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怪獣ブームは終わり、アニメの敵ロボットへと姿を変えた「怪獣」の存在もやはりスーパーロボットアニメの人気が下火となるとともに消えていきました。 70年代後半から80年代へと時代が移る時期、怪獣、特撮にとっては不毛の時期であったと思います。 しかし、それでもテレビというメディアから怪獣が姿を消すことはなかったのです。 1979年から80年にかけて放送された「バトルフィーバーJ」は下火となった怪獣・・・・・正確には怪人を再び息を吹き返させる番組となりました。 「バトルフィーバーJ」を製作した東映は「仮面ライダー」をはじめ等身大ヒーローと人間タイプの怪獣である「怪人」を次々とテレビのブラウン管に送り込み「第2次怪獣ブーム」、あるいは「変身ブーム」を築いた立役者でありました。 そんな東映でしたがブームの終焉とともに特撮からアニメへと方向転換し、ヒーロー、怪人番組にはあまり積極的な姿勢を見せていませんでした。 しかし、いよいよヒーロー、怪人が風前の灯となろうとしていたそのとき、東映は「バトルフィーバーJ」を製作しヒーロー、怪人の人気を盛り返したのです。 「バトルフィーバーJ」は一般的には石森章太郎原作の「秘密戦隊ゴレンジャー」に連なる「戦隊シリーズ第3弾」だと認識されています。 しかし正確には「ゴレンジャー」、そしてその続編に当たる「ジャッカー電撃隊」とは直接つながりのない新しいシリーズでありました。 「ゴレンジャー」、「ジャッカー」ではなく、東映がアメコミ出版社マーベルコミックと提携して製作した日本版「スパイダーマン」の系譜に繋がる作品で、バトルフィーバーJのヒーローのデザインはアメコミヒーローを参考にしたものであります。 またスパイダーマンにはレオパルドンというヒーローの搭乗する巨大ロボットが登場しますが、このヒーロー専用巨大ロボというコンセプトもバトルフィーバーJに引き継がれます。 そもそもバトルフィーバーJの原作者は石森章太郎ではなく、東映の複数のプロデューサー集団のペンネームである八手三郎です。 このプロデューサー集団、八手三郎がバトルフィーバーJから始まり、現在まで続く「戦隊シリーズ」を製作し続けることになるのです。 戦隊シリーズはこれまで1度も途切れることなく、毎年新番組を制作してテレビのブラウン管からヒーロー、そして怪人の姿の消える日を1度として招くことはありませんでした。 約30年間、テレビでは常にヒーローと怪人が活躍を続けているのです。 ヒーロー、そして怪人の歴史において「かつてヒーロー、怪人が消える日がなかった」という偉大なる偉業を成し遂げ続けている戦隊シリーズはあまりに重要な存在であるといえるでしょう。 戦隊シリーズには様々な怪人が登場し続けました。 バトルフィーバーJのエゴス怪人から始まり、デンジマンのベーダー怪物、サンバルカンの機械生命体と、毎週新しい怪人が登場し、常に新しい怪人が生まれ続けました。 バイオマンでは5人の怪人がローテーションで登場するという変則的なスタイルをとっていたものの、巨大敵ロボット「メカカンス」は毎週新しいものが登場し、やはり週ごとに新しい怪物を視聴者に提供し続けていたのです。 テレビにおける怪獣の歴史が始まり今日まで「1度も怪獣(怪人)の火が途絶えることはない」という偉業を今なお実践し続ける戦隊シリーズは大いに讃えられるべきでしょう。 ブームなどというものとは関係なく、怪獣(怪人)は常に新しく生まれ続けました。 戦隊シリーズにおける怪人の総数は莫大なものとなり、全てを把握することは不可能です。 しかし、たった1週しか出番のない戦隊怪獣たちは、1度見てすぐに忘れてしまうにはあまりに惜しい魅力的なやつらばかりです。 シリーズごとに登場する怪人たちはみな統一されたコンセプトの上でデザインされていました。 バトルフィーバーJのエゴス怪人は生物から日用品、はては「左手」であるとか「勉強」であるとか、およそモチーフにならないものはないとでも言っているような様々なものを「怪人」としてリファインしてしまいました。 