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ネットカフェから書き込みです。 自分は怪獣のデザインはいつの頃からか大きく変化してしまったと思っています。 いつからなのかははっきりとはわからないのですが、およそアニメブーム以降から、特撮にもアニメからの影響が及び、怪獣デザインにもアニメ的なセンスを感じさせるものが多くなったように思えます。 特撮ブーム、第2次怪獣ブームと入れ替わるように勃発した巨大ロボットアニメブームは、ウルトラマンや仮面ライダーに代わる多くのヒーローロボットを生み出し、子供文化を席巻しました。 その結果、怪獣、怪人は巨大ロボットアニメに押される形で次第に勢いを無くしていってしまったのでした。 そんな中で怪獣、怪人番組を制作するスタッフは、アニメに倣って怪獣、怪人に巨大ロボットアニメ的な要素を取り入れていったように思います。 生物的というよりはどこかメカニカルな印象のある怪獣、怪人が増えていったように思いますね。 アニメブームはなおも続き、現代にまで至るわけですが、そうしたアニメ主流時代における現代の特撮に登場する怪獣、怪人は、そのほとんどがアニメ風メカニカル怪獣、怪人であるように思えます。 こうしたアニメ風メカニカル怪獣、怪人は確かに非常にスタイリッシュで洗練されていてかっこいいと思います。 が、昔の怪獣にあった生物感、肉体感に乏しいような気がして、古い怪獣、怪人番組が好きだった初老怪獣ファンである自分は少々寂しいような物足りないような気持ちを抱いていますね。 日本がアニメ風メカニカル怪獣を量産していた中にあって、怪獣に生々しい生物感を与えたのは海外のモンスター映画でした。 「エイリアン」をはじめとする海外モンスタームービーに登場する怪物たちは現実の生き物の質感をリアルに伝えることに力を注ぎ、それは粘液にまみれていたり、骨や内臓を思わせるグロテスクなデザインを行ったりと日本のメカニカルモンスターとは対照的に、過激な生物感覚、肉体感覚を怪獣に与えていたのです。 自分はアニメ風メカニカル怪獣が氾濫していた時期に、こうした海外の生々しくグロテスクなモンスター映画を見て、それまで日本の怪獣に対して感じていた物足りなさを一気に解消してもらったような気分になりました。 グロテスクでグチョグチョネチョネチョしていて、攻撃的でアナーキーな海外モンスターの数々、エイリアンや遊星からの物体Xにたちまち夢中になりました。 「自分が求めていたのはこれだ!」 と心の中で叫びましたね。 気持ちの悪い海外グロテスクモンスターは自分の中で怪獣の新しい波、「怪獣ニュ^ウェーブ」を巻き起こしました。 そんな中、やはり自分と同じように日本の怪獣、怪人の生物感の不足に物足りなさを感じていた者が特撮番組制作スタッフにもいたようで、「電子戦隊デンジマン」は企画段階から「海外のホラー映画を参考にした番組を目指す」という方針を打ち立て、登場する怪人、ベーダー怪物はエイリアンからの影響を強くうかがわせる、内臓をモチーフにした過激でグロテスクな、しかし生物感あふれる怪人を生み出しました。 自分はベーダー怪物にもすっかり夢中になってしまいましたね。 デンジマンの前の番組であるバトルフィーバーJの怪人は、やはりその時代の主流らしく、アニメ風でメカニカルな怪人が多かったのですが、デンジマンのベーダー怪物ではそうした、やや閉塞した感のある怪人デザインに風穴を開けた、多分にアナーキーで革命的なものでありました。 ベーダー怪物のメインデザイナーであった野口竜は、その後も「宇宙刑事シャリバン」の魔怪獣をデザインし、そしてこれもまたアニメからの影響からは遠い、肉体感覚、生物感覚を強調した優れたものばかりでしたね。 中でもギーガーのエイリアンのリスペクトとも思われるダブルビーストのデザインはすばらしいと思います。 しかし野口竜デザインによるグロテスクで生物感を感じさせる怪獣怪人デザインは後に続くものが無く、やっぱり主流となっていたのはアニメ風メカニカル怪獣怪人でした。 野口竜はデザインにタッチしていませんでしたが「チェンジマン」に登場する怪人「宇宙獣士」は、ベーダー怪物の後継者とも言うべきグロテスクで生物感のある怪人ではあったのですが、残念ながら自分はチェンジマン放送時期に特撮離れをしていて、素晴らしいデザインの宇宙獣士たちを見逃してしまいました。 