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![]() アロンというとウルトラセブンに登場したガッツ星人がセブンの戦闘能力データを収集するために戦わせた豪力怪獣アロンが有名ですが、セブン以前にもアロンという怪獣が存在していました それがウルトラマンよりも早くテレビで放送されていた巨大ヒーロー特撮「マグマ大使」に登場した怪獣アロンです 「マグマ大使」の怪獣は第1次怪獣ブーム、テレビ怪獣黎明期を象徴するかのような正統派怪獣、すなわち恐竜をモチーフにしたシンプル&オーソドックスな、わかりやすい「いかにも怪獣」といったものが多かったですね 成田亨デザインのウルトラ怪獣というのは実際非常に革命的なものであり、生まれる前からウルトラ怪獣が存在していた自分にとっては「最初から怪獣はウルトラ怪獣のようだった」と思っていましたのでマグマ大使怪獣というのはほとんど恐竜そのまんまじゃん、と飽きれていたほどでした しかし今になって思うと怪獣とは本来マグマ大使怪獣のような「恐竜にほんの少しのアレンジを加えたもの」であるのではないか?と思うようになりましたね ウルトラ怪獣以後の怪獣はみな「怪獣の進化形」ではないだろうか? 怪獣の原型とはもちろんゴジラであると思うのですが、そんなゴジラの直系と言える「最も怪獣らしい怪獣」とはマグマ大使の恐竜型怪獣なのだと思っています 「怪獣の本質的な姿」はマグマ大使怪獣に見られるのである! そんなマグマ怪獣の中でも最も「怪獣らしい怪獣」、「怪獣の本質的な姿」だと思うのが、このアロンですね ゴジラを思わせるオーソドックスな2足直立型恐竜に口から2本のキバをあしらっただけで他に手を加えない実にシンプル、オーソドックスな怪獣です 「怪獣」という言葉を聞いて誰もがイメージするもの、そのままの姿ではないでしょうか? そんなあまりにも怪獣らしい怪獣であるアロンは怪獣の本質的な魅力にあふれています アロンはマグマ大使よりはるかに以前に放映していた幻の怪獣テレビ番組「怪獣アゴン」のスーツをそのまま流用していると言われていました 実際にアゴンとアロンを見比べてみると違いはないように思うのですが最近になって「よく観察するとアゴンとアロンのスーツは別物である」という新学説(?)が発表され、アゴン、アロンのスーツ同一説は否定されました しかしアゴンとアロンのスーツを造型したのは同じ人物であったようです ちなみにアロンはマグマ大使の第1話に姿のみ登場していた「恐竜」のスーツを流用してアロンと名付けマグマと対決したそうです ただの「恐竜」が怪獣となった、それこそが「最も怪獣らしい怪獣」なのではないでしょうか? 怪獣は・・・・、少なくとも日本における怪獣は「ゴジラ」というあまりにも大きな存在の影響下に生まれてきました ゴジラに見られる傾向、特性、それをもってして「怪獣」というものが定義付けられていました すなわち「恐竜のような姿」、「高層建築物と並ぶ、あるいは超えるほど巨大」、「凶暴で危険極まりない」、「恐ろしい鳴き声で咆哮する」などです ゴジラが提示したこのような「怪獣の条件」を満たすことによって「怪獣」は作られてきたと言えます そこから「ゴジラのようなティラノサウルスを思わせる2足歩行肉食恐竜」以外の怪獣が模索され、「4足歩行アンキロサウルスタイプ怪獣」としてアンギラスが、「プテラノドン型翼竜タイプ怪獣」としてラドンが生まれます また「恐竜タイプ」から脱却し、「機械・ロボットタイプ」のモゲラ、「昆虫タイプ」のメガヌロン、モスラとさまざまなタイプの怪獣が生み出されていきます モスラになると「凶暴で危険」、「人類の脅威」といった従来の怪獣の枠から1歩踏み出し「平和の象徴」、「人間の守護神」としての怪獣という新しい領域を開拓しました まあそれでも「モスラ」は人類の脅威であったりもするんですが・・・ また「昆虫タイプ」のモスラは「実在生物の巨大化」というゴジラ以前から存在する、ある意味ゴジラ以上にオーソドックスな怪獣の系譜に繋がったりもします モスラ、また実在生物巨大化怪獣についてはまた日を改めて語ろうと思います とにかく日本における怪獣はゴジラを出発点として、そこからさまざまにバリエーションを広げることによって徐々に充実、最終的に「なんでもあり」の無限の形態と特性、際限のない可能性を獲得したといえましょう そしてこうも怪獣が大量に生み出され、その姿も千差万別を超えて、まさに千変万化となってくると「一体怪獣とはなんぞや?」、「怪獣の最も根源的な姿とはなにか?」