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![]() 怪獣好きの子供が集まると必ず話題になるのが「1番強い怪獣はなにか?」 みなさんもこの話題で大いに盛り上がった経験があるのではないでしょうか? しかし、この1番強い怪獣はなにかという議論には結論が出ないことが多かったですね なにしろ怪獣は膨大な数が居て、それぞれが非常に強いという設定 なにか比較する対象がないと、その強さは捉え切れません そんな時、参考になるのは「ヒーローをどれだけピンチに追い詰めたか?」 怪獣と戦うヒーローはもちろん怪獣を最後には倒してしまう最強の存在でありますが、そのヒーローに最後には負けてしまうにせよ、どれだけヒーローを窮地に追い詰めたかが怪獣の強さを測る基準とすることが子供たちにとっての常識でした そうなると膨大な数の中から「特に強い怪獣」というものが浮かび上がってきます ですから子供たち・・・少なくとも自分の周りに居た怪獣好きの子供の間では「ヒーローと怪獣の対決が必ずある番組」であるウルトラシリーズの怪獣の中で誰が最強なのかを激しく議論していました まずヒーローを絶体絶命のピンチに追い詰めた怪獣となると ウルトラマンのゼットン ウルトラセブンのガッツ星人 帰ってきたウルトラマンのブラックキング ウルトラマンエースのエースキラー ウルトラマンタロウのバードン、タイラント これらウルトラ兄弟を詩の寸前まで追い詰めた強敵たちがウルトラ怪獣ナンバー1の候補に挙がります ゼットンはウルトラマンを倒し、ガッツ星人はセブンを倒した後十字架に貼り付けにし処刑しようとした ブラックキングは新マンのウルトラブレスレットを弾き返し、ナックル星人と共に新マンをボコボコにした エースキラーはゾフィーから新マンまでのウルトラ4兄弟をゴルゴダ星で磔にした バードンはタロウを倒した後、ゾフィーを死に至らしめた どいつもこいつも壮絶な強さを誇る怪獣たち 子供たちは熱くなってこの怪獣の中でどれが1番強いのかを主張するのです 「やっぱりゼットンが最強だ!」 「でもゼットンはペンシルロケットで簡単に倒されたじゃないか。そんなに強くない」 「ブラックキングはナックル星人と2人がかりで新マンを倒したから1匹では勝てなかったんじゃないか?」 「バードンはウルトラ兄弟最強のゾフィー(当時の子供たちはウルトラ兄弟最強はゾフィーという説が有力)を殺してしまったんだから!」 「エースキラーは4人のウルトラ兄弟を1人で相手にして買ったんだぞ!」 「それならタイラントは5人のウルトラ兄弟に勝ったじゃないか!」 「でもタイラントはタロウ1人に簡単にやられたし・・・・、それにタイラントはウルトラ兄弟を1人ずつ相手にしていた。エースキラーは4人1度に相手したんだぞ」 そんな激しい議論が戦わされている中、俺は自分が最強だと信じている怪獣の名が一向に出てこないことを不思議に思います なぜだろう?ウルトラ最強の怪獣といったらあいつに決まってるじゃないか!? 俺は喧々囂々と白熱する議論に口を挟みます 「ねえ、ヒッポリト星人が最強じゃないの?」 するとそれまで激しく議論を戦わせていた子供たちが一斉にきょとんとした顔をしてこっちを見つめます 「ヒッポリト星人?」 なぜそんな名前が出てくるのかわからないとでもいった顔をしています あれ?なんでそんな意外そうな顔をするんだ? みんなはどうしてヒッポリト星人が最強だと思わないんだろう? 自分はヒッポリト最強説を熱弁し始めます 「だってヒッポリト星人はウルトラ5兄弟を1度に相手をして勝ったんだぞ! ゾフィーもマンもセブンも新マンもエースも、みんなブロンズ像にされちゃったじゃないか!」 しかし、みんなは【ウ~ン・・・」、「それはそうだけど・・・」と煮え切らない様子です 自分はみんなを説得するために決定打となる主張を語ります 「それにヒッポリト星人はウルトラの父も倒したんだぞ!あのウルトラ兄弟の父なんだからウルトラマンの中で最強じゃないか!そのウルトラの父を倒したんだからヒッポリト星人がウルトラ怪獣最強に決まってるじゃないか!」 