そしてチェンジマン以降の戦隊怪人も、やはりアニメ風メカニカル怪人に揺り戻されてしまったようでした。 特撮番組は子供が見る番組という意識が製作者にはあり、グロテスクなもの、気味の悪いものは出せないというのが現状なのかもしれません。 血や肉を持たないように感じさせるメカニカルな印象のある怪獣や怪人が子供向け番組に登場させるには1番無難なものであるのでしょう。 しかし、これだけ同じような印象の怪獣、怪人ばかりだと正直飽きてしまいます。 やはり海外グロモンスターやベーダー怪物がやったように生物感を感じさせるために、いっそ内蔵まで見せてしまうという過激なアプローチがこれからの怪獣にも欲しいところです。 そうした中、自分は本屋で平成ウルトラ怪獣の怪獣図鑑である小学館の「全ウルトラ怪獣・平成版」を立ち読みしたのですが、そこにこれまでのメカニカル怪獣とは明らかに毛色の違う、素晴らしくユニークで、そしてグロテスクな怪獣達を目にします。 それは何年か前に放送されていた比較的新しい特撮番組「ウルトラマンネクサス」に登場したスペースビーストです。 スペースビーストは明らかに視聴者である子供たちへの配慮といったものが伺えない、過激なデザインの怪獣たちです。 グロテスクで恐ろしげな、その怪獣達は、マンネリ化し閉塞状況にある怪獣デザインを革新する意思が感じられるパワフルで生命感にあふれたものでした。 アニメ風メカニカル怪獣ばかりだと思っていた平成怪獣にも、こんな素晴らしいものがあったのかと自分は目から鱗が落ちたような気持ちになりましたね。 中でも第1話から第3話にかけて登場したペドレオンはスペースビーストを象徴する怪獣でしょう。 異様でグロテスクな形状のモンスターであるペドレオンは、ナマコやウミウシ、あるいはミミズ、ゴカイ、蟲を連想させるグニョグニョした気味の悪い怪獣です。 しかし非常にリアルな生物感がふんだんに感じられる怪獣ですね。 自分は「ウルトラマンネクサス」は見ていなかったのですが、第2話だけは偶然テレビで見ました。 ネクサスは大人向けの雰囲気のある特撮番組で、なかなか見ごたえがありそうだと感じていたのですが、いろいろ時間の都合が付かず、その後ネクサスをテレビで見ることは出来なかったのが残念です。 しかし第2話に登場した怪獣ペドレオンには大きな感銘を受けましたね。 ペドレオンは基本は着ぐるみが演じる怪獣ですが、場面によってCGを使用しています。 自分は個人的には「怪獣は着ぐるみこそが王道」と思っていてCGで描かれた怪獣はあまり好きではないのですがペドレオンだけは例外で、実に素晴らしいCG怪獣だと思いました。 グニョグニョとした柔らかそうな質感、クネクネウニョウニョと動き回る触手がCGならではの表現力で見事に描写されていましたね。 こんなにリアルに「生きていること」を表現した怪獣はここ最近見たことが無く、大きな感動を覚えました。 しかしウルチラマンネクサスは怪獣のデザインにしてもストーリーにしてもマニアック過ぎたせいか、あまり評価を得られなかったまま終了してしまいました。 やはりグロテククな怪獣が好きという人は少ないせいか、スペースビーストのような怪獣が人気を得るのは難しいのかもしれません。 しかし、自分はグロテスク怪獣が大好きですね。 過剰に洗練された現在の怪獣にはない、怪獣の恐ろしさ、怖さ、危険さ、人の生理を逆なでするかのような攻撃性とアナーキズム、そしてやはり「生きている」ことをリアルに伝えてくれます。 現在のアニメ風メカニカル怪獣に反逆するようなグロモンスターがもっともっと活躍してくれたらいいんだけどな、と自分はいつも思っていますね。 ところでペドレオンは海の生物、なまこ、うみうし、いそぎんちゃく、そして蛸などを連想させる怪獣ですが、海底にすむ軟体生物って大好きなんですよね。 まるで宇宙生物みたいな不思議な奴らがいっぱいいます。 こうした不思議な生き物を紹介する科学ドキュメンタリー番組が時々テレビで放送されますが、自分はまるで怪獣番組を見ているかのように、うっとりと見とれてしまいますね。 まだまだ神秘の多い海底は、「実在する怪獣」の宝庫なのではないかと自分は思っていますねー。
by pulog1
| 2007-09-05 17:21
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