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![]() ウルトラマンの最終回では、あのウルトラマンを倒してしまうという空前絶後の最強怪獣ゼットンが登場し番組のラストをしめくくった ゼットンというとんでもない怪獣の登場は衝撃的であり、その最終回においてシリーズ最強の怪獣が登場する、という認識を怪獣ファンの心に刷り込むこととなった そんなゼットン効果はウルトラマンに続く「ウルトラセブン」においても期待されていた ウルトラセブンにはこれまで、キングジョー、ガッツ星人、と強敵が現れセブンを苦しめてきたが、しかし最終回にはそうした強敵をさらに超える最強怪獣が登場するに違いない! そしてセブン最終話「史上最大の侵略」、セブンがこれまでの地球の戦いによってその肉体は限界に達し、M78星雲からセブン上司が帰還命令を伝える しかし地球にはゴース星人による侵略の魔の手が迫り、セブンが戦わなくては地球は危険だ! セブン上司の命令を無視し地球にとどまろうとするセブンことモロボシダン ゴース星人は双頭怪獣パンドンを送り込み、地球への攻撃を開始する おお!このパンドンがゼットンに続くウルトラ最終回最強怪獣なのか!? 怪獣ファンの目は一斉にこのパンドンに注がれた ゴース星人は箱状の宇宙船にパンドンを入れ、地球に送り込む 箱状パンドン輸送船がその扉を開き、堂々と姿を現した最強怪獣パンドン ・・・・・が、その姿はなんというか形容しがたい奇妙なものであった これが最強怪獣? いや、かっこ悪いわけでも弱そうなわけでもないのだが・・・・・・パンドンはかっこいい悪いといった判断を寄せ付けないようななんとも奇妙な姿の怪獣だ 全身が火のように真っ赤、というのは確かにインパクトが強い けどこの怪獣って顔はどうなってるの? 目や鼻や口のようなものは見当たらない のっぺらぼうの顔になにやら両側に耳のような突起が付いているだけ・・・・ その姿は、なんというかまるでコロッケ、あるいはエビフライにそっくりだ または「パンドン」という名前のせいか「揚げパン」そっくりに見えてしまう このへんてこな姿をした怪獣が最強怪獣なのか? パンドンは双頭怪獣、つまり2つの頭を持つ怪獣だ のっぺらぼうのように見えるが頭が2つある 頭が2つ以上ある怪獣というのは強いというイメージは怪獣ファンには、あのキングギドラによって刷り込み済みである キングギドラは頭が3つあったが、しかし3つより1つ少ない2つの頭であっても十分に強い怪獣のイメージを伝えられる ただパンドンの場合、頭が2つあるといわれても、2つあるようには見えないのだ どうも耳だと思っていた顔の両側にある突起はくちばしであるらしい つまりパンドンは正面から見て2つの頭がそれぞれ右と左を向いているのだ 頭は正面を向いておらずそれぞれ右と左を向いている しかし一見しただけではそのようなデザインだとはわからない 説明されて始めて2つの頭を持つ怪獣だとわかるのだ なんというかちょっと無理がある・・・・・ この耳のように見えるくちばし以外にパンドンの顔を特徴付けるものは特に無い パン粉をまぶしてカラっとあげたような揚げ物そっくりの顔があるだけだ パンドンだからパン粉なのかな?と思っては見るもののそんなつまらんダジャレは最強怪獣にはふさわしくない ああ、パンドンはウルトラセブンの最終回を締めくくる最強怪獣のはずなのに、なんでこんなわけのわからない姿をしているんだ! 実はこのパンドン 最初に作られた着ぐるみでは、もっと2つの頭がはっきりとわかれ、その顔がちゃんと正面を向いた非常にかっこいい、まさしく最終回を飾る最強怪獣にふさわしいものだった しかし、そのパンドンのスーツはなぜかNGとなり作り直される そして作られ正式に採用されたパンドンの着ぐるみはお世辞にもかっこいいとは言えないものだった なぜ、せっかくかっこよく出来たパンドンのスーツをNGにし、はるかに見劣りするパンドンのスーツが正式に採用されたのだろう? 理由は分からない が、もしかしたら最初のかっこいいパンドンではスーツアクターが着用して演技するにはマズいところがあったのではないだろうか?と予想される 下の画像がNGになったパンドンのスーツなのだが・・・・ ![]() 見て分かるとおり正式採用されたパンドンより、はっきりと顔がわかる、最強怪獣らしいかっこいいものだ しかしこのNGパンドンは頭が2つあるが、スーツに入って演じるスーツアクターは当然1人 スーツの首の部分がスーツアクターの顔にあたり、パンドンの2つの首はスーツアクターの頭の上に乗る形になる これではスーツアクターの頭が重くなり、うまく動くことが出来ないのではないだろうか? デザイン的には申し分ないものの、実際にこのスーツを着て演技をするのは不可能だと判断されたのかもしれない そのためデザイン的には劣るもののスーツアクターの頭に負荷のかからない、2つの顔が左右両側を向いたパンドンのスーツが作成され、こちらが正式採用されたのだと自分は推理している 実際のところは動なのだろう? そんなデザイン的に難のあるパンドンだが、しかし最終回を飾る最強怪獣らしくセブンを苦しめる このパンドンとの戦闘は、まさに死闘とも呼ぶべきもので地球での長い戦いによって傷つき、もはや限界に達していたセブンは満足に戦えない状態だ エメリウム光線を発射しようとするもその光線は伸びずパンドンにまで届かない パンドンはセブンに対し殴る蹴るの攻撃を仕掛けるが、通常ならなんということのない攻撃にセブンは激痛を感じ苦悶の声を上げ、地面を転げまわる かつてセブンがこれほどまでに戦いに苦しんだことがあろうか? そりゃあキングジョーと戦った時もセブンは、相手のあまりの強さに敗北し、ガッツ星人との対戦ではセブンの能力を研究し尽くしたこの宇宙人によってあらゆる攻撃を無効にされ、ついに倒れ、あげく十字架に磔にされてしまった とはいえ、それらの戦いにおいてもセブンはちゃんと戦っていた しかしパンドンとの戦いはもはや戦いにならず、一方的にセブンがボコボコになぶられているばかりである これほどまでに悲壮なセブンの姿はかつて見たことが無かった そしてセブンをここまで苦戦させるのだからパンドンはやはり最強怪獣・・・・・・かというと、それはちょっと違うような気がする パンドンは確かに弱い怪獣などではなく非常に強敵であることは間違いない しかし最強であるかどうかというと、どうもそうではないよう思える セブンはもはや肉体が限界状態でありとても満足に戦えないほどなのだ パンドン戦のセブンは全盛期のセブンではもはや無い そんなセブンを圧倒していたとしても最強だとは言えないだろう おそらく全盛期のセブンと対戦しながら圧倒的パワーを見せ付けて勝利したキングジョーのほうがパンドン以上に強いのではないかと思う 傷ついたセブンはほとんど戦闘不能となり地面に倒れるのだが、そこへセブンの援護に駆けつけたウルトラ警備隊のウルトラホークがパンドンを攻撃する パンドンはセブンを攻撃することを中断し、ホークに向かっていこうとするが、セブンは背中を見せたパンドンに向かって、力を振り絞ってアイスラッガーを投げつける パンドンは右手と左足を切断されて倒れる かろうじて勝利したセブンだったが、実はパンドンに止めをさすまでにはいたらなかった ゴース星人は右手と左足を失ったパンドンを回収し、機械の手足を装着し、改造パンドンとして再びセブンに戦いを挑む もはやセブンは戦いなど無理な状態、もし戦えば死をも覚悟しなくてはならない 再びセブン上司が制止するのも振り払い、ダンはアンヌに最後の別れを告げる 「僕は地球人じゃない・・・・・ウルトラセブンなんだ・・・・・・びっくりしただろう?」 「ううん・・・・・地球人でも宇宙人でもダンはダンじゃない」 「ありがとうアンヌ」 ウルトラシリーズ屈指の名シーン 「明けの明星が東の空に輝く時、空を飛んでいく光がある・・・・・・それが僕だ」 地球とアンヌに別れを告げ、2度と戻らない決意を抱きダンはウルトラアイを装着、決死の戦いに赴く ゴース星人に捕らわれていたアマギ隊員を救出し、ゴース星人の秘密の前線基地を破壊した後、セブンはいよいよパンドンと最後の決戦に挑む エメリウム、ワイドショットといった光線技はエネルギー不足のため不可能 セブンに残された武器は唯一アイスラッガーのみ 改造パンドンに向かって投げつけるが威力不足のアイスラッガーはパンドンの手にガッチリとつかまれる 敵の武器で止めを刺そうと迫り来るパンドン アイスラッガーはセブンに向かって投げつけられた が、セブンは寸前でアイスラッガーの軌道を変え、ブーメランのようにアイスラッガーは投げた当人のパンドンに戻っていく 一閃!パンドンはアイスラッガーに切り裂かれ、今度こそ本当に倒されたのだった 最後の戦いを終え、故郷M78星雲に帰っていくウルトラセブン 明けの明星が東の空に輝く時、空に向かって飛んでいく1つの光がある それが僕だ セブンは死の寸前まで地球を守り抜き、使命を果たしたのだ 特撮史上に残る感動のエンディング セブン最終回はドラマ的な面ではウルトラマン最終回を超え、名作として後々まで語り継がれるのでした パンドンはウルトラシリーズ最終回最強怪獣としてはゼットンを超えるインパクトは残せなかったかもしれません それはデザイン面が、おそらく当時の着ぐるみ造型技術的には再現不可能だったため、中途半端なデザインに妥協する以外なかったからだと自分は考えています とはいえ、パンドン、自分は決して嫌いな怪獣、期待はずれの怪獣だとは思っていないのですよね その形容しがたいへんてこな姿は、なにか「へんな生き物」を見ているかのような不思議な感覚に包まれます 最強怪獣とは言えなかったかもしれませんがセブンとのベストバウトを立派に果たした怪獣であると思います そんなパンドンは後に平成の時代、オリジナルビデオムービーとして製作された平成版「ウルトラセブン」にてネオパンドンとして復活します ネオパンドンは昭和パンドンにおける無念、すなわち最初に思い描いていたイメージどおりの姿を再現できなかったという心残りを払拭するかのような、まさに2つの頭を持った文句なしにかっこいい怪獣として登場しました 怪獣スーツ造型の技術的な向上によってついに実現したネオパンドンの姿こそが、まさに真のパンドンの姿でありましょう パンドンは長い年月をかけ、最強怪獣としてふさわしい姿となって現れ、その使命を果たしたのでした ▲
by pulog1
| 2008-07-09 21:40
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