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![]() 東宝のゴジラは円谷英二の死後もその人気の高さからシリーズ化され多くの映画が作られるが、いつの間にかゴジラは人間の味方になってしまい、恐ろしさが無くなってしまった。 悪い怪獣と戦う正義の怪獣ゴジラには以前の迫力も威厳もない。 またゴジラと戦う悪の怪獣、ガイガン、メガロ、なども円谷英二が関わっていた頃の東宝怪獣に比べ、魅力は落ちている。 しかし、円谷英二死後のゴジラの敵怪獣の中にも、ことさら異彩を放ち、怪獣としての大きな魅力を持つモンスターが存在する。 それがゴジラシリーズ最大の異色作とも言われる「ゴジラ対ヘドラ」に登場した公害怪獣ヘドラである。 宇宙から飛来したおたまじゃくしのような生き物が地球のヘドロを養分にして巨大に育ち、不定形の不気味な怪獣へと姿を変えたのがヘドラである。 盛り上がったヘドロの山のような姿であるが、その姿を自在に変形させることが出来、体を平べったくして空を飛ぶことも出来る。 全身が猛毒のまさに公害怪獣でヘドラの通った後はヘドラの発する毒ガスや、ヘドロ液で人間がバタバタと死んでいく。 非常に危険度のつよいモンスターで、当時の子供達はニュースで報じられる光化学スモッグや工場廃液の汚さ、危険さをなんとなく感じていたので、このヘドラの危険性は充分理解していた。 そして、このヘドラというモンスターを生み出したのは実は公害を垂れ流すおろかな人間であるということも子供特有の勘の良さで理解していた。 つまりヘドラはこれまでの怪獣と違って、自業自得によって生まれたモンスターなのである。 子供達はヘドラの恐ろしさに恐怖するとともに、なんだか後ろめたさも感じていた。 人間がこんなに地球を汚すことが無かったらヘドラは生まれてこなかっただろうに。 こんな汚い怪獣が生まれたのはみんな、人間のせいなのである。 「ゴジラ対ヘドラ」を作った監督の意図は当然、人間の自然破壊に対する警鐘であり、社会的なメッセージを伝えることにあったのだが、そのもくろみは見事に成功したと言えよう。 ヘドラを見た子供達はみな心の中で「ごめんなさい」と謝ったことであろう。 「ぼくたちが地球を汚しました。地球さんごめんなさい」 ヘドラという怪獣は見た目の気持ち悪さもさることながら、その存在自体が子供達の心に深いトラウマを与えるものであった。 しかしながらヘドラは見事なまでに気持ちが悪い。 究極のグロテスク怪獣である。 いかな正義の怪獣ゴジラもヘドラには苦戦した。 それはまさに死闘とも呼ぶべきもので、ゴジラはヘドラの体に打ち込んだパンチがそのままヘドラの体の中にズボリと潜り込んでしまい、そのゴジラの手はヘドラの体液、おそらく濃硫酸のようなもので焼け爛れ、溶かされて白骨化してしまう。 触れることさえ出来ない超危険物怪獣ヘドラ。 怪獣は強いか弱いかが重要なキーポイントになるものだが、このヘドラという怪獣は強い、弱いではなく、とにかく危険である、という点で非常に厄介な存在である。 ゴジラにしてもいままで戦ってきた相手と同じように組み合うことが出来ず苦戦するのだった。 結局熱に弱く水分を蒸発させることでなんとか倒すことが出来たが、実はヘドラは死んでいなかった。 ただ乾燥してしまっただけで、またもとのおたまじゃくしのような生き物となり、地球に公害がある限り何度でも復活するのだ。 ヘドラを本当の意味で倒すには、地球から公害をなくす以外に無い。 「ゴジラ対ヘドラ」が制作されてから30年以上たつが、一向に公害は無くならないどころか地球の環境を破壊するまでに悪化の一途を辿っている。 今度ヘドラが現れたときはゴジラでも倒せないような最悪の怪獣にパワーアップしていることだろう。 ヘドラはまさに人類を滅亡に追い込むほどの黙示録の怪獣である。
by pulog1
| 2004-08-15 17:03
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