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![]() 子供はみんな怪獣の絵を描く事が大好きで、中でも自分で考えたオリジナルの怪獣、世界で1匹の自分だけの怪獣を描く事が大好きです・・・・・という話を以前ズラスイマーの記事で書きましたが、なぜ子供は「ぼくのかんがえたかいじゅう」を描く事が大好きなのでしょうか? 自分はかいじゅうを描くこと、それも自分自身で生み出したオリジナル怪獣を描くことは、あらゆる創作物、そしてあらゆる自己表現の原点であり、芸術でもなんでも「作品」といえるものの全ての出発点であると考えています。 自分が初めて怪獣の絵を描いたときのことを、自分は今でもはっきりと覚えています。 それは両親が2歳のころの自分に成長の記録としてアルバムに絵を描かせたときの事です。 最初は「おかあさん」、「おとうさん」、「ぼく」、「じどうしゃ」、「わんわん」などいかにも2歳の子供が書くような身近に目にするものを単純な丸や点、ぐじゃぐじゃなわけのわからないものなどで書き殴っていました。 しかし、そのうちそういうあたりまえのものを描くことに飽きてきて、自分の大好きな怪獣を描きたくなってきました。 自分は中でも特に好きだったウルトラマンの蟻地獄怪獣アントラーを描きたくなり挑戦してみます。 丸い顔に頭の上に大きな2本の角、胴体と手足・・・・・・ 顔の中には目と口のようななんだかよくわからないもの・・・・ しかし描きあがったものはぜんぜんアントラーに似ていません 失敗だ!こんなのアントラーじゃない! 自分はアントラーをうまくかけなかったことにがっかりとしてしまいました。 無理もありません 2歳の子供が複雑な形状のアントラーをそっくりに書くことなんて土台無理な話です しかし、ちゃんとアントラーをかけなかった自分はなんだか大変な大失敗をしてしまったような気持ちになったのでした 両親は当然アントラーなんて知りません 息子の描いたものはこの子が好きな怪獣らしいということは分かるのですが、なんという怪獣を描いたのだろう? 母は俺に尋ねました 「これはなんていう怪獣なの?」 自分はギクリとしてしまいました。 本当はアントラーを描いたつもりだったけど、まったくアントラーになってません この絵をアントラーの絵だと言ってしまっては嘘をついたことになります 自分は焦ってしまいました しかし母に怪獣の名前を答えなくてはいけません あせった末に自分はとっさに 「アラー」 と答えました。 アントラーに似てるけどアントラーじゃない怪獣 アントラーにちょっと似た名前の「アラー」という怪獣をとっさにでっちあげたのです 両親はなにも疑うことなく、俺の書いたへんてこな怪獣の絵の上に「アラー」という名前を書き込みました 自分はなんだか両親を騙してしまったような罪悪感を感じましたね アラーなんて怪獣は本当はいないのに・・・・・ アラーという怪獣は自分で勝手に作ってしまったものだ それなのに両親が怪獣をよく知らない事をいいことに、いかにもアラーという怪獣が実在しているかのような事を言ってしまった。 神様、ぼくは悪い子です 心の中で自分は謝りました 自分の最初の「ぼくのかんがえたかいじゅう」は、怪獣をそっくりに書くことが出来ず失敗してしまった・・・・・そしてそういう怪獣がいると嘘をついてしまったものだったのです。 それから・・・・・・・・・・・・・・自分はいつの間にか自分で考えた怪獣の絵ばかり描くようになっていたのです。 実在しない(つまりテレビや映画には登場しない)怪獣を書くことは悪い事だと思い込んでいたはずの自分ですが、いつの間にか自分で好き勝手に怪獣を考えては書き散らすようになっていました。 自分がどこで気持ちを切り替えたのかよく覚えていませんが、とにかく自分で勝手に怪獣を考えて、その絵を書き散らすようになっていたのです。 怪獣を描く楽しさは「自分勝手に好きなように出来る」という点にありました。 怪獣は実在しないものであり、空想の産物であり、そしてわけのわからないもの。 現実のルールに縛られないものです。 そしてまた怪獣は「なんでもあり」でもあったのです。 実際には存在しない生き物を描いて見せてもそれを「怪獣だ」と言い張ってしまえば怪獣として成立してしまいます。 そんな好き勝手が許されるところが怪獣を書くことの1番の楽しさだったのです。 小さい子供の毎日は親や近所の大人たちからの度重なる「ダメだし」の連続であるといってもいいかもしれません。 社会のルールも、何かを行うときの正しいやり方もなにもわかっていない子供は、なにかをしようとしたとき親や大人から「それはやってはダメ!」、「そうじゃなくてこういうふうにしなさい!」と言われ続けます。 そうやって子供は社会の基本的なルール、生活していくうえでやらなくてはいけないことの1つ1つを少しずつ学んでいきます。 それは人間として生きていくうえで必要な事であり、ちゃんと成長していくためにはしっかりしつけられていく事が大切です。 