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![]() 初代ウルトラ怪獣においてゼットンを別挌とすれば、最初の強敵といえる怪獣はゴモラではないか? アントラーが最初にウルトラマンを苦戦させた怪獣であるという説もある。 ウルトラマンはアントラーを自力では倒せなかった。バラージの石の力によってアントラーは倒された しかし、いままでウルトラマンが戦ったことが無いような強い怪獣の登場という強いインパクトを最初に与えたのはゴモラからだ。 なにしろ通常は1話において1体の怪獣が基本であり、怪獣はその登場話1回のうちにウルトラマンに倒されるのが普通である。 が、ゴモラは1話内でウルトラマンに倒されず、勝負を引き分けに持っていき、その週は終わる。 次の週においても引き続きゴモラが登場する。 贅沢にも2話に渡って登場する怪獣なんてゴモラがはじめてだ。 (ここではウルトラマンと同時期に放送されていたマグマ大使については考えないようにしよう。マグマ大使では1体の怪獣が何週にも渡って登場していた) たった1話では倒しきれない強力怪獣としてゴモラは当時のウルトラマン視聴者、つまり子供達に強烈なインパクトを与えた。 ゴモラはウルトラマンと同等の実力を持った怪獣なのである! とにかく強さという点ではゴモラは抜きん出ていた怪獣であった。 それに加えて、このブログでは何度も語っている「怪獣美」が非常に高い、実にかっこいい怪獣である。 思うに円谷プロのスタッフは、このゴモラという怪獣に絶大な自信を持っていたのではないだろうか? ウルトラマンの放送も中盤にさしかかったここで、1つ極めつけの怪獣を作ってやろう。 そんなスタッフの最高の自信作がゴモラであったのではないか? そして自信作であるがゆえに前後編にわたって登場させたのであろうが、ゴモラはそんな円谷プロの自信に充分見合った、というか、その自信以上にかっこいい最高の大怪獣だ。 数多くの人気怪獣が登場する初代ウルトラ怪獣の中でもトップクラスの人気とかっこよさを誇るゴモラ。 バルタン、レッドキングと並ぶ初代ウルトラ3大怪獣と言えるだろう。 ゴモラのかっこよさを語れば枚数にいとまもないくらいだ。 水牛のような角に、重量感溢れる体躯、太い尻尾、鋭い爪と大きな手、腹の部分にびっしりと生えた棘・・・・・・・。 実に渋く怪獣らしい、茶褐色のカラーリングボディ。 ギロットいう感じで相手を睨み返す凄みに満ちた目。 ワンポイントといった感じで鼻の上に生えた小さな一本角もかっこいい。 全身が完璧な怪獣デザインだ。 この外観だけでも勝ったも同然だ。 ![]() 「怪獣殿下」というのは、このエピソードに登場する怪獣好きの少年のあだ名であるが、同時に「ゴモラ」自身のことも表現しているのだと思う。 怪獣の王はやはり「ゴジラ」であるという意識は円谷スタッフにもあったであろう。 そしてゴジラには及ばないものの、そのゴジラに次ぐ大怪獣としてゴモラは王ならぬ王子、「殿下」と呼ぶべき存在であるというのが、タイトルに込められた意味なのではないかと思う。 ゴモラは秘境とよばれる南海の島、「ジョンストン島」で発見され、それを「世紀の大発見」として大阪万博で見世物にしようと考える人間に捕獲され、日本に護送される。 しかし人間の手から逃れたゴモラは日本に上陸し大暴れするのだ。 このストーリーは、そのまま怪獣映画の元祖「キングコング」をなぞったものだ。 「キングコング」については過去ログに書いているのでそちらを参照にして欲しい。 「怪獣物語」の最も基本、根源の再現を行ったのがゴモラの登場エピソード「怪獣殿下」であり、シリーズが続くにつれ多様化していった数々のウルトラマンの怪獣エピソードを、今一度、最も基本、根源に立ち返らせ、「怪獣」という存在に真正面から取り組んだエピソードであると言える。 