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「第3次怪獣ブーム」なんてものがあったのかどうか自分はわかりません。 自分は幼少期のころから小学校の真ん中あたりまで続いた、約10年間の「第1次怪獣ブーム」と「第2次怪獣ブーム」を体感していますが、それ以降、かつてほどの「怪獣ブーム」というのは見たことはなかったですね。 世間全体が「怪獣」というムーブメントに覆いつくされたのは後にも先にも昭和40年から昭和50年までの10年間だけでした。 今で言う「ポケモンブーム」以上のものがあの時代にはありました。 子供の好きなものは「巨人大鵬玉子焼き」なんていわれていた時代もありましたが、その「巨人大鵬玉子焼き」全部をひっくるめても、あの「怪獣ブーム」のころの「怪獣」には太刀打ちできなかったほどですね。 しかし、あんなにすごかった怪獣ブームも次第に廃れ、子供たちの興味は怪獣からアニメの巨大ロボットへと移っていき、日本全土を巻き込んだ空前の怪獣ブームは終わりを告げます。 自分だって当時は怪獣から興味をなくし、アニメのロボットに夢中になっていました。 かつてのような怪獣ブームは2度と起きませんでしたが、怪獣のリバイバルブームというのはたびたびありました。 ゴジラが再び注目を浴びて平成ゴジラシリーズの原点となる「ゴジラ(新)」が作られたり、「ガメラ」が再評価されて平成ガメラが生まれたりといった、一時的に怪獣が盛り上がる期間はこれまでも何度もありましたが、その中のどれを第3次怪獣ブームと呼んで良いのかわかりません。 「第3次怪獣ブーム」というのは、いまだに訪れていないのではないかと思っています。 そんなリバイバルブームの中で1980年前後のウルトラマンのリバイバルブームというものがあり、これは非常に鮮明に覚えています。 自分は小学校4,5年生くらいだったと思います。 怪獣に飽きた自分はマジンガーZ,ゲッターロボといったロボットアニメに夢中でしたが、それさえも飽きて、「もっと面白いものは無いのかな?」と考えていた頃です。 そんなとき小学館から「コロコロコミック」が創刊されました。 藤子不二雄の「ドラえもん」を全面的に押し出したこの分厚い児童漫画誌はたちまち子供たちの間で大ブーム、自分は今度は藤子漫画に夢中になるのですが、コロコロコミックは第3号くらいで「ドラえもん」と平行して「ウルトラマン」を大きく取り上げます。 内山まもるの傑作漫画「ザ・ウルトラマン」を連載し、かつての怪獣少年の心に再び火がつきました。 同じ事は全国の小学生の間にも広まり、子供たちの間で「ウルトラブーム」が再び巻き起こります。 かつてのウルトラシリーズはテレビで連日再放送され、ガチャガチャの「怪獣消しゴム」が大ヒットします。 アニメロボットの超合金で子供たちの間に莫大なブームを巻き起こしていた玩具メーカー、ポピーも、このウルトラシリーズに目をつけ、ウルトラ怪獣ソフビシリーズ「キングザウルス」を発売します。 ケイブンシャの「ウルトラマン大百科」は大ベストセラー、学校に持っていくと子供たちの間で奪い合いが始まるほどでした。 こうして再び訪れたウルトラマン・リバイバルブームの中で誰もが思うことは、「また新しいウルトラマンをテレビで放送してほしい」ということでした。 こうした世間の動向にウルトラシリーズを生んだ円谷プロが無関心でいるはずもなく、「新しいウルトラマン」の企画が検討されます。 が・・・・・・・・・・・円谷プロはここで大きな間違いを犯してしまうのです。 その当時はアニメが大ブーム、そしてウルトラシリーズはアニメブームに敗退して番組を終了してしまったのです。 それならウルトラマンのアニメを作ったら大ヒットするんじゃないだろうか? なんというかあまりに安易な発想で、この企画は進行しアニメ版ウルトラマン、その名も「ザ・ウルトラマン」が放送されます。 内山まもるの名作漫画のタイトルをそのまま流用されたことにも、ウルトラ大好きな子供たちにはカチンと来ましたが、肝心のアニメのウルトラマンがあまりにかっこ悪く、登場する怪獣にも魅力がなく、なによりもストーリーがまったく面白くなかったのでした。 アニメブーム、ウルトラブームという2つの潮流に乗っ取りながらも「ザ・ウルトラマン」はアニメやウルトラが大好きな子供たちにさえそっぽを向かれ大失敗作となってしまうのでした。 そもそもウルトラ好きの子供たちはなにもアニメになったウルトラマンなんか見たくなかったのです。 ウルトラマンといったら、やはり実写しかありません! 