ですが、なんでもかんでもが自分の思うように出来ない、というのはたとえ子供であってもちょっとつまらないものです。 自分で好きなように出来る事があったらいいのに。 そんな数少ない子供に許された「好き勝手にやっていいこと」の1つが「怪獣を描くこと」だったのです。 描いているのは怪獣ですからどんな姿をしていてもいい。 自分の思うように、好きなように描いても、間違いになる事はない。 延々とダメ出しを出され続けた子供にとって数少ない「ダメ出しのない」行為が「ぼくのかんがえたかいじゅう」を描くことだったのです。 「ぼくのかんがえたかいじゅう」はまた、自分の思い付きを即座に実行できる楽しさもありました かいじゅうに角を生やしてみたい、手をはさみにしてみたい、目を飛び出させてみたい 頭に思いついたイメージを絵に描いて実現する事が出来ます 紙の上では自分の思い付きが自由に実行されていってかまわないのです なかなか自分の好きなようにさせてもらえない子供にとってこれは数少ない「自由」であります 口から光線を吐こうが、首が3本あろうが、トリと魚が合体していようが、怪獣だから「有り」なのです。 生物としてのルールなんてどんどん無視しちゃってかまわないのです。 何にも知らないし、何にも出来ない子供が、まるで万物創造の神のように好きなように、思ったとおりに、奇妙奇天烈な生き物を次々と生み出していく事が可能なのです。 これが楽しくないはずはありません、ハマらないはずがありません! 「ぼくのかんがえたかいじゅう」を描くことは最高に楽しい遊びであり、自由を実感できるものであり、さらには万能感までも感じてしまうものなのです! かくして、怪獣が大好きな子供たちは次から次へと「ぼくのかんがえたかいじゅう」を考えては描き続けていくのです。 怪獣の絵を描くことは技術のない子供が許された数少ない創作行為の1つであり、自分の作品を作る、生み出す、という全ての芸術、全ての表現の原点になるものだと思います。 イメージすること、自由に好きなように作る事、思ったとおりにふるまうこと、自分の発想を形にする事 表現物、創作物の基本、原点、最初のスタートが「ぼくのかんがえたかいじゅう」を描くことから始まります。 つまり、絵画、小説、音楽、映画・・・・・あらゆる表現と創作物の根幹は「ぼくのかんがえたかいじゅう」なのです!!! 自分自身のオリジナルを作る事、その行為は全て「ぼくのかんがえたかいじゅう」から始まるといっても過言ではありません!!! どんなに稚拙でも、どんなにいたなくても、「ぼくのかんがえたかいじゅう」はそれを描いた自分自身のオリジナルであるということにはかわりありません。 「ぼくのかんがえたかいじゅう」を描くことが原点となり、それで感じた自分のオリジナルを創作する楽しさを成長する中で技術や表現力を高め、怪獣以外の絵を描いたり、物語を書いたり、音楽を作曲するという行為に繋がっていくのです。 すなわち自分によって自分だけの作品を創作するという事です。 あらゆる「作品」は「ぼくのかんがえたかいじゅう」の延長線上にあるのです。 どんな作品であっても、そのルーツを辿れば「ぼくのかんがえたかいじゅう」に行き着くのです! さて、自分で言ってて「ちょっと言い過ぎか?」と思ったりもしちゃってますがw しかし創作の原点にオリジナルの「かいじゅう」を描くことがあるというケースはあながち少なくないと自分は思ってますね。 子供の考えた「ぼくのかんがえたかいじゅう」は思ったよりも軽々しくつまらないものではなく、その先には素晴らしく立派な創作物へと繋がるものではないかと思ってます。 みなさんも子供のころに自分の考えたかいじゅうを描いていて楽しくは無かったですか? そして今でも怪獣を考えて絵に描いてみたくなりませんか? なんといいますか「ぼくのかんがえたかいじゅう」というのは夢を思い描く事のもっとも原初的なスタイルであると思いますね。 さて「ぼくのかんがえたかいじゅう」について前回のズラスイマーの記事と合わせて2回にわたり書いてきましたが、実はまだまだ書き足りません! 「ぼくのかんがえたかいじゅう」については次回も引き続き語りたいと思いますのでもう少々お付き合いくださいませ。 次回は 「パチモン怪獣に続く怪獣のトレンドは『ぼくのかんがえたかいじゅう』!子供が描くオリジナル怪獣のワンダーランド!」と題して子供の書いたオリジナル怪獣の摩訶不思議な世界について語りたいと思います。 注・画像は特撮画像掲示板で拾った昔の「テレビマガジン」の読者投稿コーナー「ぼくのかんがえたかいじゅう」のものです 自分が子供のころに書いた怪獣ではありません しかし、この怪獣たち、俺が子供のころに描いていた絵よりもずっとうまいなあ!
by pulog1
| 2007-07-21 16:18
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