これぞダメ押し! もはやみんな俺のヒッポリト最強説に従う以外はありません・・・・・・と、思ったのに、なぜかみんな俺の主張を受け入れてくれません・・・・というか受け入れたくないような様子です 「ヒッポリトはなあ~・・・・」、「う~ん、なんか違うんだよなあ・・・・」 あれれ?なんでみんなヒッポリト最強説を認めないんだ? 俺の言うとおりウルトラ5兄弟をまとめて倒しブロンズ像に固めてしまった上にウルトラの父まで倒してしまったんだからヒッポリトが最強だと言うのは一目瞭然じゃないか! しかしみんななかなか俺の主張を受け入れてくれません そんな中、1人の子供が反論を始めます 「ヒッポリトは自分の幻影をホログラフで映し出し、本体は姿を表さず隠れていてウルトラ兄弟を罠にはめたじゃないか?正々堂々と戦って勝ったわけじゃない。ヒッポリトなんて卑怯なだけで最強怪獣なんかじゃないよ」 すると他の子たちも一斉に同意をします 「そうだそうだ!ヒッポリトなんてホログラフがなけりゃまともに戦えない弱い宇宙人だ!」 「普通に戦ったらエースは簡単にヒッポリトに勝てるさ!」 俺の主張は猛烈な反撃に会い、全否定してしまったのです そ、そんな! 確かにヒッポリトは自分の幻影をスモッグに投影してウルトラ兄弟を欺いたけど、それはヒッポリトの頭脳戦による勝利 頭のよさも強さのうちなんじゃないのか? それにウルトラの父を倒したのは幻影なんかじゃないヒッポリトの本体なんだぞ! しかし俺の意見は完全に却下され、ヒッポリト最強説を主張できるような空気じゃなくなっています 自分はしぶしぶ引き下がり、それ以上ヒッポリトの名前を出すのを控えました 結局「ウルトラ最強怪獣」はなんなのかの結論は出ないまま議論はうやむやのまま終わってしまうのですが、自分はヒッポリト星人最強説をずっと心に秘めていました たとえ口には出さなくてもヒッポリトこそがウルトラ怪獣最強なのだと信じたまま生きていこうと思いました(大げさな) だってヒッポリト星人の強さといったら信じられないほどの衝撃だったのですから! これまで歴代ウルトラマンが大ピンチに陥ることは何度もありました またウルトラ4兄弟が束になってかかっていっても敵わないエースキラーという決定的な強敵も登場していました しかしヒッポリト星人は、ウルトラ5兄弟全てに勝利し、彼らをカプセルに閉じ込めガスによってブロンズ像に固めてしまいました これはウルトラ4兄弟を十字架に磔にしたエースキラー以上の快挙です さらにブロンズ像になったウルトラ5兄弟を助けにやってきたウルトラの父にまで勝ってしまったのだから、もうヒッポリトはウルトラ5兄弟+ウルトラの父が相手をしても負けない最強怪獣であると言う事実は動かしようもないのです! まあ、しかしウルトラの父によりブロンズ像から元の姿に戻ったエースにあっさり負けてしまったと言うのも確かなんですが・・・・・それでもかつてここまでウルトラ兄弟を絶体絶命のピンチに追い詰めた怪獣はいません! にも関わらず、ウルトラ最強怪獣の中にヒッポリトの名前が挙がるということはまずありませんdした 自分はどうにも納得がいきません・・・・・ 思うに子供たちはヒッポリト星人が最強のウルトラ怪獣だと認めたくなかったのではないかと思います 子供たちはどうしてもヒッポリト星人が好きになれなかった それはヒッポリトの奇矯すぎるデザインのせいかもしれません 自分はヒッポリトのデザインは大好きなのですが、一般の子供受けはしないかもしれません 子供はもっと分かりやすいカッコ良さを持った怪獣が好きなのでしょう ゴモラやブラックキング、エースキラーのほうが断然カッコ良く思え、これらカッコいい怪獣よりも、なんだかよくわからない姿のヒッポリト星人が強いのだとは思いたくなかったのではないでしょうか? ヒッポリト星人のデザインは確かに奇抜過ぎます 子供にとっては、どこにカッコよさを見出せばいいのかわからなかったのではないかと思います 吊り上った大きな目、ちくわみたいなホース状の口、頭からニョキニョキ飛び出したアンテナ上の角・・・・・・・かっこいい悪い以前に理解不能のデザインだったのかもしれません 自分の理解の範囲を超えた怪獣が最強と言うのは、幼い子供たちには受け入れがたいことなのではないでしょうか? 正直自分も子供の頃はヒッポリトは、どこがかっこいいのか?