャプター」、「ジャッカー電撃隊」などを放映。 「第2次怪獣ブーム」は東映の等身大ヒーロー、怪人番組が圧倒的な人気を獲得し、巨大ヒーロー番組は東映ヒーロー番組に圧倒されるほどの勢いでした。 その多くは「仮面ライダー」の原作者、石森章太郎原作のヒーロー番組、俗に言う「石森ヒーロー」番組でありました。 上記の作品のうち「キカイダー」、「キカイダー01」、「変身忍者嵐」、「イナズマン」、「ロボット刑事」、「ゴレンジャー」、「キョーダイン」、「ジャッカー電撃隊」は石森ヒーローです。 円谷英二が巨大怪獣、巨大ヒーローの父ならば、石森章太郎は等身大ヒーロー、怪人の父といえる存在でしょう。 「仮面ライダー」以前にも「サイボーグ009」などですでに漫画、あにめの世界では大きな功績を持つ石森章太郎でしたが「仮面ライダー」のヒットにより、また新たなステップを踏み出し、漫画、アニメのみならず特撮の世界にも巨大な功績を残す偉大な存在へとなったのです。 そんな石森ヒーローの中でも、特に石森章太郎のデザインセンスが色濃く現れている怪人が登場するのが「人造人間キカイダー」ですね。 石森章太郎はメカニックなデザインを得意とし、仮面ライダーのショッカー怪人はどちらかというと有機的であり、石森章太郎デザインではあるものの彼の本質とは微妙にズレがあったように思えるのです。 コブラ男などは石森章太郎の原作漫画とテレビに登場したものとではかなり異なるデザインをしていました。 ショッカー怪人は石森デザインの怪人を、より実写向けにアレンジして怪人スーツを製作していたように思えます。 その点、「人造人間キカイダー」に登場するダークロボットは、ショッカー怪人の「改造人間」というコンセプトよりもさらにメカニック寄り・・・・・というかメカそのものである「ロボット」というコンセプトを持っていますので石森章太郎のSF的なメカニックなデザインセンスが色濃く表れている気がします。 それはショッカー怪人のシリアスなデザインコンセプトよりも、漫画チックでコミカルな要素が強く、ショッカー怪人にはある「怖さ」が薄い反面、シンプルでユニークなものが多く、今見ると実に味わい深く興味深い怪人が目白押しです。 キカイダーは番組自体はシリアスなものでした。 不完全な両親回路を持つ悩めるヒーロー、キカイダーことジローの苦悩が随所に描かれていました。 しかしその反面、敵のダークロボットは実にコミカル、かつユニークで、それはどこかポップアートのようでもあります。 中でも有名なのは巨大な球体に丸い穴がいくつも空いたパーツを組み合わせたシンプルながらも楽しいデザインのカイメングリーンですね。 まるで子供が考えたかのような無邪気なセンスに満ちたダークロボットで忘れられない印象深さがあります。 他にも実に面白いデザインの怪人が多く、彼らダークロボットはもっと特撮ファンから評価されるべきなんじゃないかと思いますね。 マイナーな怪人ゆえ画像、資料ともに少なく目に触れる機会が少ないのですが、そんなダークロボットの数々を見ることが出来るページを発見しましたのでリンクしておきます。 人造人間キカイダーカード第1弾 人造人間キカイダーカード第2弾 人造人間キカイダーカード第3弾 人造人間キカイダーカード第4弾 どうでしょうか? みな素晴らしくユニークな怪人ばかりですよね? ちなみに上の画像は劇場版キカイダーからのもので中央にいる怪人は、再生ダークロボットを束ねる劇場版オリジナル怪人「マダラスナトカゲ」 そしてマダラスナトカゲの後ろに並ぶダークロボットはそれぞれ左から アカクマバチ クロカメレオン シロノコギリザメ キイロアリジゴク(3兄弟のうちの1体) です。 おそらく「仮面ライダー」や他のヒーロー番組に予算を取られて少ないお金で作られたに違いない安っぽさが逆に言い知れぬ味わい深さをかもし出しています。 この安っぽさ、お金が足りないというところは「キカイダー」の後番組「キカイダー01」においてさらに拍車がかかり、新しい怪人スーツを作れない状況に追い込まれた番組は「キカイダー」のミドリマンモスのスーツを流用し、「死神」(ケイブンシャの「全怪獣怪人大百科」では「死神タイホウ」と間違った名前で記述されていたために名前を間違われることが多い)という新怪人だと言い張ったり、ついにはただ黒い全身タイツにオートバイ用のヘルメットをかぶってみただけの姿でアクアラングマンというロボットだと言い張ったり、時代劇の虚無僧の衣装着ただけの「虚無僧ロボット」なんてものを出してみたりと、かなり情けない状況になっていたのですが、今思うと製作スタッフの苦肉の案であって苦労がしのばれます。 そんなにお金が無かったのに新しい怪人を登場させようとしてくれた「キカイダー01」スタッフにはかえって敬服してしまいますね。 しかし「キカイダー」のダークロボットにしろ「キカイダー01」の貧乏予算ゼロ怪人にしろ、そこにはお金が無い中でのアイディアと、そこから生まれる不思議なポップセンスが垣間見え、特撮世界、怪人世界の隠れた傑作を数多く見出すことが出来ます。 なによりダークロボットからは漫画家である石森章太郎の本質的なデザイン美学をストレートに感じることが出来ますね。 第2次怪獣ブームは言い換えれば怪人ブームでもありました。 そんなさなかに生まれては消えていった数多くの東映怪人をこのまま埋もれさせてしまうのはもったいないと思います。 「仮面ライダー」、そしてショッカー怪人だけではない、魅力的な東映怪人の数々を出来る限りリスペクトしていきたいと自分は思っています。 ![]() 劇場版キカイダーからズラリ勢ぞろいした再生ダークロボット軍団 手前から ブラックハリモグラ キメンガニレッド アオデンキウナギ タコヤマブキ アカネイカ カイメングリーン ダイダイカタツムリ 1つ置いて・・・・ シロノコギリザメ 以下不明 みなさん、たくさんのコメントを寄せていただきありがとうございます。 今、ちょっと時間が無いためひとつひとつにレスできないのですが後日必ずレスをお返しいたしますのでもうしばらくお待ちくださいませ!
by pulog1
| 2006-12-16 21:25
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