円谷プロもようやくその事実に気付きました。 アニメでウルトラマンをやってしまったのが間違いだった。 それなら、再び実写で新しいウルトラマンを作ればいいではないか? そうしてもう1度「新しいウルトラマン」の企画が始められます。 そして生まれた新しいウルトラマンは「ウルトラマン80」 時代も1980年という新しい時代「80年代」を迎えたことから、その名に「80」を冠した新世代ウルトラマンです。 しかし・・・・・・・・・・・・・ ここでも円谷プロは大きな間違いを犯してしまいました。 「ウルトラマン80」は、なぜか主人公でウルトラマン80に変身する矢的猛が中学校の先生という設定で学園もののウルトラマンだったのです。 なぜ学園物なんかにしてしまったのか? 円谷プロの意図は分かります。 当時は「3年B組金八先生」が放送されていて学園ドラマが大ブームだったのです。 今ブームの学園ドラマとウルトラマンを合体させたら大ヒットするに違いない。 ここでも安易なウルトラマンと当時のトレンドを組み合わせてしまうという発想です。 なぜ、「ウルトラマン」という素材1つでは不安になって、他の素材を組み合わせてしまおうと考えてしまったんでしょう? やはり怪獣ブームの終わりに、どんなに頑張っても人気を回復できなかったウルトラシリーズの末期が尾を引いて、そのまま「ウルトラマン」を作っても失敗するんじゃないだろうか?という不安が働いてしまったのかもしれません。 そのため、なにか失敗しないための安心できる要素が欲しかったのかもしれません。 アニメや学園物など、当時大きな人気を得ていたものと組み合わせたなら失敗しないだろうという心理が働いたのかもしれません。 しかし、それは結果的に逆効果であったようです。 ストーリーを学園パートと怪獣パートに半分づつ分けた「ウルトラマン80」は非常に中途半端な印象を受け学園物なのか怪獣ものなのかはっきりしない、よくわからない番組になってしまったのです。 途中から間違いに気付いたスタッフは学園物という設定を捨てて怪獣もの1本で行くように路線変更したのですが手遅れでした。 やはりウルトラマン80も失敗してしまい、以後平成ウルトラシリーズが作られるまで新しいウルトラマンが登場することはありませんでした。 「ウルトラマン80」はもっと自信を持って、アニメや学園物など当時のトレンドに頼ることなく、「ウルトラマン」という素材1本で勝負するべきでした。 もしそうしていたら「第3次ウルトラシリーズ」は実現していたかもしれません。 ただ、「ウルトラマン80」の全てが失敗だったかというと実は違うのです。 「ウルトラマン80」は番組自体は失敗作でしたが、登場した怪獣に限っては大成功作ともいえるものでした。 われわれ怪獣ファンにはたまらない素晴らしくかっこいい怪獣が目白押しだったのです。 UFO怪獣アブドラールス、騒音怪獣ノイズラー、オイル怪獣ガビシェール、巨象怪獣ズルズラー、マグマ怪獣ゴラ、再生怪獣サラマンドラ、吸血怪獣ギマイラ、ゴモラⅡ・・・・・・ いずれも歴代のウルトラ怪獣に引けを取らない素晴らしい怪獣たちです。 「ウルトラマン80」という番組自体がマイナーに終わってしまったため、これら優れた怪獣たちも知名度が低いままあまり知られることなく終わってしまっているのが非常に残念です。 怪獣ファンとしては「ウルトラマン80」の怪獣たちにこれから目を向けるべきなのではないかと思います。 どれもかっこいい80怪獣の中でもずば抜けて面白く、強そうなのが80の最終回1つ前に登場した合体怪獣プラズマとマイナズマですね。 この2匹の怪獣が合体してより巨大で強力な怪獣となるわけですが、怪獣2匹分のボリュームを持った合体プラズマ、マイナズマはドドンゴやジャンボキングをはるかにしのぐスケール感を感じさせます。 当然強敵であり、801人では太刀打ちできず、女性ウルトラマン、ユリアンの協力を借りて戦うのです。 プラズマのデザインはユニークかつ大胆で傑作だと思いますね。 特に口が縦に2つならんでいるところなどは斬新で強烈なインパクトを感じさせます。 こうした素晴らしい怪獣が登場していたウルトラマン80. ドラマ的には失敗作だとはいえ、せめて「怪獣」という観点からだけでも再評価したいですね。 ウルトラマン80怪獣カード ウルトラマン80怪獣カード2 ウルトラマン80怪獣カード3 ウルトラマン80怪獣カード4
by pulog1
| 2007-01-11 22:10
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