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![]() 昨日の記事では余計なことばかり書いてしまってミラーマンの怪獣について書きたかったことをすべて書ききれなかったので、その続きを書かせていただきます。 ミラーマンの初期に登場した怪獣はそれまでの怪獣にはなかったような見たことのない独創性を持った個性的で異次元的なものでした。 こうした異次元的なデザインコンセプトを番組最後まで貫いてくれたら素晴らしかったのですが、残念ながらミラーマン怪獣は番組途中で息切れしてしまったかのように初期の独創的なデザインコンセプトは途絶え、ありきたりな印象の薄いものばかりになってしまいます。 wikipediaのミラーマンの項目を参照しながら、ミラーマン怪獣の変遷について考察してみます。 第1話「ミラーマン誕生」から第13話「笛を吹く魔女」に登場した怪獣はまさに他の怪獣とは明らかに違う独特のデザインコンセプトに基づいたいわゆる「ミラーマン初期怪獣」と言えます。 テレビの連続ドラマでは13話を1クールという1つの単位でまとめます。 週に1回の放送だとだいたい3ヶ月くらいの放送分が1クールですね。 ミラーマンの1クールに登場した怪獣の名前を挙げると 1話>アイアン 2話>キティファイヤー 3話>ダークロン 4話>マルチ 5話>インベラー 6話>キティファイヤー(2回目) 7話>ゴールドサタン 8話>アイアン(2回目) 9話>マルチ(2回目) 10話>重力マシン 11話>ザイラス 12話>ゴールドサタン(2回目) 13話>ノア と、なっています。 13話分の放送ですが、同じ怪獣が2回登場していたり、10話には怪獣は登場せず「重力マシン」という巨大なマシンが敵となる話なので、ここまでに13体の怪獣が出てくるわけではありません。 アイアン、キティファイヤー、ダークロン、マルチ、インベラー、ゴールドサタン、ザイラス、ノア この8体を「初期ミラーマン怪獣」と言っていいと思います。 1クールという番組的には区切りのいい話数(13話)で初期ミラーマン怪獣はでつくしていますね。 これ以降の怪獣は明らかに初期ミラーマン怪獣とは違う趣の、異次元性がさほど感じられない、ありふれた怪獣になります。 14話に登場したキンギガイザーは、初期ミラーマン怪獣に比べはっきり見劣りする、あまりかっこよくない、魅力も劣る怪獣だと自分は思っています。 人間の感覚は人それぞれですから誰もが自分と同じようにキングガイザーを魅力の無い怪獣だと思うわけではないでしょう。 しかし、それ以前のミラーマン怪獣のトータルデザインコンセプトとは明らかに異なる怪獣だという印象は多くの人が同じように抱くものだと思います。 ちょっと画像が見つからなくてキングガイザーをお見せすることが出来ないのですが、なんというか「ジョージ秋山の書いた気味の悪い子供そっくり」な怪獣なんですよね。 ボサボサ頭の髪に黒目の無い垂れ下がった目、ジョージ秋山の「ゴンズイ」という漫画をご存知の方はあの漫画に出てくる不気味な子供、ゴンズイの顔を思い浮かべてくださいませ。 ゴンズイをご存じない方は、そうですねえ・・・・・・・「可愛げのないヤメタランス」というのが、当たらずも遠からずなイメージを浮かべることが出来るんじゃないかと思います。 とにかく自分はあまり好きになれる怪獣ではないですね。 このキングガイザーからミラーマン怪獣の傾向はガラリと変わってしまいます。 15話は以前登場したザイラス、アイアン、キティファイヤーが再び登場します。 ジャバラというのも登場しますが、これは怪獣ではなく重力マシンのような機械であるようです。 どうも13話を越えてからの新しい怪獣をなかなか用意できず、前に登場した怪獣を使いまわしている印象があります。 16話で新しい怪獣キンダーが登場しますが、これはアイアンにそっくりな怪獣で、もしかしたらアイアンの着ぐるみを改造したものかもしれません。 優れたデザインのアイアンにそっくりな怪獣ですから、見た目はそんなに悪くありません。 しかし、この時点でも新しい怪獣を作りあぐね、前に登場した怪獣にちょっと手を加え、新怪獣に仕立て上げた、という気がしてきます。 