デンジマンのベーダー怪物はエゴス怪人のコンセプトからさらに発展し、左右非対称、内臓を思わせるグロテスクなデザインをとーたるこんせぷとに据えて、怖さと奇怪さを際立たせ、80年代のドルゲ魔人ともいうべきトラウマを誘う強烈にアクの強い怪人を生み出し続けました。 そしてデンジマンに続く「太陽戦隊サンバルカン」では「機械生命体」というコンセプトのもと、次々とユニークな怪人を創造し続けます。 機械と生命体の融合という、アニメメカから影響を受けたかと思われるコンセプトの元、非常に遊び心に溢れるユーモアに満ち溢れた魅力的な怪人たちを登場させます。 トビバコモンガーやハラペコモンガーといった多分に悪ノリしたモチーフを優れたデザインにより非常に印象深い怪人に仕立て上げています。 ユーモアと怪人の融合というコンセプトはエゴス怪人やベーダー怪物の頃から色濃く漂ってはいましたがサンバルカンの機械生命体によって頂点を極めたと言っていいのではないかと思いますね。 そういえばゴレンジャーの後半に登場した仮面怪人のギャグすれすれのコンセプトと機械生命体は近いですね。 サンバルカンの後番組、ゴーグルファイブに登場したモズーは仮面ライダーの伝統に乗っ取った生物と人間の融合というシンプルなコンセプトのもとに、分かりやすく、なおかつ素直に面白いと思える怪人たちを作り出しました。 続くダイナマンでは有尾人という敵組織のコンセプトはなかなか面白かったものの怪人のコンセプトにおいてはやや迷走。 メカニックなデザインによる生物怪人は番組途中までは「OOシンカ」という統一された呼称で呼ばれていましたが、方向転換し機械と生物の合体という仮面ライダーV3の前半のデストロン怪人のスタイルをそのまま流用していました。 とはいえかっこよく、面白い怪人が多数存在していたことも確かです。 続くバイオマンにおいてはダイナマンにおける怪人のコンセプトの迷走という失敗を踏まえて、5人の決まった怪人が週代わりで交代で登場するという大胆なスタイルに切り替えます。 バイオマンの5人の怪人、サイゴーン、メッサージュウ、ジュウオウ。メッツラー、アクアイガーはそれぞれ非常にかっこよく魅力的でありましたが、やはり週ごとに新しい怪獣が出てくるという視聴者の楽しみが失われてしまったのは寂しく、続くチェンジマンで再び週ごとに新しい怪人が登場するスタイルに戻りました。 チェンジマンは実は自分は見ていなくて詳しいことを語れないのですが、しかし登場した怪人たち、「獣戦士」はデンジマンのベーダー怪物を髣髴とさせるグロテスクで刺激的なデザインで、実に自分好みの怪人であることを後から知り、リアルタイムでチェンジマンを見ておけばよかったと後悔しています。 その後も次々と新しいアイディアの元に戦隊シリーズの怪人たちは生み出されました。 あまりに数が多く、1人1人を取り上げて語ることは不可能なのですが、みな非常に魅力に溢れていて怪獣怪人ファンには見過ごせないものばかりであるということを記しておきます。 最後に戦隊シリーズの怪人は、同時に巨大怪獣でもあるということを付け加えておきます。 戦隊シリーズの怪人は等身大で戦隊ヒーローと戦った後に巨大化し、戦隊ヒーローの巨大ロボットと戦います。 戦隊怪人は東映ヒーロー番組の伝統である等身大の怪人であると同時に、ウルトラ怪獣と同様の巨大怪獣でもあったのです。 つまり戦隊シリーズは等身大怪人だけでなく、巨大怪獣も同時に作り続けていたわけです。 怪獣、怪人の歴史の中で怪人だけではなく巨大怪獣の存在までも途絶えることなく存続させ続けようとした意思が伺えます。 怪人も怪獣も同時に堪能出来る戦隊怪人は非常に贅沢な存在であるといえますね。 今後も戦隊シリーズからは、どんな怪人、怪獣が生まれてくるのか楽しみであります。
by pulog1
| 2007-02-13 23:06
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