あるいはかっこ悪いのかがわかりませんでした 姿だけでいったら断然エースキラーのほうが好みです しかし、それでもヒッポリトはウルトラ怪獣最強だと信じて疑いませんでしたね そして時を経て大人になってからヒッポリトを見ると、これが実に斬新かつシュールな優れたデザインの怪獣であることを実感してしまいます 今となってはエースキラーよりも断然ヒッポリトのほうが好みですね まったくどうしたらこんな奇抜なデザインの怪獣を思いつくんだろう? それだけではなくウルトラ兄弟をかつてないピンチに追い詰めたのですからヒッポリトはつくづくすごい大怪獣、いや大宇宙人であると思います さて、大人になった今、自分はヒッポリトを最強の怪獣だと今でも信じているかと言うと・・・・・ これがちょっと微妙なところです 怪獣の強さと言うのは、数字の上でのデータで計れるものではなく、その強さの表現力によるものだと思っているからです 強い怪獣というのは子供たちに人気がありますから番組製作者は子供の心をつかむような強い怪獣を作り出そうと考えます しかし、数字の上での強さを設定できることはできますが、その強さを見ている側に伝わるように表現するのはなかなか難しいことです こいつはウルトラマンを倒した!だから強い! この怪獣はウルトラ兄弟を5人もまとめて倒した!だから最強! そんなふうにいうのは簡単です でもその強さが見ている側に伝わる、「こいつ本当につええ!」と驚かせるのは、やはり高い表現力によるものではないでしょうか? そうした怪獣の強さに驚かされると言う観点から見ると必ずしもウルトラ5兄弟、およびウルトラの父まで倒したヒッポリト星人が最強とは言えないかも知れません 怪獣のあまりの強さに驚愕し、恐ろしく思った・・・・・そんな感覚を最も与えていた最強怪獣は、やはりゼットンではなかったかと思います また子供たちの最強怪獣議論より、もっとマニアックになった大人の怪獣ファンによる強さ談義になるとよく名前が挙がってくるのが「帰ってきたウルトラマン」のプリズ魔、「ウルトラQ」のバルンガあたりです これらの怪獣も、やはり番組内における「強さ」の表現が秀でていたものでした その圧倒的な力に驚愕し、心底こいつは恐ろしいと思わせる怪獣です 怪獣だけでなくヒーローの強さについても、子供は良く議論をするものですが、例えば1番強いウルトラマンは誰かと言う話になると、どうしてもその時現役であるウルトラマンが1番強いと言う設定に振り回されてしまいます 番組制作者にすれば新番組のヒーローは以前のヒーローよりも強いのだとアピールしたくなります 前の番組より弱いヒーローなんかでは誰も興味を引いてくれないでしょう ですから新マンよりもエース、エースよりもタロウが強いという設定を与えます 児童雑誌や怪獣百科などに書かれているそうした公式設定データを鵜呑みにすれば自然と現役のヒーローが最強と言う結論に至ります しかし実際は・・・・エースやタロウはたびたびピンチを他のウルトラ兄弟に助けてもらったりしていて、以前のウルトラマンより強いとは思えなかったというのが事実です タロウにいたっては兄弟のみならずウルトラの母にまでたびたび助けられ、どうにも頼りないウルトラマンといったイメージがついてまわります 番組の公式設定と実際に見て得た印象とのギャップに子供たちは戸惑い、結局最強のウルトラマンはゾフィーという結論に落ち着くことが多かったですね 怪獣同様、ヒーローもその強さを見ている側に実感させなければ「最強」の称号は与えられないと思います われわれ怪獣ファンは強い怪獣を求めています しかし、設定上、数字の上だけの強さでは満足が得られません やはりその怪獣に対する「強さの実感」が欲しいのです それはやはり優れた表現力により伝えられるものでしょう 1番強い怪獣はなにか? それは怪獣図鑑のデータを参照することによって証明されるものではなく、その怪獣を見た怪獣ファンの正直な気持ち、その怪獣を見たときの「驚き」の大きさによって決まるのではないでしょうか? だから怪獣ファンそれぞれが、自分の思う最強の怪獣を、誰から教えられるわけでもなく自分自身で見つけ出すことが出来るのです
by pulog1
| 2008-08-06 21:27
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