17話には新怪獣カメレゴン んー、なんというかやっぱり印象に残らない普通の怪獣でありまして、カメレオンの怪獣という視点は悪くないのですがどうしても同時期に放送していたウルトラマンAに登場した同じコンセプトのカメレキングと比較すると見劣りしてしまいます。 悪いとは言わないけれど、とりたてて「いい!」、「面白い!」ともいえない怪獣ですね。 18話にはアロザ 実はこのアロザ、なかなかかっこいい正統派恐竜型怪獣です。 ここにきてようやくシャキっとした新怪獣が登場したように思いますね。 ミラーマン怪獣の中でも人気の高い怪獣で自分も気に入ってます。 ただミラーマンの初期怪獣にあった異次元生物というコンセプトは感じられません。 この時点でミラーマンは初期の異次元生物としての怪獣というコンセプトは捨て、正統派のありふれた怪獣でやっていく、という路線に決定したようです。 以後の怪獣は初期ミラーマン怪獣と比較すると明らかに印象の薄い、ほとんどが恐竜型の怪獣が多くなってきます。 巨大な象の怪獣タイガンやハヌマーンで有名なタイのウルトラ映画「ウルトラ6兄弟対怪獣軍団」に、なぜかウルトラ怪獣に混じって登場していたダストパンなど、個人的に好きな怪獣も何匹かいるのですが、やはり初期ミラーマン怪獣と比較してしまうとデザインの面白さ、突出した個性などは見劣りしてしまいます。 ミラーマンんはおそらく、番組開始当初には「これまで見たこともないような新しい怪獣を登場させよう!」という意気込みがあったのだと思います。 それが初期の斬新なデザインと異様な存在感のある怪獣には感じられました。 しかし、悲しいかな? その意気込みは途中で息切れしてしまうんですね。 やはり新しい怪獣、それまで見たことないような斬新な怪獣を作り上げることは並大抵ではありません。 その大変である仕事を初期のミラーマンは見事に成し遂げました。 ミラーマンの初期の怪獣は間違いなく怪獣デザインの傑作であります。 それが番組の最後まで続けられなかっただけの事で、そしてこうしたことは特撮では良くあることなのです。 番組開始当初にはスタッフの新しい番組を作るんだ、新しい怪獣を作るんだ!という意気込みが伝わり、そして登場する怪獣も印象的で存在感があり、非常に面白いものが出てきます。 しかし、それはどこかで息切れしてしまい最後まで続けることは出来ないんですよね。 番組の初期に出てきた怪獣は素晴らしいが、後が続かなかったという例はほかに「シルバー仮面」がありますね。 皮肉な事に「シルバー仮面」は中央ではミラーマンの裏番組として放送されていました。 シルバー仮面の初期はウルトラセブンの宇宙人、怪獣を成田亨氏からバトンタッチした天才怪獣デザイナー、池谷仙克氏が手がけています。 チグリス星人、キルギス星人、ピューマ星人、シャイン星人と、やはりウルトラセブン同様、怪獣よりも宇宙人の敵が多く登場し、そしてそのデザインはさすが池谷仙克と言いたくなる様な素晴らしいものばかりで、はっきり「芸術」だと言える物ばかりでしたね。 素晴らしいデザインの怪獣が登場する特撮番組が同時に放送されていたわけです。 ミラーマンとシルバー仮面は、視聴率だけでなく、怪獣のデザインにおいても互いに争っていたのでした。 そしてその戦いの結果は、どうやら引き分けに終わったと言うしかないようです。 ミラーマンとまったく同じくシルバー仮面においても怪獣(ほとんど宇宙人でしたが)のデザインは途中から迷走しはじめ、やはり最終的には無難なありふれたものに落ち着き、さほど新鮮さは感じられないものとなりました。 番組初期の怪獣のみが成功していた、という点はミラーマンもシルバー仮面も同じです。 そして、同じ事は他のほとんどの怪獣番組にもいえることで初期の怪獣は素晴らしかったが、番組途中からありふれたものになる、というのはよくあるパターンで、どの番組もミラーマン、シルバー仮面と同様の迷走に陥ってしまうのでしょう。 中にはウルトラマンのように番組の最後まで素晴らしい怪獣、歴史に残る怪獣を生み出し続けた例もありますが、極めてまれですね。 