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![]() 竹書房出版の「怪獣王」は怪獣大好き漫画家、唐沢なおきが熱狂的な怪獣ファン3人にインタビュー・・・というよりも怪獣に関する雑談で盛りあがっている様を収録した、まさに怪獣ファン視点から捉えた怪獣について濃く深く語った名著であり、怪獣ファン必読の1冊であります 唐沢なおきが対談した3人はメガネオタク少年専門漫画家(笑)永野のりこ、有名特撮マニア、岩佐陽一、怪獣イラストレーターの第1人者、開田裕二の3人ですが中でも1番等身大の怪獣ファンとしての視点で怪獣を語っていたのは永野のりこでしたね その永野のりこがガボラについて語っていた箇所は「わかるわかる」と頷いてしまうものでした 永野のりこは「最初はガボラは首の周りについたヒレを閉じて登場し、その後ガバっとひれを開いて顔を現す。ヒレの閉じた状態とヒレの開いた状態の2形態の怪獣が1話の中で見られたのが嬉しかった。なんか1回の話の中で2匹分の怪獣が見られた気がして得したような気持ちになった」 と語っています これを読んで自分は「あ~、それってわかるなあ~」と深く頷いてしまいましたね ガボラは初代ウルトラマン第9話「電光石火作戦」に登場したウラン怪獣 台風が襲った後、おそらく地盤が緩くなったために血かで眠っていたところを目覚めて地上に現れ食物であるウランを求めて移動します 移動先には民家、およびボーイスカウトの子供たちのキャンプ地があり、なんとかしなければ被害が拡大してしまうと言うことで科学特捜隊は出撃、ガボラを誘導するためにヘリコプターにウランの入ったカプセルを吊るして、それをガボラに追わせて安全な場所まで移動させようとします この作戦がタイトルにもなった「電光石火作戦」のようなのですが、見た感じはあたかも馬の目の前に紐で縛ったニンジンを吊るすかのごとくで、あんまり「電光石火」という感じはしませんねw で、この時のガボラは首周りのヒレを閉じた状態で目も華も口も無い、不思議な生き物のように見えます この姿って自分が子供の頃に読んだ子供向け海外SF小説シリーズの中の1冊の「怪獣ハンター」という本に出てきたショベルマウスという宇宙怪獣にそっくりです 「怪獣ハンター」という本自体が今では現存するものが少ないのでショベルマウスがどんな怪獣だったのかは確認するのは難しいんですけど、この本の挿絵に描かれたショベルマウスはまさにヒレを閉じた状態のガボラそっくりでしたね そしてウランカプセルを追う途中、なかなかカプセルを食べることが出来ないので業を煮やしたガボラはついにヒレをパカっと開いて中に隠されていた顔をさらけ出します 目鼻の無い不思議生物だと思っていたガボラがちゃんと顔のある怪獣だとわかたっときは驚きましたね このガボラはネロンガの改造、さらに元を辿ればウルトラQのパゴス、さらにその前は東宝の「フランケンシュタイン対地底怪獣」のバラゴンの着ぐるみでありました 4度ものリサイクルを経た怪獣であるにも関わらず、バラゴン、パゴス、ネロンガ、ガボラはそれぞれ全然別の怪獣に見えるのが驚きますね さらにいえばバラゴン、パゴス、ネロンガは胴体はそのままなれど首はまったく違ったものが挿げ替えられているため違う怪獣に見えると言うのは納得のいくところなのですがガボラはネロンガの首をそのまま使っています にもかかわらずネロンガとガボラがまったく違った怪獣に見えるのはひとえにガボラのあの大きなヒレのせいでしょうね 花弁のように真っ赤で、大きなヒレという目を引きつけられる大きな特徴を持たせることによって元々はネロンガだったということを悟られないようにしてしまった見事な改造であると思います よくよく見るとガボラの顔はネロンガとまったく同じなのですが、しかしヒレのおかげで一目見ただけでは全然気がつかないんですよね ガボラは昨今盛んな、所謂「トランスフォーム」の先駆けとも言えるギミックを使った怪獣ではないでしょうか? まるで花が咲くようにヒレが開花するというギミックは今の複雑な変形トランスフォームと比較すると素朴でありますが、素朴でありながらも見るものの驚かせる効果は大きく、先に述べた永野のりこのように「なんだか得した気分」を味わえるほどのものです こうした変形ギミックを有した怪獣というと、自分は初代ウルトラマンからだいぶ後に登場した「宇宙刑事シャリバン」の魔怪獣を思い出しますね 顔全体がグルリと反転することによって第2の顔が現れるゴリビースト、顔を追おうフードのようなものが上に開き、隠されていた第2の顔が現れるダブルビースト、エイビーストの変形はまさにガボラのヒレそっくりで全身を覆うマントのようなヒレがガバっと開きマントに覆われていた隠されていた姿を露わにします 野口竜の見事なデザインとも相俟って魔怪獣はこうしたギミックの面白さも堪能できる自分の大好きな怪獣たちでありました ただこうした変形ギミックは番組後期になるにしたがって使われなくなってしまったのが残念ですが・・・・ とにかくこれら魔怪獣の変形のルーツにはやはりガボラという存在があったのだと自分は思います ガボラは山奥にある小さな田舎町に出現するのですが、なぜかこの町の住民はガボラの姿を見て最初から「あ!ガボラだ!」と名前を知っているかのように叫んでいました さらに科学特捜隊もガボラの生態には熟知していたらしく、ガボラがウランを食べる怪獣であるということを最初から知っていました 「ガボラはうらんを食べるときに体から放射能を発射するんだ」 という生態もアラシ隊員の口から説明されています 事前にガボラのことが詳しくわかっていると言うことから、どうもガボラはこの「電光石火作戦」というエピソード以前にも出現していたらしいですね その時に誰か怪獣博士によって「ガボラ」と命名され、さらにウラン貯蔵庫をガボラが攻撃するか何かしてこの怪獣はウランを食料にしていると言うことが知られていたように思えます その時もガボラは科学特捜隊によって退治されていたのでしょうか? 科学特捜隊はウルトラマンという番組本編では描かれなかったところでウルトラマンの力を借りることなく怪獣を撃退していたことがあるのでしょうね このときガボラと科学特捜隊の間ではどんな戦いが繰り広げられていたのか見てみたかったですね
by pulog1
| 2008-04-24 13:23
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