そのため、もっとも怪獣らしい怪獣を登場させる必要があった。 強く迫力に満ちた、これぞ大怪獣といった極めつけとしてゴモラは生まれたのだ。 そして、このエピソードにおいて、今や怪獣というものと、「子供」は密接な関係にあることも円谷プロは意識した。 怪獣ブームにより、全国の子供達はみな怪獣を熱狂的に愛し、夢中になっていた。 そんな「怪獣好きの子供達」に贈られたプレゼントとしての意味も「怪獣殿下」にはあったのだと思う。 子供達よ、こんなにも怪獣を愛していてくれてありがとう。そんな感謝の気持ちが「怪獣殿下」にはある。 「怪獣殿下」に登場する怪獣に夢中な少年は、現実の怪獣好きの子供達全ての分身である。 身を焦がすほどに怪獣を愛する少年。 そんな少年を登場させることによって、今現実に怪獣が大好きな子供達がどんな日常を送っているのかを描写する。 このエピソードにおいてあまりに不自然なセリフとして有名なものがある。 怪獣好きの少年、怪獣殿下が、それほど怪獣の好きではないクラスメートからバカにされるシーンがあり、そこでクラスメートは怪獣殿下に「怪獣なんているもんか」と馬鹿にしたセリフを言う。 ウルトラマンの作品世界においては「怪獣は現実にいる」というのが前提である。 にもかかわらず、このクラスメートは「怪獣なんかいるもんか」と、ウルトラマン世界の住人としてはありえない発言をする。 これはウルトラマンの世界を離れて、現実の怪獣好きの少年がどんな立場にいるのかを描写したためだろう。 現実では怪獣好きの少年は、いもしない怪獣に夢中になるために、友達や親から呆れられバカにされることが多かった。 「怪獣なんてものは本当にはいないじゃないか」 そんな言われ方をして、ちょっとばかり悔しい気持ちを感じていたものだ。 しかし怪獣好きの子供達はそれくらいでへこたれない。 本当にいなかったらなんだというのだ? たとえ本当にいなくたって怪獣はかっこいい!ちょっと馬鹿にされたくらいで怪獣を嫌いになるなんてありえない! そんなふうにみんな思っていたのだ。 「怪獣なんているもんか」は、現実の怪獣好きの少年達にとっては実に聞きなれた言葉だった。 そして、ウルトラマンの世界においては非常に不自然な、この「怪獣なんているもんか」は、ウルトラマンを見ていてくれる怪獣好きの子供達の立場を「ちゃんとわかってるから」という感じで、現実の怪獣好きの少年の置かれている立場というものを描写したものだった。 「君たちがこんなふうにいわれて悔しく思っているのはわかっているよ」 「でも、それでも怪獣を好きでいてくれてありがとう」 円谷プロからの、ある種の感謝のメッセージとして受け止めることが出来る。 等身大の怪獣好きの少年と、王道的怪獣ストーリーを同時に描いた「怪獣殿下」は、ウルトラマン、円谷スタッフの総決算的な意味合いを持つエピソードであり、ウルトラマンにおいてもっともスケールの大きい怪獣巨編である。 「怪獣」の原点、根源を凝縮した決定版であり、そんな大作にふさわしい、ウルトラマン史上、最高の怪獣がゴモラなのだ。 「怪獣殿下」というエピソード、ゴモラという怪獣には、怪獣を好きで支持しつづけた我々怪獣ファンに贈られた感謝の気持ちがこめられている。 こちらこそ、ありがとうといいたい。 「怪獣」という素晴らしい贈り物を我々に贈りつづけてくれた円谷スタッフには本当に感謝している。 ネットで素晴らしいゴモラ・ファンサイト発見! 「ゴモラ・ノスタルジア」
by pulog1
| 2004-08-16 14:46
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