ということを考えてしまいます あまりにも多種多様な怪獣が無限に近いほどに存在してくると、いったい何が怪獣で何が怪獣ではないのかさえもわからなくなってしまいます そんな中、「怪獣の最も根源的な姿」、「怪獣という言葉からストレートにイメージされるもの」として自分はこのアロンを念頭において考えていたりします と・・・・ここまで書いて「ちょっと待て」と思った肩もいるのではないかと思います さっき怪獣はゴジラを起点にバリエーションを広げたといったではないか? それならゴジラこそが「怪獣の原点」なのではないか? それは確かにそのとおりです しかし自分の場合、ゴジラとなると「怪獣の基本」というより、やはり「ゴジラ」なんですよね ゴジラという存在はあまりにも大きすぎて、「ただの怪獣」と捉えることが出来ないのです ゴジラは怪獣の原点であると同時に特別な怪獣なのです 怪獣、特撮における存在の大きさ、重要さ ゴジラという怪獣が背負う「反戦」や「核」といった重いテーマ 多くの怪獣ファンが抱くゴジラという怪獣に対するそれぞれの思い入れとこだわり そうしたものがゴジラには付いてまわり、まっさらな「ただの怪獣」と捉えることが出来ないのです そのため、自分はゴジラという怪獣は他の怪獣とはまた違う特別な位置に置いて考えてしまいます 自分にとっての「まっさらな」、「単なる」、プレーンな怪獣というのはゴジラの影響下に生まれた恐竜型怪獣であり、その筆頭がマグマ大使のアロンなのです 怪獣について詳しくない一般の人が「怪獣」という言葉からイメージする怪獣の姿がアロンではないか?と先に書きましたが、これは怪獣に詳しくない人によって作られた怪獣、すなわちパチモン怪獣が非常にマグマ大使怪獣に近いということからも確信しています まずはゴジラ、あるいは恐竜、中でもティラノサウルスを想定し、そこに「角を生やす」、「牙を生やす」、「トゲで体を覆う」などの「危険なイメージ」に基づく装飾を施し「怪獣」としてデッチあげる パチモン怪獣のデザインにおけるこの基本的作業に置いて生み出された姿とマグマ大使怪獣は非常に似通っています 恐竜に牙を生やす→アロン 恐竜に牛のような角を生やす→ジキラ 恐竜に鼻の上に1本角を生やし、ゴジラのような背びれをつけてみる→ストップゴン 中には鳥のような怪獣もいる→バドラ 中にはなんだかよくわからない変な怪獣もいる→ダコーダー トリケラトプスを2本足で立たせてみる→ドロックス ネッシーみたいなやつに適当に手を加える→フレニックス 恐竜をちょっとロボットっぽくしてみる→グラニア すごい強いスペシャルな怪獣!やっぱり「竜」のようなやつがカッコいい、ドラゴンを2本足で立たせてみよう→ゴアゴンゴン このようにマグマ大使の怪獣は必要最低限の「捻り」を加えたことにより次々と怪獣のバリエーションを広げていったように見えます 誤解しないでほしいのはマグマ大使怪獣は安直である、パチモン怪獣と同じ程度である、などと貶めようとしているわけではありません マグマ怪獣は怪獣の最も根源的な姿を最低限手を入れることによって作られた、非常に洗練されたものである、と考えています それはウルトラ怪獣が成田亨によって怪獣デザインに革命、進化を促す以前のまさに「怪獣における基本」を実践していたことをマグマ怪獣から窺い知るのです もしマグマ怪獣がなかったら、それこそ怪獣は基本をおろそかにし、まとまりがなく収拾が付かないものになったのではないか? 実際、あまりにたくさんの怪獣が生み出され、また怪獣の解釈も多様化している現在、怪獣について考えると混乱してしまうということが自分にはあります そんなとき「怪獣の基本」としてマグマ怪獣を頭にイメージすると、ぐちゃぐちゃになっていたものがシュッと収束して、きれいにまとまるような感覚になるんですよね アロンや他のマグマ怪獣を見ていると、まっさらな怪獣というものの姿がクリアに見えてくるような気持ちになります またアロン、マグマ怪獣を見ていると、それまで見えずらかった怪獣についての様々なことが、本質的な形で見えてくることがあります 自分はマグマ怪獣こそが、「これぞ怪獣!」だと思っています 今回は自分がマグマ大使を見ていないというか、見ていたのは幼稚園児くらいの頃で、ストーリー、エピソードについて語れず、怪獣の見た目だけで語ってしまいました 片手落ちかもしれませんが、どうぞご了承くださいませ
by pulog1
| 2008-12-03 17:42
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