とはいえ、たとえ最初だけといっても素晴らしい怪獣を生み出したならそれは後に残り、いつまでも怪獣ファンの心を捉え続けるものなのです。 ミラーマンの、シルバー仮面の、そして多くの意欲的な怪獣を生み出した全ての特撮番組の主に最初の方に出てきた怪獣は、「怪獣の歴史」に永遠にその名を刻むのです。 しかし、最後まで続けられなくても、素晴らしい怪獣を生み出したという事実は消えません。 自分は番組全体ではなく、怪獣単体で評価する、という視点が大事なんじゃないかと思っています。 そういう意味では全てではないけれど、いくつかは素晴らしい怪獣を生み出した特撮番組はたくさんあり、そうした怪獣1つ1つを評価していくべきだと思っていますね。 では、怪獣の歴史に輝かしい足跡を残した素晴らしいミラーマン初期怪獣をまとめて紹介いたします ![]() アイアン 前回紹介したアイアン モチーフがなんなのかさっぱりわからない、まさに異型の怪獣ですが、どこか深海にすむ軟体生物的に見えますね。 しかし全身が黄金色に輝く姿はエジプトのスフィンクス、あるいはツタンカーメンをも連想させ、なんだか神々しくさえ見えます。 胸の部分に人間の顔のようなものがありますが、頭部には赤い大きな目のようなものもあり、どちらが顔なのかわからなくなってきます。 まさに異次元的な理解不能の生物ですね ![]() キティファイヤー 燃え盛る炎がモチーフというのも驚きますがその炎に、まるで鬼のような恐ろしい形相の人面がついているのが凄みを感じさせます。 まさに阿修羅、といった感じの希薄に満ちた怪獣ですね。 怪獣でありながら顔だけは人間的なのがまたわれわれの理解を超えています。 もしかして伝説上の炎の魔神、イフリートが念頭にあったのでしょうか? それとも阿修羅、あるいは仁王象といった日本の怒れる神のイメージでしょうかね? ![]() ダークロン 鮮やかな黄色のボディカラーが目を引きますが、暖色系なのに氷のような冷たさを感じさせるダークロン ニヤニヤ笑っているように見える悪魔的な顔が不気味ですね 頭部の長い触手、脇腹のトゲのようなものは蟲のようにも見えます。 蟲と悪魔のハイブリットといった感じの怪獣でゾッとするような薄気味悪さを感じてしまいますが、なぜか美しくも感じるという矛盾したものを兼ねたわけのわからない生物ですね ミラーマン怪獣の中でも特にお気に入りなのがこのダークロンです なんというか悪の魅力、かっこよさを感じるんですよね ![]() マルチ これまた奇妙な怪獣です。 縦長の顔の両側に魚の背びれのようなものが広がっていて、その顔には黒目の無い無機質な目が妙にギラギラと光っています。 身体にはまるでメロンのような網目模様 腕も足も区別のつかない形をしています マルチもまた深海の軟体生物をイメージさせますね しかし、その顔がちょっとロボット風というのが奇妙です。 無機物的な要素と有機物的な要素を兼ねた、異様な生き物です。 ![]() インベラー 鳥の怪獣というのはとりたてて珍しくも無いのですが、このインベラーは実に斬新で美しいフォルムをしていて目を奪われてしまいますね。 見事な三角形のフォルム まるでジェット戦闘機のようです しかも、ミラーマン放送時にはまだ開発されていなかったはずの戦闘機「ステルス」そっくりです。 まるでステルス戦闘機のデザインの元になったのではないかと思うほどですね。 インベラーはロボットという設定ですが、確かにメカニカルな印象があります。 シャープで、そしてスピード感、高い機動力を感じさせますね。 本当に美しい怪獣です。 その他、ゴールドサタン、ザイラス、ノアの3体がいるのですが残念ながら画像がありません。 しかしこの3体もまた素晴らしい怪獣です。 ゴールドサタンは全身金色に輝く、デスマスクのような不気味な顔の怪獣 ザイラスは南米かどこかの儀式に使用する仮面のような顔をした怪獣 ノアはロボット怪獣ですが、これまた実にかっこいいデザインで素晴らしいです。
by pulog1
| 2007-08-04 18:22
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